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(英国 IDT 社) 三次曲面 昇華転写システム
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システムの特長
- 1.溶剤を使わない環境に易しいシステムです。
- 2.多種小ロット需要に対応。
- 3.高い写真品質で、三次曲面への印刷が可能。
- 4.樹脂から金属、硝子まで、多くの対象物に適用可能。
- 5.オンディマンド印刷なので、不要な在庫を持たなくて済む。
- 6.標準化可能で、簡単な作業工程。
- 7.マルチヘッドに工程を分散してのサイクル時間短縮が可能
三次曲面(3D)への画像形成方法
三次曲面への画像形成方法としては、グラビア印刷した水溶性フィルムを、水槽にセットし水圧で画像を被印刷物に巻きつける水圧転写、金型内に入れた加飾フィルムを注入樹脂と一緒に成形するか、成型時に画像を樹脂に転写する型内成形、減圧下で加飾フィルムを加熱して成型・接着を行う真空成形、凹版から拾い上げた溶剤インク画像をシリコンゴムで転写するパッド印刷などの手法が知られています。それぞれ特長があり、自動車内装材や家電製品外装材、建材などの加飾に幅広く使用されてきました。
しかし、転写部の保護・光沢仕上げ目的のコーティングが欠かせないとか、印刷用の版が多品種少量加工には向かないなど、それぞれの問題もあり、新たな手法の登場が待たれていました。このような状況の中で登場したのが、IDT社(英国) の開発した三次曲面昇華転写システムです。多品種少量加工に対応できるデジタル印刷であること、高い加工効率、低い加工コストなどの特長から、幅広い用途への今後の展開が期待されます。
1.システム構成
下記のようなものから構成されます。
- (1) D6.3型 3D熱転写システム (型枠サイズ 482mm x 400mm)
- (2) 3D熱転写フィルム 400mm幅x40mロール
- (3) EPSON インクジェットプリンタ PX6250S(4色)、またはPX6550(8色)プリンタ
- (4) 推奨 リップ ソフトウェア
- (5) D2.1 昇華インク
- (6) インク補充システム
- (7) 乾燥用・ヒートマット 585mm x 1220mm
※IDTのメーカー保証を受けるためには、システムを以上の組み合わせ: D2.1インクと推奨リップシステムで使用する必要があります。
(1) D6.3型 3D熱転写システム(型枠サイズ 482mm x 400mm)
IDT社の3D熱転写システムは、バキューム装置と転写用の加熱装置を一体化させて工程を自動コントロールするシステムです。昇華インクを使ってインクジェットプリンタで転写フィルム上に反転ミラー画像を印刷する第一工程と、被印刷物へ画像を転写する第二工程から構成されます。長年にわたるノウハウを元に設計されたシステムのおかげで、サイクル時間 3~30分程度で、被印刷物のセットから取出しまでを終了できます。また、一般の昇華転写と異なり低温転写ができるので、転写可能素材範囲を、PPなどの耐熱性の低い樹脂製品にまで拡大できました。
被印刷物は、トレー内の冶具に装着します。トレーは、機械1台に3枚付属しています。1枚のトレーに載せた被印刷物の転写中に、余分の2枚のトレーを使って、商品セットの外段取りが可能です。最大被印刷物サイズは、400mm x 300mm程度。
標準転写機のトレー型枠サイズは、482mmx400mm。携帯カバーなら、8~10個を並べて同時に転写できる大きさです。型枠サイズ 1143mmx400mmの大型機・D6.2型もご提供可能です。他の特注サイズについてはご相談ください。 転写機や熱転写フィルムなどは、市場の要望を取り込み、ラインアップを増やして行く考えです。
三次曲面 昇華転写システム
(2) 3D熱転写フィルム 400mm幅x40mロール
3D熱転写フィルムは、加熱することで変形する性質を持ち、複雑な3次元形状へ追従します。コーティング材料はインク離れの良い材料が選択されています。加熱しなが型枠内を減圧することで、フィルムは枠内に垂れ下がり、枠内に置かれた3Dの被転写物に密着します。密着後に昇華インクの転写温度まで高めることで、画像が被転写物表面、あるいはその表面のコーティング層に浸透します。 位置出しは、位置出し用マーク(トンボ)を印刷して、パンチ穴を開けて行います。パンチ穴に、トレー型枠に設けられた4本のピンを差し込みます。自動化すれば、転写位置ずれは、最大で ±0.5mm程度に抑えられます。転写フィルムロールは400mm幅x40m巻きです。製造可能な転写フィルムの最大幅は、 1.3mです。 標準3D熱転写フィルムロールは400mm幅x40mロールです。 製造可能な転写フィルムの最大幅は、1.3mです。
三次曲面 転写紙
(3) EPSONインクジェットプリンタ PX6250S(4色)、またはPX6550(8色) 業務用広幅プリンタも使用できますが、400mm幅転写フィルムロールは、A2サイズプリンタを利用できます。EPSONインクジェットプリンタ PX6250S(4色)、またはPX6550(8色) 定価260,400円(実売価格17万円程度)が、廉価な市販のA2サイズプリンタとしてお薦めです。価格や初期不良などへの迅速な対応を考慮して、電気量販店等から直接のご購入をお薦めしています。インクを経済的に使うためのインク補充システムは必需品です。
(4) 推奨 リップ ソフトウェア カラーマネジメントの高い機能に定評があります。 昇華インクで、布、プラスチック、金属などへ出力すると色合いがずれます。これを自動修正させるのがカラーマネジメント機能のあるRIPの役割です。RIPは長尺出力に必需品と言われています。
(5) D2.1 昇華インク 広くご好評をいただいている定番の昇華インクです。ノズルが詰まり難く、発色濃度の高さは世界トップ水準です。
(6) インク補充システム 使い捨てカートリッジはインクがまだ残っているうちに使えなくなります。インク補充システムなら、インクを追加でき、カートリッジは継続使用できるので、無駄が無くコストダウンが可能です。
(7) 乾燥用・ヒートマット 585mm x 1220mm 印刷した3D熱転写フィルムは、転写機にセットするまでに乾燥させなければなりません。印刷機から取り出した後、ヒートマットの上に放置して乾燥させます。
iPhoneケース、カバー (ネコ)
曲面付きの板に木目状転写
モデルガンへ転写
その他印刷バリエーション
2.D6.3型 3D熱転写システムの特徴
(1) 運転サイクル システムは、印刷-放置乾燥-位置出し用パンチ穴加工-バキューム/昇華転写、というサイクルになります。作業サイクルタイムは、3~30分/回になり水圧転写などより簡単な作業で、高効率です。転写条件はタッチパネルディスプレイから入力します。多数の条件を保存可能です。リピートオーダーの際にこれらを呼び出し、以前と同じ条件を容易に設定できます。
(2) 転写対象素材 一般の昇華転写では、転写対象素材は、比較的耐熱性のある PET、PBT、ナイロンなどまでです。IDT社システムでは低温転写ができるので、素材範囲を、ポリカーボネートや、PP、ABSなどのにまで拡大できます。ただし、耐熱性の低い樹脂は、グレードなどによって結果が異なることがあるので、事前確認が必要です。昇華用コーティングを施せれば、陶器、硝子、鋼材などにも転写可能です。形状は、ふくらみのある形状だけでなく、真空効果でくぼんだ形状にも転写できます。バキュームトレイは、サイズ的には、iPhone用ケースカバーなら同時に8個、iPad用ケースカバーなら2個を同時処理できる大きさです。
3.システムの仕様 ※ 仕様は変更になることがあります。 ※
(1) D 6.3型 3D転写機
- バキュームトレイ (w x d x h) 482mm x 400mm x 126mm
- D4転写フィルムサイズ 482mm x 400mm
- 電源 200V, 50Hz, 3相, 48A
- 圧縮エア圧力 5 Bar 以上 – 1/4 BSP 継ぎ手径
- エア消費量 0.17 cum/min (6 CFM)
- 赤外線ランプ 6本 x 1.5 KW
- エアヒータ 2本 x 4 KW
- タッチスクリーンパネル 6インチ タッチスクリーン付きPLC制御。異なる種類の転写条件設定を、保存可能。
- PC遠隔操作 PCでの診断機能 (イーサーネット接続経由)
- サイクルタイム 3~30分 素材によって異なる
- 最適作業環境 温度15℃~30℃、湿度 50% 以上
- 寸法 (w x d x h) 940mm x 960mm x 1760mm
- 重量 170kg
- 梱包寸法 (w x d x h) 1050mm x 1020mm x 1980mm
- 梱包重量 270kg
(2) D4 転写フィルム
- ロールサイズ 400mm x 40m
- 内径 75mm
- 梱包形態 密封バッグに入って、段ボール箱入
- 梱包寸法 155mm x 155mm x 534mm
- 梱包重量 5.16kg
- 保存条件 冷暗所に保存
- 保存可能期間 未開封の状態で約1年 (開封後はお早めにご使用ください)
輸入総代理: 株式会社 サンリュウ
3D作業工程(セット→真空→昇華転写→冷却、フィルム引き剥がし)
iPhone用ケース、カバー (ネコ) 三次曲面 サンプル
例えばペットのネコ画像を … ↓
iPhoneカバーへ転写
様々な用途への立体的な印刷が可能です!
携帯電話カバー(皮革表面)へ転写
3D金属塗装面へ転写
半球体ガラスへ模様を転写
曲面付きの板、湾曲面アップ
マスクへの転写バリエーション
iPadカバーやノートPC液晶背面パーツへ転写
新聞発表等のニュース
弊社販売の三次曲面 昇華転写システムが、
日テレNEWS24 様に取材いただきTVで放映されました!
↑ リンク先に動画(約10分)があります。↑ (※弊社システムは、6分35秒~ からの登場です)
株式会社サンリュウ 三次曲面 昇華転写システム 発売
サンリュウは2009.6から英国 IDT Systems社の製造する三次曲面昇華転写システムを発売する。画像をインクジェットプリンタで印刷した転写フィルムを被転写材上方にセットし、真空チャンバーの中で予熱変形させて転写材にフィルムを密着させてから、所定の昇華温度に引き上げて転写するしくみ。これまで不可能だったさまざまな形状の被転写材に画像を形成できることから、ノベルティなどの雑貨から、パソコンフレームや自動車部品を含めた工業製品にまで広がる大きな市場が期待されている。IDT 社は、世界で本システムの特許を申請しており、サンリュウは日本の総代理店として広報を開始した。
三次曲面(3D)転写では、これまで、水圧転写方式が知られていた。木目や大理石模様が様々な製品に転写できる日本発の技術。しかし、水面上に特殊フィルムを浮かべて、その上から被印刷物を押し込んで水圧転写する方式なので、工程が複雑になり、サイクルタイムが長く、設備は大掛かりで高価になり採用には限界があった。このような状況の中、水圧転写の代替システムとして登場したのが、IDT社の開発した三次曲面昇華転写システム。高い品質と高い加工効率、低い加工コストなどの特長から、幅広い用途への今後の展開が期待されている。
転写に必要な資機材は、型枠サイズ482mmx400mmの3D熱転写システムD6.3型、 400mm幅x40mロールで供給される熱転写フィルム、A2サイズの EPSONインクジェットプリンタ、推奨 リップ ソフトウェアシステムとD2.1昇華インク、インク補充システムなど。商品の脱着まで含めたサイクル時間は、 3~30分程度。携帯カバー程度の大きさなら10個を並べて同時に転写できる。
一般の昇華転写と異なり低温転写ができるので、ポリエステル、PBT,ナイロン、ポリカーボネートなどはもちろん、PPなどの耐熱性の低い樹脂製品にまで転写対象を拡大できた。耐熱性がある素材で、昇華用コーティングを施せれば陶器、硝子、鋼材にも転写可能。形状は、ふくらみのある形状だけでなく、真空効果でくぼんだ形状にも転写できる。
D6.3型転写システムだけでなく、型枠サイズ1143mmx400mmの大型機・D6.2型も用意できる。2009年6月からはデモ機を設置して、試作を受ける体制を作る。展示会には、2009年9月開催のサインディスプレイショー出品を予定している。
以上