デコラル瓦版(NewsLetter)ではアルミなどの金属へ昇華転写と複雑な形状へのパウダーコーティング(粉体塗装)技術を合わせたシステムの製造を行うメーカーDecoral社の加飾物や技術をご紹介します。
今回は大きく曲がる木目調アルミ格子フレームで屋内ロビーラウンジを覆うドーム型にした事例と、ビルの屋外壁面に使用した事例を紹介します。
施設は、The GALA Hotel Umeda (ザ・ガラホテル梅田) 様。写真撮影:YFT Yamada Foto Technix 山田 圭司郎 様です。
この記事の解説のために、写真の一部を拡大してカットした画像もあります。
先進的な空間デザインを手掛ける設計事務所様から、大きく曲がるフレームを自然な木目で製作できますか?と問合せがありプロジェクトが始まりました。最初は試作やテストです。
豊富な木目模様から色々試したり、曲面の湾曲具合のテストなどを行いました。
大型湾曲タイプの試作品。画面外ですが両手で肩の上に持ってます。
設計事務所様、施工会社様と仕様確認の打合せ、設計更新や修正も終わり、ついに制作完了して納入、着工となりました。この画像の後は、竣工後のロビーラウンジとビルの外観写真です。
納入品の一部。木目は薄茶色ですね。
湾曲型と、直線タイプの木目調アルミ建材。
竣工後のロビーラウンジ と ビルの外観写真
ホテル入ってすぐ正面にあるロビーラウンジ。幻想的でほっこりと温かい雰囲気です。
写真撮影:YFT Yamada Foto Technix 山田 圭司郎
施設名 :THE GALA Hotel Umeda
施設名 :THE GALA Hotel Umeda
ロビーラウンジ 画像 左上の拡大図。このような形状はフィルム貼り建装材では難しいです。
Decoral建材なら大きく曲がった湾曲部も自然で美しい木目模様が実現可能です。
ロビー両脇は植物の仕切り。右にバーカウンター。フロントはバーの左奥です。
写真撮影:YFT Yamada Foto Technix 山田 圭司郎
施設名 :THE GALA Hotel Umeda
施設名 :THE GALA Hotel Umeda
ロビーラウンジ 画像 左下の拡大図。湾曲部に連なる直線部も自然な木目調。
耐スクラッチ性(ひっかき耐性)が付与されていて高耐久な木目調アルミ建装材です。
エントランス屋外壁面の地上から大きく伸びるフレーム。上は湾曲部も使用。
写真撮影:YFT Yamada Foto Technix 山田 圭司郎
施設名 :THE GALA Hotel Umeda
施設名 :THE GALA Hotel Umeda
湾曲部フレーム部分のアップ。自然な木目で、屋外でも長期間の耐候性があります。
デコラルシステムではありませんが、窓外側の飾り枠も(株)サンリュウの製作です。
Decoralシステム建装材の特長
- 海外で最大20年保証の耐UV性仕上げ。
- 多種多様な無数の木目調カラーや大理石模様他のカラーをご用意。
- どのタイプの仕上げも耐スクラッチ性(ひっかき耐性)を付与。
- 最大長さ24フィートまでの複雑な押し出し材を装飾可能。
- リアルなデザインの光沢、マット、およびテキスチャー仕上げをご用意。
- オプションで落書き防止仕上げも。
Decoralシステムで様々なタイプの表面加飾を施された直線/曲面の木目調アルミ材が作成され屋外建材/屋内建材として使用されています。ぜひお問い合わせください。