デュラ瓦版4:銀塩からDuraluxeへ

デュララックス瓦版(NewsLetter)ではデジタル印刷と建材の融合に新たな可能性を持つ、昇華転写用耐候建装材『Duraluxe(デュララックス)』の加飾物や技術をご紹介します。

デュララックス瓦版4: 銀塩写真プリントからDuraluxeへ

Duraluxeプレートの特長

「Duraluxe(デュララックス)プレートって何? フォトフレームに使えるの?」

メタル昇華転写プリントDuraluxe:静電塗装アルミ板

写真スタジオやフォトギャラリー様からの問合せがくるようになりました。銀塩写真プリントからDuraluxeプレートへの代替需要が増えているように思います。

理由は、以下が挙げられるでしょうか。

長期保存性の比較:写真プリント紙と塗装アルミ板

銀塩写真プリントは、紙にプリントされた写真なので、経年劣化によって色褪せや黄ばみが発生し、また、水濡れや摩擦によって破損する可能性があります。

一方、塗装アルミ板(Duraluxeプレートもこの一種)は、昇華転写された写真なので、長期保存性に優れています。

表面加工により耐スクラッチ性も有しています。そのため、記念写真やアート作品など、長期に保管したい写真に適しています。

 

ウレタン塗料を使った静電塗装アルミ板Duraluxe
高い耐候性を持つ構造上の理由について

市場にはポリエステル塗料を使ったメタル昇華転写プリント系のアルミ板も出ています。

しかし、建材で世界では屋外15年~20年保証までしているdecoral社の金属プリント系商品は、ウレタン塗料を使っています。

そして看板業界では他に類のない耐候性を誇る静電塗装アルミ板であるメタル昇華転写プリントDuraluxeもウレタン塗料を使っています。(ちなみにDuraluxeは、decoral社の関連会社商品です)

実は、より優れた長期耐候性を得るためにはポリエステル樹脂の塗料より、ウレタン塗料の方が有利なのです。拡張性が高いと言うか、余地が大きい、と言えるでしょうか。

紫外線吸収剤の質や量の影響などもそれはそれで大きいのですが、ウレタン塗料の方が組織がきめ細かいために、入っていった色素が動きにくいのでより高い耐候性が得られやすく、そういう意味でより長持ちする”余地が大きい”のです。

 

また、Duraluxeは強い物理強度を持っています。そのためDuraluxeは昇華転写後の金属プレートを折り曲げ、穴あけ、外形カットをして使用することができます(ポリエステル塗料系のメタルプレート製品ではこれは困難だと思います)。

 

両面に昇華転写した後で折り曲げて使うフォトフレーム(写真立て)は非常に取り扱いやすい商品です。

昇華転写後に穴あけをして吊り下げたり、カッティングマシン(CNCルーター)などで好きな形に外形カットをして使用できるのも物理強度があるがゆえの特長です。

 

関連会社であるdecoral社の施工した北欧の駅外壁

長期耐候性が求められる屋外施設外壁、金属板に画像が昇華転写されている

 

建材の場合、屋外で5年しか持たない耐候性保証では短いです(屋内用の建材としてなら長期に使えるかもしれません)。それに対しdecoral社には、アルミや鉄などの金属に木目や大理石模様を昇華転写し世界で15年や20年保証しているウレタン塗料まであります。Duraluxeも同様の特別なウレタン塗料を使用しており、長い耐候性を持っています。他社様の貼り付けるタイプの屋外看板用ビニールを使用した商品よりも、Duraluxeは高い屋外耐候性と強い物理強度を持つと自負しています。

 

多様な表面仕上げと高品質な仕上がり

Duraluxeプレートは、高解像度で鮮やかな色合いの写真がプリントできます。また非常に多様な表面仕上げが可能です。

表面に各種の加工を施すことで麻布のような微細な凹凸を加える、サテン生地のような上品な質感、乾燥したひび割れた大地のような立体的な縮み模様にするなど、様々なバリエーションでの立体感のある仕上がりにすることも可能です。

そのため、写真の美しさをより引き立てることができます。

 

Duraluxeプレートを使ったフォトフレームのメリット

Duraluxeプレートは、フォトフレーム用途としても優れたメリットを備えています。(Duraluxeは、紙を使った銀塩写真プリントとは違い、デジタル画像を昇華転写できる塗装アルミ板です。

軽金属で塗装面を含め手荒に扱っても比較的破損しにくい物理強度を持つため、屋外にも持ち出して使えるフォトフレームとして様々な用途に使えます。

炎天下の屋外フェスで使用するとか、キッチンカーの食品メニューパネル看板に使うとか、今までになかった用途で使えるかもしれないですね)

前回のデュララックス瓦版3でご紹介した、お客様がお持ちの昇華インク/昇華転写紙と熱プレス機でそのまま使える金属転写板Duraluxeアルミ昇華転写用ブランクプレートは長方形だけでなく、正方形、円形、楕円形などの形状も取り揃えています。これも、物理強度が高いので可能になっている部分でしょうか。従来だとどうしてもA4とかA3などの長方形タイプの形状のみになることが多かったように思います。

大型熱転写機に張り付け、アルミ金属製の頑丈な銘板としての使用例他

軽量で持ち運びやすい
アルミニウム金属を使用のため、耐久性が高く、長く使用できる
水に濡れても破損しにくい
汚れても拭き取るだけで簡単にお手入れできる

お子様の七五三や成人式などの記念写真、家族旅行やペットとの思い出など、大切な写真を飾るのにも最適です。

Duraluxeプレートの活用事例

Duraluxeプレートは、写真スタジオやフォトギャラリーだけでなく、広告/大型屋内装飾やインテリアの加飾など、以下のような場所で様々に活用されています。

ホテルや旅館
結婚式場や披露宴会場
企業のオフィスやショールーム
商業施設や公共施設

 

アルミ昇華転写用Duraluxeプレートは、高品質で長期保存性に優れたアルミ昇華転写技術です。屋内外の様々なシーンで活用されています。

Duraluxeプレートは、ウレタン塗料(粉体塗料)を使った静電塗装アルミ板です。(ウレタン塗料(粉体塗料)を使った静電塗装は、外壁や屋根の塗装等に使用される塗料である、ウレタン樹脂を溶剤に混ぜて作られた溶剤系の油性塗料や水性塗料とは別物です)

Duraluxeプレートは建材用途(主として屋内用)でも使えますが、デジタル印刷の金属転写を看板用などとして使用するなら屋外で最高級レベルの商品です。

 

 

 

 

デュラ瓦版3:ブランクプレート

デュララックス瓦版(NewsLetter)ではデジタル印刷と建材の融合に新たな可能性を持つ、昇華転写用耐候建装材『Duraluxe(デュララックス)』の加飾物や技術をご紹介します。

デュララックス瓦版3:

Duraluxeアルミ昇華転写用ブランクプレートのご紹介。

ブランクプレートだけでメタル転写可能!

インクジェット昇華転写プリントシステムの一例

ブランクプレートはお客様がお持ちの昇華インク/昇華転写紙と熱プレス機でそのまま使えます。

 

Duraluxeは建材用途(主として屋内用)でも使えますが、デジタル印刷の金属転写を看板用などとして使用するなら屋外で最高級レベルの商品です。

今回ご紹介のブランクプレートは、最小サイズ 円形3″(直径約76mm)~ 正方形と長方形の各種サイズ ~ 最大で楕円形20×24″(短径長径 約508mm x 610mm)サイズで、各種表面加工(在庫品6種類)を取り揃えています。様々な用途に使える昇華転写用金属プレートです。

今までもDuraluxe社の昇華転写用メタル、ウレタン塗料を使用した静電塗装アルミ板であるDuraluxeプレートに関して色々ご紹介してきました。なぜ屋外対候性が高いのか、物理強度が高いのか等の技術解説や、デジタル画像データをご入稿いただき、各種Duraluxeプレートへ昇華転写したり、出力したものの用途について等のご紹介が多かったと思います。

今回はブランクプレートに関するご紹介です。まだ昇華転写印刷がされていない、紙で言えば未印刷の状態の、昇華転写用アルミ金属プレートです。

温度やプレス時間等の違いはありますが、お手持ちの昇華転写インクと昇華転写紙、Tシャツ転写機等を使い、昇華転写Tシャツをプレスする時の要領でご使用いただき、アルミ金属プレートへの昇華転写が可能です。

形状は4種類。長方形タイプ、正方形タイプ、円形タイプ、楕円形タイプがあります。それぞれに大小いくつかのサイズを取り揃えています。

 

 

※こちら ↓ は画像が転写済の参考写真です。ブランクプレートには何も印刷されていません。

また、表面加工仕様は合計8種類あります。(※表面加工仕様により、屋内用と屋外/屋内用があります。→表面加工仕様の詳細はこちら

 

※こちら ↓ の画像は表面加工の参考写真です(クリックで拡大表示されます)。販売商品であるブランクプレートには何も印刷されていません。

名称 屋外/屋内
光沢(Gross)

屋外/屋内
マット(Matte)

屋外/屋内
サテン(Satin)

屋外/屋内
キャンバス(Canvas)

屋外/屋内
ウォールスカイ(WallSky)

屋内
蓄光(GlowInTheDark)

屋内

ソルトレイク(SaltLake)

屋内
アイスタッチ(IceTouch)

屋内

 

そのうち6種類(Gross,Matte,Satin,Canvas,WallSky,GlowInTheDark)の表面加工仕様の商品を在庫しています(※SaltLakeとIceTouchの2種類はお問合せください)。

※表面加工仕様ごとに別の商品です。昇華転写後に表面加工するわけではありません。(キャンバス地のプレートに昇華転写して後から再度表面加工してサテン地のプレートにする、といったことはできません)

価格は、1枚単位売り価格、5枚単位売り価格、10枚単位売り価格があります。それ以上の枚数の場合はご相談ください。

※表面加工仕様ごとに別の商品です。ご注文いただく際は、何枚単位売りをご希望かの他に、

1.表面加工仕様の指定(光沢、マット、サテン、キャンバス、ウォールスカイ、蓄光)
2.タイプの指定(長方形、正方形、円形、楕円形)
3.サイズの指定(縦横、直径、短径と長径など)

が必要になります。

 

長方形タイプ 各種 (縦x横 単位はインチ ※mm表記は概算です)
4×6″ (102mm x 152mm)
8×10″  (203mm x 254mm)
8×12″ (203mm x 305mm)
12×18″  (305mm x 457mm)

正方形タイプ 各種 (縦x横 単位はインチ ※mm表記は概算です)
4×4″  (102mm x 102mm)
5×5″  (127mm x 127mm)
8×8″  (203mm x 203mm)
12×12″  (305mm x 305mm)

円形タイプ 各種 (直径 単位はインチ ※mm表記は概算です)
3″  (76mm)
4″ (102mm)
6″  (152mm)
8 (203mm)

楕円形タイプ 各種 (短径x長径 単位はインチ ※mm表記は概算です)
5×7″  (127mm x 178mm)
7×12″  (178mm x 305mm)
8×10″  (203mm x 254mm)
20×24″ (508mm x 610mm)

などを取り揃えています。

 

 

ヤマト宅急便運賃【2024年1月~】

弊社では、2024年1月出荷分よりヤマト運輸1個口の配送運賃を改定させていただくことになりましたのでお知らせいたします。

なお、サイズ・重量について厳正化を求められているため、ヤマト宅急便規定外のサイズや重量の1個口や複数個口の場合には、別運送会社の路線便(日時指定不可)を使用いたします。

お客様にはご迷惑をお掛けいたしますが、何卒ご理解のほどお願い申し上げます。

2024年1月出荷分より適用の『ヤマト宅急便運賃表』は下記をご確認ください。

ヤマト運賃表_2024年1月より

 

 株式会社 サンリュウ 
〒334-0073 埼玉県川口市赤井 1-10-7
Tel: 048-446-6786
http://www.sanryu.com

マグカップ11oz用紙無地箱リニューアルのお知らせ

この度、マグカップ11ozサイズ用無地箱をリニューアルいたしました。

紙素材は原材料の高騰等により仕入れ価格が年々上がっています。
弊社の「マグカップ用無地箱」も例外ではありません。
そこで、何とかコストダウンできないか検討した結果、現在様々な分野で使用されている薄くて丈夫な段ボール素材で無地箱をリニューアルすることにいたしました。

詳細は、下記のチラシをご確認ください。

◆マグカップ11oz用無地箱『P-ONE』
mugcase_P-ONE

 

また、同じ段ボール素材で、11ozマグカップを2個一緒に入れられる「ペア箱」も販売開始に向けて準備中です。ご意見などございましたら、お気軽にご連絡ください。

◆マグカップ11oz用ペア箱『P-TWO』
mugcase_P-TWO

 

その他、マグ用無地箱についてのご要望・ご意見・ご質問は、弊社業務部までお問い合わせください。

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昇華転写用下紙クラフトのご紹介

『意外と大切な昇華転写用下紙のお話』

優れたガスバリア性・使い易さ ・低価格の三拍子そろったサンリュウのイチオシ商品『昇華転写用下紙クラフト』のご紹介です。

皆さん、昇華転写作業をする時の下紙はどのような商品をお使いですか。
転写の際にフェルトを汚さないよう、布とフェルトの間に敷く紙が下紙です。
「アンダーペーパー」、「プロテクションペーパー」、「ベースペーパー」、「保護紙」、「捨て紙」など、呼び方は会社によって様々なようですが、これらは皆、同じ目的で使用される同類の商品です。

これらの商品は、昇華転写や直接印刷布の加圧発色処理などの作業にご使用中かと思います。
「フェルトが汚れてきた」、「シワが発生しやすい」、「フェルト交換頻度を減らしたい」など、ご使用に関してお困りのことはございませんか?
下紙クラフトは、下紙に関連するお悩みをお持ちのお客様へ、サンリュウが自信を持ってご紹介できる商品となっております。

◆今までサンリュウにいただいた、ユーザー様のお悩みの声
A.フェルト交換サイクルが短い
B.下紙の熱変形によるシワが発生し、転写時に影響してしまう
C.価格が高い
D.巻き数が少ないため、交換頻度が高く、生産性が悪い
E.重くて扱いづらい
F.?

これらのお悩みの声を解決するための、下紙クラフトの商品開発を突き進めてきました。

◆ユーザー様のお悩みの声を解決するための商品開発
【Aの解決】
→ガスバリア性の高い性能を確保し、交換サイクルを長期化できる商品にする。

【Bの解決】
→熱による紙変形の少ない商品にする。

【Cの解決】
→安い商品にする。

【Dの解決】
→全サイズ巻き数を1,000mとして、交換頻度が軽減される商品にする。

【Eの解決】
→薄く軽い商品にする。

【Fの解決】
→お悩みの声なのに、内容記載をせずに「?」にしたのは、現場の皆様が日頃は意識されていないのではと想定した内容だからです。下紙が厚いほど転写機の熱は奪われます。熱が奪われても温度が下がらないよう、ヒーターは加熱し続けるので、その分電力を消費し、コストになります。電気を余分に使うと環境にも悪い影響が出ます。環境と言えば、下紙の厚さを薄くすることで、使用するパルプ資源も節約でき、CO2の吸収源である森林の減少を抑え、温暖化防止に貢献できます。 また、下紙の廃棄重量も減り、環境にやさしく、廃棄コスト削減にもつながります。
→薄い商品にする。

このような複数の高いハードルを一つずつクリアしながら、サンリュウの『下紙クラフト』を新商品としてご用意しました。

◆サンリュウの下紙クラフトとは

薄手(20g・㎡)でガスバリア性に優れており、熱処理機のフェルト汚れの防止に最適のパフォーマンスを持っている商品です。熱による紙変形が少ないため、シワになり難く、使用し易い 、高品質で低価格な昇華転写用の下紙です。

◆性能はどれくらい?

上の画像は、ガスバリア性能試験時の最下層にある汚れ確認用ポンジの転写後の画像です。
横に白い帯のように見える箇所が、3種類の下紙(上:他社品A、中:下紙クラフト、下:他社品B)でガスバリアされた箇所となります。
上(他社品A)と下(他社品B)では、赤枠で囲っている濃色の転写箇所において、色の付着が見受けられました。一方、中(下紙クラフト)では、色の付着は見受けられませんでした。
この結果から、下紙クラフトを使用した場合に、ガスバリア性の高さを発揮するということが、お判りいただけるかと思います。
このように下紙クラフトは、ガスバリア性が高くフェルトが汚れにくいことが、容易に想像ができます。その性能によって、熱処理機の大切なフェルトを守り、メンテナンスサイクルを飛躍的に伸ばすことが可能となったのです。

◆本格販売に向けて
そのような性能を誇る下紙クラフトですが、2024年初旬の本格販売に向けて準備の真っ最中です。現在、ご評価いただくため、一部のお客様には3年前より先行してご提供を始めています。先行使用いただいているユーザーの声をまとめましたので、ご確認ください。

◆先行使用ユーザー様の声
・下紙のおかげでフェルトが汚れにくくなって、交換はまだまだ大丈夫そうです。10年は持ちそうですね
・フェルトが大幅に汚れにくく なっています。今後のフェルト交換サイクルが伸びて行きそうです!
・1,000m巻は魅力ですね。交換頻度は減り、作業者の負担を減らせ、生産性は向上します!

◆よくある質問Q&A
Q1.フェルト交換期間はどのくらい変化しますか?
A:お客様の使用状況にもよりますが、最も長くご評価いただいているお客様からは、弊社下紙を使用する前は4~5年に1回の交換頻度だったところ、使用開始3年以上経過していても、まだまだ使用できる、きれいな状態だとご評価いただいております。

Q2.どんな熱処理機でも使えますか?
A:平台プレス機の場合は、カットまたはロール巻き出し装置にて使用可能です。
輪転機の場合、下紙を使用できる機構があれば使用可能です。ただし、テンションなどの設定により、シワが発生するような輪転機もあるようです。

Q3.下紙は何色ですか?
A:下紙クラフトは茶色となります。

Q4.国産ですか?
A:いいえ、国産ではありませんが、品質管理が行き届いている工場で生産されている商品です。

Q5.1650mmのサンプルはありますか?
A:大変申し訳ございません。サンプルとして準備しているのは、1370㎜幅のみに なります。それ以上の幅をご希望の場合は、商品をサンプル価格にてご購入いただくことになります。

Q6.紙管のサイズは何種類かありますか?
A:3インチのみです。

Q7.森林認証材は対応していますか?
A:対応しています。

Q8.保管に注意は必要ですか?
A:紙なので、湿気には弱いです。保管される場合は、ビニール袋に入れ、風通しの良い冷暗所に保管されることをお勧めいたします。

Q9.捨てるときは紙ゴミですか?産業廃棄物ですか?
A:産業廃棄物です。捨て方に関しては、お住まいの自治体にご確認ください。

Q10.夏場に急に量が増えたりするけど、在庫はたくさんありますか?
A:在庫切れを起こさないよう、弊社はほかの商品も含め、徹底した在庫管理を行っております。 繁忙期にご使用になられる数量や時期について事前にご相談いただければ、その分の在庫をご用意させていただくことも可能ですので、お気軽にご相談ください。

Q11.標準1,000m巻きだとは重くないですか ?
A:紙厚が薄い分、思ったほど重量はありません。
例えば、1650幅(1020m巻)の場合、1本あたりの重量は36kgです。
(速乾中厚転写紙1620×135mは、24kg/本)
1人で輪転機 に設置するのは難しいかも知れませんが、その分巻き数 が長いため交換回数は軽減できます。※巻き数は特注対応可能ですので、お気軽にお問合せください。

以上が、よくあるご質問と、対するご回答になります。
下紙クラフトにご興味をお持ちいただけましたでしょうか?
下記に商品の特徴、ラインナップなど、ご検討に関しまして必要な事項をまとめました。

◆下紙クラフトの特長
薄手ながら、熱による変形も少なく、ガスバリア性の高い下紙クラフトは、1,000mの巻き数となり、厚手製品(500m前後)と比較して交換頻度が半分となり、保管場所においても省スペースでの保管が可能になります。
フラットベッド型熱処理機での使用においても、生地に合わせた転写時間への幅広い対応可能の下紙です。

◆下紙クラフト商品ラインアップ
下紙クラフトはラインアップとして1,150㎜から2030㎜幅までの7種類を、ご用意しています。

価格も安く 、お買い求めいただきやすい商品です。ご興味がおありでしたら、サンプルもご用意しています。

下紙クラフトの価格は、下記ページをご確認ください。
【弊社HP】昇華転写用下紙ページ

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今回ご紹介の下紙クラフト以外にも、ガスバリア性がより優れた厚手製品(30g・㎡)、シリコンコートされた下紙などのご用意もありますので、弊社の昇華転写用下紙にご興味ございましたら、ぜひお問い合わせください。

 株式会社 サンリュウ 
〒334-0073 埼玉県川口市赤井 1-10-7
Tel: 048-446-6786
http://www.sanryu.com

デコラル瓦版7:照明器具

今回は、木目調インテリア照明器具についてご紹介します。

インテリアライトをリアルな木目仕上げに!デコラル社の粉体塗料でシンプルな金属外装の照明器具が変わります。

デコラル瓦版(NewsLetter)ではアルミなどの金属へ複雑な形状へのパウダーコーティング(紛体塗装)と昇華転写技術を合わせたシステムの製造を行うメーカーDecoral社の加飾物や技術をご紹介します。

 

デコラルシステムで、インテリア照明を次世代レベルの美しさへ。デコラルの装飾用粉体塗装は、優れた耐衝撃性と耐スクラッチ性(ひっかき耐性)を備えた、驚くほどリアルな塗装仕上げを実現します。

 

粉体塗装仕上げのコーティング表面に高解像度画像を昇華転写。

バリエーションに富んだ多くの木目カラーをご用意しています。各種商業プロジェクト向けの耐スクラッチ性と耐衝撃性あり。

光沢仕上げ、マット仕上げ、テクスチャー仕上げが可能です。抗菌塗装および落書き防止塗装オプションも対応。

アルミや鉄製の複雑な3次元形状にも昇華転写を適用可能です。

Decoralシステムで様々なタイプのインテリア照明器具/トータルな照明システムが施工されています。ぜひお問い合わせください。

 

 

デコラル瓦版6:ロッカー扉

今回は、ロッカー扉のテクスチャー粉体コーティングの特長をご紹介します。

デコラル瓦版(NewsLetter)ではアルミなどの金属へ複雑な形状へのパウダーコーティング(紛体塗装)と昇華転写技術を合わせたシステムの製造を行うメーカーDecoral社の加飾物や技術をご紹介します。

何百種類もの木目と色から選択可能。

一口に木目と言っても様々な木や切り口の種類があり色をアレンジしたりも出来ます。(3つ目の薄青の木目は特に不思議で印象的な感じがしました)

 

デコラル社の粉体コーティングで、ロッカードアを別レベルの美しさへ。驚くほどリアルで堅牢! 長期耐久性のある仕上げです。

鉄やアルミニウムのシンプルな見た目が、木目塗装されていると落ち着いた見た目になりますね。

 

最長20年保証の耐久仕上げです。

 

どのタイプの仕上げもスクラッチレジスタンス(引っかき耐性)があります。

 

光沢、マット、テクスチャー仕上げに対応。粉体コーティングでリアルなデザインが可能です。

最大長さ24フィートまでの複雑な押し出し材を装飾可能。万一落書きされた場合でも清掃が楽になる、落書き防止仕上げも可能です。

Decoralシステムで様々なタイプのロッカー扉が施工されています。ぜひお問い合わせください。

 

デコラル瓦版5:抗菌塗料

デコラルの抗菌塗料とその用途について

デコラル瓦版(NewsLetter)ではアルミなどの金属へ複雑な形状へのパウダーコーティング(紛体塗装)と昇華転写技術を合わせたシステムの製造を行うメーカーDecoral社の加飾物や技術をご紹介します。

 

テクノロジーは些細なことであっても私たちすべてに役立つべきだと考え、デコラル社は細菌増殖抑制のための抗菌パウダーを独自開発しました。

子供達が通う設備に抗菌塗装を

 

装飾ドアの抗菌塗装

 

光沢仕上げ用とキャンバス地仕上げ用があります。クルーズ船、病院、学校、エレベーター、ジム、レストラン、バー、スタジアム、アリーナ、教会、キッチン、バスルームなど様々な場所で施工され、デコラル社製品表面における細菌の増殖を抑制する目的で使用されています。

 

デコラルの抗菌塗料は日本の研究機関で抗菌性能が試験され、有効性があることが証明されています。

 

どの素材表面に対しても効果が10年持続するとの試験結果が出ています。(日本の独立した研究所で促進耐候性テストを実施:抗菌シールドは10年間暴露をシミュレートし期間終了時に99.9%の微生物減少を維持)

デコラルの抗菌昇華パウダーを使用することで、お客様は安心感を持つことが出来、また実際に安全、健康を守ることができるでしょう。

また、落書き防止、スクラッチ耐性、5年間のUV保護コーティングを施すこともできます。

 

Monti社転写機技術サービス

当社はMonti社転写機技術サービスのプロフェッショナルです。

この記事では、小型から超大型まで転写機を開発・製造販売しているトップメーカーであるMonti Antonio社、その販売店としての当社の姿勢・考え方や、転写機への技術サービスの提供についてをお伝えいたします。

◆大型輪転転写機のヒーター交換作業  
Monti社の大型輪転転写機のヒーター交換作業は、順調に進めば二日間で完了します。
ヒーターは熱ドラム側面に固定されています。ヒーターを埋め込んだフランジの頭が六角形になっており、ヒーター交換は、2m程の長さの大型ボルトを交換をするようなイメージです。


1:特製パイプレンチ 

添付の写真1は、交換作業に用いる特製のパイプ型六角レンチです。フランジのネジ径が大きく、しっかりと締め付け固定しなければいけないので、このような特製のものが必要になります。

これまで当社が販売したMonti転写機の技術サービスは、自社の技術陣が行なうことを基本としてきました。ただし、大型輪転転写機のヒーター交換作業は、当社が唯一メーカーに技術者派遣を要請している作業です。当該作業の知識や経験が不足しているという理由はありますが、このような特殊機器を必要とすることも理由です。

「メーカー技術者派遣を要請するなんて、お前らそれでも技術サービスのプロフェッショナルか?」と、本稿タイトルへの懐疑的なお声も聞こえてきそうです。ここではその疑問への反論は差し控え、当社の歴史と現状をご説明させて頂こうと思います。

◆インクジェット昇華転写では先陣を走ってきました 
昇華用プリンタが存在しない時代に、溶剤プリンタを改造して昇華転写の紹介を始めました。当社の現会長が、当時若手営業マンだった Monti社の現 Executive Manager・Roberto Francesconi氏と最初にメール交信したのは2003年の2月だったということでしたので、当社は、Monti社転写機の輸入販売と技術サービスに20年以上の経験があることになります。


2:熱ドラム幅最大3.6mのMonti社の転写機【C02型】 

転写機だけでなく、転写紙も世界No.1のメーカー・Coldenhove社の商品の輸入元でもあります。昇華転写で使用される機械システムと出力素材で最高品質の商品を取り扱う当社は、最高級の転写印刷技術を学んでこれたと自負しています。
このような商材との幸運な巡り合わせで受けた恩恵を業界にお返しすべく、現在の当社は、昇華転写に関するコンサルティングサービスを行ない、個々のお客様に最適なシステムや素材、生産手法を提案しています。

◆お客様に有益な情報をお伝えする 
当社は、昇華転写システムをご紹介する際に、システムそのものの性能はもちろん、システムの活用方法のご提案も出来ます。コストダウンの手法や、品質アップの手法などです。本稿タイトルに関連付けて表現するなら、機器仕様や操作方法だけでなく、活用手法までご提案できるということです。
“技術サービスのプロフェッショナル”は、修理が上手いという意味ではありません。お客様がシステムを有効に活用できるよう、ソフト・ハードを統合した技術アドバイスが出来るということです。

◆当社の修理対応技術レベル 
ここで、冒頭の特製六角レンチの話に戻ります。この工具は、交換パーツと一緒に、メーカー技術者が事前に現場に送ってきていたものです。彼は、交換の必要なヒーターを抜き出すために、フランジ頭部に工具を刺しこんで回そうとしたのですが、焼き付いて回せませんでした。パイプ上方に見える穴へ脱着式のハンドルバーを刺しこんで回そうとしてもびくともしませんでした。
ハンマーで叩くしかないと判断した彼は私達に、「6角穴のあるパイプ下方に鉄板を溶接せよ」と指示してきました。

彼の滞在期間は限られていました。もし、目的物が翌日午前中に入手できなければ、彼は修理未完了のまま帰国します。経験のない当社が後を引き継ぐか、技術者再来日を要請しての二回目の修理が必要になります。お客様にとっては、どちらも受け入れがたいと思います。前者はリスクが高く、後者は印刷加工の仕事が出来ません。

当社の自慢は、写真3のように、この特製工具への鉄板溶接を半日で実現したことです。


3:溶接済みレンチ

現物の移動も、加工先の選択も、簡単ではありませんでしたが、翌日朝には現場に持ち込んでの使用を可能にしました。
添付写真4は、当社技術者が溶接鉄板をハンマーで叩き上げながら、ヒーターフランジ部を回転させているところです。


4:作業する当社技術者

ヒーター交換は、予定の二日で終わりました。修理対応技術レベルの高低は、このような緊急手配能力も加えて査定されるべきと考えます。

◆高いメーカー活用能力 
他社からMonti転写機を購入された別のお客様から、転写不良に関してご相談を受けた時の話です。当社では、フェルトのテンションが弱過ぎるための不良発生と想定しました。購入先からは設定値は適正で、強めるとフェルト寿命が短くなるという説明だったそうです。当社では納得がいか
なかったので、Monti社に問い合わせを入れました。当社で販売実績のない機種だったので、事前に安全な調整範囲かの確認をしたのです。「その設定値は弱過ぎだ」との明快な回答を得てお客様にお伝えしました。このお客様は現在、問題無く転写機械をお使いです。


5:フェルトテンションなどの調整盤

ここでまた、大型輪転転写機のヒーター交換の話に戻ります。パーツの交換作業が大掛かりになるほど、取り寄せるパーツの種類が多くなります。たとえ一個のパーツでも、必要な物が無ければ修理は完了できません。Monti転写機は200℃の高温で使用される大電気容量の機械です。現場で不足物が見つかっても、電気パーツには高い耐熱性が求められるので一般商店からの緊急購入が難しいのです。

ヒーター交換での部品手配は、特に注意が要ります。相手は世界のMonti社ですが、信用せずに必要な確認を繰り返します。交換作業を想像しながら、「これは?、あれは?」と必要部品を追求して行きます。作業経験のない当社の出来る範囲はここまでで、最後は一任するしかありません。今回の交換でも、見積もられたリストから抜けていたパーツがありました。当社の予備在庫品で何とか対応はできたのですが、「うっかりミスだった」ようです。メーカーチェックは大切と再認識させられました。

◆Monti転写機への技術サービスを広く提供します 

6:リボン布用転写機の社内出荷前検査

これまで当社は、Monti転写機への技術サービスを、機械を自社販売したお客様のみに限定してきました。しかし前述したような、技術サービスのプロフェッショナルとしての能力を磨いて来れたのは、幸運でしかありません。
今後は、この幸運から得た力を、求めるお客様に広くご提供するべきと考えを改めました。

時期や距離などの問題からお請けするのが難しい場合があるかも知れませんが、Monti転写機に関してお困りのことがありましたらご一報いただけましたら幸いです。これからも、技術サービスのプロフェッショナルとしての高みを目指して頑張って行きます。

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Monti Antonio社製品・または製品に関する当社技術サービスにご興味ございましたら、ぜひお問い合わせください。

 株式会社 サンリュウ 
〒334-0073 埼玉県川口市赤井 1-10-7
Tel: 048-446-6786
www.sanryu.com

 

デコラル瓦版4:天井ファン

天井に付けるシーリングファンをDecoralシステムの粉体塗装技術で、木目調、大理石模様、またオリジナルのデザインに出来ます。

デコラル瓦版(NewsLetter)ではアルミなどの金属へ複雑な形状へのパウダーコーティング(紛体塗装)と昇華転写技術を合わせたシステムの製造を行うメーカーDecoral社の加飾物や技術をご紹介します。

Decoralシステムでの加飾は非常にリアルで美しくインパクトがあります。また、強力な引っ掻き耐性を付加できます。

 

今回はDecoralシステムで施工されたシーリングファンを写真で簡単に紹介します。

 

シーリング”ファン”と言いますが、中央にライトが付いているものの施工が多いのでしょうか。

 

元素材はアルミニウムなのですが、木目仕上げで木製に見えますね。

 

少し緑色っぽいようなこげ茶色のような。外見上は青銅器みたいにも見えますね。

 

Decoralシステム天井シーリングファンの特長:
・ハイレゾ画像が使用可能なDecoral粉体塗装仕上げ。
・何百種類もある木目デザインと色。
・商用レベルでの引っ掻き耐性、衝撃耐性を付加。
・光沢、シボ、マット仕上げを選択可能。
・落書き耐性/抗菌性をオプションで付加可能。
・複雑な3D曲面への施工が可能。

 

Decoralシステムで様々なタイプのシーリングファンが施工されています。ぜひお問い合わせください。