月別アーカイブ: 2020年10月

シンプリ円筒転写機のご紹介

シンプリ転写印刷は手作業で可能ですが、システム化も出来ます!

まず、『シンプリシステム』とは? → 転写シート上に形成された顔料画像層と接着層から成る二層を、被転写物へ非加熱または低温で転移して固着させる転写印刷システムです。

詳しくは過去の紹介記事「シンプリシステムのご紹介」をご覧ください。

また、シンプリシステム専用のYoutubeチャンネルやTwitterアカウントもございます。
シンプリシステム専用Youtubeチャンネル開設!


さて、本題に入ります。
シンプリシステムを使った三次元形状立体物用には真空転写システムがありますが、円筒容器用には、当社開発のシンプリシステム用円筒転写機が便利です。

一例として、水筒やガラス瓶への画像転写に最適な、シンプリシステム用円筒転写機 W-300型をご紹介します。


◆円筒転写機 W-300型

写真1:ガラス瓶に画像を転写中の工程

 

円筒転写機 W-300型の特徴
円筒物の360度全周転写が出来ます。
多少のテーパ―、凹凸部などがあっても画像形成可能です。
非加熱での転写が可能なので、耐熱性の無い素材への画像転写が出来ます。


シンプリ転写画像の素材への接着性・硬度に関しては、ある水筒メーカー様にご確認いただきました。
確認結果は、「オーバーコートを施さない条件で、強度基準をクリアする」というものでした。

写真1 は、ガラス瓶に画像を転写しているところです。
シンプリシステムなら、従来のラベルのような裏糊付き紙台紙は不要になります。鉛筆硬度2H以上の画像が、ガラス素材にしっかりと密着するからです。(※今回の例では画像+透明な背景での転写でしたが、もちろん白色画像背景が必要な時は、画像に白色層を出力すれば付与できます)



【W-300型 製品仕様】
・ 転写画像幅 最大 290mm
・ 円筒物外径 φ30~90mm
・ 機械サイズ 620x670x580mm
・ 電源    100V単相 20W

 

カスタム機/転写幅や外径の変更等について
W-300型システムを超える範囲の円筒物転写も対応可能です。ご相談ください。

シンプリ円筒転写機にご興味ございましたら、ぜひお問い合わせください。



株式会社 サンリュウ

〒334-0073 埼玉県川口市赤井 1-10-7
Tel: 048-446-6786
www.sanryu.com

アイスコーンプリンターがWBSの「トレンドたまご」で紹介予定!


2020年10月27日(火)23時~放送
テレビ東京系列WBS(ワールドビジネスサテライト)内の「トレたま(トレンドたまご)」で、アイスコーンの全周に任意のデザインがプリントできる可食インクプリンター『アイスコーンプリンター』が紹介される予定です!

※2020.10.22修正:記事投稿時、10/26(月)放送と記載しておりましたが、10/27(火)放送に変更となりました


「トレたま」とは、あらゆるジャンルの斬新な商品や新技術、サービスなどを紹介する番組内のコーナーです。

ご興味ございましたら、ぜひご覧ください。


◆当社のフードプリンターページ
https://www.sanryu.com/print/flatbed02.htm

◆過去記事『アイスコーンプリンターのご紹介』
https://sanryunews.com/2020/04/28/ice-cone-printer/
※実際にアイスコーンに印刷している様子の動画もありますので、ぜひご覧ください!


EXOstencilと従来のスクリーン印刷製版との違い

以前の記事でご紹介した、スクリーン製版用転写紙『EXOstencil(エクソステンシル)』について、今回は、従来のスクリーン印刷製版との違いや、EXOstencilはどんな方に採用されるのか。というのをご紹介いたします。

◆EXOstencilについて、以前ご紹介した記事は コチラ をクリック!
※高解像度の商品紹介動画(日本語ナレーション付)も以前の記事からご覧ください


スクリーン製版用転写紙EXOstencilは、従来のスクリーン印刷用製版と比べると工程が少なく、化学薬品を用いず、必要機材も少ない手法です。
では、どんな方が導入するのに向いているのでしょうか?

従来のスクリーン印刷(※シルクスクリーン印刷、シルク印刷なども同じ意味です。昔はシルクを使い紗を張り、今はポリエステル、ナイロン等を使用)は、乳剤や露光パネルが必要です。
版枠を用意して、メッシュ状の紗を張る乳剤を塗布ポジフィルム吸着露光パネルで焼き付け露光後の紗を水洗い乾燥させる、 といった工程です。
なお、版は別の画像用に再利用はできません。

それに対し、EXOstencilの場合は、従来の製版工程が簡略化されます。
PCとプリンターで受像シートに画像印刷画像用シートに糊シートの糊層を転写紗に糊層付き画像を熱プレス転写、という工程です。
なお、高圧ジェット水で転写画像層を剥がし、紗を別の画像用に再利用が可能です。
もちろん、リピートオーダーのためにフィルムを剥がさず、版を保管することも可能です。

EXOstencilは、従来のスクリーン印刷用製版と比べると工程が少なく、必要機材も少ない手法です。

それでは、どんな方が導入するのに向いているのでしょうか。

例えば、 仕事でコピー転写や昇華転写をしている印刷屋さんが、今まで外注に出していたスクリーン印刷の仕事を内製化したい、という場合の方です。
スクリーン印刷の経験が無いと、製版工程の複雑さ、必要な熟練技術、設備投資額の大きさなどで、内製化に尻込みしてしまいます。
EXOstencil製版法なら、未経験の方でも導入が容易です。

また、スクリーン印刷業を本格的に展開している印刷工場で、200枚とか500枚程度の小ロット受注業務もこなしている場合があります。
このような仕事では、製版代がネックになっています。従来製法による版は耐久性がありますが、製版コストは高価です。
しかし、このような少ない印刷数では元が取れません。
このような場合には、大きなコストダウンが出来る EXOstencilの採用が勧められます。


スクリーン製版用転写紙『EXOstencil(エクソステンシル)』にご興味ございましたら、お気軽にお問い合わせください。