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【事例紹介】「昇華インク」「耐光性」について

今回は、「昇華インク」「耐光性」などに関する記事(事例紹介)です。

お客様から、昇華転写した生地の「耐光性の不足」についてお問い合わせをいただきました。

お客様には、他社インクと比較して弊社インクの耐光性が劣っていないことをご説明して一件落着しました。しかし、そこで終わっては普通の会社です。当社のお客様に「より貢献できることはないか?」と考えました。

そして、今回は下記の結果をお客様に追加報告し、ご満足いただくことができました。

追加で確認・報告した内容は、大手メーカー純正インクとの比較結果です。

当社の昇華インク(HANAE PX-H)と、大手メーカー2社の純正インクの3種のインクで試験片を複数個作成し、公的検査機関の試験に出しました。
研究開発型商社の当社ですから、単純に試験に出すのでなく、当社の経験から、耐光性がより良くなると思われる印刷・転写条件を考え、試験片を加えました。

今回実施した試験は、「耐光堅ろう度試験(JIS L 0842)」です。

次の画像は比較結果です。

まずご確認いただきたいのは、大手プリンタメーカー(結果の①A社と②B社)のインク間にも差が出たことです。当社昇華インクの耐光性は①A社と同等でした。
また、印刷・転写条件を変えた試験片での耐光性は、お客様条件で作成したものの結果よりワンランク向上しました。同じインクを用いていますが、適切な条件とそうでない場合とでは耐光性に差が出るのです!

今回の試験方法と周辺情報を記載します。

各メーカーが公表している耐光性などの数値は、メーカー毎に条件が異なるため、単純に比較することができません。そこで当社の今回のような独自テストが有効になります。

当社では、こういった試験では、同じ条件でテストしますが、通常は、プリンタの差、インクの差などにより、同じ条件にすることが困難です。

当社は、RIPソフトや色合わせの知識も経験もありますので、ほぼ同じ条件にすることが可能です。今回は、各社の転写後の濃度を分光測色計などで計測するなどして、最終的に色差ΔE0.5以内の状態にしました。こうすることで、各社のプリンタ・インクなどの差を無視できる状態になります。


◆試験条件

・試験インク:大手プリンタメーカーの純正インク(A社、B社)を
それぞれのプリンタで印刷。三社目が弊社PXHインク
・転写物  :Tシャツ用ポリエステル布
・印刷条件 :C、M、Y、K 各100%のベタ画像
・転写条件 :弊社平台プレス機で、CMYK各色を通常の転写条件で転写


◆耐光性【JIS L 0842】の結果詳細
インク    C   M   Y    K   C(条件変更)
—————————————————————————————
A 社    3未満  4    4   3-4    -
B 社    3未満  3-4   4   3-4    -
当 社    3未満  4    4   3-4    3

※B社のMインクは、耐光性がやや劣る結果でした。
※条件を変更したCインクは、3未満が3にUPしました。


ご注意ください

試験結果は、試験方法、印刷濃度、転写条件、被転写物などの状況により、異なることがあります。上記の試験結果は、あくまで当社での今回のサンプル作製物に対する結果とご理解ください。


株式会社 サンリュウ

〒334-0073 埼玉県川口市赤井 1-10-7
Tel: 048-446-6786
www.sanryu.com

【HANAE PX-H】インク価格について


ノズル詰まりが少なく安定した印刷ができる、黒色がはっきりした発色で画像にメリハリが出る、などのご評価をいただいております当社のベストセラー昇華インクになっております。ぜひお試しください。

◆商品名

HANAE PX-H

◆カラー
全7色(C , M , Y , K , LC , LM , LK)

◆容量、価格
・【  1 L ボトル  】 ¥9,240(税込)
・【500ccボトル】 ¥5,830(税込)
・【200ccボトル】 ¥3,190(税込)
・【100ccボトル】 ¥2,035(税込)

 

 

株式会社 サンリュウ
〒334-0073 埼玉県川口市赤井 1-10-7
Tel: 048-446-6786
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Duraluxe FAQよくある質問

Duraluxeパネル の FAQ: よくある質問集 です。

デュララックスの落書き耐性効果について教えてください。

汚れが付着したり油性マジックでの落書きなどをされると、内部まで汚れやしみが残ることがありますが、デュララックスパネルには、特殊なパウダーを使用しているため外部からの汚染物質が内部に入り込みません。これにより、デュララックスの落書き耐性・耐UV加工パネルは、汚れを残さず容易にふき取って清掃することができます。

 

亜熱帯で日差しの強い地方など、例えばオーストラリア、メルボルンの外壁サインに使用できますか?

はい、デュララックスは特殊な加工を施してありますので、日差しの強い場所を含めて、どのような場所でも高い耐候性があります。そのため、長期間にわたって美しい画像を保つことができます。米国で5年間屋外保証されるほどです。(光沢、メイト、サテン、キャンバスの4種類)

 

デュララックスは屋外に最適なパネルですか?

間違いなく、そうです。デュララックスパネルは究極の屋外耐候性を持つ、屋外用パネルです。当社のパウダーコーティングは、他のどの昇華型パネルよりも長持ちするように特別に形成されています。

4 “x24 “インチのパネルが欲しいのですが?

はい、そのサイズもカスタム対応が可能です。ただし、非標準的なサイズです。標準パネルは3 “x8 “の最低のサイズから、48 “x96 “まであります。多くの標準サイズを提供しており、必要に応じてサイズをカスタマイズすることも可能です。お問い合わせください。

 

仕上げはグロッシーだけですか?

いいえ、違います。各種取り揃えています。デュララックスでは、パネルの仕上げは最終的な作品の見え方の重要な部分であると考えています。そのため、標準的な仕上げとそうでない仕上げを多数用意しています。標準的な仕上げは以下の通りです。光沢仕上げ、マット仕上げ、キャンバス仕上げ(テクスチャー)。特別な仕上げは以下の通りです。ソルトレーク、蓄光性タイプ、ウォールスカイ、アイスタッチ、サテンです。

ラメパウダー入りプレートも

 

ソルトレーク仕上げとはどんな仕様の仕上げですか?

ソルトレークは独自のパウダーコーティングで、パネルの表面にランダムな波紋のような効果を生み出します。米国ユタ州のグレートソルトレイクを彷彿とさせるような仕上がり(水分が抜けて地面がひび割れたような、しわしわでパリパリとしたような模様が付く仕上げ)です。

 

アイスタッチとは何ですか?

アイスタッチは、パネルを手で触ったときに非常に滑らかに感じるようになる特殊な仕上げです。

 

デュララックスのパネルで撮った結婚式の写真の上に息子が落書きをしてしまったのですが、何を使えばきれいになりますか?

ご心配なく。デュララックスの良さの一つは落書き耐性です。エタゾールやMEK(シンナー)を使用してふき取ることで、写真を美しく蘇らせることができます。

デュララックスのパネルに付着したアクリルスプレーは落とせますか?

エチルアルコールでアクリルスプレーの跡を消すことができます。新品同様に復旧できます。

 

デュララックスのパネルに施されたデザインは、ディテールまで繊細ですか?

デュララックスのパネルに昇華した画像の鮮明さは、使用する画像によって異なります。デュララックスのパネルを4Kテレビに見立て、視聴している番組を昇華する映像として考えてみてください。伝送されている番組が4Kであれば4Kで、低画質であれば低画質で見ることになります。デュララックスは高精細パネルです。正しく使用すれば、その美しく繊細な画像、発色などに驚かされることでしょう。

 

デュララックスのパネルを使い、うちの会社で昇華転写させた映像に、斑点があるように見えます。原因は何ですか?

昇華は、粉体塗料にインクを転写するものです。このプロセスを成功させるためには、きれいで乾燥した表面が必要です。もし画像が斑点状に見える場合は、パネルの表面が清潔でなく、埃が原因であることがほとんどです。昇華の前に必ずパネル表面を綺麗にし完全に乾燥させてから使用してください。

 

デュララックスを加工する会社に、使用する画像を提供します。適切な最終効果を得るためには、どのようなファイルが必要ですか?

JPGやTIFF画像など、どのようなグラフィックフォーマットでも構いませんが、まずはデュララックスのパネルを加工する会社にも確認してください。高いクオリティのパネルを完成させるためには、使用する画像が非常に重要です。

 

解像度やDPIはどの程度が良いのでしょうか?

一般的には180DPIかそれ以上のDPIが適しています。

 

写真を印刷したいのですが、紙とデュララックスパネルのどちらを使えばいいですか?

良い質問ですね。紙は紙、デュララックスはデュララックスです。最終的には、あなたの好みの問題です。美しさ・見栄えの観点から両者を比較することは困難です。一方、技術的な面で、「耐久性」という観点から、ご質問にお答えすることができます。紙とデュララックスとでは、どちらが画像が長持ちするのでしょうか? 私たちは多くのテストを行い、どんな画像も紙よりもデュララックスのパネルの方が長持ちすると断言できます。長寿命な写真用紙も販売されていますが、デュララックスの耐久性とは比較になりません。デュララックスのパネルは長寿命な写真用紙の2倍どころではなく、もっともっと長持ちするはずです。

 

レストランを経営しているのですが、ロゴとメニューを入れた看板を作りたいです。デュララックスで作れますか?

もちろん可能です。非常にお勧めです。

 

私の店が入居している商業施設のビルには、看板の色やフォントについて特定のガイドラインがあります。デュララックスで看板を作ることはできますか?

もちろん可能です。画像編集ソフトを使い、看板の色やフォントを詳細に調整、変更、選択できます。

 

シャワールームの壁にデュララックスは使えますか?

はい。デュララックスのパネルはアルミ製で無吸水性なので使用可能です。また、軽量なので短時間で施工できます。さらに、アルミはカットが簡単です。施工には、シリコーンやエポキシ系の接着剤を使用します。コテで接着剤を塗布する場合は、スクエアノッチ 1/16″x 1/16″x 1/16″のコテを使用してください。拡張/可動用ジョイントの使用を推奨します。

オフィスの受付部門の壁面にタイルが使用されています。この部分をデュララックスパネルで加飾できますか?

もちろんです。タイルを剥がす必要はありませんが、表面が平らで水平であることを確認してください。デュララックスは、古いタイルの上に直接貼ることができます。もし、表面が平らでない場合は、タイル用接着剤で修正することができます。ただ、水平にするのはできるだけ薄くしてください。デュララックスの厚さは1.2mmですので、表面がスムーズで平らであることが必要です。

 

デュララックスパネルを床材として使用できますか?

はい、スリップ防止タイプのデュララックスパネルが床材として実績があり、使用されています。スリップ防止タイプをご使用ください。半永久的に使用する場合は、カーペットテープをご使用ください。

 

デュララックスパネルでファサードを作りました。建物に設置した何年か後に、事故でパネルが一部破損しました。破損部分だけ交換修理できますか?

もちろん可能です。作成時のデータを使用し、破損した部分の印刷をやり直すだけです。ただし、パネルの年数によっては色合わせが必要な場合もあります。最初に数種類のサンプルを用意して色合わせできるようにしておくとよいでしょう。

 

建物の外壁、ファサードにデュララックスパネルを使用できますか?

外壁に直接貼る場合は、凸凹していない、非常にきれいな平面が必要です。外壁通気工法等で施工された平坦な表面を持つ壁面等のファサードでの使用をお勧めします。

 

昇華転写後のデュララックススパネルは曲げられるのですか?

はい、常温で簡単に手で曲げることができます。

ホテル内の水泳プールに屋外設置のシャワー室があります。ホテルは海に面しています。デュララックスをシャワー室のパネルに使用しても塩害は大丈夫ですか?

他の昇華型パネルと異なり、デュララックスパネルは塩害試験を行っています。当社のパネルは、シーサイド&クオリマリン認定済(7段階クロムフリー前処理)です。4000時間以上の塩水噴霧試験で、10年以上の腐食環境にも耐えることができる結果を出しています。

 

私はデザイナーで、新しい病院の内装を準備しています。抗菌性のある素材を使用することを検討しています。デュララックスは抗菌性があるのでしょうか?

デュララックスは、お客様のプロジェクトのために多くの特殊な仕上げを提供しています。その中のひとつに抗菌加工があります。私たちのパウダーコーティングは日本の独立した研究所でテストされており、テストでは10年後でもブドウ球菌及び主要な微生物の繁殖を99.9%抑制することが示されています。

 

デュララックスパネルはどのような塗料で作られているのですか?また、VOCフリーですか?

デュララックスは環境に配慮しています。私たちは、あらゆる産業・製造業が与える影響を軽減することの重要性を理解しています。私たちは水性インキとパウダーのみを使用しています。すべての粉体塗料はVOCフリー、TGICフリーです。

 

今までいろいろな金属パネルを試してきました。デュララックスの特徴は何ですか?

デュララックスの特徴は、20年にわたる粉体塗装と加飾の経験から生まれたパネルであることです。他社の金属パネルとは違い、傷に強く、落書き耐性にもなり、曲げることも可能です。

 

私は写真家ですが、12ヶ月に及ぶ屋外展示にデュララックスを使いたいと思っています。デュララックスは使えますか?

はい、全く問題ありません。デュララックスは耐候性が高く、米国で5年以上屋外に置いておく保証をしているくらいです。

 

 

 

Duraluxeプレート事業のご提案

折り曲げ加工が可能な(Bendable)昇華転写アルミ板 Duraluxeプレート事業のご提案

 

■Duraluxeプレートのご紹介

Duraluxeプレート(デュララックス プレート)は、サンリュウが発売準備中の昇華転写用のアルミプレートです。米国Duraluxe社の商品で、長期屋外耐候性などが評価され、世界で販売が伸びています。

 

長期屋外耐候性(耐光性)以外にも様々な特徴があります。
その中の一つが、画像を形成した後で、外形切断や、パンチングなどの後加工が出来ることです。折り曲げ適性もあり、素材が曲がっても塗膜が脱落しません。ですから、画像の形に合わせた加工が出来る訳です。

フォトフレームは、下部を水平方向に折り曲げれば、自立スタンド式フレームに出来ます。

外形切断も:画像に沿って余白を切り落として造形することも出来ます。クリエーターの発想を、自由自在に形に出来ます。世界に一つだけのオリジナル商品を作ってみませんか?

 

 

■Duraluxeプレートの他の特長

外形切断等で複雑な形状に加工可能

 

他にも特徴があります。ラメパウダーを混入した塗膜のようにきらきらと光るプレートがあります。夜空の表現などには最適です。

ラメパウダー入りプレートの拡大図

 

蓄光性を持たせたプレートもあります。

周りが暗くなると光ります。非常用の案内板などに用いられます。発光は最長で約8時間持続します。

抗菌性を持たせたものは、細菌の繁殖を抑制します。病院や幼稚園などで、多くの人が触れるようなものにお勧めです。ティッシュボックスカバーなどにいかがでしょうか。

アルミ地肌を露出したように白地の無いプレートもあります。金属感表現に便利です。特注になりますが、示温性能を持たせたもの(特定の温度で色を変化させる)もご用意できます。

 

 

■最大の特長は長期屋外耐候性です

昇華転写画像は、屋外に掲示すれば、数か月で色が褪せてきます。対候性が高いといわれている顔料インクを使用した画像でも1年以上の耐候性を得るのは難しいものです。Duraluxeプレートなら、オーバーコートや、ラミネートフィルム加工無しに、屋外耐候性5年保証のものまであります。フィルム加工等の追加工程がないので複雑な構造にならず、フィルム剥がれ等の恐れもありません。

ペットハウスなど、屋外に設置して使用する実用的な商品も作れます。屋内設置ならもちろん、数十年の耐候性が予想されます。記念品にも最適です。

 

 

■不燃性も忘れてならない特徴です

日本での不燃性認定試験手配はこれからですが、世界ではすでに多くの国で認定され、使用が広がっています。ロンドンの繁華街ビル外壁を始めとした、人の大勢集まる欧州の各所、繁華街外壁や地下鉄駅外壁などに、又、毎年長期の火災が起きて不燃性向上に真剣な国・オーストラリアでは、ビルから一般家庭の家やフェンスまで、Duraluxeプレートの採用実績を上げればきりがありません。

取りあえずは、日本の家庭でのご使用に、キッチンに設置するバックスプラッシュはどうでしょうか。

シンプルなキッチンの壁面に、残新なデザインの大き目なパネルを貼るリフォームを行えば、相当の気分転換になるはずです。もちろん新築時に施工することも可能です。

 

 

■社内加工体制の構築

既に昇華転写をお仕事にされているなら、CNCルーターの導入で上記のような折り曲げ可能な昇華転写アルミ板Duraluxeプレートを使った様々な新商品の創造に挑戦できます。

CNCルーターは、外形切断、穴あけ加工、折り曲げ線の溝掘り、が出来ます。操作は、CAD/CAMソフトを習得すれば、どなたでも出来ます。

 

こちらの動画 ↓ もぜひごらんください

参考動画:昇華転写用耐候建装材「Duraluxe」、硬質素材への昇華転写印刷ビジネスについて

耐久材加飾グループ【Subli-凸-Group】

この動画は、Subli-凸(でこ)-Groupの、技術と商品をご紹介するものです。

Subli-凸-Groupは、まだ誕生していないグループです。丸まって眠っている胎児のような存在です。お母さんのおなかの中で羊水にくるまれ、生まれてからの肺呼吸の練習、準備をしています。 私たち、Subli-凸-Groupも、誕生後の準備をしています。

元気な赤ちゃんを産むためには、お母さんが健康的に過ごすことが大事と言われています。赤ちゃんにとって良いことだそうです。

Subli-凸-Groupにとっての羊水は、二つの会社、二つの商品になります。これらに力があれば、 私たちは元気に育つことが出来そうです。Subli-凸-Group誕生の母体となる、これらの二つの商品を使って、様々な加飾物を創造することが私たちグループの目的なのです。

ではこれから、この二つの会社、二つの商品と、 Subli-凸-Groupの加飾技術についてご説明させていただこうと思います。

■二つの会社と商品 Decoral system, Duraluxe Inc
二つの会社とは、イタリアのデコラルシステム社と、米国のデュララックス社のことです。二つの会社と言っても、デュララックス社は、米国デコラルシステム社の子会社ですから、親子の関係にあります。

ここでは簡単に、どちらの会社も、アルミ素材への加飾技術で世界をリードする会社とご理解ください。
加飾物の形で分けるなら、デコラル社の素材は立体で、デュララックス社の素材はフラットなプレートと分けるのが分かり易いです。
立体で想像頂きたいのは、例えばアルミサッシ枠です。入り組んだ複雑な形をしていますが、木目の全面印刷が出来ます。バキューム昇華転写方式ですから、模様が凹んだ溝の内側にまで入り込みます。
一方の、デュララックス社アルミプレートには、皆様がお持ちの昇華型インクジェットプリンタで印刷した画像を転写出来ます。

両社の加飾物の最大の特長は、耐候性にあります。画像を保護するオーバーコートや、ラミネート加工は要りません。画像を転写した後のそのままで、デコラルシステムでは、屋外耐候性15年保証のものまで製作できます。
デュララックス社のプレートでは、屋外耐候性5年保証のデジタル画像転写が出来ます。高耐候性だけが特長ではありません。

両社商品とも、不燃性、抗菌性、耐汚染性、耐擦過性を与えることが出来ます。折り曲げ適性もあるので、デュララックス社のプレートの場合、画像転写後に折り曲げて成型して立体化できます。アート造形物も作れます。

■Subli-凸(でこ)-Groupの構成と、その加飾技術
Subli-凸-Group、英語と漢字の混じった変なグループ名ですから、その命名理由からお知りになりたいですか?中央の漢字は“トツ”ではなく、“でこ”と読んでください。
デコラルシステムの「でこ」だけでなく、加飾物が設置される建物、ビルの形を表したつもりです。建物をアートで飾るプロ集団、こんなイメージを伝えたくて命名したのが Subli-凸-Group です。

<株式会社サンリュウ>
グループ設立の企画者は、株式会社サンリュウです。
ぼんやりとですが、定めているのは、デコラル社とデュララックス社の加飾物を製作して販売するという最低限の業務範囲と、【製作に必要な加工能力を持つ会社】+【加飾物を使用するユーザーへ販売する会社】の寄り合い所帯のようなグループということだけです。

サンリュウは、20年以上前にインクジェット昇華転写システム販売を開始しました。
現在もイタリアMontiAntonio社の熱転写機、オランダColdenhove社の昇華転写紙、スイスのErgoSoft社のプリンタ用ソフトRIP、など昇華転写印刷に必要な世界のトップ商品の輸入元です。
蓄積してきた高い技術ノウハウを持っています。
グループでは、デコラル社とデュララックス社商品への、昇華転写加工現場をサポートする役割を担います。
商社としての素材販売に留まらず、グループ内で、印刷加工まで自らも請ける考えです。

<有限会社テクノ>
アルミ素材に昇華転写するには、素材表面に塗装皮膜が形成されていなければなりません。
デコラル加飾物は、内装外装用の建材に多く採用されます。加飾物形状は建築現場によって様々です。ですから、標準形状素材の在庫でなく、物件毎に異なる形状のアルミ材への塗装加工が必要になります。
グループ構成員としてデコラル社の静電パウダーでの塗装加工の出来る会社が必要になる訳です。有限会社テクノは、デコラル社静電パウダー塗装から、木目画像のバキューム転写までの仕事を既に始めています。電解着色、切断・曲げ、溶接加工なども得意な会社です。

これに対して、デュララックスアルミプレートはフラットなプレートで標準サイズが決まっています。こちらは塗装済素材の在庫が可能です。
しかし、画像を転写してそのまま使用される用途ばかりではありません。建材用途であれば穴開けパンチング加工や、折り曲げ加工をした製品も必要なことがあります。
例えば、防音板、金属天井板、壁面板、フェンス等、です。このように多様な形状が求められることを考えれば、メタル加工が得意な会社のグループ参加も期待したいところです。

<参加企業を広く募集中>
もちろんフラットベッド熱プレス機を所有して昇華転写の仕事をしている印刷会社の参加も募る考えです。
すでに、特殊印刷で広く知られている有限会社エクセル・タム、有限会社リタネットなどから参加希望が寄せられています。また、素材加工まで行うアルミ素材問屋さん、バキューム転写機やMontiAntonio社のフラットベッド熱プレス機を所有している印刷業者さんなどからも説明を求められています。各社のご興味をお聞きしながらグループを育てて行こうと考えています。

お断りしておきますが、取り扱う素材はアルミに限定されません。デコラルシステム加飾物として、既にタイルやガラス、木質繊維を原料としたMDF成型板などまでが納入され始めています。
昇華転写技術に制約を受けることもありません。グループで知恵を出し合って、技術革新を進め、世の中に新しい価値を創造して行けたらと思います。皆様も力を貸してください。

ご一緒にアート造形物を創作して行きませんか?


株式会社 サンリュウ

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Duraluxe~硬質素材への昇華転写印刷ビジネス~

昇華転写用耐候建装材「Duraluxe」、硬質素材への昇華転写印刷ビジネスについて

Duraluxe(デュララックス)は超耐候性サブリメーションパネルです。

1.テキスタイル印刷から硬質素材印刷へ

アルミなど硬質素材への昇華転写は、素材をやわらかい布から硬質素材へ換えるだけで、印刷~昇華転写という工程は変わりません。乗り換え投資や新たな学習は、それほどありません。投資は最小限で済むはずです。

まず、必要な機材についての確認をしましょう。
昇華型プリンターは、お持ちですね?
ご使用中の転写機は、輪転式でしょうか、それともプレス式でしょうか?
輪転式転写機ご使用の会社が多いと思いますが、プレス機をお使いでしたら、追加設備は必要ないかもしれません。輪転式転写機をご使用の場合は、プレス式転写機のご購入が必要です。

2.昇華転写印刷を新規で始められるなら

設備のご購入と、昇華転写技術の体得が必要です。

色素は染料ですから、表現できる色領域が顔料より広いです。ですから、色鮮やかな画像が得られることが昇華転写の特徴です。
ただし、どんな条件でも最高画質が得られるわけではありません。
信頼できる品質の設備を選んで、確かな条件で転写することが必要です。発色は素材によって異なります。確かな条件とは、この発色のずれを、理想的なプリンタプロファイルを作成して修正する、などのことを言っています。
プレス式転写機は、場所による圧力や温度のばらつきの少ない転写機でなければなりません。

プレス式転写機は設備の中では高価ですから、後でアップグレードすることなく、ご商売を発展させられるものを選択すると良いでしょう。
Duraluxeアルミパネルの最大サイズは48″x96″(1219mmx2438mm)です。
予算が少ない場合でも、硬質素材印刷ビジネスへの参入には、42″x62″(1067×1575)以上のサイズを転写できる熱プレス機購入をお勧めします。

3.硬質素材印刷ビジネスの展望

では、硬質素材印刷ビジネスは、どこに、どの程度のチャンスがあるのでしょうか?新たなデザイン表現を待っているインテリアとエクステリアに、答えがあります。
例えば、キッチンのバックスプラッシュです。聞き慣れない言葉かもしれませんが、コンロやシンクの奥に貼ってある壁材のことです。
水や油がはねて汚れやすい場所。そしてキッチンの顔とも呼べる場所です。「バックスプラッシュを変えるだけでこんなに印象が変わるか」?と驚かれる方が少なくありません。

Duraluxeパネル特性、耐水性・ 易洗浄性 ・耐擦過性・抗菌性・耐候性・不燃性など、のどれもがこの用途で有効に働きます。
画像も染料でなければ表現できない美しさが得られます。バックスプラッシュはほんの一例で、その他に、お風呂やシャワールームの壁、エレベーターの内装、など、挙げればきりがありません。リフォーム需要は旺盛です。

建築業界で「ファサード」とは、正面から見た建物外観のことです。
建築家それぞれの個性を感じ取れるものであり、時代が表現されるものです。地域環境への調和も求められます。ファサード表現でも、Duraluxeパネルは高い評価を得ています。
高い耐候性や色彩の鮮やかさだけでなく、塗膜仕上げ面を8種類を超える種類の中から自由に選択できる点も好評価の要因になっているようです。

硬質素材印刷ビジネスとして考えやすいのは、屋外看板への採用です。
看板印刷は、スクリーン印刷から、UVインクジェット印刷への移行が進んでいます。多品種少量にはデジタル印刷が向いているからでしょう。
昇華転写にチャンスはあるのでしょうか?あるとしたら、どのような長所が評価された時なのでしょうか?Duraluxeパネルの長期耐候性、昇華染料画像の美しさ、傷ついたり、はがれたりし難い高い強度、不燃性、蓄光性など、がどの程度評価されるかがにかかっていると思われます。

4.硬質昇華転写印刷物の販売先

印刷物はどのような顧客に販売されるのでしょうか?
答えは、前に挙げたインテリアやエクステリア用の印刷物なら、「キッチン、バスルームのデザイナーやリフォーム業者、建築設計事務所、さらには、エレベーターサービス会社や、看板販売会社などになります。
あるいは、誕生前の準備段階にありますが、
硬質素材への昇華転写印刷グループ、”Subli-凸-Group”(サブリ・でこ・グループ)が誕生しようとしているので、このグループも販売先対象になるかもしれません。
グループが著名になれば、ネットを通じて設計事務所などから様々な引き合いが入ってくるものと予想されています。貴社も、自ら「Subli-凸-Group」に参加して、積極的展開する道も検討されてはいかがでしょうか。

5.印刷用硬質素材における Duraluxeアルミパネルの競争力

■硬質素材、二つのオプション

今、市場には二つの硬質素材オプションがあります。塗膜が溶剤塗装によって形成された主に屋内で用いられるプレートと、屋外でも活用されるプレートです。
成長著しいのは、当然、用いられる範囲が広い後者です。塗膜を粉体塗装で形成したDuraluxeアルミパネルです。Duraluxeアルミパネルは、90年代初頭から、世界の建築用途、産業機器の装飾用途で業界をリードするようになりました。

市場に早くから出回ったのは、溶剤塗装プレートの方です。現在も、記念品盾への写真印刷などに用いられています。
また、屋内であれば、比較的大きなパネル印刷にも用いられることがあるようです。溶剤塗装の方が一回の塗膜が薄く、仕上がりは平滑になり、光沢が得られます。写真業界ではその表面光沢が評価されているようです。

ただし、塗膜の総合評価では、粉体塗装の塗膜が、溶剤塗装の塗膜よりも物理的に優れているといえます。詳しくご説明をして行きましょう。

■粉体塗装塗膜の特長

下記に、溶剤塗装塗膜と比較した粉体塗装塗膜の長所を挙げてします

1)VOCフリーでSDGsに貢献できる塗膜
2)塗膜が厚く、耐久力が高く、素材が錆び難い
3)塗膜が強靭で脱落し難く、柔軟性を有しているので後加工も出来る
4)色持ちが良い塗膜性能で、高い耐光性が得られる
5)塗膜に様々な機能性を付加できる


1)VOCフリーでSDGsに貢献できる手法

塗装方法は、VOC(揮発性有機化合物)規制に対応しています。光化学スモッグの原因となる揮発性有機化合物を使用しません。昇華転写に使用するインクは水性で、溶剤インクは使いません。硬質板に貼り付ける溶剤系粘着剤を塗布したフィルム類も使いません。転写には、森林資源を未来まで持続させようとするFSC認証を受けた転写紙を提供します。環境と身体を大事にします。「つくる責任」を自覚しながら、お客様には「つかう責任」へのご理解をお願いし、私たちもSDGs、「Sustainable Development Goals(持続可能な開発目標)」に取組みます。

2)塗膜が厚く、耐久力が高く、素材が錆び難い
塗膜は、厚く、柔軟で、高い強度を持ちます。厚い塗膜は、ピンホールや塗膜厚さむらを少なくしてくれます。結果、空気の透過が遮断され、素材の錆が発生しにくくなります。

3)塗膜が強靭で脱落し難く、柔軟性を有しているので後加工も出来る
塗膜が柔軟であれば、温度変化によって素材が伸縮を起こしても、それに追従ができるメリットが得られます。塗膜のひび割れや、剥がれも起き難くなります。溶剤塗膜はその追従ができません。ひび割れや剥がれが発生しやすいです。Duraluxeパネルなら、画像形成後に、折り曲げられます。CNCルーターなどを使えば、シャーリング、穴あけ、切断が可能です。

4)色持ちが良い塗膜性能で、高い耐光性が得られる
ピンホールやひび割れが無いということは、塗膜に入り込んだ染料色素が逃げにくい、つまり色持ちが良いという結果にも貢献しています。昇華画像に高い耐候性を与える一つの要因になっているのです。

5)塗膜に様々な機能性を付加できる
その他に、どのような機能性を与えられるかというと、不燃性、抗菌性、蓄光性、易洗浄性(落書き耐性)、ノンスリップ性、など様々なものが挙げられます。世界がパンデミックで混乱しているこの時期、抗菌性は有益な機能と思います。Duraluxeパネルなら、ホテルや病院、クルーズ船、エレベーターなどでも安心してご使用いただけるのではないでしょうか。

「硬質素材への昇華転写印刷ビジネス」はお役にたちましたでしょうか?ご不明の点は、Duraluxeパネルの日本代理店の当社、株式会社サンリュウまで、ぜひお問い合わせくださいますようお願い申し上げます。

Duraluxeパネル日本代理店
株式会社 サンリュウ

〒334-0073 埼玉県川口市赤井 1-10-7
Tel: 048-446-6786
www.sanryu.com

昇華転写用耐候建装材「Duraluxe」のご紹介

デジタル印刷と建材の融合に新たな可能性を持つ、昇華転写用耐候建装材「Duraluxe(デュララックス)」のご紹介です。

画像の屋外耐光性保証5年以上の、昇華転写用アルミプレート「Duraluxe」

◆Decoral社とDuraluxe社 

Decoral System社は、1973年にイタリアに誕生したグループ会社です。1990年代初頭にDecoral昇華転写システムを開発して特許を取得しました。
この技術を用いて、管状フレームや平板材から複雑な形状のオブジェクトまでの、様々な金属製品に木目模様などを形成できます。
建築業界でドアや窓の美観を高めただけでなく、森林保護にも貢献しているので、環境にも良い影響を与えています。

Decoral社は、昇華転写用耐熱素材と、熱転写システム製造においてパイオニアであり、現在は世界のリーダーです。
静電塗装パウダーや熱転写フィルムのような資材だけでなく、設備とノウハウも販売して、トータルで顧客サポートを行なっています。
VOCフリーの製造であり、環境と人の健康の保護にも力を注ぐ企業です。

装材への木目や大理石模様印刷で世界をリードしてきたDecoral社の自然な発展として、 2015年に米国で Duraluxe社が設立されました。

◆「Duraluxe」7つの特長 
1. 高い耐候性 
2. 引っ掻き強度 
3. 落書き耐性機能 
4. 曲げ加工ができる 
5. 抗菌性(銀イオン) 
6. 耐火性 
7. VOC(揮発性有機化合物)フリー 

Duraluxe社は、2017年に光沢やマットなど4種の表面を持つ昇華転写用アルミプレートを発売しました。
現在は、Glow(蓄光)などを追加した計8種類の商品があります。
これらのプレートは、画像形成後であっても、曲げ・せん断・穴あけ・パンチ・ウォータージェット・ルーター加工が可能な昇華転写素材です。屋外耐光性7年保証のものまであります。

◆施工例 
フォトグラフィー(写真画像用印刷パネル)

サイネージ

インテリアデザイン

建築材

折り曲げ加工製品

台所・水回りのバックスプラッシュ

お風呂場・シャワールーム等の壁パネル

天井パネル

外壁への印刷建築材

◆耐候性テストデータ 

◆(株)サンリュウはデジタル関連資機材の技術開発型総合商社です
主要な位置を占めてきた古参企業を相手にしてひるむことなく、生まれたての新しい企業が次々に参入してくるデジタル画像印刷の業界。

平成7年創立以来、営業を置かず、技術一筋の追求に邁進してきました。今後は、開発商品・商品・情報をお客様にお伝えすることを大きな役割として、市場開発、営業部門を強化し積極的に提案活動を行っていきます。
デジタル印刷革命が市場に浸透する中、技術的には常に業界最先端の場所にいられたと自負しています。川口市に本拠地を置き、取得した特許の実施権供与相手は世界のトップ企業です。

新しい技術を何処よりも早くキャッチして日本市場に紹介してまいりました。
インクジェットプリンターを使った昇華印刷システム及び昇華転写システムは、日本でも早くから取組み、20年以上の実績を築いてまいりました。

今回は、昇華転写用耐熱素材と、熱転写システム製造においてパイオニアであり、現在は世界のリーダーであるイタリアのDecoral System社とグループ会社であるアメリカのDuraluxe社の協力を得て、日本国内での販売展開を進めてまいります。

弊社が築き上げてきた昇華転写のノウハウを発揮できる商品と位置づけておりますが、商品のマーケットは弊社の経験してきた業界とは違っております。
この商品の可能性に興味のある業界の企業の方々のお力も借りながら、新たな市場への展開を進め
てまいります。

ご興味ございましたら、ぜひお問い合わせください。


株式会社 サンリュウ

〒334-0073 埼玉県川口市赤井 1-10-7
Tel: 048-446-6786
www.sanryu.com

 

昇華転写でお困りのことはありませんか? Monti Antonio社との歩み

■Monti Antonio社との歩み
イタリア・Monti Antonio社の熱転写機が業界で普及しています。当社が、19年前にこの会社の商品を日本に紹介を始めたことは、前に記しました(→2018年の記事)。紹介と販売を開始した当時は、昇華転写を知る会社が現在より少なかった時代なので、拡販に苦労しました。

昇華転写が広く知られるようになった今は、型式まで指定してこられるお客様も少なくありません。

独占販売だった当時と異なり、同社の機械は、現在は複数のチャネルから購入が可能です。このような状況の中でも、ご購入の際に、当社を指名していただけるのはありがたいことと思っています。その理由をお聞きしますと、一つがアフターサービスの経験、二つ目が、転写紙や下紙からカラーマネジメントまでを含む技術コンサルティング力を挙げて頂くことが多いようです。

 

■当社のアフターサービス技術力


そう言えば、大型フラットベッドタイプから、大型輪転高速機、小型リボン布転写システムまでの様々なタイプのシステムを納品してきましたが、19年間に及ぶ販売期間でメーカー技術者の出向要請をしたことが一度しかありません。その一度も、通常のMonti社機械品質ならあり得ないレベルのものです。メーカー工場でのヒーター組み込み不良が原因で、顧客へ納入後にシステム中心部まで分解する大規模な修復作業が必要でした。

添付の写真 ↓ は、直径1mx幅2.6mの熱ドラムを搭載した輪転転写機の熱ドラムベアリングを交換した時のもので、当社で製作したベアリング交換用治具類の写真です。

熱ドラムはもちろん、ベアリングだけでも100Kgもありますから、簡単には取り外せません。メーカーから必要な情報を得て、熱ドラムを浮かせてベアリングを抜き取れるよう用意しました。当時、このような重量物の取り外し作業は、当社としても初体験でした。不安はありましたが、メーカーサービスマンを呼ばなくても済むよう、トライしてみました。これからも、迅速に、低コストで、お客様のサポートが出来るよう工夫して行きたいと考えています。

 

■当社の技術コンサルティング力
技術コンサルティングの最近の例を記します。転写した時に、下紙(ベースペーパー、アンダーペーパー、プロテクションペーパー、捨て紙) にしわが出て、布に転写不良が出るというご相談をいただきました。お客様の下紙をご送付頂いて調べると、比較的変形しやすい紙と分かりました。ガスバリア性も優秀ではありません。ただし、下紙だけを取り上げても、根本的問題解決には至りませんでした。

 

「ガスバリア性比較結果」

(左:当社の下紙、右:お客様の下紙)

(下紙に転写を試みて、昇華ガスを貫通させ、その下に置いた布をどれだけ汚すか比較しました)

 

転写機のプレス圧(輪転機ならフェルトテンション)と熱の分布、使用されている布の滑り性と熱収縮性、作業環境の湿度など、これらすべてがしわ発生の原因になり得ます。転写紙を変更すれば、出力色が変わる可能性があります。同じ色を得るには、カラーマネジメントサービス力がものを言います。

このように、設備や資材の一つだけ優れたものをお選びになっても、理想的な品質と高い作業効率を得ることは難しいものです。ですから当社では、昇華転写業界で世界トップクラスと言われる転写機、リップ、インク、転写紙、下紙までを揃えて、お客様の現場に合った最高の組み合わせをご提供できるよう努めております。

 

インクジェット昇華転写業界で、25年の技術蓄積を生かした技術コンサルティングをご提供しています。お困りのことがありましたら、一度ご相談をお寄せくださいますようお願い申し上げます。

 

昇華転写用マグカップ 11oz 大量入荷


当社の昇華転写商品の定番である、『昇華転写用マグカップ 11oz HG』が大量入荷いたしました。




白色無地箱のご用意もございます ※別途販売品


これからの時期では、卒業・入学シーズンも近づき、記念品、自主制作やプレゼントなどであったり、キャラクターやメッセージなどデザイン表現の汎用性もあることで、シーズン問わず人気があるのが昇華転写用マグカップです。

大量入荷の背景として、このコロナ禍の状況を鑑み、今後の流通ストップ等の可能性も考慮して事前にメーカーとの交渉を進めていた分になります。

当社マグカップ11ozのスペックや、品質判断基準の詳細等につきまして、以前記事『昇華転写用マグカップ商品のご紹介』をご覧ください。



定番商品に関しましては、お客様の欲しい時に在庫がない!という事が極力ないように、今回のタイミングだけでなく、常日頃から販売動向を注視し、売上予測をたて、余裕を持った在庫管理を心掛けております。

・いつもの仕入先が在庫切れで買えない!買えないことが頻繁にある!
・現行のマグの単価は高いと思っている!
・現行のマグの品質に不満を持っている!
・新しい商材として昇華転写用マグを検討しているが、どこから購入すれば?

など、お困りのお客様がいれば、ぜひ当社のマグカップをご検討ください。



実際に手に取っていただき、ご安心・ご納得いただいてからご購入いただけるようにサンプルもご用意しておりますので、ご希望の場合はお気軽にお申し付けください。

また、ご購入の場合、通常1箱(36個)単位のご注文から受けておりますが、いきなり1箱もいらない!不安、心配!などのお客様には、初回ご注文時のみ、1個からのバラ売りも対応いたします。


ぜひ、当社の昇華転写用マグカップをお試しになってみませんか?
ご興味ございましたら、ぜひお問い合わせください。


株式会社 サンリュウ

〒334-0073 埼玉県川口市赤井 1-10-7
Tel: 048-446-6786


Monti Antonio社製熱転写機【導入事例】

 
これまでにもご紹介しているMonti Antonio社製の熱転写機ですが、今回はどのような企業が実際に機械を導入されているのかを、海外企業の動画をご紹介いたします。



導入した企業の自社紹介動画
https://drive.google.com/file/d/12L_NMn_4iU8APNefHYra1TmNO1xplidC/view
※短いですが、【0:53~1:06】に機械が映っています

導入されていたのは、M-91で、ドラム幅2600mmと3600mmのようです。
※同機種にドラム幅のラインアップがそれぞれあります

Monti Antonio 製品ページ
サンリュウ Moniti製品ページ


展示会などのブースで使用される展示システム(什器、フラッグやバナー等)のデザインから制作まで行う、ビジュアルプレゼンテーション用の商材を扱うポーランドの会社のようです。

色移りや色ムラなどが発生せず、昇華転写ならではの表現のために活用されています。

生地によっては遮光性の素材もあり、表裏別柄の両面印刷等も可能で、防炎生地を使用すれば、展示会・大型商用施設・イベント会場などでの使用も可能になります。

これからも機会があれば、こういった導入事例をご紹介していきたいと思います。



Monti Antonio社製品は世界各国へ多くの販売実績があります。
なぜ、Monti Antonio社製品が選ばれるのか?

Monti Antonio社は繊維の本場イタリアで創業から60年にわたり、小型~超大型までの転写機販売のトップメーカーで、廉価な海外製のシステムでは表現できない『高品質・高剛性・高強度』な安定した品質の機械の供給が実現できるためです。

そして、サンリュウにはこれまでのMonti Antonio社製品の販売実績や、豊富な経験によるメーカーとの円滑なやり取り、ご購入前の十分な事前説明、ご購入後のサポート・印刷に関するアドバイス等の体制が整っています。


Monti Antonio社製品にご興味ございましたら、ぜひお問い合わせください。

株式会社 サンリュウ
〒334-0073 埼玉県川口市赤井 1-10-7
Tel: 048-446-6786
www.sanryu.com