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デュラ瓦版3:ブランクプレート

デュララックス瓦版(NewsLetter)ではデジタル印刷と建材の融合に新たな可能性を持つ、昇華転写用耐候建装材『Duraluxe(デュララックス)』の加飾物や技術をご紹介します。

デュララックス瓦版3:

Duraluxeアルミ昇華転写用ブランクプレートのご紹介。

ブランクプレートだけでメタル転写可能!

インクジェット昇華転写プリントシステムの一例

ブランクプレートはお客様がお持ちの昇華インク/昇華転写紙と熱プレス機でそのまま使えます。

 

Duraluxeは建材用途(主として屋内用)でも使えますが、デジタル印刷の金属転写を看板用などとして使用するなら屋外で最高級レベルの商品です。

今回ご紹介のブランクプレートは、最小サイズ 円形3″(直径約76mm)~ 正方形と長方形の各種サイズ ~ 最大で楕円形20×24″(短径長径 約508mm x 610mm)サイズで、各種表面加工(在庫品6種類)を取り揃えています。様々な用途に使える昇華転写用金属プレートです。

今までもDuraluxe社の昇華転写用メタル、ウレタン塗料を使用した静電塗装アルミ板であるDuraluxeプレートに関して色々ご紹介してきました。なぜ屋外対候性が高いのか、物理強度が高いのか等の技術解説や、デジタル画像データをご入稿いただき、各種Duraluxeプレートへ昇華転写したり、出力したものの用途について等のご紹介が多かったと思います。

今回はブランクプレートに関するご紹介です。まだ昇華転写印刷がされていない、紙で言えば未印刷の状態の、昇華転写用アルミ金属プレートです。

温度やプレス時間等の違いはありますが、お手持ちの昇華転写インクと昇華転写紙、Tシャツ転写機等を使い、昇華転写Tシャツをプレスする時の要領でご使用いただき、アルミ金属プレートへの昇華転写が可能です。

形状は4種類。長方形タイプ、正方形タイプ、円形タイプ、楕円形タイプがあります。それぞれに大小いくつかのサイズを取り揃えています。

 

 

※こちら ↓ は画像が転写済の参考写真です。ブランクプレートには何も印刷されていません。

また、表面加工仕様は合計8種類あります。(※表面加工仕様により、屋内用と屋外/屋内用があります。→表面加工仕様の詳細はこちら

 

※こちら ↓ の画像は表面加工の参考写真です(クリックで拡大表示されます)。販売商品であるブランクプレートには何も印刷されていません。

名称 屋外/屋内
光沢(Gross)

屋外/屋内
マット(Matte)

屋外/屋内
サテン(Satin)

屋外/屋内
キャンバス(Canvas)

屋外/屋内
ウォールスカイ(WallSky)

屋内
蓄光(GlowInTheDark)

屋内

ソルトレイク(SaltLake)

屋内
アイスタッチ(IceTouch)

屋内

 

そのうち6種類(Gross,Matte,Satin,Canvas,WallSky,GlowInTheDark)の表面加工仕様の商品を在庫しています(※SaltLakeとIceTouchの2種類はお問合せください)。

※表面加工仕様ごとに別の商品です。昇華転写後に表面加工するわけではありません。(キャンバス地のプレートに昇華転写して後から再度表面加工してサテン地のプレートにする、といったことはできません)

価格は、1枚単位売り価格、5枚単位売り価格、10枚単位売り価格があります。それ以上の枚数の場合はご相談ください。

※表面加工仕様ごとに別の商品です。ご注文いただく際は、何枚単位売りをご希望かの他に、

1.表面加工仕様の指定(光沢、マット、サテン、キャンバス、ウォールスカイ、蓄光)
2.タイプの指定(長方形、正方形、円形、楕円形)
3.サイズの指定(縦横、直径、短径と長径など)

が必要になります。

 

長方形タイプ 各種 (縦x横 単位はインチ ※mm表記は概算です)
4×6″ (102mm x 152mm)
8×10″  (203mm x 254mm)
8×12″ (203mm x 305mm)
12×18″  (305mm x 457mm)

正方形タイプ 各種 (縦x横 単位はインチ ※mm表記は概算です)
4×4″  (102mm x 102mm)
5×5″  (127mm x 127mm)
8×8″  (203mm x 203mm)
12×12″  (305mm x 305mm)

円形タイプ 各種 (直径 単位はインチ ※mm表記は概算です)
3″  (76mm)
4″ (102mm)
6″  (152mm)
8 (203mm)

楕円形タイプ 各種 (短径x長径 単位はインチ ※mm表記は概算です)
5×7″  (127mm x 178mm)
7×12″  (178mm x 305mm)
8×10″  (203mm x 254mm)
20×24″ (508mm x 610mm)

などを取り揃えています。

 

※まだ仕様がはっきりしない部分もあります。→ まず お問い合わせください。

 

 

デュラ瓦版2:テナント案内板

デュララックス瓦版(NewsLetter)ではデジタル印刷と建材の融合に新たな可能性を持つ、昇華転写用耐候建装材『Duraluxe(デュララックス)』の加飾物や技術をご紹介します。

 

デュララックス瓦版2:テナント案内板

5日前の東京では、まだ6月なのに45人が熱中症の疑いで救急搬送されたそうですね。2023年も猛暑ですね。
7月に入った今日は曇り気味。最高26℃程度までしか行かないようですが、湿度が70%を超えて蒸し暑いです。
皆様、お元気ですか?

今回の添付写真は、日陰の涼しげなビル外観なので、音でなく目で涼を味わっていただけたらと思います。

◆Duraluxe印刷事業が進んでいます
この新築ビルは、9階建のテナントビルです。このビルのオーナー様が、私どもの Duraluxeプレートの品質をご理解くださり、新しいテナント企業が入った時に勧めていただけることになりました。

二つ目の添付写真が、ビル入り口にあるテナント案内板です。案内板のトップには、既に一社入っているので、二社目以降にDuraluxeプレートが並ぶことになると思います。オーナー様、ご支援ありがとうございます。

◆テナント案内板
案内板サイズは、80mm×400mmでした。サインプレートとして受注する際に、いつも比較されるのがアルミ複合版ですが、この用途ならDuraluxeプレートが正解ではないでしょうか。
ゴールドカラーの光沢ある案内番ベースプレートも、その周囲のサイディング外壁も、いずれも美しく、はめ込まれる案内板にも、同様な“高級感”が求められるように思うからです。

理由は他にもあります。案内板1枚の製作に、ラミネートや貼り付け作業は非効率でしょう。
ラミネートしても耐候性は劣ります。経年変化で、貼った表面フィルムが剥がれたり、ひび割れしたりしてきます。Duraluxeプレートなら10年経過しても、表面が割れたりしません。この用途ならDuraluxeプレートの圧勝ですね。

◆Duraluxeプレートに印刷屋さんが感心されたポイント
ハイテク素材を使用したジャケットのアパレル業界記事にも、「生地表面のシボ感が高級感を醸し出す」とありました。光沢やマット面でなく、微細な凹凸のあるシボ面に高級感をより感じるようです。
Duraluxeプレートでは、サテン、キャンバス、アイスタッチなどと、シボ面も数種類用意されています。硬質素材なので、柔らかなフィルムでは不可能な、精細な凹凸表現が出来るのです。

◆インパクトを与える広い色領域

印刷屋さんが感心された理由のもう一つは、「昇華染料画像の鮮やかさ」ではないでしょうか。
顔料よりも色領域が広いので、インパクトが強くなります。黒色はより黒く、赤色はより赤く表現できるからです。中間調の諧調表現もより繊細に出来ます。

ご心配されないように、加えておきます。染料は耐光性が弱く、数か月で色褪せるのが普通なので、一般の屋外印刷物はほとんどが顔料インクで印刷されています。
しかし、Duraluxeプレートなら大丈夫です。プレート塗膜に浸み込んだ昇華染料画像は、海外では屋外耐候性5~7年保証されているのですから。

Duraluxeパネルで「銘板」を製造した例

Duraluxeパネルで「銘板」や「室名札」等を製造する

このページが想定する読者(製造/販売される方)

「銘板」や「室名札」等を製造/販売されている企業様に、新たな商材としてご検討いただくためのページです。

私たちは、2つのことができます

  1. 私たちが製品を製造し、貴社に納品します
  2. 貴社で製造できるように、資機材の販売と技術支援をします

詳しくは、後述します。

Duraluxeパネルを銘板として使う

弊社で販売しているDuraluxeパネルは、もちろん様々な用途で使えますが、今回は「銘板」「室名札」等として使うことについて、考えてみました。

このようなフルカラーの銘板が簡単に作製できます

 

結論

下記条件に1つでも当てはまる場合は、ぜひDuraluxeをご検討ください
既存の複数の製造方法と比較したメリットです。

  1. 短納期(12時までにデザイン決定で、最短当日出荷)
  2. 1つ1つデザインが違う(連番、名称など)
  3. 安価に作製したい
  4. 少量製造したい
  5. 2色以上使いたい(1色でも構いませんが)、フルカラーにしたい
  6. オリジナルデザイン(文字、柄、サイズ、形)で作りたい
  7. 曲げ加工など後加工したい

以下に、詳細を記載しています。

なぜDuraluxeパネルを「銘板」や「室名札」等に使うと、良いのか

Duraluxeパネルは、高耐候、高耐久、高生産性なため、「銘板」や「室名札」等の用途に適合すると考えました。

詳細を確認されたい方は、以下の作製方法によるメリットに詳細を記載しておりますので、ご確認ください。

既存の印刷方法(シール貼り、シルク印刷、エッチングなど)によって、当てはまる部分とそうでない部分があるのは承知していますが、ざっくり書いています。

1.短納期

昇華転写方式を採用しており、デザインが決まっていれば、全行程で30分でも時間が余ります。12時までにデザインが決定していれば、当日出荷も可能になるでしょう。

パソコンで印刷して、転写機で転写するだけなので、熟練技術者が不要です。
製版や洗浄などの薬品や、焼き付けなどの工程も不要です。

2.1つ1つデザインが違う(連番、名称など)

インクジェットで、デジタル画像を印刷しますので、1つ1つ異なるデザインを使用できます。シリアル番号や連番、機械名称、住所など、文字や画像などデザインを変更できます。

3.安価に作製したい

1番の「短納期」が理由で、人件費も削減できます。
また、昇華転写方式で製造しますので、製版代は不要です。また、アルミ表面の塗膜に染料が染み込みますので、上からクリア塗装も不要です。
そもそもDuraluxeパネルは耐候性もありますので、UVカットのラミネートも不要です。特殊な薬品を使ったり、コーティングする必要もありません。

4.少量製造したい

繰り返しになりますが、昇華転写方式で製造しますので、製版代は不要です。
短納期(人件費削減)、インクの調合や薬品も不要ですので、少量でも製造が可能です。

5.2色以上使いたい、フルカラーにしたい

色ごとに製版が必要なシルク印刷方式や、インクの調合が必要な既存の印刷方式では多色にすると費用が掛かりますが、インクジェットプリンターで印刷するだけですので、1色でも2色でも、色鮮やかで、フルカラーでも、印刷が可能です。
色の再現度もおまかせください。

6. オリジナルデザイン(文字、柄、サイズ、形)で作りたい

デザインには、2種類あります。「製品の印刷」のデザインと、「製品の形」としてのデザインです。

「製品の印刷」としてのデザイン

同じことを何度も記載してしまいますが、パソコンでデザインした画像を、インクジェットプリンターで印刷するだけですので、色数、グラデーション、写真、小さい文字も可能です。
定型のデザインで用いて、番号など文字だけを入れ替えることも、パソコンなら簡単にできます。
デザインに拘りのあるエンドユーザー様には、ご自分でデザインを作っていただければ、貴社は印刷するだけですみます。

「製品の形」としてのデザイン

Duraluxeパネルは、基材のアルミ板に、特殊な塗装がされています。
アルミ板なので、CNCルーターやシャーリングなどでカットも可能です。
CNCルーターなどを利用すれば形も自由にできます。
四角だけでなく、星やキャラクターのオブジェ・シルエットでカットしたり、ステンシルシートのような内側を好きな形でカットしたりすることも可能です。

以下の画像は、松本城の写真をDuraluxeパネルに転写し、「松本城」という文字で内側をCNCルーター切削したものです(イメージ図)。

7. 曲げ加工したい

印刷加工後に、曲げ加工などを実施することができます。円柱状のパイプや直角に曲がった部品などに取り付けることができます。もちろん、印刷が剥がれたり、割れたりすることはありません。
なお、穴加工や角R加工などは、印刷前後のどちらでも可能です。

Duraluxeパネルの特徴

Duraluxeには、様々な特徴があります。
「銘板」や「室名札」等に限らず、特徴を列挙します。

  1. 高耐候昇華転写方式(海外ではメーカーが屋外保証5年以上)
  2. 昇華転写方式による色鮮やかなフルカラー
    赤や黒や黄のみではなく、フルカラーで、グラデーションや写真なども色鮮やかに再現可能です
  3. 印刷デザイン自由(QR、バーコード、写真可、小さい文字など)
  4. オリジナル形状可能
  5. サイズは1200×2400まで自由
  6. 剥がれない、傷に強い、耐久性がある(火、溶剤、水、傷に強い)
    アルミ表面に塗装した塗膜内部に、インクが染み込むので耐久性があります。工具などが当たったりしても、表面の硬い塗膜がガードします。溶剤で拭いても安心です。
    塗装なので、フィルムが剥がれてくるなどの心配はありません。
  7. 表面8種類
    光沢、マット、サテン、キャンバス、蓄光、Wallsky、IceTouch、SaltLakeなどがあり、用途に応じて選べます。表面種類についての詳細はこちらをご覧ください。
  8. 10年以上持つ抗菌も可
    抗菌効果を追加することも可能です
  9. SDGs(溶剤・VOCフリー)
    洗浄用などの水も溶剤も使いません。転写時も持続的な森林資源を守るための 「森林認証制度」の認証を受けた転写紙を使用しています。
  10. 追加工性あり(R加工、穴あけ加工可、曲げ加工可など)
    CNCルーターやシャーリングなどでの加工、曲げ加工やパンチングなども可能です。表面の塗装は密着も良く、よくある塗装の割れや剥がれは心配ありません。
  11. 各種認定取得済み
    ・Architectural TestingはAAMA(アメリカ建材製造業者協会)の認証プログラム
    ・RINA型式承認(イタリア船舶規格)
    ・Qualicoat(ヨーロッパで設立された粉体塗装を中心とした規格認証システム)
    ・QUALIDECO(コーティングされたアルミニウムに加飾するシステムの認証)

弊社は、2つのことができます

上記の特徴を持ったDuraluxeパネルを使用して「銘板」や「室名札」などを作るために、弊社は2つのことができます。

  1. 製品を弊社で作製して納品する
  2. Duraluxeパネルで製品を作製するための資機材を販売、技術支援をする

1.弊社で作製して納品

弊社が、Duraluxeパネルを使用して銘板を作製・納品いたします。
貴社は、デザインを入稿していただくだけです。
(ラフ画などの原案をご指定いただければ、弊社でデザインすることも可能です)

弊社では、R加工、穴あけ加工、裏面テープ貼りなどの追加工もお請けしています。

2.資機材販売と技術支援

高耐候性昇華転写方式で作製しますので、下記の資機材が必要です。
必要な資機材はすべて弊社からご購入いただけます。
資機材の使用方法もお教えいたします。

使用資機材

下記資機材が必要です。こちらのページも参考になるかと思います。

  1. パソコン、RIPソフト
  2. プリンタ、インク、昇華転写紙
  3. 転写機
  4. 耐熱テープなどその他資材

この他、商品(Duraluxeパネル)が必要です。
商品は、規定サイズであれば在庫がございます。
ご自分でカットされたい場合は、手動・自動シャーリングやCNCルーターなどが必要です。別途ご用意ください。

Duraluxeの仕様

最大サイズ 1220x2440mm
厚み 1.2mm
コーティング 片面
※両面コーティング+両面転写もお請けできます
加工性 曲げ加工、ドリル、CNCルーター、パンチングなど
認定 耐火、Architectural Testing、RINA型式承認、Qualicoat、QUALIDECO

※様々な試験をクリアしています。
 海洋環境に適した高い耐食性と低火炎伝播性、色の均一性、光沢、フィルムの接着性、
 耐衝撃性、耐摩耗性、耐食性、耐薬品性、乾式付着性、折り曲げ試験、酢酸塩水噴霧
 試験,、マシュー試験など
※海外で耐火認定を得ております。
 素材(アルミ)は耐火素材ですが、印刷した文字や絵などは100度近くから滲みます。
 高温になる場所でのご使用は、事前にサンプルでお試しください。

昇華転写の方法

こちらで昇華転写の方法を簡単に説明しています。ご参照ください。

参考価格

ただいまオープンキャンペーンの特価販売中です。ぜひお試しください。
サンプルもご用意しております。
既存の製造方法でお悩みの方、付加価値をつけたい方、ぜひお問い合わせください。

弊社で作製して納品

こちらでご紹介しているシステムを使用して、作製いたします。
その後、このような梱包で発送いたします。

参考価格です。
W200xH50xD1.2mm 30枚製造時 @750円(税別)
W100×H50xD1.2mm 16枚製造時 @1550円(税抜)
※デザイン費、送料含まず

資機材一式ご購入の場合(合計:84万円)

  1. RIPソフト 30万
  2. プリンタ、インク、昇華転写紙 32万
  3. 転写機 20万
  4. 耐熱テープなどその他資材 2万

※別途パソコン、Duraluxeパネルが必要です

商品のカット

  • 手動シャーリング 10万円
  • 自動シャーリング ご相談ください
  • CNCルーター ご相談ください

転写(カット以外)はご自分でという方には、弊社でカットした商品の販売も可能です。

参考画像

Duraluxeパネルの表面種類

豊富な表面種類(全8種類)

Duraluxeパネルは、アートワークやインテリア、エクステリアに最適な高精細の色彩を実現し、さらに長期間、その品質を保つことができる高耐候性能を兼ね備えている昇華転写に最適なアルミパネルです。

他社とは比較にならないほど、多彩な8種類の表面仕上げの中から、設置場所や用途に合わせ、最適なパネルをお選びいただくことが可能です。

名称 屋外/屋内 耐スクラッチ 耐汚染性
光沢(Gross) 屋外/屋内 6
マット(Matte) 屋外/屋内 8
サテン(Satin) 屋外/屋内 9
キャンバス(Canvas) 屋外/屋内 9
ソルトレイク(SaltLake) 屋内 10
アイスタッチ(IceTouch) 屋内 9
ウォールスカイ(WallSky) 屋内 10
蓄光(GlowInTheDark) 屋内 7

次に、各パネルの特徴をご紹介します。

光沢  耐スクラッチ性(6/10)

表面はなめらかでツヤがある高光沢な表面仕上げです。
昇華の鮮やかな発色を引き出し、高濃度表現が可能です。

最高の折り曲げ適性があり、加工しやすいという特長を有しています。

8つの表面仕上げの中でも反射性や耐汚染性が高いため、水回りの壁や銘板、店舗看板、装飾、写真パネルなど、幅広い用途にご使用いただけます。

マット 耐スクラッチ性(8/10)

光沢を抑えた柔らかいツヤ消しの質感を持つ表面仕上げです。

昇華の色鮮やかさはそのままに、光を反射しないため、画像に落ち着きを与えることが可能です。シックな表現をしたい画像に最適です。

反射を嫌うファインアートプリントや写真、銘板、店舗看板や装飾など幅広い用途にご使用いただけます。

サテン 耐スクラッチ性(9/10)

サテン生地のような上品な質感を持ち、光沢の反射性とマットの非反射性の2つの特徴を兼ね備えている表面仕上げです。

また、8つの表面仕上げの中で白色度が一番高いため、表現領域が高いのも特長です。さらに、耐汚染性も高いので、水回りの壁などの用途としてもお勧めです。

洗練された上品さを維持しながら、昇華の色鮮やかな発色と画像再現性に優れているため、ポートレートやアート作品などにも適しております。

キャンバス 耐スクラッチ性(9/10)

麻布のような微細な凹凸を持ち、マットより低反射なシボ表面を有する表面仕上げです。

自然な木肌や絵画的な表現を得意としており、昇華の色鮮やかさをそのままに、光を反射しないため、画像に落ち着きや温かさと質感を与えることが可能です。

店舗看板や装飾、内装、エクステリアなどの用途にご使用いただけます。

通常、キャンバス地を使って描かれた油絵は直射日光を避け温度や湿度を管理して保管されます。Duraluxe昇華転写のキャンバス仕上げを使った名画、油絵の複製画(レプリカ)であれば強度もあり長期屋外対候性もありますから、普通の油絵では不可能な用途や屋外での展示にも使えそうですね。

ソルトレイク 耐スクラッチ性(10/10)

乾燥したひび割れた大地のような、立体的な縮み模様を持つマット表面仕上げです。

他社にはない立体的な凹凸を絡めた特殊な表現や、温かみのある触感を与えることが可能になります。

風景写真や、ダイナミックな画像に適している表面仕上げです。

美濃焼のひび割れ模様があるお茶碗や湯飲みの、言ってみれば釉薬が薄くしか塗ってなくてひび割れが目立つバージョンみたいな表面仕上げでしょうか。

出土した石製の古美術品とか古文書や魔道書っぽいもの?を作成したい時の仕上げにも向いている雰囲気がありますね。

アイスタッチ 耐スクラッチ性(8/10)

独特のつや消しの表面を持つアイスタッチは、触れるとひんやりとした氷の感触に近い滑らかな触感です。

白色度も高く、他の表面仕上げよりも微細なシボを有するため、低反射でも光沢感が感じられる表面仕上げです。

ウォールスカイ 耐スクラッチ性(10/10)

表面に反射するアルミ片を埋め込んだ特殊な仕上げです。
マットより低反射なシボ表面なのですが、埋め込まれたアルミ片が画像にグリッター効果を与えることができます。

名前の通り、満点の夜空をあなたの部屋の壁に再現することが可能な表面仕上げです。

スリップ防止効果も持ち合わせています。

蓄光 耐スクラッチ性(7/10)

蓄光は、蓄えた光を暗闇で放出することができる特殊特性を有する表面仕上げです。

電気を消した暗闇の中で、画像の明るい部分が発光します。
デザイン性、実用的にも有効です。子供部屋の内壁や、階段の壁など、安全性が必要な場所で活躍する表面仕上げです。

地震や火事などで停電した際にも発光します。

その他(抗菌効果)

表面種類ではありませんが、特殊効果として、抗菌効果があります。

大腸菌や黄色ブドウ球菌に対して日本の研究機関で抗菌性能が試験されており、有効性があることが証明されています。どの素材表面に対しても効果は10年持続します。

ドアや窓、ハンドル、机、棚、手すり、屋外ベンチや小さなアクセサリーといった金属面や頻繁に手を触れるものに抗菌塗料は適しています。

抗菌塗料関連のカタログ(※関連会社のdecoral社の英語カタログです)はこちら

Duraluxeパネル昇華転写システム

Duraluxe 昇華転写システム

Duraluxeパネルを加飾する昇華転写システムをご紹介します。

昇華転写方式で加飾するシステムですので、昇華転写用の資機材が必要です。

使用イメージをご覧になりたい方は、先に参考画像・動画をご覧ください。

Duraluxeパネルは、50x50mmなどの小さいものから、1220x2440mmなど大きなものまであります。使用する資機材もお客様のビジネスにあったものをご選択いただく必要がございます。

昇華転写方式とは

昇華転写の方法を簡単に説明します。詳しくは、youtubeなどでも動画で解説されていたりしますので、こちらでは割愛いたします。
参考動画をご覧いただくとわかりやすいと思います。

  1. 画像を昇華プリンターで印刷
    PhotoShopやIllustratorなどの画像ソフトやExcelなどでデータを作製します。昇華インクが充填された昇華プリンターで、準備した画像を、昇華転写紙に印刷します。
  2. 転写機で、転写
    Duraluxeパネルと印刷した転写紙を重ねて、加圧しながら加熱して転写します。
    アイロンのようなイメージです。
  3. 転写完了後、転写紙を取り除いて、完成

資機材ご紹介

下記でご紹介する商品は、すべて弊社で販売しております。
昇華転写の業界で、二十数年の歴史がある当社だからこそ、最適なシステムをご紹介しています。

プリンタ

EPSON、Mimakiなどのプリンタを使用します。
主に、A2機~1600mm幅のプリンタが使用されます。

EPSON SC-P5050

7色に対応した弊社インクで使用するA2ロール対応機です。(LINK

EPSON SC-F9450

4色に対応したEPSON社純正の大型の昇華プリンタです。(LINK)

大型看板などでは十分な品質です

Mimaki TS330-1600

7色に対応した、Mimaki社純正の大型昇華プリンタです。(LINK

他にも武藤工業の昇華プリンタ(LINK)なども使用可能です。

昇華インク

昇華転写方式なので、「昇華インク」を使用します。
各プリンタに最適なインクを使用します。
耐光性の低い昇華インクを使用した場合、短期間で色褪せることがございます。

昇華転写紙

数ある転写紙の中から、Duraluxeパネルに最適な転写紙を選定しました。
Duraluxeパネルに適していない転写紙を使用すると、色ムラなどのトラブルの原因となります。

転写機

プラテンサイズが400x500mmの小型平台転写機や、monti antonio(モンティアントニオ)社のP20(M200)などをご紹介しております。

Duraluxeパネル以外に、Decoralシステムもご検討の場合は、Decoral社の転写システムでもDuraluxeパネルの転写が可能です。

その他資材

その他機材

  • パソコン(ご自身でご準備ください)
    10~20万円程度のスペックを想定しています。
  • RIPソフト(印刷ソフト)
    転写紙に最適なRIP設定もご提供しています。

参考画像・動画

小型プレス機での転写動画

montiantonio社動画

DecoralSystem社動画

DecoralSystem社で作製した木目の平板

DecoralSystem社で作製したグラフィックを転写した平板をビルの壁に設置

デュラ瓦版1:看板プレート

デュララックス瓦版(NewsLetter)ではデジタル印刷と建材の融合に新たな可能性を持つ、昇華転写用耐候建装材『Duraluxe(デュララックス)』の加飾物や技術をご紹介します。

デュララックス瓦版1:看板プレート

「昨日よく取引のある印刷屋さんに Duraluxe板のサンプルを見せたら、大変感心されてました」

私どもが作製したサンプル板を、宅急便で受け取られた看板屋さんからのメールです。こんなお知らせをいただけるなんて、嬉しいですね~。元気に広報も開始できそうです。

 

◆Duraluxe印刷事業をスタートしました

添付写真が、私どもの初仕事です。
遅れに遅れていましたが、実際に依頼を請けて作製した当社事業における第一号制作物、看板プレートです。やっとスタートできました。サイズは350mmx450で、枚数が5枚。初仕事でしたから、ウキウキしながら製作を進めました。自画自賛になりますが、ウン、出来栄え、いいですね。

Duraluxe転写プレートをご覧になられた方から、冒頭のような反応が返るのも不思議ではなくなります。町で見かける使い捨ての看板と違った、しまっておきたいような何かを感じさせられました。Duraluxe印刷事業の未来に、今は光を感じることができています。

 

◆Duraluxe転写プレートの特徴

「じゃあ、Duraluxe転写プレートと町の看板は何が違うの?」
この問いに対してお伝えするべき商品の特徴は、たくさんあります。たくさんありますが、順番が大切なように思います。Duraluxe板サンプルをご覧になった印刷屋さんが感心されたポイントは、「①昇華染料画像が形成された②板材」というところにあるように思います。

Duraluxeプレートは、1.2㎜厚の塗装アルミ板です。表面は、平滑でなめらかです。キャンバスやサテンは上品なシボ状表面です。

それに対し市場の看板は、アルミ複合板にインクジェット出力画像の載ったビニールシートが貼り付けられています。画像耐候性を高めるにはその上に、さらにラミネートフィルムもが被せられています。

Duraluxeプレートの方は硬質板材そのもので、もう一方の市場の看板は柔軟シートを表面に貼った板材です。

シートを表面に貼った板材は、どうしても平滑性が劣ります。どちらに高級感があるか明白でしょう。

 

「②板材」の差はここまでにします。次に「①昇華染料画像」の説明詳細は次回以降の瓦版に記載予定です。

 

昇華転写用Duraluxeアルミパネル入荷のお知らせ

昇華転写用Duraluxeアルミパネルが入荷いたしました。
これから、Duraluxe Newsを掲載し続けて行きます。

梱包されて入荷したDuraluxe用パレット

大変遅くなりましたが、ご報告申し上げます。
表面処理の異なる各種 Duraluxe板の在庫用商品の十分な量が、先月、当社に入荷しました!
コンテナに入れての入荷なので、商品の破損は無く、一安心でした。

3月の建材展出展で、印刷済みパネルを掲示したり、素材確認用サンプル帳を配ったりしましたが、実は全部、屋内用の商品でした。世界で”屋外耐候5年保証”と宣伝されている商品なのにです。
屋外用の実物が少量しか手元に無かったんです。これからは、本物を出せます。

3月の建材展出展から

購入したのは、1.22mx2.44mのフルサイズ板です。
市場から求められる様々なサイズを用意するため、各種サイズへの切削加工を開始します。
サイズのライナップは、価格表でご確認ください。

【長方形】昇華転写用Duraluxeアルミパネル価格表

【正方形】昇華転写用Duraluxeアルミパネル価格表

◆入荷済Duraluxe板表面は下記の通りです
・光沢      屋外・屋内用
・マット     屋外・屋内用
・サテン     屋外・屋内用
・キャンバス   屋外・屋内用
・蓄光      屋内用
・ウォールスカイ 屋内用

昇華転写用Duraluxeアルミパネルにご興味ございましたら、お気軽にお問い合わせください。

株式会社 サンリュウ
〒334-0073 埼玉県川口市赤井 1-10-7
Tel: 048-446-6786
www.sanryu.com

Duraluxeパネルを使った金属板記念盾の作成手順動画

Angie Holdenさんの、Duraluxeパネル金属板を使った記念盾の作成手順動画を紹介します。 動画は↓下の方にあります。

 

日本語字幕にした動画のスナップショット画像

完成済Duraluxeパネルの記念盾が沢山。記念盾は自立します。

印刷済み昇華転写紙などを用意します。

いよいよDuraluxeパネルの転写です。

自立させるため転写後に折り曲げます。

 

 

音声は英語ですが、再生中に画面右下の設定で、字幕を自動生成から自動翻訳にして、言語のリストから下の方にある日本語を選択すれば、日本語字幕が表示されます。(スナップショット画像が日本語字幕を表示させた状態です)Duraluxeパネルを使う時のノウハウや印刷済み転写紙の取扱い、熱プレス機での金属板への昇華転写の大体の手順はつかめると思います。

昇華転写関係の動画を沢山作られてますね → Angie Holdenさんのyoutubeチャンネル

 

 

 

 

 

Duraluxe FAQよくある質問

Duraluxeパネル の FAQ: よくある質問集 です。

デュララックスの落書き耐性効果について教えてください。

汚れが付着したり油性マジックでの落書きなどをされると、内部まで汚れやしみが残ることがありますが、デュララックスパネルには、特殊なパウダーを使用しているため外部からの汚染物質が内部に入り込みません。これにより、デュララックスの落書き耐性・耐UV加工パネルは、汚れを残さず容易にふき取って清掃することができます。

 

亜熱帯で日差しの強い地方など、例えばオーストラリア、メルボルンの外壁サインに使用できますか?

はい、デュララックスは特殊な加工を施してありますので、日差しの強い場所を含めて、どのような場所でも高い耐候性があります。そのため、長期間にわたって美しい画像を保つことができます。米国で5年間屋外保証されるほどです。(光沢、メイト、サテン、キャンバスの4種類)

 

デュララックスは屋外に最適なパネルですか?

間違いなく、そうです。デュララックスパネルは究極の屋外耐候性を持つ、屋外用パネルです。当社のパウダーコーティングは、他のどの昇華型パネルよりも長持ちするように特別に形成されています。

4 “x24 “インチのパネルが欲しいのですが?

はい、そのサイズもカスタム対応が可能です。ただし、非標準的なサイズです。標準パネルは3 “x8 “の最低のサイズから、48 “x96 “まであります。多くの標準サイズを提供しており、必要に応じてサイズをカスタマイズすることも可能です。お問い合わせください。

 

仕上げはグロッシーだけですか?

いいえ、違います。各種取り揃えています。デュララックスでは、パネルの仕上げは最終的な作品の見え方の重要な部分であると考えています。そのため、標準的な仕上げとそうでない仕上げを多数用意しています。標準的な仕上げは以下の通りです。光沢仕上げ、マット仕上げ、キャンバス仕上げ(テクスチャー)。特別な仕上げは以下の通りです。ソルトレーク、蓄光性タイプ、ウォールスカイ、アイスタッチ、サテンです。

ラメパウダー入りプレートも

 

ソルトレーク仕上げとはどんな仕様の仕上げですか?

ソルトレークは独自のパウダーコーティングで、パネルの表面にランダムな波紋のような効果を生み出します。米国ユタ州のグレートソルトレイクを彷彿とさせるような仕上がり(水分が抜けて地面がひび割れたような、しわしわでパリパリとしたような模様が付く仕上げ)です。

 

アイスタッチとは何ですか?

アイスタッチは、パネルを手で触ったときに非常に滑らかに感じるようになる特殊な仕上げです。

 

デュララックスのパネルで撮った結婚式の写真の上に息子が落書きをしてしまったのですが、何を使えばきれいになりますか?

ご心配なく。デュララックスの良さの一つは落書き耐性です。エタゾールやMEK(シンナー)を使用してふき取ることで、写真を美しく蘇らせることができます。

デュララックスのパネルに付着したアクリルスプレーは落とせますか?

エチルアルコールでアクリルスプレーの跡を消すことができます。新品同様に復旧できます。

 

デュララックスのパネルに施されたデザインは、ディテールまで繊細ですか?

デュララックスのパネルに昇華した画像の鮮明さは、使用する画像によって異なります。デュララックスのパネルを4Kテレビに見立て、視聴している番組を昇華する映像として考えてみてください。伝送されている番組が4Kであれば4Kで、低画質であれば低画質で見ることになります。デュララックスは高精細パネルです。正しく使用すれば、その美しく繊細な画像、発色などに驚かされることでしょう。

 

デュララックスのパネルを使い、うちの会社で昇華転写させた映像に、斑点があるように見えます。原因は何ですか?

昇華は、粉体塗料にインクを転写するものです。このプロセスを成功させるためには、きれいで乾燥した表面が必要です。もし画像が斑点状に見える場合は、パネルの表面が清潔でなく、埃が原因であることがほとんどです。昇華の前に必ずパネル表面を綺麗にし完全に乾燥させてから使用してください。

 

デュララックスを加工する会社に、使用する画像を提供します。適切な最終効果を得るためには、どのようなファイルが必要ですか?

JPGやTIFF画像など、どのようなグラフィックフォーマットでも構いませんが、まずはデュララックスのパネルを加工する会社にも確認してください。高いクオリティのパネルを完成させるためには、使用する画像が非常に重要です。

 

解像度やDPIはどの程度が良いのでしょうか?

一般的には180DPIかそれ以上のDPIが適しています。

 

写真を印刷したいのですが、紙とデュララックスパネルのどちらを使えばいいですか?

良い質問ですね。紙は紙、デュララックスはデュララックスです。最終的には、あなたの好みの問題です。美しさ・見栄えの観点から両者を比較することは困難です。一方、技術的な面で、「耐久性」という観点から、ご質問にお答えすることができます。紙とデュララックスとでは、どちらが画像が長持ちするのでしょうか? 私たちは多くのテストを行い、どんな画像も紙よりもデュララックスのパネルの方が長持ちすると断言できます。長寿命な写真用紙も販売されていますが、デュララックスの耐久性とは比較になりません。デュララックスのパネルは長寿命な写真用紙の2倍どころではなく、もっともっと長持ちするはずです。

 

レストランを経営しているのですが、ロゴとメニューを入れた看板を作りたいです。デュララックスで作れますか?

もちろん可能です。非常にお勧めです。

 

私の店が入居している商業施設のビルには、看板の色やフォントについて特定のガイドラインがあります。デュララックスで看板を作ることはできますか?

もちろん可能です。画像編集ソフトを使い、看板の色やフォントを詳細に調整、変更、選択できます。

 

シャワールームの壁にデュララックスは使えますか?

はい。デュララックスのパネルはアルミ製で無吸水性なので使用可能です。また、軽量なので短時間で施工できます。さらに、アルミはカットが簡単です。施工には、シリコーンやエポキシ系の接着剤を使用します。コテで接着剤を塗布する場合は、スクエアノッチ 1/16″x 1/16″x 1/16″のコテを使用してください。拡張/可動用ジョイントの使用を推奨します。

オフィスの受付部門の壁面にタイルが使用されています。この部分をデュララックスパネルで加飾できますか?

もちろんです。タイルを剥がす必要はありませんが、表面が平らで水平であることを確認してください。デュララックスは、古いタイルの上に直接貼ることができます。もし、表面が平らでない場合は、タイル用接着剤で修正することができます。ただ、水平にするのはできるだけ薄くしてください。デュララックスの厚さは1.2mmですので、表面がスムーズで平らであることが必要です。

 

デュララックスパネルを床材として使用できますか?

はい、スリップ防止タイプのデュララックスパネルが床材として実績があり、使用されています。スリップ防止タイプをご使用ください。半永久的に使用する場合は、カーペットテープをご使用ください。

 

デュララックスパネルでファサードを作りました。建物に設置した何年か後に、事故でパネルが一部破損しました。破損部分だけ交換修理できますか?

もちろん可能です。作成時のデータを使用し、破損した部分の印刷をやり直すだけです。ただし、パネルの年数によっては色合わせが必要な場合もあります。最初に数種類のサンプルを用意して色合わせできるようにしておくとよいでしょう。

 

建物の外壁、ファサードにデュララックスパネルを使用できますか?

外壁に直接貼る場合は、凸凹していない、非常にきれいな平面が必要です。外壁通気工法等で施工された平坦な表面を持つ壁面等のファサードでの使用をお勧めします。

 

昇華転写後のデュララックススパネルは曲げられるのですか?

はい、常温で簡単に手で曲げることができます。

ホテル内の水泳プールに屋外設置のシャワー室があります。ホテルは海に面しています。デュララックスをシャワー室のパネルに使用しても塩害は大丈夫ですか?

他の昇華型パネルと異なり、デュララックスパネルは塩害試験を行っています。当社のパネルは、シーサイド&クオリマリン認定済(7段階クロムフリー前処理)です。4000時間以上の塩水噴霧試験で、10年以上の腐食環境にも耐えることができる結果を出しています。

 

私はデザイナーで、新しい病院の内装を準備しています。抗菌性のある素材を使用することを検討しています。デュララックスは抗菌性があるのでしょうか?

デュララックスは、お客様のプロジェクトのために多くの特殊な仕上げを提供しています。その中のひとつに抗菌加工があります。私たちのパウダーコーティングは日本の独立した研究所でテストされており、テストでは10年後でもブドウ球菌及び主要な微生物の繁殖を99.9%抑制することが示されています。

 

デュララックスパネルはどのような塗料で作られているのですか?また、VOCフリーですか?

デュララックスは環境に配慮しています。私たちは、あらゆる産業・製造業が与える影響を軽減することの重要性を理解しています。私たちは水性インキとパウダーのみを使用しています。すべての粉体塗料はVOCフリー、TGICフリーです。

 

今までいろいろな金属パネルを試してきました。デュララックスの特徴は何ですか?

デュララックスの特徴は、20年にわたる粉体塗装と加飾の経験から生まれたパネルであることです。他社の金属パネルとは違い、傷に強く、落書き耐性にもなり、曲げることも可能です。

 

私は写真家ですが、12ヶ月に及ぶ屋外展示にデュララックスを使いたいと思っています。デュララックスは使えますか?

はい、全く問題ありません。デュララックスは耐候性が高く、米国で5年以上屋外に置いておく保証をしているくらいです。

 

 

 

Duraluxeプレート事業のご提案

折り曲げ加工が可能な(Bendable)昇華転写アルミ板 Duraluxeプレート事業のご提案

 

■Duraluxeプレートのご紹介

Duraluxeプレート(デュララックス プレート)は、サンリュウが発売準備中の昇華転写用のアルミプレートです。米国Duraluxe社の商品で、長期屋外耐候性などが評価され、世界で販売が伸びています。

 

長期屋外耐候性(耐光性)以外にも様々な特徴があります。
その中の一つが、画像を形成した後で、外形切断や、パンチングなどの後加工が出来ることです。折り曲げ適性もあり、素材が曲がっても塗膜が脱落しません。ですから、画像の形に合わせた加工が出来る訳です。

フォトフレームは、下部を水平方向に折り曲げれば、自立スタンド式フレームに出来ます。

外形切断も:画像に沿って余白を切り落として造形することも出来ます。クリエーターの発想を、自由自在に形に出来ます。世界に一つだけのオリジナル商品を作ってみませんか?

 

 

■Duraluxeプレートの他の特長

外形切断等で複雑な形状に加工可能

 

他にも特徴があります。ラメパウダーを混入した塗膜のようにきらきらと光るプレートがあります。夜空の表現などには最適です。

ラメパウダー入りプレートの拡大図

 

蓄光性を持たせたプレートもあります。

周りが暗くなると光ります。非常用の案内板などに用いられます。発光は最長で約8時間持続します。

抗菌性を持たせたものは、細菌の繁殖を抑制します。病院や幼稚園などで、多くの人が触れるようなものにお勧めです。ティッシュボックスカバーなどにいかがでしょうか。

アルミ地肌を露出したように白地の無いプレートもあります。金属感表現に便利です。特注になりますが、示温性能を持たせたもの(特定の温度で色を変化させる)もご用意できます。

 

 

■最大の特長は長期屋外耐候性です

昇華転写画像は、屋外に掲示すれば、数か月で色が褪せてきます。対候性が高いといわれている顔料インクを使用した画像でも1年以上の耐候性を得るのは難しいものです。Duraluxeプレートなら、オーバーコートや、ラミネートフィルム加工無しに、屋外耐候性5年保証のものまであります。フィルム加工等の追加工程がないので複雑な構造にならず、フィルム剥がれ等の恐れもありません。

ペットハウスなど、屋外に設置して使用する実用的な商品も作れます。屋内設置ならもちろん、数十年の耐候性が予想されます。記念品にも最適です。

 

 

■不燃性も忘れてならない特徴です

日本での不燃性認定試験手配はこれからですが、世界ではすでに多くの国で認定され、使用が広がっています。ロンドンの繁華街ビル外壁を始めとした、人の大勢集まる欧州の各所、繁華街外壁や地下鉄駅外壁などに、又、毎年長期の火災が起きて不燃性向上に真剣な国・オーストラリアでは、ビルから一般家庭の家やフェンスまで、Duraluxeプレートの採用実績を上げればきりがありません。

取りあえずは、日本の家庭でのご使用に、キッチンに設置するバックスプラッシュはどうでしょうか。

シンプルなキッチンの壁面に、残新なデザインの大き目なパネルを貼るリフォームを行えば、相当の気分転換になるはずです。もちろん新築時に施工することも可能です。

 

 

■社内加工体制の構築

既に昇華転写をお仕事にされているなら、CNCルーターの導入で上記のような折り曲げ可能な昇華転写アルミ板Duraluxeプレートを使った様々な新商品の創造に挑戦できます。

CNCルーターは、外形切断、穴あけ加工、折り曲げ線の溝掘り、が出来ます。操作は、CAD/CAMソフトを習得すれば、どなたでも出来ます。

 

こちらの動画 ↓ もぜひごらんください

参考動画:昇華転写用耐候建装材「Duraluxe」、硬質素材への昇華転写印刷ビジネスについて