KIIAN DIGITALインク取扱開始(3)

前回(KIIAN DIGITALインク取扱開始(2))に引き続き、今回はKIIAN DIGITALインクのもたらすメリット・デメリットのうち、メリットについて解説します。

KIIAN DIGITALインクの採用メリット(1)
株式会社サンリュウ

 

■メリットの概要
高濃度インクに帰属するデメリット、「ノズルが詰まり易い」はKIIAN社の高度な分散技術で改善でき、「ドット感が出易い」はグレーインクや RIP処理で改善できます。今回からはメリットの方です。いくつかを羅列してみると、下記のようになります。ここでは皆様が高い関心をお持ちのインク削減量について簡単に記しておき、スタートは、あえて「その他」から入ります。

・高濃度のために使用総インク量を減らせる(コストダウン)
・ヘッド寿命の伸び(インク吐出回数の減少による。コストダウン)
・印刷~転写までのサイクルの短縮(作業効率UP)
・転写紙上で乾燥が早い(巻取が容易、弛んだ部分の擦れ不良の減少、作業効率UP)
・転写紙波うち減少(ヘッドが紙に当たる不良減、薄い転写紙採用可、コストダウン)
・転写率の悪い転写紙、インク受容性の低い転写紙使用可(印刷品質向上)
例えば、微粘着転写紙、ピットレス転写シート(当社特許技術商品)、インクジェット普通紙(※転写紙でない、普通紙を昇華転写用として使用)
・その他

 

■インク削減量の参考値
図のA4サイズ画像を用いて、当社HANAEインクとの比較で、KIIANインクに交換した時の可能な削減量を調べました。結果だけ記します(保証値ではありません)。なお、HANAEインクは、他社インクとの比較で、「メリハリのある高い濃度の出力が得られる」と定評を頂いているインクです。その黒色は、既に高濃度インクです。市場の標準的なインクからの交換なら、削減量はさらに大きくなると思われます。

インク量測定に使用した画像(JIS X9201標準画像を配置)
プロファイル使用 LC/LM有り  29% 削減
プロファイル無し LC/LM有り  40% 削減
プロファイル使用 CMYKのみ   45% 削減

 

■メリット その他
1)高濃度インクでもドット感が少ない
前回はデメリットとして、明るい色領域でのドット感問題を挙げまし。これを翻すようですが、KIIANインクはその特性によって、ドット感問題が低減します。理由は下記です。

インクの多くは、吐出液滴が小さくなると、空気抵抗だけでなく、そのインクの動的弾性率や、静電気などの影響で、着弾位置や大きさが不正確になってきます。インクの動的弾性率は、液滴吐出時にばねが縮むように逆方向への流動が起こることに関わり、液滴の吐出を阻害する要因になります。当社標準のHANAEインクとの比較で、KIIANインクは高いインクジェット印刷適性を持ち、明らかに着弾位置の正確性が向上しています。KIIANインクが同じ大きさの点が規則的に並ぶのに対して、HANAEインクは着弾位置のずれと液滴大きさのばらつきが出て模様を作り、ドット感、ざらつき感という問題を作り出すことがあります。(印刷サンプルを拡大鏡で目視確認、比較しました。以下、比較用の模式図です)

正確な着弾位置のドット(KIIANインク)

 

大きさ、形、位置のずれたドット(標準インク)

 

ドット感が比較的顕著に表れるのはグレー色です。従って、この問題を重要視するお客様にはグレー色の搭載をお勧めします。ライトシアンとライトマゼンタはお客様によっては省略できるのではないかと考えています。他のインク使用時と比較して、KIIANインクは、ライト系インクを使用するにしても、その使用範囲を狭めてもドット感問題が気にならなくなります。ライト系インクの領域を原色のシアンやマゼンタに置き換えられれば、インクコストは大幅に低減できます。

メリット説明をリスト最下段の「その他」から始めたのは、このコストダウンが大きいことを認識していただきたかったからです。次回からは、リスト順にメリット説明をして行きます。

 

KIIAN DIGITALインク取扱開始(2)

前回(KIIAN DIGITALインク取扱開始)に引き続き、今回はKIIAN DIGITALインクのもたらすメリット・デメリットのうち、デメリットについて解説

 

■高濃度インクに帰属するデメリット

1. 色素分量の増加とノズル詰り

昇華インクの色素は染料ですが、通常の染料のような液体ではなく固体です。顔料と同じです。加熱によって固体からガス化するので、インクは「昇華(液体を経ずに固体から気体へと相転移する現象)インク」と呼ばれます。

昇華とは ※作図参考Wikipediaより

固体ですから、高い濃度を得るために色素分量を増やせば、ノズル詰りが発生し易くなります。固体色素の沈殿も起こり易くなるので、ナノレベルへ粉砕してのより高度な分散技術が必要になります。「標準色インクで問題無かったプリンタに、高濃度インクを搭載したらノズルが詰まった」という話は珍しいことではありません。

 

 

2. 高濃度とざらつき感

もう一つの大きな問題は、長所であるはずの「高濃度」がもたらします。インクスロットが六個、あるいは八個と並ぶプリンタは CMYKの他に、何色を差し込むでしょうか? 多くの場合で LCと LMですね。これらの薄めの色は、CMYKインクがまばらに付着する明るい色領域で活躍します。CMYK原色だけのプリンタでは、明るい色領域での原色を小さな点にしてまばらに存在させます。

これが「ドット感、ざらつき感」として敬遠されます。原色の小さなドットをライト系のドットで代替すれば、同じ濃度を得るのにドット数を沢山出せます。大きな面積に出来ます。ドットが大きくなって潰れて来るので小さな濃い点が並ぶ「ドット感」が減ります。

 

下図に、グレー色を表現するドット例を示しました。同一濃度の色を表現する時に、解像度は同じでも、濃い黒の方がドットの数が減ります。グレーインクよりは標準黒インクが、標準黒インクよりは高濃度黒インクの方がまばらに散在することになります。このように、ドット感についてだけ言えば、高濃度インクの採用は、ライト系インクを採用する対策と逆行する「改悪」になるのです。

 

■デメリットへのサンリュウの対処
高濃度インクは、高速を求めるアパレル業界対応のインクですから早い乾燥が求められます。速い乾燥のためには少ないインクで同じ濃度の発色をさせます。ですから、高濃度インクセットにはライト系インクが無い場合が多いのです。幸い KIIANインクの場合は、LC、LMも用意しています。ただ、日本のサイン業界の求める品質レベルは高く、さらにドット間を押さえるためグレー色インクの採用が求められる場合が少なくありません。このようなお客様のために私どもは、HANAEインクのグレーを提供します。KIIANインクとミックスしての使用に問題はありません。

 

もう一つの有効な対処法は RIPの機能を使ってドットの出方を換える方法です。当社は看板業界だけでなく、捺染印刷業界でも定評のあるスイス・ErgoSoft社の輸入元であり、同社のソフトウェアRIP (ErgoSoft RIP) を販売しています。このRIPの採用が条件になりますが、いくつかの手法でドット感の軽減が出来るようお手伝いさせていただきます。

さて、次回情報ではいよいよ、KIIAN DIGITALインクのもたらすメリットについて解説します。

 

 

 

 

KIIAN DIGITALインク取扱開始

■新ブランド KIIAN DIGITALインク 発売の経緯

(株)サンリュウが自社開発のインクジェット用昇華インクを、輸出することも考慮して、「華恵(HANAE)」と日本名を付けて発売したのが22年以上前になりました。

HANAEブランドインクはご好評を得て、バージョンアップを続けながら現在も販売を継続しています。

一方で、世界の開発力も新たな商品を生み出しています。そのような先端技術による特徴ある商品の中から、当社は今回、イタリアのKIIAN DIGITAL昇華インク(KIIAN社 kiiandigital.com)の取り扱いを開始することにしました。

これから、このインクについてのご紹介をして行きます。ご質問などありましたら、当社までご遠慮なくお問い合わせ下さい。

 

 

■今後のインク価格政策

HANAEブランド昇華インク価格は2018年10月現在でも業界最安値レベルに設定されていますが、来年にかけて大幅な値下げを実行する考えです。

KIIAN DIGITAL昇華インクの価格は、その一割程度高い水準に設定します。成長著しいアパレル業界と比較し、布素材へ印刷するサイン業界はプリンタ需要が満たされ成熟化しています。

当社は、成熟化の進んだ業界でも生き残れるだけでなく、むしろ皆様が市場シェアを拡大できるよう、品質面だけでなく、コスト面でも貢献させていただこうという戦略を採ります。

 

■価格一割高の理由
次は、KIIAN DIGITALインクがHANAEブランドインクより一割程度高い理由です。KIIAN DIGITALインクは、高濃度昇華転写インクです。

HANAEブランドインクもその深い黒色濃度に対して「他社に無い黒色だ」と、高いご評価を得て来ました。KIIAN DIGITALインクは、CMYKすべての色が高い濃度を持っています。

含有色素量が違うのでインクの原価が高くなるのは避けられません。色素分散技術は高いレベルが求められ、品質管理は大変になります。この差を一割程度の範囲に抑えることは容易ではないとご理解頂ければ幸いです。

 

次回情報 KIIAN DIGITALインク取扱開始(2) では、KIIAN DIGITALインクのもたらすメリット・デメリットについて解説予定です。

 

 

Coldenhove社昇華転写紙のご紹介(続)

■転写紙メーカー名公表後

前回紹介(昇華転写への軌跡)したおかげと思います。転写紙問い合わせでメーカー名の「Coldenhove」や「コールデンホフ」という検索用語で当社HPに来訪されるお客様が増えているようです。これらのお客様の多くが、当社が日本で未発売の転写紙についてもメーカーの型番を指定してのご質問やサンプル送付依頼を下さいます。皆様がインターネット検索を駆使して情報収集に熱心なことを感じると同時に、Coldenhove転写紙の日本販売代理店として、メーカーの商品を正確に幅広くご紹介しなければいけないということを痛感させられています。

■Coldenhove社 日本市場担当・Gijsbert Harmsenさん
Harmsen(ハームセン)さんが、私どもをフォローしてくれる営業責任者です。年に何回かは来日して、情報交換をさせてもらっています。遠方であっても、ある程度の使用量を期待できるお客様には、出張して一緒にご訪問させていただいたこともあります。私どもからだけでなく、メーカーの方針や最新市場動向などをHarmsenさんから直接聞きたいというお客様はご一報ください。来日時期とお客様の都合が合えばご訪問予定を取らせていただきます。

https://www.coldenhove.com/contact/our-sales-team.html

↑Coldenhove社セールスチーム/Harmsenさん写真も掲載されてます。

 

■転写紙型番の数字の若干の違いについて
当社の商品名「薄手 Light」としている商品は、メーカー品番では Jetcol HTR1000です。メーカーホームページには、Jetcol HTR1100という型番も載っており、混乱するかも知れません。仕様説明内容を読むと、重量が 66gと64gと違いはあるものの、他の内容は全く同一です。ですから、違う商品が用意された訳ではないのです。メーカーが一部設備を更新して製造した結果、工程の関係からこのような差が出ているもので、異なる品質の商品作りを目指したものではありません。転写画像品質も変わらないので、皆様は同一商品と解釈して結構と思います。

■ジャンボロールの取り扱いを開始します
前回紹介したように、高速プリンタの普及に伴い、転写紙の販売が急速に伸びています。プリンタに搭載される転写紙ロールは長尺化して、千m台の長さのミニ・ジャンボロールから、1万mを超えるジャンボロールが用意されています。その代表的商品が Jetcol Industrial Xtremeです。幅は、1620mm~3200mmです。当社もこの取り扱いを開始します。ご興味のある方はお問い合わせ下さい。

 

■付随技術
ジャンボロールは、長尺化に伴いロール直径が大きくなり重量も増します。これを押さえるのには紙厚を薄くすることが効果的です。薄くなった紙でもインク中の水分でコックリング(波うち)が起こらないようにするために、濃度の高い昇華インクが求められます。濃度の高い昇華インクは、ヘッドが詰まり易い傾向があります。当社はこのための詰まり難い高濃度昇華転写インクもご用意しました。このインクは一般的な1.6m幅程度のプリンタにも搭載できます。日頃、印刷中に、「ヘッドが転写紙に当たってしまう」とお困りの方は、ぜひこの高濃度インクをお試しください。

 

『転写用楽枠ライト』のご案内第二弾です!

小型熱プレス機用Tシャツ拡張フレーム『転写用楽枠ライト』を前回発表 しました。Tシャツに、転写用楽枠ライトを装着して転写機へ→ 装着したまま熱プレス→ 装着したまま取り出しで、作業効率UP!

Tシャツ拡張用のフレームで、転写作業時の効率アップ、火傷避けに効果等を期待できるものです。

 

「特に、熱プラテンを上下旋回開閉する「あおり式とかヒンジ式と呼ばれる転写機の場合は、上下空間が狭いので効用大とお伝えしました。今回は実際の使用方法についてです。

あおり式転写機のプラテンは上昇させると手前側は大きく開きますが、奥の方は非常に狭いスペースしかありません。ここに手を差し込んでのシャツ拡張作業は注意を要します。プラテンに触れて、火傷し易いのです。

写真1 Tシャツを楽に転写機にセット、そのまま熱プレス可能

写真1のTシャツは、転写用楽枠ライトを通して広げられた状態で、転写機に立てかけられています。転写用楽枠ライトを使えば、このようにシャツをぴんと張った状態に維持させることが出来ます。ですから、狭いスペースであっても、手を奥に差し込む必要は無く、安全にセット作業が出来ます。転写機にセット後に、そのまま(Tシャツに転写用楽枠ライトをセットしたまま)で熱プレスを行います。転写後の取り出しももちろん簡単です(写真2)。

写真2 熱プレス後、転写用楽枠ライトごとTシャツを楽に取り外し

 

ここで使用方法についてのアドバイスです。

写真3 Tシャツと転写用楽枠ライト

転写機の奥中央に支柱があって、奥行き方向スペースが十分ある場合:

写真3の転写用楽枠ライトとTシャツは、転写機の奥中央に支柱があって、奥行き方向スペースが十分ある場合の上下です。

写真4 支柱が奥にある転写機なら左右の中心出しが容易

この上下位置でTシャツと共に転写用楽枠ライトの中央上部のフレーム凹みを転写機支柱に押し当てれば、簡単に左右の中心が出せます。

支柱が奥にある転写機なら、Tシャツに、転写用楽枠ライトを装着して転写機へ(容易に左右の中心出し)→ 装着したまま熱プレス→ 装着したまま取り出しで、作業効率UP!

 

転写機の奥行き方向スペースが十分にない場合:

それに対し、あおり式転写機では、中央上部のフレーム凹み部を差し込むだけのスペースが無い機種が多くあります。この場合は、フレーム上下を逆転させて使用します(写真1、写真2参照)。スペースが狭い機種でも、転写用楽枠ライトの使用が可能になります。

写真5 奥行方向が十分ではない転写機の場合は上下を逆に

 

お使いの転写機寸法が特殊で、上記使用方法でも転写用楽枠ライトを利用できない場合はご相談ください。特別仕様の転写用楽枠ライトも検討させていただきます。

 

★同業者様へのご注意
転写用楽枠ライトは、その使用法などに関する特許申請をしています。同様商品を発売される場合はご注意ください。なお、申請間もないので、特許は未だ公開されていません。

 

※2018.8月に小型熱プレス機用Tシャツ拡張フレームの商品名称を変更しました: 楽枠ライト → 転写用楽枠ライト

 

「売らないシステム」のご紹介

今回は「売らないシステム」のご紹介です

写真のシステムが何か分かりますか?

写っているプリントヘッドは固定型ラインヘッドです。そうです。これは当社が開発して、国内だけでなく米国輸出も開始した可食インクを搭載したフードプリンタです。

フードプリンタは販売商品ですが、ご紹介する搬送システムは販売品ではありません。水平方向に細長くガイドが伸びているものが搬送システムです。これが、今回ご紹介する売らないシステムです。

では、何のためのご紹介でしょうか?皆様にとってのメリットは何になるのでしょうか?このような疑問を持たれるのは当然です。答えはこのようになります。

前回は、当社技術者による Monti Antonio社 M-76型転写機の出荷前確認作業やMonti Antonio社との歩み をご紹介しました。問題の無い確かなものをお客様にお届けしようとする当社、株式会社サンリュウの姿勢をお伝えするためでした。今回の搬送システムは、分速30m以上の高速プリントが安定して持続できるのかを実証するための社内テスト目的で開発したものです。

今回も前回と同じく、当社の顧客本位の姿勢をお伝えしようとご紹介する記事です。

 海外へフードプリンタを販売する時には、各地域ごとに使用できる、承認された色素が異なります。当社の日本製インクは海外では販売できません。米国輸出時には、米国で承認された色素でインクを用意しなければなりません。インクメーカーとの共同開発になります。搭載するヘッドに合わせた吐出用波形を用意して、インク粘度も調整します。試作した新しいインクは、印刷適性をチェックしなければなりません。
今回ご案内している搬送システムを活用して長時間の連続印刷を行い、インクの安定性を確認するのは当社の役割です。

 このように書き始めていたのですが、海外代理店に当社の様子を伝えた所、自分たちのデモ機でも同じような確認テストを出来るようにしたいと引き合いが入りました。この記事が載った頃には、海外への販売が決まっているかも知れません。「売らないシステム」は、「売ることもあるシステム」に訂正が必要になるのでしょうか。

 

Monti Antonio社との歩み

「貴社の転写システムを日本で販売できないかどうか、問い合わせしました」

こう、インターネットで検索して見つけたイタリアの Monti Antonio社に問い合わせを入れたのは 2002年の11月です。もう16年前になります。以後、直輸入を開始して、大型フラットベッドタイプから輪転高速機までの様々なタイプのシステムを日本で販売してきました。写真のシステムは小型輪転リボン布用転写システム、M-76型です。

ご覧の写真のように、納入前には、当社技術者が出荷前の確認作業を行います。当社の自慢は、15年のアフターサービス必要期間でメーカー技術者の出向要請をしたことが一度しかないということです。その一度も、顧客へ納入後にシステム中心部まで分解しなければならないメーカーのヒーター組み込み不良によるもので、通常のアフターサービスでは必要の無いレベルの物でした。通常のアフターサービスでは、大型輪転システムのフェルト交換作業などを含め、豊富な経験を持った社内技術者が対応しています。

 現在は、Monti Antonio社システムを取り扱う他の商社も出てきています。それでも、少なくないお客様から、営業をしないでもご購入の際にご指名頂ける理由を、20年以上前に取り組んだインクジェット昇華転写印刷のカラーマネジメント技術を含めた当社技術サポート力と捉えています。「しわが発生するので下紙が悪い。もっと薄いものが良い」と訴えてこられたお客様がいらっしゃいましたが、当社サービス技術者がシステムの使用方法をアドバイスした結果、同じ下紙を問題なく使えるようになった例などもあります。

ここで、新規に転写システム導入をご検討に皆様に是非ともお伝えしたいことがあります。他社の転写システムと比較すると、Monti Antonio社システムは高価です。迷われると思いますが、予算が取れるのであれば絶対お勧めです。当社のお客様で、導入後にシステムに苦情を言われるお客様はいらっしゃいません。予定されたご商売が無くなったところ以外は、ほぼ満足され、多くが二台目以降もMonti Antonio社システムを導入されています。

 当社も、昇華転写印刷取組み時期にアジア製の廉価なシステムを取り扱ったことがあります。それなりの活用はされたのですが、比較すると頻繁な故障対応が必要な上、品質が限定されていました。当社の顧客で、高い印刷品質で各社の目標になっているお客様も、お使いのシステムはMonti Antonio社のものです。このシステムをお勧めしているのが(株)サンリュウであるということをご検討材料の中にお加えください。

→ さらに詳しく Monti Antonio社の転写システム について

 

 

小型熱プレス機用Tシャツ拡張フレーム『転写用楽枠ライト』

小型熱プレス機でオリジナルTシャツ作成に使うとすごく便利! な、Tシャツ拡張フレームをご用意しました。作業時の効率アップが見込め、火傷避けにも効果があります。特に、熱プラテンを上下旋回開閉する機種の場合は、上下空間が狭いので効用大です。

Tシャツに、転写用楽枠ライトを装着して転写機へ→ 装着したまま熱プレス→ 装着したまま取り出しで、作業効率UP!

 

小型熱転写機で昇華転写/カラーコピー転写でのオリT作成用拡張フレーム

 

皆さんは、熱プレス機テーブルにシャツを載せて、プラテンに触れて火傷しないよう気をつけながらシャツを広げる作業をされていると思います。

 

Tシャツを綺麗に広げて転写機に載せないと、しわ等で転写失敗することが…

でも転写作業時は高温になってるのでTシャツを広げるのがけっこう大変。

 

又、テーブルにシャツを載せてからでないと、シャツを広げる作業は始められません。外段取りで作業が出来なければ、一着当たりの作業時間を短くすることが出来ません。

Tシャツ拡張フレーム『転写用楽枠ライト』があれば外段取り可能に

 

この外段取りを可能にするのが、Tシャツ拡張フレーム『転写用楽枠ライト』です。熱くなった熱プレス機テーブルでなく、通常のテーブルでのシャツ拡張作業が出来、そのまま熱プレス機テーブルへ移載できるので火傷のリスクも最小になります。垂直プレス水平移動方式でなく、あおり式とかヒンジ式と呼ばれる熱プラテンを上下旋回開閉する機種の場合は、開いても上下空間が狭いので効用大です。

熱くなった熱プレス機テーブル上でなく、火傷の心配のない場所でシャツ拡張作業が可能

 

下記の用途への採用をご提案します。

1)シャツ前面、背面への画像転写用途
2)脇部への画像転写用途
3)拡張作業の外段取りで高速作業用途
4)転写紙跡を無くす「ピットレス転写」用途

Tシャツ拡張フレーム『転写用楽枠ライト』のサイズは、シャツに合わせてSサイズからXLサイズまで伸縮可能です。ご採用の場合は、転写中に前処理や後処理作業を行えるよう1本でなく複数本ご購入いただき効率化を図るようお勧めします。シャツを拡張して待機させても、フレームは縦置きで重ねられるので広い場所を占有しません。特注サイズ、特注形状にも対応可能です。ご相談下さい。

 なお、「ピットレス転写」は、当社開発の特許申請中の技法で、ポリエステルTシャツへ昇華転写した時に、転写紙の形にシャツが凹んで跡が残る問題を解決する技法です。これについては、後日、又詳しく解説します。

 

★同業者様へのご注意
転写用楽枠ライトは、その使用法などに関する特許申請をしています。同様商品を発売される場合はご注意ください。なお、申請間もないので、特許は未だ公開されていません。

 

※2018.8月に小型熱プレス機用Tシャツ拡張フレームの商品名称を変更しました: 楽枠ライト → 転写用楽枠ライト

 

 

 

 

 

 

(株)サンリュウの昇華転写への軌跡

このたび、当社は、販売する昇華転写紙のメーカーブランド名を公開することにしました。メーカーは製紙工場をオランダに持つ Neenah Coldenhove (コールデンホフ)社です。Neenah Paperの子会社です。

https://www.coldenhove.com/
https://www.neenahpaper.com/

■当社は製造設備を持たない

当社は商品仕様設計は行いますが、製造は行いません。製造設備を持ちません。米国への輸出を開始したオリジナル商品・フードプリンタ(写真)も、ヘッド、基板、RIPソフト、などを選択して品質と性能確認を行ないましたが、仕様決定後は機械製造を外注委託しています。インクや転写紙のような資材も、開発段階での協力はしますが製造はせず、メーカーからの仕入れ販売です。

■ブランド名に関する当社の戦略
販売時のブランド名は、当社の独自ブランドにするのが基本です。当社の名前が市場に対してより価値があることが前提です。ただし、メーカー名を出した方がメリットがある場合は、メーカーのブランドを用います。

 

例えば、床用広告ツールは「フロアデコ」という商品名でスタートしましたが、

早い時期にメーカー名の「フロアウィンド」(写真)に変更しました。当社の役割が小さな商品だったからです。

■当社の先進性
当社がインクジェット捺染印刷への取組みを開始したのは、ほぼ20年前です。業界の草分け的存在であり、「サンリュウの扱う資材だから、RIPだから買う」と言っていただけるくらい、導入先進技術へ高い評価を頂いて来ました。この先進性については、現在の市場を見るとお分かりいただけるのではないでしょうか。

創立以来23年間販売を続ける ErgoSoft RIP(写真)は、今や日本の各プリンタメーカーが、その簡易版をプリンタに標準搭載するようになってきています。

 

  

 

MontiAntonio社熱転写機(写真)を早くから持ち込んだのも当社です。

    

 

■Coldenhove社の昇華転写紙
Coldenhove社は1661年設立の歴史あるオランダの製紙メーカーです。当社は、昇華転写紙の開発後間もない時期である19年前に輸入販売を開始しました。昇華転写紙の特許を取得したColdenhoveは、ロイヤルティを得て、他の多くの転写紙メーカーに、基本特許を供与している立ち場にいます。自社商品の品質は、当然トップレベルにあります。

そのColdenhoveが今でも、新商品発売、商品仕様変更などの時は、世界の代理店の中から真っ先に当社にサンプルを提出して、品質確認テストを依頼して来ます。「転写紙を使いこなすための経験と知識を持っている」との評価からです。日本市場でもこの点に信頼を頂き、サンリュウブランドが支えられています。

■市場の拡大と新たな展開  (アパレル業界への拡販)
市場は変化を続けています。サイン業界での昇華転写は行き渡り、年率三割を超える勢いで売上げが伸びているのが世界のアパレル業界向け転写紙です。当社のアパレル業界での知名度は高いと言えません。このままでは、代理店としての責任が果たせません。ここでは、Coldenhoveの世界でのブランド力の高さを活用しない手はありません。現在は、「Coldenhove転写紙」と検索しても当社の社名が出てきません。このマイナスを解消するため、「Neenah Coldenhove」というメーカー名を公表することを決めました。従来商品の変更はありませんのでご安心ください。

■今後について
転写紙段ボール箱表側ラベルを、当社が国内で貼り換えていましたが、今後はメーカーのラベルをそのまま残します。原油価格上昇があって世界的に用紙は、値上がり傾向にあります。仕入れコストに応じた値上げは避けられない部分がありますが、ラベル貼り換えコストの排除などを、値上げ幅抑制に生かして行きます。

上に挙げたものの他にも、当社が業界に先駆けて取り扱いを開始したの商品で、その後に業界各社が追随する例が後を絶ちません。資本主義経済の競争が促進されるのでこれは、歓迎です。技術力を磨き、当社はさらに先に進み続けます。新しい考案は特許申請をしています。世界を網羅する情報網を活用して、最先端の確かな商品を市場に紹介して行きます。皆様とアイディアを分け合いながら道を切り開き、共に発展して行きたいと考えています。

旧バージョン RIPサポート終了のお知らせ

日頃より、弊社製品をご愛用いただきまして誠にありがとうございます。

さて、弊社より販売しておりましたErgosoft社RIPの一部製品(以下、旧バージョン)のサポート終了についてご案内申し上げます。

旧バージョンはすでにメーカーでの販売・サポートを終了しておりますが、弊社ではこれまで、できる限りサポートを続けてまいりました。
しかしながらサポートにかかるコストも増大し、今後も対応を継続していくことが困難な状況であるとの判断から、誠に勝手ながらサポートを終了させていただきます。
長年ご利用のお客様には大変ご不便をおかけいたしますが、何卒ご理解いただきますようお願い申し上げます。

現在、弊社では最新バージョンのv15を販売しております。サポート終了期日までにv15へのバージョンアップもご検討ください。
今後もサービス向上のため鋭意努力して参ります。何卒よろしくお願い申し上げます。

1.サポート終了対象製品(Ergosoft社 RIP)
製品バージョン: v6, v7, v8, v9, v10, v11, v12, v2008

※v14につきましても、メーカーでの販売・サポートを終了しております。
今回の対象には含まれませんが、同様にv15へのバージョンアップをご検討ください。

2.サポート終了期日 2018年09月30日

3.後継製品について
最新OS(Win10)に正式対応し、機能面も使い勝手も向上した最新版へのバージョンアップをご検討いただければ幸いです。
Ergosoft RIP v15 https://www.sanryu.com/rip.html

4.お問い合わせ・連絡先
本件に関するお問い合わせは下記までお願いいたします。

担 当:
メール:
電話:048-446-6786
FAX:048-446-6761

旧バージョンRIPソフトサポート終了案内.pdf

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2018-03-29追記
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バージョンアップ価格について
正確な価格はお見積もり依頼を頂くようお願いいたします。
参考例
・Version 14 SE から Version 15 Essential  77,000円
・Version 14 FULL から Version 15 Production  140,000円
※その他、諸費用が必要になることがあります。

Version15からライセンス体系が変更されました。
プリンタ毎に「License Name」と「Level」が決められています。
Version15にバージョンアップ後、Version15で使用しているプリンタAを、別のLicense Nameの
プリンタBに切り替える場合、プリンタB(別のLicense Name)の対応したLevelのドライバーを
新規購入する必要がございます。
※プリンタの故障や老朽化、メーカーの販売終了など理由は問わず、新規購入が必要です。
※Version14では、License NameやLevelは無く、カテゴリだけでした。
※Version14 FULL版等では、同じカテゴリに属するプリンタは使用可能でしたが、Version15から
は、別のLicense Nameのプリンタは使用できないということです。