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デュラ瓦版6:国内でのDuraluxe看板

デュララックス瓦版6:日本国内でのDuraluxe看板プレートの採用動向

今回は、日本国内でのDuraluxe看板プレートの採用事例というか動向を紹介します。

デュララックス瓦版(NewsLetter)ではパウダーコーティング(粉体塗装)でデジタル印刷と建材の融合に新たな可能性を持つ、昇華転写用耐候建装材『Duraluxe(デュララックス)』の加飾物や技術をご紹介します。

 

デジタル印刷システムのDuraluxeには写真や芸術品、屋内建材、屋外建材などの用途もありますが今回は屋外向けの看板用途についての記事です。

国内でも、看板用途に採用が進んでいます。事例をいくつか紹介します。

 

 

事例1: デュラ瓦版1にて詳細に紹介している「不動産管理会社案内板」

Duraluxeプレートでの作成

この画像だけだと分かりにくいですが、柔軟シートやラミネートを貼った市場の看板に対しDuraluxeプレートの方は”硬質アルミ材そのもの”で表面は平滑です。なめらかで高級感があります。

キャンバスやサテンを選択した場合、表面が上品なシボ状です。ちなみにDuraluxe印刷事業がスタートした時の初仕事ですね。

 

 

 

事例2: デュラ瓦版2にて詳細に紹介している、ビル入り口にある「テナント案内板」

細長いDuraluxeプレートでの作成

実際の設置場所での写真

印刷屋さんが、昇華染料画像の鮮やかな発色と、高級感のある微細な凹凸のあるシボ面に感心されていました。
また、Duraluxeプレートは耐光性が高く、プレート塗膜に浸み込んだ昇華染料画像が海外で屋外耐候性5~7年保証されているほどです。

 

 

 

事例3: アルミスタッドを溶接しての「医院の案内板」掲示

※画像中の名称部分等にはぼかしが入っています

 

案内板の設置引き合いの際に、アルミスタッドを直接溶接出来る看板が良いとのご希望でした。金属サイディング(縦貼り)の建物外壁にDuraluxeアルミ板を取り付けされたようです。

横から見た外壁との接続

 

一般に2mm以上のアルミ板であれば、スタッド溶接で板表面側への影響は無いと言われています。Duraluxeアルミ板は1.2mmと薄いので、わずかに表面が盛り上がりますが、ほとんど目立ちません。

 

この医院様では、フェンスに貼った案内看板にもDuraluxeプレートをご使用いただきました。こちらは穴開け加工+針金での取付ですね。

フェンス1での駐輪場案内看板

フェンス2での駐輪場案内看板

 

柔軟シートやラミネートを貼る必要のない、Duraluxeアルミ板はスタッド溶接しての看板設置に向いていますよね。

Duraluxe昇華転写後に折り曲げたり穴開け加工やカット加工が出来るほどの柔軟性や強靭性がここでも有利に働いている感じですね。

 

 

 

事例4: 宿泊施設にて各階に屋外設置の「階層案内板」

宿泊施設の「階層案内板」
Duraluxeの大型アルミプレート(600mm x 600mmぐらいでしょうか)を使った看板です。屋内用ではなく、屋外で(この看板は)2階フロアの案内をしています。
それぞれの階の屋外にDuraluxe製の看板を階層案内板としてご採用いただきました。

 

 

 

どのお客様も気に入っていただいたようで、シート張り看板の倍の価格でも良いとの評価をいただいております。

 

DURALUXEシステムで金属に様々なタイプの表面加飾を施された建材や建築物が施工されています。ぜひお問い合わせください。

 

 

 

 

 

馬救出作戦の記念碑を昇華転写アルミ板で

作成事例:Coldenhove社の昇華転写紙を使用した屋外設置アルミ金属プレート

1m x 2mオーバーの屋外用昇華転写アルミ板22枚使用の大型モニュメント

 


はじめに:dobbepaarden ウマ救出作戦について

Rescue of 200 horses by 7 women in 2006 youtube動画より抜粋

2006.10.31 オランダ北部。大嵐による洪水が発生、小さな高台で150~200頭以上(※諸説あり)の馬が孤立。多くの人々が馬を心配し救出を願った。残念ながら衰弱や溺死により少なくとも19頭が死亡。

最初のボートによる救出作戦は仔馬を含む20頭の救出に成功するも、その後ボートが浅瀬に乗り上げ失敗。

ボートで餌を運ぶことには成功しつつも救出がうまくいかないまま日数が経過し状況は悪化。数日後、多少水が退いたことで浅瀬を使った別の救出手段を試すチャンスが到来した。

潜水服に身を包んだ消防士達が浅瀬を探り脱出ルートを決定。脱出ルートは水深1~2mの浅瀬を通るように設定された。

馬に乗った数人の娘が志願。海を渡って近付き、馬を陸地まで誘導する作戦が開始された。男達は海に入りそれぞれが浅瀬の誘導ポイントで待機。緊張しながら女達と馬が戻って来るのを待った。

誘導に失敗して深みにはまれば、溺死してしまうのだ。
そして……。

 

(※リンクした動画の最初は説明で、浅瀬救出作戦は1分25秒~です)

馬に乗った女性達をはじめ多くの人々の努力により、浅瀬を使った馬達の救助は成功した。

 


 

この栄誉を称えるため記念碑の作成が行われることに。

馬達が取り残された現場近くへの7kmの歩道が整備され、昇華転写用アルミ製パネルで記念碑が設置されることになりました。

記念碑施工を請け負った広告看板製作業界大手のA社は、当初は他社の転写紙で検討。しかし他社の転写紙では以下の問題に対応できず、Coldenhove社のDHS昇華転写紙に変更することになりました。

Coldenhove社

1.コックリングの問題
記念碑には濃い黒の発色が必要とされました。大量の黒インクを受け止めるためには転写紙の厚みや重さが重要です。

インクを大量に使うと転写紙の厚みが薄い場合はコックリングが発生し、プリントヘッドをこすってしまうからです。ヘッド位置を高めにすることでも対処は可能ですが、そうすると”ぼやけて”画質が低下してしまうのです。

広告看板製作業界大手のA社には画質低下は受け入れがたいことでした。ここでColdenhove社の厚手昇華転写紙を使用することでコックリングの問題はやっと解決しました。

 

2.ゴーストの問題
アルミ製パネルの昇華転写時には、熱転写機からの高熱でアルミが伸縮します。金属転写の場合、大型サイズの転写になるほど熱伸縮の影響が大きくなり、コーナー部分でのゴースト発生が問題となります。

金属の伸縮に追随できない転写紙だとどうしてもゴーストが大きくなります。伸縮性に優れているColdenhove社の厚手昇華転写紙を使うことで、ゴースト発生の問題が解決されました。

 

Coldenhove社 大型昇華転写紙の製造場面

 

A社が導入している大型ヒートプレス機。おおよそ122 x 244 cmサイズまでの転写紙を使用可能
これから昇華転写用アルミパネルへの転写を行う

転写済パネルを床で仮組みしながら、配置確認用の小型印刷を見てチェック中

22枚もの大型アルミ昇華転写パネルを組み合わせてゆく

アルミパネル転写後、土台も含めて作業は続き、そして現地へ

ラミネート処理も施された2tの重量にもなる記念プレートを施工

 

施工が完了。救出されてゆく馬がプレートに描かれています

左に見えるのは馬に乗った先導役の女性でしょうか

海を駆け抜ける馬達の勇姿がここに刻まれたのです

 

 


 

関連リンク

Artwork dobbepaarden has finally arrived after 13 years, presentation on Friday

https://www.omropfryslan.nl/nl/nieuws/904578/kunstwerk-dobbepaarden-is-er-na-13-jaar-toch-gekomen-vrijdag-presentatie

dobbepaarden ウマ救出作戦と記念碑作成/完成式典に関する2019年の記事。記念碑アップの画像が冒頭にあります。関連画像や動画なども。

 

 

デュラ瓦版5:アルミ多孔パネル

デュララックス瓦版(NewsLetter)ではパウダーコーティング(粉体塗装)でデジタル印刷と建材の融合に新たな可能性を持つ、昇華転写用耐候建装材『Duraluxe(デュララックス)』の加飾物や技術をご紹介します。

デュララックス瓦版5:アルミ多孔パネル

今回は、多孔(パーフォレート)加工されたDURALUXE昇華転写用アルミ製多孔パネルのご紹介です。なお、これは海外での施工例です。

DURALUXE昇華転写用アルミ製多孔パネル

DURALUXE昇華転写用パーフォレート加工アルミ製パネル

パネルサイズは、48’x96’x0.063’インチ(約122cm x 244cm x 厚さ1.6mm A5052アルミ合金)他。クリアーのタイプとサテンタイプがあります。インテリアにもエクステリアにも使用可能です。

 

DURALUXE昇華転写用アルミ多孔パネルの説明

右:一枚板のアルミパネルへ同一のフルカラーデジタル画像を昇華転写した場合の図に対し、左:多孔パネルに仕上げた場合のイメージ

 

片面だけでなく、両面にDuraluxe粉体塗装があり、表裏、両面へそれぞれ別画像の昇華転写も可能。

DURALUXEパーフォレート加工パネルは、壁面に、柱に、シーリングに、仕切り板に、エクステリアにすぐお使いいただける商品です。

様々な使い方が可能です。ディスプレイに、サイネージに、電気製品の囲いに、アトラクティブなオブジェに、農業に、空調システムに、自動車業界に。フルカラーグラフィックを昇華転写したアルミ製多孔パネルをご活用ください。あなたのアイディアと創造性で独自のカスタマイズが可能です。

 

昇華転写用パーフォレート加工パネル

  • インドア用途にもアウトドア用途にも
  • Duraluxe粉体塗装へ昇華転写が可能
  • 建材用パーツとして組込み
  • 防音璧やシーリングに
  • サウンドコントロール用のアコースティックパネルに
  • 光源を遮る日除けサンシェードに
  • プライバシー保護に
  • HVAC暖房換気空調システム用のエアディフューザーに

 

 

DURALUXEシステムで金属に様々なタイプの表面加飾を施された建材や建築物が施工されています。ぜひお問い合わせください。

 

 

 

 

 

 

デュラ瓦版4:アルミ縞板パネル

デュララックス瓦版(NewsLetter)ではパウダーコーティング(粉体塗装)でデジタル印刷と建材の融合に新たな可能性を持つ、昇華転写用耐候建装材『Duraluxe(デュララックス)』の加飾物や技術をご紹介します。

デュララックス瓦版4:アルミ縞板(しまいた)パネル

 

今回は、足用滑り止めが付いたDURALUXE昇華転写用アルミ製縞板プレートパネルをご紹介します。なお、これは海外での施工例です。

 

DURALUXE昇華転写用アルミ製縞板プレートパネル

DURALUXE昇華転写用アルミ製縞板プレートパネル(左がライス型縞/右がダイヤモンド型縞)

クリアーのタイプとサテンタイプがあります。

材質がアルミなので、スチール製の縞鋼板のアルミ版であり、アルミ縞板(しまいた)、アルミ板滑り止めにあたる商品です。

パネルサイズは、48’x96’x0.079’インチ(約122cm x 244cm x 厚さ2mm)

縞板は縞板ですが、フルカラーグラフィックを粉体塗装アルミ板に昇華転写して使用可能な縞板なので、床板としてはもちろん壁やドアに貼り付け(穴あけしてねじ止めも可能)ての使用も想定されています。

 

エンボス加工された浮き出しは、ダイヤモンド型縞 (DIAMOND PANEL FINISH) のタイプとライス型縞 (RICE PANEL FINISH) のタイプがあります。ライス型縞は小さく比較的平らかな模様なので、床板として使う場合など人間の靴などに対しての滑り止めにはライス型縞ではなくダイヤモンド型縞が推奨です。

ダイヤモンド型縞 (DIAMOND PANEL FINISH)

ダイヤモンド型縞

 

ライス型縞 (RICE PANEL FINISH)

ライス型縞

 

車を入れるガレージの壁をDURALUXEアルミ縞板パネルでカスタムデザインに。デジタルグラフィックを昇華転写可能なアルミ製縞板プレートです。

車庫の壁への施工例車庫の壁への施工例

 

ドアに設置してドアプロテクト、キックプレートに(万一お客がドアを蹴ってもアルミ製パネル部分が保護となり、頑丈でより壊れにくいドアになります)。

ドアプロテクトとしての施工例

ドアプロテクトとしての施工例

 

フルカラーグラフィックでカスタムデザインされた羽目板(エンボス加工が可能)を床面や壁面に。レストラン、フィットネスやスポーツジム、ビジネスに、病院、屋外バーベキュー場にも。簡単に貼り付けやねじ止めでの設置が可能です。

床や壁面への施工例床面や壁面への羽目板としての施工例

 

DURALUXEシステムで金属に様々なタイプの表面加飾を施された建材や建築物が施工されています。ぜひお問い合わせください。

 

 

デュラ瓦版3.5:銀塩からDuraluxeへ

デュララックス瓦版(NewsLetter)ではパウダーコーティング(粉体塗装)でデジタル印刷と建材の融合に新たな可能性を持つ、昇華転写用耐候建装材『Duraluxe(デュララックス)』の加飾物や技術をご紹介します。

デュララックス瓦版3.5: 銀塩写真プリントからDuraluxeへ

Duraluxeプレートの特長

「Duraluxe(デュララックス)プレートって何? フォトフレームに使えるの?」

メタル昇華転写プリントDuraluxe:静電塗装アルミ板

写真スタジオやフォトギャラリー様からの問合せがくるようになりました。銀塩写真プリントからDuraluxeプレートへの代替需要が増えているように思います。

理由は、以下が挙げられるでしょうか。

長期保存性の比較:写真プリント紙と塗装アルミ板

銀塩写真プリントは、紙にプリントされた写真なので、経年劣化によって色褪せや黄ばみが発生し、また、水濡れや摩擦によって破損する可能性があります。

一方、塗装アルミ板(Duraluxeプレートもこの一種)は、昇華転写された写真なので、長期保存性に優れています。

表面加工により耐スクラッチ性も有しています。そのため、記念写真やアート作品など、長期に保管したい写真に適しています。

 

ウレタン塗料を使った静電塗装アルミ板Duraluxe
高い耐候性を持つ構造上の理由について

市場にはポリエステル塗料を使ったメタル昇華転写プリント系のアルミ板も出ています。先行する他社のアルミ板でなく、当社への引き合いが増えているのは耐候性の差ではないでしょうか。思い出を何十年も持たせたいというお客様の希望や期待が大きいように感じます。

 

建材で世界では屋外15年~20年保証までしているdecoral社の金属プリント系商品は、ウレタン塗料(粉体塗料)を使っています。

そして看板業界では他に類のない耐候性を誇る静電塗装アルミ板であるメタル昇華転写プリントDuraluxeもウレタン塗料(粉体塗料)を使っています。(ちなみにDuraluxeは、decoral社の関連会社商品です)

入った色素を長期間いかに安定させておくか?という課題に対し、塗料に含まれる紫外線吸収剤の質や量が大きく貢献しています。さらにポリエステル系でなくウレタン系塗料の選択により、他にない長期耐候性が得られていると言えるでしょう。

 

 

また、Duraluxeは高い物理強度を持っています。そのためDuraluxeは昇華転写後の金属プレートを折り曲げ、穴あけ、外形カットをして使用することができます(ポリエステル塗料系のメタルプレート製品ではこれは困難だと思います)。

両面に昇華転写した後で折り曲げて使うフォトフレーム(写真立て)は非常に取り扱いやすい商品です。

昇華転写後に穴あけをして吊り下げたり、カッティングマシン(CNCルーター)などで好きな形に外形カットをして使用できるのもDuraluxeの物理強度が高いからです。

 

 

関連会社であるdecoral社の施工した北欧の駅外壁

長期耐候性が求められる屋外施設外壁、金属板に画像が昇華転写されている

 

建材の場合、屋外で5年しか持たない耐候性保証では短いです(屋内用の建材としてなら長期に使えるかもしれません)。それに対しdecoral社には、アルミや鉄などの金属に木目や大理石模様を昇華転写し世界で15年や20年保証しているウレタン塗料まであります。Duraluxeも同様の特別なウレタン塗料を使用しており、長い耐候性を持っています。他社様の貼り付けるタイプの屋外看板用ビニールを使用した商品よりも、Duraluxeは高い屋外耐候性と強い物理強度を持つと自負しています。

 

多様な表面仕上げと高品質な仕上がり

Duraluxeプレートは、高解像度で鮮やかな色合いの写真がプリントできます。またマット系/光沢系を含み非常に多様な表面仕上げが可能です。

表面に各種の加工を施すことで麻布のような微細な凹凸を加える、サテン生地のような上品な質感、乾燥したひび割れた大地のような立体的な縮み模様にするなど、様々なバリエーションでの立体感のある仕上がりにすることも可能です。

そのため、写真の美しさをより引き立てることができます。

 

Duraluxeプレートを使ったフォトフレームのメリット

Duraluxeプレートは、フォトフレーム用途としても優れたメリットを備えています。(Duraluxeは、紙を使った銀塩写真プリントとは違い、デジタル画像を昇華転写できる塗装アルミ板です。

軽金属で塗装面を含め手荒に扱っても比較的破損しにくい物理強度を持つため、屋外にも持ち出して使えるフォトフレームとして様々な用途に使えます。

炎天下の屋外フェスで使用するとか、キッチンカーの食品メニューパネル看板に使うとか、今までになかった用途で使えるかもしれないですね)

最近は光沢タイプより、3種類のマット系が人気があるようです。お客さんの好みでマット、サテン、キャンバスを選ばれることが多いです。

デュララックス瓦版3でご紹介した、お客様がお持ちの昇華インク/昇華転写紙と熱プレス機でそのまま使える金属転写板Duraluxeアルミ昇華転写用ブランクプレートは長方形だけでなく、正方形、円形、楕円形などの形状も取り揃えています。これも、物理強度が高いので可能になっている部分でしょうか。従来だとどうしてもA4とかA3などの長方形タイプの形状のみになることが多かったように思います。

大型熱転写機に張り付け、アルミ金属製の頑丈な銘板としての使用例他

軽量で持ち運びやすい
アルミニウム金属を使用のため、耐久性が高く、長く使用できる、水に濡れても破損しにくい、汚れても拭き取るだけで簡単にお手入れできるなどの特長があります。

お子様の七五三や成人式などの記念写真、家族旅行やペットとの思い出など、大切な写真を飾るのにも最適です。

Duraluxeプレートの活用事例

Duraluxeプレートは、写真スタジオやフォトギャラリーだけでなく、広告/大型屋内装飾やインテリアの加飾など、以下のような場所で様々に活用されています。

ホテルや旅館
結婚式場や披露宴会場
企業のオフィスやショールーム
商業施設や公共施設

 

アルミ昇華転写用Duraluxeプレートは、高品質で長期保存性に優れたアルミ昇華転写技術です。屋内外の様々なシーンで活用されています。

Duraluxeプレートは、ウレタン塗料(粉体塗料)を使った静電塗装アルミ板です。ウレタン塗料(粉体塗料)を使った静電塗装は、ウレタン樹脂を溶剤に混ぜて作られた溶剤系の油性塗料や水性塗料(外壁や屋根の塗装等に使用される)とは別物です。

Duraluxeプレートは建材用途(主として屋内用)でも使えますが、デジタル印刷の金属転写を看板用などとして使用するなら屋外で最高級レベルの商品です。

 

 

 

 

デュラ瓦版3:ブランクプレート

デュララックス瓦版(NewsLetter)ではパウダーコーティング(粉体塗装)でデジタル印刷と建材の融合に新たな可能性を持つ、昇華転写用耐候建装材『Duraluxe(デュララックス)』の加飾物や技術をご紹介します。

デュララックス瓦版3:

Duraluxeアルミ昇華転写用ブランクプレートのご紹介。

ブランクプレートだけでメタル転写可能!

インクジェット昇華転写プリントシステムの一例

ブランクプレートはお客様がお持ちの昇華インク/昇華転写紙と熱プレス機でそのまま使えます。

 

Duraluxeは建材用途(主として屋内用)でも使えますが、デジタル印刷の金属転写を看板用などとして使用するなら屋外で最高級レベルの商品です。

今回ご紹介のブランクプレートは、最小サイズ 円形3″(直径約76mm)~ 正方形と長方形の各種サイズ ~ 最大で楕円形20×24″(短径長径 約508mm x 610mm)サイズで、各種表面加工(在庫品6種類)を取り揃えています。様々な用途に使える昇華転写用金属プレートです。

今までもDuraluxe社の昇華転写用メタル、ウレタン塗料を使用した静電塗装アルミ板であるDuraluxeプレートに関して色々ご紹介してきました。なぜ屋外対候性が高いのか、物理強度が高いのか等の技術解説や、デジタル画像データをご入稿いただき、各種Duraluxeプレートへ昇華転写したり、出力したものの用途について等のご紹介が多かったと思います。

今回はブランクプレートに関するご紹介です。まだ昇華転写印刷がされていない、紙で言えば未印刷の状態の、昇華転写用アルミ金属プレートです。

温度やプレス時間等の違いはありますが、お手持ちの昇華転写インクと昇華転写紙、Tシャツ転写機等を使い、昇華転写Tシャツをプレスする時の要領でご使用いただき、アルミ金属プレートへの昇華転写が可能です。

形状は4種類。長方形タイプ、正方形タイプ、円形タイプ、楕円形タイプがあります。それぞれに大小いくつかのサイズを取り揃えています。

 

 

※こちら ↓ は画像が転写済の参考写真です。ブランクプレートには何も印刷されていません。

また、表面加工仕様は合計8種類あります。(※表面加工仕様により、屋内用と屋外/屋内用があります。→表面加工仕様の詳細はこちら

 

※こちら ↓ の画像は表面加工の参考写真です(クリックで拡大表示されます)。販売商品であるブランクプレートには何も印刷されていません。

名称 屋外/屋内
光沢(Gross)

屋外/屋内
マット(Matte)

屋外/屋内
サテン(Satin)

屋外/屋内
キャンバス(Canvas)

屋外/屋内
ウォールスカイ(WallSky)

屋内
蓄光(GlowInTheDark)

屋内

ソルトレイク(SaltLake)

屋内
アイスタッチ(IceTouch)

屋内

 

そのうち6種類(Gross,Matte,Satin,Canvas,WallSky,GlowInTheDark)の表面加工仕様の商品を在庫しています(※SaltLakeとIceTouchの2種類はお問合せください)。

※表面加工仕様ごとに別の商品です。昇華転写後に表面加工するわけではありません。(キャンバス地のプレートに昇華転写して後から再度表面加工してサテン地のプレートにする、といったことはできません)

価格は、1枚単位売り価格、5枚単位売り価格、10枚単位売り価格があります。それ以上の枚数の場合はご相談ください。

※表面加工仕様ごとに別の商品です。ご注文いただく際は、何枚単位売りをご希望かの他に、

1.表面加工仕様の指定(光沢、マット、サテン、キャンバス、ウォールスカイ、蓄光)
2.タイプの指定(長方形、正方形、円形、楕円形)
3.サイズの指定(縦横、直径、短径と長径など)

が必要になります。

 

長方形タイプ 各種 (縦x横 単位はインチ ※mm表記は概算です)
4×6″ (102mm x 152mm)
8×10″  (203mm x 254mm)
8×12″ (203mm x 305mm)
12×18″  (305mm x 457mm)

正方形タイプ 各種 (縦x横 単位はインチ ※mm表記は概算です)
4×4″  (102mm x 102mm)
5×5″  (127mm x 127mm)
8×8″  (203mm x 203mm)
12×12″  (305mm x 305mm)

円形タイプ 各種 (直径 単位はインチ ※mm表記は概算です)
3″  (76mm)
4″ (102mm)
6″  (152mm)
8 (203mm)

楕円形タイプ 各種 (短径x長径 単位はインチ ※mm表記は概算です)
5×7″  (127mm x 178mm)
7×12″  (178mm x 305mm)
8×10″  (203mm x 254mm)
20×24″ (508mm x 610mm)

などを取り揃えています。

 

※まだ仕様がはっきりしない部分もあります。→ まず お問い合わせください。

 

 

デュラ瓦版2:テナント案内板

デュララックス瓦版(NewsLetter)ではパウダーコーティング(粉体塗装)でデジタル印刷と建材の融合に新たな可能性を持つ、昇華転写用耐候建装材『Duraluxe(デュララックス)』の加飾物や技術をご紹介します。

 

デュララックス瓦版2:テナント案内板

5日前の東京では、まだ6月なのに45人が熱中症の疑いで救急搬送されたそうですね。2023年も猛暑ですね。
7月に入った今日は曇り気味。最高26℃程度までしか行かないようですが、湿度が70%を超えて蒸し暑いです。
皆様、お元気ですか?

今回の添付写真は、日陰の涼しげなビル外観なので、音でなく目で涼を味わっていただけたらと思います。

◆Duraluxe印刷事業が進んでいます
この新築ビルは、9階建のテナントビルです。このビルのオーナー様が、私どもの Duraluxeプレートの品質をご理解くださり、新しいテナント企業が入った時に勧めていただけることになりました。

二つ目の添付写真が、ビル入り口にあるテナント案内板です。案内板のトップには、既に一社入っているので、二社目以降にDuraluxeプレートが並ぶことになると思います。オーナー様、ご支援ありがとうございます。

◆テナント案内板
案内板サイズは、80mm×400mmでした。サインプレートとして受注する際に、いつも比較されるのがアルミ複合版ですが、この用途ならDuraluxeプレートが正解ではないでしょうか。
ゴールドカラーの光沢ある案内番ベースプレートも、その周囲のサイディング外壁も、いずれも美しく、はめ込まれる案内板にも、同様な“高級感”が求められるように思うからです。

理由は他にもあります。案内板1枚の製作に、ラミネートや貼り付け作業は非効率でしょう。
ラミネートしても耐候性は劣ります。経年変化で、貼った表面フィルムが剥がれたり、ひび割れしたりしてきます。Duraluxeプレートなら10年経過しても、表面が割れたりしません。この用途ならDuraluxeプレートの圧勝ですね。

◆Duraluxeプレートに印刷屋さんが感心されたポイント
ハイテク素材を使用したジャケットのアパレル業界記事にも、「生地表面のシボ感が高級感を醸し出す」とありました。光沢やマット面でなく、微細な凹凸のあるシボ面に高級感をより感じるようです。
Duraluxeプレートでは、サテン、キャンバス、アイスタッチなどと、シボ面も数種類用意されています。硬質素材なので、柔らかなフィルムでは不可能な、精細な凹凸表現が出来るのです。

◆インパクトを与える広い色領域

印刷屋さんが感心された理由のもう一つは、「昇華染料画像の鮮やかさ」ではないでしょうか。
顔料よりも色領域が広いので、インパクトが強くなります。黒色はより黒く、赤色はより赤く表現できるからです。中間調の諧調表現もより繊細に出来ます。

ご心配されないように、加えておきます。染料は耐光性が弱く、数か月で色褪せるのが普通なので、一般の屋外印刷物はほとんどが顔料インクで印刷されています。
しかし、Duraluxeプレートなら大丈夫です。プレート塗膜に浸み込んだ昇華染料画像は、海外では屋外耐候性5~7年保証されているのですから。

Duraluxeパネルで「銘板」を製造した例

Duraluxeパネルで「銘板」や「室名札」等を製造する

このページが想定する読者(製造/販売される方)

「銘板」や「室名札」等を製造/販売されている企業様に、新たな商材としてご検討いただくためのページです。

私たちは、2つのことができます

  1. 私たちが製品を製造し、貴社に納品します
  2. 貴社で製造できるように、資機材の販売と技術支援をします

詳しくは、後述します。

Duraluxeパネルを銘板として使う

弊社で販売しているDuraluxeパネルは、もちろん様々な用途で使えますが、今回は「銘板」「室名札」等として使うことについて、考えてみました。

このようなフルカラーの銘板が簡単に作製できます

 

結論

下記条件に1つでも当てはまる場合は、ぜひDuraluxeをご検討ください
既存の複数の製造方法と比較したメリットです。

  1. 短納期(12時までにデザイン決定で、最短当日出荷)
  2. 1つ1つデザインが違う(連番、名称など)
  3. 安価に作製したい
  4. 少量製造したい
  5. 2色以上使いたい(1色でも構いませんが)、フルカラーにしたい
  6. オリジナルデザイン(文字、柄、サイズ、形)で作りたい
  7. 曲げ加工など後加工したい

以下に、詳細を記載しています。

なぜDuraluxeパネルを「銘板」や「室名札」等に使うと、良いのか

Duraluxeパネルは、高耐候、高耐久、高生産性なため、「銘板」や「室名札」等の用途に適合すると考えました。

詳細を確認されたい方は、以下の作製方法によるメリットに詳細を記載しておりますので、ご確認ください。

既存の印刷方法(シール貼り、シルク印刷、エッチングなど)によって、当てはまる部分とそうでない部分があるのは承知していますが、ざっくり書いています。

1.短納期

昇華転写方式を採用しており、デザインが決まっていれば、全行程で30分でも時間が余ります。12時までにデザインが決定していれば、当日出荷も可能になるでしょう。

パソコンで印刷して、転写機で転写するだけなので、熟練技術者が不要です。
製版や洗浄などの薬品や、焼き付けなどの工程も不要です。

2.1つ1つデザインが違う(連番、名称など)

インクジェットで、デジタル画像を印刷しますので、1つ1つ異なるデザインを使用できます。シリアル番号や連番、機械名称、住所など、文字や画像などデザインを変更できます。

3.安価に作製したい

1番の「短納期」が理由で、人件費も削減できます。
また、昇華転写方式で製造しますので、製版代は不要です。また、アルミ表面の塗膜に染料が染み込みますので、上からクリア塗装も不要です。
そもそもDuraluxeパネルは耐候性もありますので、UVカットのラミネートも不要です。特殊な薬品を使ったり、コーティングする必要もありません。

4.少量製造したい

繰り返しになりますが、昇華転写方式で製造しますので、製版代は不要です。
短納期(人件費削減)、インクの調合や薬品も不要ですので、少量でも製造が可能です。

5.2色以上使いたい、フルカラーにしたい

色ごとに製版が必要なシルク印刷方式や、インクの調合が必要な既存の印刷方式では多色にすると費用が掛かりますが、インクジェットプリンターで印刷するだけですので、1色でも2色でも、色鮮やかで、フルカラーでも、印刷が可能です。
色の再現度もおまかせください。

6. オリジナルデザイン(文字、柄、サイズ、形)で作りたい

デザインには、2種類あります。「製品の印刷」のデザインと、「製品の形」としてのデザインです。

「製品の印刷」としてのデザイン

同じことを何度も記載してしまいますが、パソコンでデザインした画像を、インクジェットプリンターで印刷するだけですので、色数、グラデーション、写真、小さい文字も可能です。
定型のデザインで用いて、番号など文字だけを入れ替えることも、パソコンなら簡単にできます。
デザインに拘りのあるエンドユーザー様には、ご自分でデザインを作っていただければ、貴社は印刷するだけですみます。

「製品の形」としてのデザイン

Duraluxeパネルは、基材のアルミ板に、特殊な塗装がされています。
アルミ板なので、CNCルーターやシャーリングなどでカットも可能です。
CNCルーターなどを利用すれば形も自由にできます。
四角だけでなく、星やキャラクターのオブジェ・シルエットでカットしたり、ステンシルシートのような内側を好きな形でカットしたりすることも可能です。

以下の画像は、松本城の写真をDuraluxeパネルに転写し、「松本城」という文字で内側をCNCルーター切削したものです(イメージ図)。

7. 曲げ加工したい

印刷加工後に、曲げ加工などを実施することができます。円柱状のパイプや直角に曲がった部品などに取り付けることができます。もちろん、印刷が剥がれたり、割れたりすることはありません。
なお、穴加工や角R加工などは、印刷前後のどちらでも可能です。

Duraluxeパネルの特徴

Duraluxeには、様々な特徴があります。
「銘板」や「室名札」等に限らず、特徴を列挙します。

  1. 高耐候昇華転写方式(海外ではメーカーが屋外保証5年以上)
  2. 昇華転写方式による色鮮やかなフルカラー
    赤や黒や黄のみではなく、フルカラーで、グラデーションや写真なども色鮮やかに再現可能です
  3. 印刷デザイン自由(QR、バーコード、写真可、小さい文字など)
  4. オリジナル形状可能
  5. サイズは1200×2400まで自由
  6. 剥がれない、傷に強い、耐久性がある(火、溶剤、水、傷に強い)
    アルミ表面に塗装した塗膜内部に、インクが染み込むので耐久性があります。工具などが当たったりしても、表面の硬い塗膜がガードします。溶剤で拭いても安心です。
    塗装なので、フィルムが剥がれてくるなどの心配はありません。
  7. 表面8種類
    光沢、マット、サテン、キャンバス、蓄光、Wallsky、IceTouch、SaltLakeなどがあり、用途に応じて選べます。表面種類についての詳細はこちらをご覧ください。
  8. 10年以上持つ抗菌も可
    抗菌効果を追加することも可能です
  9. SDGs(溶剤・VOCフリー)
    洗浄用などの水も溶剤も使いません。転写時も持続的な森林資源を守るための 「森林認証制度」の認証を受けた転写紙を使用しています。
  10. 追加工性あり(R加工、穴あけ加工可、曲げ加工可など)
    CNCルーターやシャーリングなどでの加工、曲げ加工やパンチングなども可能です。表面の塗装は密着も良く、よくある塗装の割れや剥がれは心配ありません。
  11. 各種認定取得済み
    ・Architectural TestingはAAMA(アメリカ建材製造業者協会)の認証プログラム
    ・RINA型式承認(イタリア船舶規格)
    ・Qualicoat(ヨーロッパで設立された粉体塗装を中心とした規格認証システム)
    ・QUALIDECO(コーティングされたアルミニウムに加飾するシステムの認証)

弊社は、2つのことができます

上記の特徴を持ったDuraluxeパネルを使用して「銘板」や「室名札」などを作るために、弊社は2つのことができます。

  1. 製品を弊社で作製して納品する
  2. Duraluxeパネルで製品を作製するための資機材を販売、技術支援をする

1.弊社で作製して納品

弊社が、Duraluxeパネルを使用して銘板を作製・納品いたします。
貴社は、デザインを入稿していただくだけです。
(ラフ画などの原案をご指定いただければ、弊社でデザインすることも可能です)

弊社では、R加工、穴あけ加工、裏面テープ貼りなどの追加工もお請けしています。

2.資機材販売と技術支援

高耐候性昇華転写方式で作製しますので、下記の資機材が必要です。
必要な資機材はすべて弊社からご購入いただけます。
資機材の使用方法もお教えいたします。

使用資機材

下記資機材が必要です。こちらのページも参考になるかと思います。

  1. パソコン、RIPソフト
  2. プリンタ、インク、昇華転写紙
  3. 転写機
  4. 耐熱テープなどその他資材

この他、商品(Duraluxeパネル)が必要です。
商品は、規定サイズであれば在庫がございます。
ご自分でカットされたい場合は、手動・自動シャーリングやCNCルーターなどが必要です。別途ご用意ください。

Duraluxeの仕様

最大サイズ 1220x2440mm
厚み 1.2mm
コーティング 片面
※両面コーティング+両面転写もお請けできます
加工性 曲げ加工、ドリル、CNCルーター、パンチングなど
認定 耐火、Architectural Testing、RINA型式承認、Qualicoat、QUALIDECO

※様々な試験をクリアしています。
 海洋環境に適した高い耐食性と低火炎伝播性、色の均一性、光沢、フィルムの接着性、
 耐衝撃性、耐摩耗性、耐食性、耐薬品性、乾式付着性、折り曲げ試験、酢酸塩水噴霧
 試験,、マシュー試験など
※海外で耐火認定を得ております。
 素材(アルミ)は耐火素材ですが、印刷した文字や絵などは100度近くから滲みます。
 高温になる場所でのご使用は、事前にサンプルでお試しください。

昇華転写の方法

こちらで昇華転写の方法を簡単に説明しています。ご参照ください。

参考価格

ただいまオープンキャンペーンの特価販売中です。ぜひお試しください。
サンプルもご用意しております。
既存の製造方法でお悩みの方、付加価値をつけたい方、ぜひお問い合わせください。

弊社で作製して納品

こちらでご紹介しているシステムを使用して、作製いたします。
その後、このような梱包で発送いたします。

参考価格です。
W200xH50xD1.2mm 30枚製造時 @750円(税別)
W100×H50xD1.2mm 16枚製造時 @1550円(税抜)
※デザイン費、送料含まず

資機材一式ご購入の場合(合計:84万円)

  1. RIPソフト 30万
  2. プリンタ、インク、昇華転写紙 32万
  3. 転写機 20万
  4. 耐熱テープなどその他資材 2万

※別途パソコン、Duraluxeパネルが必要です

商品のカット

  • 手動シャーリング 10万円
  • 自動シャーリング ご相談ください
  • CNCルーター ご相談ください

転写(カット以外)はご自分でという方には、弊社でカットした商品の販売も可能です。

参考画像

Duraluxeパネルの表面種類

豊富な表面種類(全8種類)

Duraluxeパネルは、アートワークやインテリア、エクステリアに最適な高精細の色彩を実現し、さらに長期間、その品質を保つことができる高耐候性能を兼ね備えている昇華転写に最適なアルミパネルです。

他社とは比較にならないほど、多彩な8種類の表面仕上げの中から、設置場所や用途に合わせ、最適なパネルをお選びいただくことが可能です。

名称 屋外/屋内 耐スクラッチ 耐汚染性
光沢(Gross) 屋外/屋内 6
マット(Matte) 屋外/屋内 8
サテン(Satin) 屋外/屋内 9
キャンバス(Canvas) 屋外/屋内 9
ソルトレイク(SaltLake) 屋内 10
アイスタッチ(IceTouch) 屋内 9
ウォールスカイ(WallSky) 屋内 10
蓄光(GlowInTheDark) 屋内 7

次に、各パネルの特徴をご紹介します。

光沢  耐スクラッチ性(6/10)

表面はなめらかでツヤがある高光沢な表面仕上げです。
昇華の鮮やかな発色を引き出し、高濃度表現が可能です。

最高の折り曲げ適性があり、加工しやすいという特長を有しています。

8つの表面仕上げの中でも反射性や耐汚染性が高いため、水回りの壁や銘板、店舗看板、装飾、写真パネルなど、幅広い用途にご使用いただけます。

マット 耐スクラッチ性(8/10)

光沢を抑えた柔らかいツヤ消しの質感を持つ表面仕上げです。

昇華の色鮮やかさはそのままに、光を反射しないため、画像に落ち着きを与えることが可能です。シックな表現をしたい画像に最適です。

反射を嫌うファインアートプリントや写真、銘板、店舗看板や装飾など幅広い用途にご使用いただけます。

サテン 耐スクラッチ性(9/10)

サテン生地のような上品な質感を持ち、光沢の反射性とマットの非反射性の2つの特徴を兼ね備えている表面仕上げです。

また、8つの表面仕上げの中で白色度が一番高いため、表現領域が高いのも特長です。さらに、耐汚染性も高いので、水回りの壁などの用途としてもお勧めです。

洗練された上品さを維持しながら、昇華の色鮮やかな発色と画像再現性に優れているため、ポートレートやアート作品などにも適しております。

キャンバス 耐スクラッチ性(9/10)

麻布のような微細な凹凸を持ち、マットより低反射なシボ表面を有する表面仕上げです。

自然な木肌や絵画的な表現を得意としており、昇華の色鮮やかさをそのままに、光を反射しないため、画像に落ち着きや温かさと質感を与えることが可能です。

店舗看板や装飾、内装、エクステリアなどの用途にご使用いただけます。

通常、キャンバス地を使って描かれた油絵は直射日光を避け温度や湿度を管理して保管されます。Duraluxe昇華転写のキャンバス仕上げを使った名画、油絵の複製画(レプリカ)であれば強度もあり長期屋外対候性もありますから、普通の油絵では不可能な用途や屋外での展示にも使えそうですね。

ソルトレイク 耐スクラッチ性(10/10)

乾燥したひび割れた大地のような、立体的な縮み模様を持つマット表面仕上げです。

他社にはない立体的な凹凸を絡めた特殊な表現や、温かみのある触感を与えることが可能になります。

風景写真や、ダイナミックな画像に適している表面仕上げです。

美濃焼のひび割れ模様があるお茶碗や湯飲みの、言ってみれば釉薬が薄くしか塗ってなくてひび割れが目立つバージョンみたいな表面仕上げでしょうか。

出土した石製の古美術品とか古文書や魔道書っぽいもの?を作成したい時の仕上げにも向いている雰囲気がありますね。

アイスタッチ 耐スクラッチ性(8/10)

独特のつや消しの表面を持つアイスタッチは、触れるとひんやりとした氷の感触に近い滑らかな触感です。

白色度も高く、他の表面仕上げよりも微細なシボを有するため、低反射でも光沢感が感じられる表面仕上げです。

ウォールスカイ 耐スクラッチ性(10/10)

表面に反射するアルミ片を埋め込んだ特殊な仕上げです。
マットより低反射なシボ表面なのですが、埋め込まれたアルミ片が画像にグリッター効果を与えることができます。

名前の通り、満点の夜空をあなたの部屋の壁に再現することが可能な表面仕上げです。

スリップ防止効果も持ち合わせています。

蓄光 耐スクラッチ性(7/10)

蓄光は、蓄えた光を暗闇で放出することができる特殊特性を有する表面仕上げです。

電気を消した暗闇の中で、画像の明るい部分が発光します。
デザイン性、実用的にも有効です。子供部屋の内壁や、階段の壁など、安全性が必要な場所で活躍する表面仕上げです。

地震や火事などで停電した際にも発光します。

その他(抗菌効果)

表面種類ではありませんが、特殊効果として、抗菌効果があります。

大腸菌や黄色ブドウ球菌に対して日本の研究機関で抗菌性能が試験されており、有効性があることが証明されています。どの素材表面に対しても効果は10年持続します。

ドアや窓、ハンドル、机、棚、手すり、屋外ベンチや小さなアクセサリーといった金属面や頻繁に手を触れるものに抗菌塗料は適しています。

抗菌塗料関連のカタログ(※関連会社のdecoral社の英語カタログです)はこちら

Duraluxeパネル昇華転写システム

Duraluxe 昇華転写システム

Duraluxeパネルを加飾する昇華転写システムをご紹介します。

昇華転写方式で加飾するシステムですので、昇華転写用の資機材が必要です。

使用イメージをご覧になりたい方は、先に参考画像・動画をご覧ください。

Duraluxeパネルは、50x50mmなどの小さいものから、1220x2440mmなど大きなものまであります。使用する資機材もお客様のビジネスにあったものをご選択いただく必要がございます。

昇華転写方式とは

昇華転写の方法を簡単に説明します。詳しくは、youtubeなどでも動画で解説されていたりしますので、こちらでは割愛いたします。
参考動画をご覧いただくとわかりやすいと思います。

  1. 画像を昇華プリンターで印刷
    PhotoShopやIllustratorなどの画像ソフトやExcelなどでデータを作製します。昇華インクが充填された昇華プリンターで、準備した画像を、昇華転写紙に印刷します。
  2. 転写機で、転写
    Duraluxeパネルと印刷した転写紙を重ねて、加圧しながら加熱して転写します。
    アイロンのようなイメージです。
  3. 転写完了後、転写紙を取り除いて、完成

資機材ご紹介

下記でご紹介する商品は、すべて弊社で販売しております。
昇華転写の業界で、二十数年の歴史がある当社だからこそ、最適なシステムをご紹介しています。

プリンタ

EPSON、Mimakiなどのプリンタを使用します。
主に、A2機~1600mm幅のプリンタが使用されます。

EPSON SC-P5050

7色に対応した弊社インクで使用するA2ロール対応機です。(LINK

EPSON SC-F9450

4色に対応したEPSON社純正の大型の昇華プリンタです。(LINK)

大型看板などでは十分な品質です

Mimaki TS330-1600

7色に対応した、Mimaki社純正の大型昇華プリンタです。(LINK

他にも武藤工業の昇華プリンタ(LINK)なども使用可能です。

昇華インク

昇華転写方式なので、「昇華インク」を使用します。
各プリンタに最適なインクを使用します。
耐光性の低い昇華インクを使用した場合、短期間で色褪せることがございます。

昇華転写紙

数ある転写紙の中から、Duraluxeパネルに最適な転写紙を選定しました。
Duraluxeパネルに適していない転写紙を使用すると、色ムラなどのトラブルの原因となります。

転写機

プラテンサイズが400x500mmの小型平台転写機や、monti antonio(モンティアントニオ)社のP20(M200)などをご紹介しております。

Duraluxeパネル以外に、Decoralシステムもご検討の場合は、Decoral社の転写システムでもDuraluxeパネルの転写が可能です。

その他資材

その他機材

  • パソコン(ご自身でご準備ください)
    10~20万円程度のスペックを想定しています。
  • RIPソフト(印刷ソフト)
    転写紙に最適なRIP設定もご提供しています。

参考画像・動画

小型プレス機での転写動画

montiantonio社動画

DecoralSystem社動画

DecoralSystem社で作製した木目の平板

DecoralSystem社で作製したグラフィックを転写した平板をビルの壁に設置