Monti Antonio社との歩み

「貴社の転写システムを日本で販売できないかどうか、問い合わせしました」

こう、インターネットで検索して見つけたイタリアの Monti Antonio社に問い合わせを入れたのは 2002年の11月です。もう16年前になります。以後、直輸入を開始して、大型フラットベッドタイプから輪転高速機までの様々なタイプのシステムを日本で販売してきました。写真のシステムは小型輪転リボン布用転写システム、M-76型です。

ご覧の写真のように、納入前には、当社技術者が出荷前の確認作業を行います。当社の自慢は、15年のアフターサービス必要期間でメーカー技術者の出向要請をしたことが一度しかないということです。その一度も、顧客へ納入後にシステム中心部まで分解しなければならないメーカーのヒーター組み込み不良によるもので、通常のアフターサービスでは必要の無いレベルの物でした。通常のアフターサービスでは、大型輪転システムのフェルト交換作業などを含め、豊富な経験を持った社内技術者が対応しています。

 現在は、Monti Antonio社システムを取り扱う他の商社も出てきています。それでも、少なくないお客様から、営業をしないでもご購入の際にご指名頂ける理由を、20年以上前に取り組んだインクジェット昇華転写印刷のカラーマネジメント技術を含めた当社技術サポート力と捉えています。「しわが発生するので下紙が悪い。もっと薄いものが良い」と訴えてこられたお客様がいらっしゃいましたが、当社サービス技術者がシステムの使用方法をアドバイスした結果、同じ下紙を問題なく使えるようになった例などもあります。

ここで、新規に転写システム導入をご検討に皆様に是非ともお伝えしたいことがあります。他社の転写システムと比較すると、Monti Antonio社システムは高価です。迷われると思いますが、予算が取れるのであれば絶対お勧めです。当社のお客様で、導入後にシステムに苦情を言われるお客様はいらっしゃいません。予定されたご商売が無くなったところ以外は、ほぼ満足され、多くが二台目以降もMonti Antonio社システムを導入されています。

 当社も、昇華転写印刷取組み時期にアジア製の廉価なシステムを取り扱ったことがあります。それなりの活用はされたのですが、比較すると頻繁な故障対応が必要な上、品質が限定されていました。当社の顧客で、高い印刷品質で各社の目標になっているお客様も、お使いのシステムはMonti Antonio社のものです。このシステムをお勧めしているのが(株)サンリュウであるということをご検討材料の中にお加えください。

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