サンリュウの3D転写システムと他社の3D昇華転写機/UVプリンタなどの違いについて
1. 曲面への転写
直接印刷するUVプリンタや、「紙の転写紙」を使った昇華転写機で転写しても「平らな平面」へは問題なく画像を形成できます。つまり平たい形状のスマートフォン用スマホカバーの印刷面への転写などは問題なく転写できるわけです。しかし、曲面になるとそうはいきません。紙の転写紙は折り曲げることはできても、引き伸ばして曲面にきっちりあわせることはできない(3次元曲面に追随しない)からです。つまり、曲線状になっているスマートフォンカバーの端の方や、平たい形状のカバーでも、脇側になると難しくなります。そういった曲面への転写には、サンリュウのIDT Systems社製システムのように3D熱転写フィルムを使用しているシステムが必要です。
2. リップソフトウェアと色合わせ
昇華インクは色の諧調が通常の染料や顔料インクと異なります。色を正確に合わせるためには高度なリップソフトと色合わせのノウハウが必要になります。特に3D昇華転写の場合は様々な要因が絡むので、単にリップ上だけで色合わせすればいいわけではありません。