これまでにもご紹介しているMonti Antonio社製の熱転写機ですが、今回はどのような企業が実際に機械を導入されているのかを、海外企業の動画をご紹介いたします。
導入した企業の自社紹介動画
https://drive.google.com/file/d/12L_NMn_4iU8APNefHYra1TmNO1xplidC/view
※短いですが、【0:53~1:06】に機械が映っています
導入されていたのは、M-91で、ドラム幅2600mmと3600mmのようです。
※同機種にドラム幅のラインアップがそれぞれあります
◆Monti Antonio 製品ページ
◆サンリュウ Moniti製品ページ
展示会などのブースで使用される展示システム(什器、フラッグやバナー等)のデザインから制作まで行う、ビジュアルプレゼンテーション用の商材を扱うポーランドの会社のようです。
色移りや色ムラなどが発生せず、昇華転写ならではの表現のために活用されています。
生地によっては遮光性の素材もあり、表裏別柄の両面印刷等も可能で、防炎生地を使用すれば、展示会・大型商用施設・イベント会場などでの使用も可能になります。
これからも機会があれば、こういった導入事例をご紹介していきたいと思います。
Monti Antonio社製品は世界各国へ多くの販売実績があります。
なぜ、Monti Antonio社製品が選ばれるのか?
Monti Antonio社は繊維の本場イタリアで創業から60年にわたり、小型~超大型までの転写機販売のトップメーカーで、廉価な海外製のシステムでは表現できない『高品質・高剛性・高強度』な安定した品質の機械の供給が実現できるためです。
そして、サンリュウにはこれまでのMonti Antonio社製品の販売実績や、豊富な経験によるメーカーとの円滑なやり取り、ご購入前の十分な事前説明、ご購入後のサポート・印刷に関するアドバイス等の体制が整っています。
Monti Antonio社製品にご興味ございましたら、ぜひお問い合わせください。
株式会社 サンリュウ
〒334-0073 埼玉県川口市赤井 1-10-7
Tel: 048-446-6786
www.sanryu.com
「Sublimation」カテゴリーアーカイブ
Ergosoft社RIP Ver15、Ver16ではPDFファイルを推奨
Ergosoft社RIP Ver15、Ver16での印刷データファイル(RIPに読み込ませる画像)につきまして、メーカーよりPDFファイルを推奨するとの案内がありました。
すでにErgosoft社RIP Ver15、Ver16をご使用されているお客様については新規の印刷データはPDFファイルにてご用意することをお勧めします。
PDFデータで画像を用意する場合に設定などはこちらをご参照ください。
PDF保存時の推奨設定
なお、Ver15にてEPS画像を使ったさいの実際のトラブル事例について以下にてご説明していますので、ぜひご一読ください。
ご不明点、ご相談などお気軽に(株)サンリュウへお問い合わせください。
トラブル事例のご紹介と対策について
今回は、実際にお問い合わせをいただたトラブル事例とその対策についてご紹介します。
同様のトラブルでお客様の生産がストップすることが無いよう、ご理解とご協力をいただければ幸いです。
以下は概要のご説明です。詳細については、リンク先PDFをご確認ください。
■事例1印刷時のトラブル
Ergosoft社のRIPソフトウェア(以下RIP)が正確に処理できない画像ファイルを使用したため、RIPでお客様が意図したような印刷結果が得られずトラブルになりました。
PDF形式の画像ファイルを使用すると一番トラブルが少なく運用できるとErgosoft社が推奨しているため、弊社としましても、今後はPDF形式をご利用いただくことをお勧めいたします。
詳細はこちら → 印刷時のトラブル
■事例2 転写後のトラブル
使用する転写紙のロット番号が切り替わるさいに試作が行われず、本生産後の検品で問題が発見され、大きな損失となりました(転写紙、インク、生地など)。
今後は、生産(資材)ロット番号ごとにテスト印刷及び転写品質の確認をしてから、本生産(印刷)をしていただくことになりました。
詳細はこちら → 転写後のトラブル
ご質問やご相談がありましたら、(株)サンリュウまでお気軽にお問い合わせください。
Monti Antonio社製 M-855 納入予定
Monti Antonio社製 M-855の納入予定のお知らせです。
機械到着後、当社提携の運送会社倉庫にて開梱をし、出荷前チェックを行いました。
新型コロナウイルスの影響で納入が延期されておりましたが、現状では6月中の納入が決まりました。
今回納入予定の「M-855」は、Monti Antonio社で一番販売実績のある機種となっております。
M-855は、熱ドラム直径が500㎜、転写有効幅が2000㎜です。
Monti Antonio社独自のオイルヒーターを搭載し、温度安定に優れ、Roll to Rollだけでなく、カットピースにも適しており、幅広い使用方法が可能になります。
◆Monti Antonio社製品が選ばれる理由と新機能のご紹介に関する記事はこちらです!
◆Monti Antonio社のご紹介と、熱転写機ラインアップに関する記事はこちらです!
◆Monti Antonio社と弊社とのこれまでの歩みに関する記事はこちらです!
緊急事態宣言は解除されましたが、出張対応等を含め、当社ではより一層気を引き締めて感染防止対策を図りながら、お客様対応に努めてまいります。
Monti Antonio社製品にご興味ございましたら、ぜひお気軽にお問い合わせください。
当社の昇華転写紙在庫状況について
当社で最近、お客様からのお問い合わせで多くなっているのが、昇華転写紙の在庫状況の確認です。
現在、新型コロナウイルス感染症の影響で世界的に流通・貿易が制限されている中で、『他社の昇華転写紙の在庫がなくなったから』といった声が多く寄せられています。
それでは、当社の現況をお知らせいたします。
◆サンリュウ昇華転写紙、現在庫状況
現在も在庫を切らさず安定供給をしている状態です。
サンリュウでは、既存顧客様への販売状況・使用予定状況、問い合わせ等からの新規顧客予定などの情報を読み取り、現在のコロナ影響下以前から、随時販売予測をし、メーカーと密なやりとりを行いながら、在庫適正化を図っています。
また、長尺モノの昇華転写紙は、サンリュウ提携の別倉庫に在庫しており、現時点では、十分な適性在庫量を保管しております。
◆メーカーの現在の状況
現時点では稼働しているが、今後オランダ政府の判断により営業一時停止も起こり得る状態とのことです。
※現状が変わり次第、お客様からのご注文・お問い合わせに対しアナウンスいたします
【当社の昇華転写紙のメーカー】
製紙工場をオランダに持つ、Neenah Coldenhove (ニーナ・コールデンホフ)社です。
Neenah Coldenhove社公式サイトはこちら!
印刷関連業界も多大な影響を受けている状況ですが、当社としても可能な限りの対策を施し、社員や関係者の感染リスクの排除および安全の確保を図り、今後もお客様にご満足いただける商品・サービスのご提供をできる環境の確立に努めてまいります。
なお、昇華転写紙の在庫状況は常に変動しております。
今後の状況によっては、ご希望に添えない場合もございますので、予めご了承ください。
当社の昇華転写紙にご興味ございましたら、ぜひお気軽にお問い合わせください。
Decoral System社のご紹介
Decoral System社(公式サイトはこちら)は、アルミなど複雑な形状へのパウダーコーティング(粉体塗料)と昇華転写技術を合わせたシステムの製造を行なっているリーディングカンパニーです。
(株)サンリュウは、Decoral System社の日本市場輸入元です。
Decoral System社は、1973年にイタリアでアルミニウムの加工業をスタートしました。1993年にはDecoral転写システムで特許を所得し、本格的に金属などに木目や大理石柄の加飾を行なうシステムの販売を開始しました。現在では98の国と取引があり、74個の特許を所得しています。
転写対象は、サッシ、フェンス、ドア、ドアノブ、テーブルなどの建材や什器の他に、アルミホイールやマグカップ、花瓶などの複雑な3D形状になります。アルミニウムの装飾だけでなく、スチール、PVC、ガラスなどを含む幅広い素材の装飾会社としても発展しています。
加飾されるイメージは、木目や大理石、迷彩の様な連続柄はもちろん、イラストや写真などのイメージも可能です。
Decoral Systemの特徴
・パウダーコーティングの採用により、ムダがなくエコで環境に優しい
・高耐候 ※
・複雑形状への加飾
・小ロット生産可
※耐候性に関する過去の記事はこちらです!
◆パウダーコーティング(粉体塗料)
Decoral Systemの技術は特殊なパウダーコーティングを施す事から始まります。2000種類以上の色や仕様が用意されています。パウダーコーティングした鋼板はQualideco(※1)の承認が得られます。
※1:Qualidecoとは、コーティングされたアルミニウムに適用することができる特別な仕上げのための国際的なラベルです
◆転写フィルム
オフセット印刷で印刷した昇華転写フィルムです。
2000種類以上のパターンが用意されています。
◆転写プラント
Decoral Systemでは長年の経験を活かし、多様な仕様に適した機械を提供しています。
2D/3Dのあらゆる寸法の対象物に加飾することが可能です。
Decoral Systemのプロセス
様々な対象物への転写例
その他、多種多用な対象物への転写例ギャラリーはこちらです!
★Decoral System社のカタログに日本語説明をつけた過去の記事はこちらです!
Decoral Systemにご興味ございましたら、ぜひお気軽にお問い合わせください。
Monti Antonio社製品が選ばれる理由と新機能のご紹介
当社が2005年から機械販売を始め、現在でも取り扱いを行う、イタリアの転写機の製造販売トップメーカーである「Monti Antonio社(公式サイトはこちら)」
そんなMonti Antonio社製品が長年選ばれ続ける理由と、進化を続ける最新の機械の新機能をご紹介します。
◆下記、PDFファイルへのリンクはこちらをクリック!
monti_select_newfunction※ズームは「140%」を推奨します
Monti Antonio社製の機械に限らず、海外製の機械は急なアップデートやモデルチェンジが多々あることと思います。当社では、それに伴う新機能にも経験豊富な技術部員が日々知識を高めながら対応しておりますので、ご安心ください。
Monti Antonio社製品にご興味ございましたら、ぜひお気軽にお問い合わせください。
【Monti Antonioに関する過去の記事】
◆Monti Antonio社のご紹介と、熱転写機ラインアップに関する記事はこちらです!
◆Monti Antonio社と弊社とのこれまでの歩みに関する記事はこちらです!
◆最新のMonti Antonio社製機械の納入に関する記事はこちらです!
Monti Antonio社製 M902-2000納入
弊社は、Monti Antonio社製の機械販売を2005年から開始して15年になりました。
弊社が納入した一番古い機械は、まだまだ現役で24時間稼働を続けています。
Monti Antonio社製が選ばれる理由は、世界的に見ても日本はより高品質を求めているからです。「高品質=温度安定」なので、オイルヒーターを数十年前から採用し多くの経験と実績のあるMonti Antonioが選ばれています。
たしかにMonti Antonio社製品の価格ボリュームはしっかりしていて、導入にも勇気が必要だと感じます。ただし、それを裏打ちする「高品質」で応えてくれるのが、Monti Antonio社製品の強みではないでしょうか。
M902-2000は、熱ドラム直径が1000㎜、熱ドラム幅が2000㎜の大型機になります。
以下の写真は、東京港から運送会社の倉庫に到着したところです。
※開梱して納入前の最終確認を行っている様子
この機種はMonti Antonioの中でも大型機の部類ですが、弊社で一番売れているスタンダードマシンです。多くの経験値があるので、これから納入されるお客様も満足していただけるはずです。
◆Monti Antonio社のご紹介と、熱転写機ラインアップに関する記事はこちらです!
◆Monti Antonio社と弊社とのこれまでの歩みに関する記事はこちらです!
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追記:~納入後記~
本稿でご紹介した、Monti Antonio社製M902-2000の納入が無事完了しました。
通常の流れ通り、納入→機械組み立て→設置(レベル出し)→試運転(電源投入、転写)までを行いました。
納入に関しては、当社が長年お世話になっており、機械搬入の経験値も数多く、信頼のおける輸送会社にお願いをしたことでスムーズな納入となりました。
また、お客様からは新たなご要望・ご意見をいただきましたので、それらの課題解決に向けて、今後も取り組んでいきたいと思っております。
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Monti Antonio社製品にご興味ございましたら、ぜひ弊社までお問い合わせください。
大型真空プレス機のご紹介
Monti Antonio社は、2019年末に大手カーペットメーカーと協力し開発された大型真空プレス機【M200】を発表しました。
既存モデルから大幅に昇華インクの発色性や浸透性が改良されました。
真空プレス機の特徴は、プレス圧力をかけず真空圧だけで転写プロセスを完了させるので繊維のより奥まで染色することが可能で、パイルを押しつぶすこと無く表面の柔らかさを保ったまま転写ができます。さらに、転写紙の紙跡も残らず輪転型より低温での転写が可能となります。
合成繊維のカーペット、タオル、ラグマットをビックサイズのまま最終商品に仕上げることが可能で、ライクラや収縮生地の転写にも有効です。
◆Monti Antonio社のご紹介と、熱転写機ラインアップに関する記事はこちらです!
◆Monti Antonio社と弊社とのこれまでの歩みに関する記事はこちらです!
ご興味ございましたら、ぜひ弊社までお問い合わせください。
ピエゾ方式のインク波形について
ピエゾ方式のインクジェットプリンターは、ピエゾ素子が振動しプリントヘッドからインクが吐出する仕組みとなっています。
ピエゾ素子が凹むまでの時間、キープする時間、押し出す時間、そしてその振動の強さ(電圧)をインク波形(ウェーブフォーム/Waveform)によって制御し、的確で安定したインク吐出を可能にします。
また、熱をかけないため、使用環境の気圧や気温に影響を受けにくく、ヘッドの耐久性が高いのも特徴です。
3階調(グレースケール/Gray Scale)のプリントヘッドなら、3回の振動でインクを吐出し、大・中・小のドットサイズを形成します。これがバリアブルドット印刷です。
インク波形と素子電圧によってインクドット形状の精度や着弾位置の正確さに影響が出ます。
インクドットを異なるサイズに打ち分けるバリアブルドットにより、諧調豊かな高画質プリントを実現し、粒状感のないなめらかな画質が得られ、シャープな小文字や繊細な肌のディテールまで表現することができます。
これがプリンターメーカーさんのノウハウです。
このインク波形が適正でないと、印刷結果にざらつき感が出たり、連続印刷でインク供給が間に合わずノズルが詰まったり、などの問題が発生してしまいます。