シリコーンゴム加飾のデジタル印刷

「難接着素材」であるシリコーンゴム。表面加飾が難しいのです。

シリコン素材はインクがはじかれやすい。印刷、加飾できても伸縮で割れ、剥がれやすい。タンポ印刷(パッド印刷)などが主体で、今までデジタル印刷用のインクが無いためにデジタル印刷は困難でした。(ここの説明の模式図4枚はAI生成画像です)
ぐんにゃりと曲げたり伸縮させたりしやすいシリコン。印刷、加飾できても、曲げや伸縮の際に割れ、剥がれやすい。

シリコーンゴムはインクや塗料、接着剤などが乗りにくく定着しにくい特性を持つ素材なので、素材表面への色付け、文字、イラスト、写真画像などを形成する加工が難しいと言われています。

 

シリコーンゴムへの一般的な加飾といば、スクリーン印刷やパッド印刷など、アナログ加飾方法が主流です。

スクリーン印刷での加飾印刷イメージ。色毎の版の準備・版の着脱作業・位置合わせ・色毎のインク硬化工程などが必要になり、小ロットで高コストになりがち。
パッド印刷での加飾印刷イメージ。色毎の版の準備・版の着脱作業・位置合わせ・色毎のインク硬化工程などが必要になり、小ロットで高コストになりがち。

これら従来手法を用いた多色印刷や小ロット印刷では、版の準備・版の着脱作業・位置合わせ・色毎のインク硬化工程などが必要になり、高コストになりがちです。

それに対し弊社では、特許技術や印刷業界で培ってきたノウハウを活かし、版が不要なデジタル印刷でのシリコーンゴム加飾を可能にしています。

 

このような印刷が可能です!

弊社でシリコーン素材に印刷したサンプル。シリコン製がま口型財布。シリコンバンドへのQRコード(医療用データ管理のためのバリアブル印刷なども可能)、シリコンシート、半透明シリコン素材、などへのデジタル印刷。

従来難しかったシリコーンゴム素材にこのような印刷を可能にすることで、製品の付加価値を高めることができます。

 

◆シリコーン印刷事業への本格的な挑戦
ありがたいことに、以前からシリコーンゴム製品の加飾に関するお問い合わせは、途切れなくいただいてまいりました。試行錯誤を繰り返しながら印刷テストを重ね、おかげさまで品質向上のノウハウを蓄積できたと振り返っております。
少人数体制なので、まだ対応可能範囲は限定されますが、これからは習得した技術を駆使してお客様のご要望にお応えしようと、当部署運営方針を変更いたしました。これからは、広報活動にも積極的に取り組んでまいります。

 

 

◆弊社シリコーン印刷部署の特長
1)受注前に細かな印刷テストを実施し、完成品イメージをしっかりと共有
まずは、お客様のお求めの印刷要件を詳細にヒアリングします。
お客様から商品サンプルをいただき、印刷可否判断を含め、様々な印刷手法の検討を行います。
サンプルを用いて印刷見本を作製してご送付し、発注のご可否をお知らせいただきます。

 

2)世界でも類を見ないレベルの強度とフルカラー印刷の見映え
前述のとおり、シリコーンゴムは難接着素材であるため、印刷自体が難しい素材です。
たとえ加飾ができても、すぐに画像が剥がれたり割れたりと、耐性が十分でないことが多いです。弊社では、精密さと鮮やかさを、世界一の耐久性とともにご提供できます。

 

3)色数にコストを左右されない
スクリーン印刷やパッド印刷用なら、シリコーンゴムインクがあります。ただしこのタイプのインクは、各色を印刷するごとに、前に印刷した色の画像を乾燥させなければなりません。
未乾燥だと、色が滲んだり混ざったりしてしまいます。「色数は何色必要ですか?」と見積もりの時に尋ねられるのはこのためです。
色数が増すほど、価格が割高になります。弊社の場合は、色数では価格は変わりません。

 

4)小ロット印刷、可変印刷にも対応
固定されたデザインのレイアウトをベースに、印刷物ごとに一部の文字や画像を差し替えて印刷を行う可変印刷の場合も、スクリーン印刷の場合には、可変する数量の分だけ版が必要になるため、コストが高くなります。
弊社の印刷方式では数量にこだわらず可変印刷が可能なことと、かつ小ロットにも対応可能です。

 

5)曲面や立体形状への印刷も可能
シリコーン製品は形状が多様ですが、曲面や立体形状など、様々な形状の製品に対してもシートと同等品質を目指して開発を進めております。
※現状どのような形状でも全て印刷可能というわけではなく、印刷位置・画像形状・画像サイズなどの条件によって異なります

 

 

◆弊社テストでの印刷サンプル紹介

●シリコーンシートへのフルカラー写真画像印刷(基材色:半透明)
半透明の基材の場合、基材色を活かした、ステンドグラスのような見映えになります。
また、写真画像のような細かな表現を印刷することも可能です。
 

 

●シリコーンシートへのフルカラー印刷(基材色:黒)
スクリーン印刷やパッド印刷では難易度の高い文字サイズや線幅、細かな画像も可能。
【一般的なスクリーン印刷の限界値として】
・文字:8 pt以上(ゴシックの場合)が推奨(約2.8 mm)
・線:0.3 mm以上が推奨

 

●シリコーンバンドへのQRコード可変印刷
セル構成(四角い黒白の点)の細かいQRコードもしっかり読み込めるレベルの印刷が可能。
QRコードやナンバリング表記などの可変印刷にも対応可能です。
※QRコードのセル構成やバージョン(データ量や文字量レベルに応じた構成)、読み取り機器などによって異なりますが、ごく一般的な実際の運用レベルでは、約1.5cm(15mm)角以上が推奨サイズとされています
 

 

●シリコーンがま口へのフルカラー印刷
曲面や立体形状の製品に対しても適切な工夫や条件を満たせば印刷が可能。
印刷要件確認後、商品サンプル(実製品)をもとに、弊社での印刷可否判断のための手法検討や印刷テストのお時間をいただきます

 

◆今後の展望
弊社シリコーン印刷事業は少人数体制のため、現状の弊社の力でお請けできる範囲でのみ印刷を請けております。
そのため、短納期のご依頼には対応が難しい場合があることや、大量生産体制がまだ整っていないこと、印刷の難易度が高い新技術ゆえ一般的な印刷より高めな価格帯など、これからの課題も多くあります。

ただし、少数精鋭の体制だからこそ、ひとつひとつの案件に責任を持って向き合い、お客様のニーズに柔軟かつ丁寧に対応しております。品質を大切にしながら、着実に事業を成長させたいと思います。

また、弊社の力だけではなく、お客様やお取引先様、協力会社の皆さまと連携し、それぞれの強みを活かした協力体制を大切にして課題に向き合い、ともに成長できるパートナーを目指します。

■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■

シリコーン印刷へのご興味ございましたら、お気軽にお問い合わせください。

株式会社サンリュウ