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3D転写スマホカバー用素材2/タブレット

IDT社の3D昇華転写用スマホカバー、タブレットカバーの素材カタログです。(クリックで拡大されます)    3D転写スマホカバー用素材 からの続きです。

 

iPad Retina SNAP型 (iPad 3に対応)IDT22

iPad Retina SNAP型 (iPad 3に対応)

IDT23iPad Mini SNAP型IDT24

iPad Mini SNAP型

IDT25

Samsung

IDT26Galaxy SIII SNAP型IDT27

Galaxy SIII SNAP型

IDT28Galaxy SIII TOUGH型

IDT29Galaxy SIII TOUGH型

IDT30Galaxy SIV Mini SNAP型

IDT31Galaxy SIV Mini SNAP型

IDT32Galaxy SIV Mini TOUGH型

IDT33Galaxy SIV Mini TOUGH型

IDT34Galaxy SIV SNAP型

IDT35Galaxy SIV SNAP型

IDT36Galaxy SIV TOUGH型

IDT37Galaxy SIV TOUGH型

IDT38

 

Blackberry

IDT39Z10 SNAP型

IDT40Z10 SNAP型

IDT41

いずれのカバーもご用意できます。※在庫をお問い合わせください。

3D転写スマホカバー用素材

IDT社の3D昇華転写用スマホカバー、タブレットカバーの素材カタログです。※タブレットとSamsung、Blackberry用カバーはこちらです。

 

(クリックで拡大されます)

IDT1

高品質なカバーです。

IDT2プレミアムなデザイン

IDT3プレミアムな加飾

IDT4光沢仕上げとマット仕上げ

IDT5ラインアップIDT6

 アップル社向け

IDT7iPhone 3G SNAP型

IDT8iPhone 3G SNAP型

IDT9iPhone 4s SNAP型

IDT10iPhone 4s SNAP型

IDT11iPhone 4s TOUGH型

IDT12iPhone 4s TOUGH型

IDT13iPhone 5s SNAP型IDT14

iPhone 5s SNAP型

IDT15iPhone 5s TOUGH型IDT16

iPhone 5s TOUGH型

IDT17iPhone 5c SNAP型

IDT18iPhone 5c SNAP型

IDT19iPhone 5c TOUGH型

IDT20iPhone 5c TOUGH型

IDT213D転写スマホカバー用素材2/タブレット へ続きます。

 

いずれのカバーもご用意できます。※在庫をお問い合わせください。

 

サンリュウと他社3D転写の違い

サンリュウの3D転写システムと他社の3D昇華転写機/UVプリンタなどの違いについて

idt_3d_nanopressjpg3D熱転写フィルム使用。熱変形し真空中で曲面に追随。

 

1. 曲面への転写
直接印刷するUVプリンタや、「紙の転写紙」を使った昇華転写機で転写しても「平らな平面」へは問題なく画像を形成できます。つまり平たい形状のスマートフォン用スマホカバーの印刷面への転写などは問題なく転写できるわけです。しかし、曲面になるとそうはいきません。紙の転写紙は折り曲げることはできても、引き伸ばして曲面にきっちりあわせることはできない(3次元曲面に追随しない)からです。つまり、曲線状になっているスマートフォンカバーの端の方や、平たい形状のカバーでも、脇側になると難しくなります。そういった曲面への転写には、サンリュウのIDT Systems社製システムのように3D熱転写フィルムを使用しているシステムが必要です。
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2. リップソフトウェアと色合わせ
昇華インクは色の諧調が通常の染料や顔料インクと異なります。色を正確に合わせるためには高度なリップソフトと色合わせのノウハウが必要になります。特に3D昇華転写の場合は様々な要因が絡むので、単にリップ上だけで色合わせすればいいわけではありません。

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3D転写機ラインアップ

3D転写機のラインアップ、最新情報です。   参考:サンリュウと他社3D転写の違い

NanoPress

    • 能力  :iphoneケース 1個分
    • 速度  :4分~15分
    • 製品サイズ:410mm(高) x 350mm(幅) x 510mm(奥)
    • 入力電圧  :200V単相

※ ‘13.9.25サイズ間違い/入力電圧 修正

 

D10.1

  • 能力  :iphoneケース 4個分
  • 速度  :6分~20分
  • 製品サイズ:371mm(高) x 555mm(幅) x 488mm(奥)
  • 入力電圧  :200V単相

 

D10.2

  • 能力  :iphoneケース 12個分
  • 速度  :6分~20分
  • 製品サイズ:1479mm(高) x 787mm(幅) x 644mm(奥)
  • 入力電圧  :200V三相

 

D10.3

  • 能力  :iphoneケース 27個分
  • 速度  :6分~30分
  • 製品サイズ:1557mm(高) x 766mm(幅) x 811mm(奥)
  • 入力電圧  :200V三相

 

※製品サイズは付属品を含まないサイズです。

 

 

NanoPressの特徴解説

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イギリス、IDT社の3D昇華転写システムは三種ありましたが、いずれも多数個取り印刷が可能な量産型でした。新発売のNanoPressは、スマートフォンカバーを1個だけセットして転写する廉価で、最もコンパクトなシステムです。多くの地域に店舗を持って、現地で来訪客にオンディマンドの印刷サービスをするなら NanoPressです。位置合わせなど、印刷から転写までの作業も簡略化されています。

昇華転写なので、色再現領域が広く、色が鮮やかです。画像は素材に浸み込みます。耐摩耗性と光沢も自慢です。伸縮性ある転写フィルムを負圧で吸い付けるので、曲面に追随します。転写フィルム淵を固定するので、位置制御ができます。

→最新の3D転写機ラインアップはこちらです    →3D転写の動画

3D昇華転写機NanoPress

3D昇華転写機 NanoPress (ナノプレス)

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IDT Systems社の3D昇華転写機ラインアップに追加! 一番小型の新機種です。省スペースで低価格。IDT Systems社の商品なので品質は最高です。大型機と変わらないクオリティを誇ります。

NanoPressはスマートフォンケース1個を1サイクルで加飾できます。写真のように、NanoPress内にケースを固定し、上から昇華転写フィルムを配置し使用します。

真空減圧状態で、スマートフォンなどの3D曲面へ昇華転写。昇華転写フィルム上のイメージが、曲面部分へも回り込んで昇華転写されます。

 

 

NanoPressは、SIGN&DISPLAY SHOW2013で展示及び転写実演予定です。

 

↓ youtube動画。転写手順が見られます。プリンタの隣にあるのがNanoPress。非常に小型です。

http://www.youtube.com/watch?v=WG2yx5jTlyA

↓ こちらは複数台の同時処理が可能な中型機の動画です。大きさを見比べてみてください。

http://www.youtube.com/watch?v=Vmbqyb7hc1U

 

 

 

 

三次曲面 昇華転写システム

→最新の3D転写機ラインアップはこちら / 仕様等は変更になることがあります。詳細はお問い合わせください。

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三次曲面 昇華転写システムnf4800edibleinkcookie

(英国 IDT 社)   三次曲面 昇華転写システム

輸入総代理:株式会社サンリュウ 各種お問い合わせ

 

システムの特長

  • 1.溶剤を使わない環境に易しいシステムです。
  • 2.多種小ロット需要に対応。
  • 3.高い写真品質で、三次曲面への印刷が可能。
  • 4.樹脂から金属、硝子まで、多くの対象物に適用可能。
  • 5.オンディマンド印刷なので、不要な在庫を持たなくて済む。
  • 6.標準化可能で、簡単な作業工程。
  • 7.マルチヘッドに工程を分散してのサイクル時間短縮が可能

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三次曲面(3D)への画像形成方法

三次曲面への画像形成方法としては、グラビア印刷した水溶性フィルムを、水槽にセットし水圧で画像を被印刷物に巻きつける水圧転写、金型内に入れた加飾フィルムを注入樹脂と一緒に成形するか、成型時に画像を樹脂に転写する型内成形、減圧下で加飾フィルムを加熱して成型・接着を行う真空成形、凹版から拾い上げた溶剤インク画像をシリコンゴムで転写するパッド印刷などの手法が知られています。それぞれ特長があり、自動車内装材や家電製品外装材、建材などの加飾に幅広く使用されてきました。

しかし、転写部の保護・光沢仕上げ目的のコーティングが欠かせないとか、印刷用の版が多品種少量加工には向かないなど、それぞれの問題もあり、新たな手法の登場が待たれていました。このような状況の中で登場したのが、IDT社(英国) の開発した三次曲面昇華転写システムです。多品種少量加工に対応できるデジタル印刷であること、高い加工効率、低い加工コストなどの特長から、幅広い用途への今後の展開が期待されます。

 

1.システム構成

下記のようなものから構成されます。

  • (1) D6.3型 3D熱転写システム (型枠サイズ 482mm x 400mm)
  • (2) 3D熱転写フィルム 400mm幅x40mロール
  • (3) EPSON インクジェットプリンタ PX6250S(4色)、またはPX6550(8色)プリンタ
  • (4) 推奨 リップ ソフトウェア
  • (5) D2.1 昇華インク
  • (6) インク補充システム
  • (7) 乾燥用・ヒートマット 585mm x 1220mm

※IDTのメーカー保証を受けるためには、システムを以上の組み合わせ: D2.1インクと推奨リップシステムで使用する必要があります。

 

(1) D6.3型 3D熱転写システム(型枠サイズ 482mm x 400mm)

IDT社の3D熱転写システムは、バキューム装置と転写用の加熱装置を一体化させて工程を自動コントロールするシステムです。昇華インクを使ってインクジェットプリンタで転写フィルム上に反転ミラー画像を印刷する第一工程と、被印刷物へ画像を転写する第二工程から構成されます。長年にわたるノウハウを元に設計されたシステムのおかげで、サイクル時間 3~30分程度で、被印刷物のセットから取出しまでを終了できます。また、一般の昇華転写と異なり低温転写ができるので、転写可能素材範囲を、PPなどの耐熱性の低い樹脂製品にまで拡大できました。

被印刷物は、トレー内の冶具に装着します。トレーは、機械1台に3枚付属しています。1枚のトレーに載せた被印刷物の転写中に、余分の2枚のトレーを使って、商品セットの外段取りが可能です。最大被印刷物サイズは、400mm x 300mm程度。

標準転写機のトレー型枠サイズは、482mmx400mm。携帯カバーなら、8~10個を並べて同時に転写できる大きさです。型枠サイズ 1143mmx400mmの大型機・D6.2型もご提供可能です。他の特注サイズについてはご相談ください。 転写機や熱転写フィルムなどは、市場の要望を取り込み、ラインアップを増やして行く考えです。

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三次曲面 昇華転写システム

 

(2) 3D熱転写フィルム 400mm幅x40mロール

3D熱転写フィルムは、加熱することで変形する性質を持ち、複雑な3次元形状へ追従します。コーティング材料はインク離れの良い材料が選択されています。加熱しなが型枠内を減圧することで、フィルムは枠内に垂れ下がり、枠内に置かれた3Dの被転写物に密着します。密着後に昇華インクの転写温度まで高めることで、画像が被転写物表面、あるいはその表面のコーティング層に浸透します。  位置出しは、位置出し用マーク(トンボ)を印刷して、パンチ穴を開けて行います。パンチ穴に、トレー型枠に設けられた4本のピンを差し込みます。自動化すれば、転写位置ずれは、最大で ±0.5mm程度に抑えられます。転写フィルムロールは400mm幅x40m巻きです。製造可能な転写フィルムの最大幅は、 1.3mです。  標準3D熱転写フィルムロールは400mm幅x40mロールです。 製造可能な転写フィルムの最大幅は、1.3mです。

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三次曲面 転写紙

 

(3) EPSONインクジェットプリンタ PX6250S(4色)、またはPX6550(8色)  業務用広幅プリンタも使用できますが、400mm幅転写フィルムロールは、A2サイズプリンタを利用できます。EPSONインクジェットプリンタ PX6250S(4色)、またはPX6550(8色) 定価260,400円(実売価格17万円程度)が、廉価な市販のA2サイズプリンタとしてお薦めです。価格や初期不良などへの迅速な対応を考慮して、電気量販店等から直接のご購入をお薦めしています。インクを経済的に使うためのインク補充システムは必需品です。

(4) 推奨 リップ ソフトウェア  カラーマネジメントの高い機能に定評があります。 昇華インクで、布、プラスチック、金属などへ出力すると色合いがずれます。これを自動修正させるのがカラーマネジメント機能のあるRIPの役割です。RIPは長尺出力に必需品と言われています。

(5) D2.1 昇華インク 広くご好評をいただいている定番の昇華インクです。ノズルが詰まり難く、発色濃度の高さは世界トップ水準です。

(6) インク補充システム 使い捨てカートリッジはインクがまだ残っているうちに使えなくなります。インク補充システムなら、インクを追加でき、カートリッジは継続使用できるので、無駄が無くコストダウンが可能です。

(7) 乾燥用・ヒートマット 585mm x 1220mm 印刷した3D熱転写フィルムは、転写機にセットするまでに乾燥させなければなりません。印刷機から取り出した後、ヒートマットの上に放置して乾燥させます。

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iPhoneケース、カバー (ネコ)

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曲面付きの板に木目状転写

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モデルガンへ転写

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その他印刷バリエーション

 

2.D6.3型 3D熱転写システムの特徴

(1) 運転サイクル システムは、印刷-放置乾燥-位置出し用パンチ穴加工-バキューム/昇華転写、というサイクルになります。作業サイクルタイムは、3~30分/回になり水圧転写などより簡単な作業で、高効率です。転写条件はタッチパネルディスプレイから入力します。多数の条件を保存可能です。リピートオーダーの際にこれらを呼び出し、以前と同じ条件を容易に設定できます。

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(2) 転写対象素材 一般の昇華転写では、転写対象素材は、比較的耐熱性のある PET、PBT、ナイロンなどまでです。IDT社システムでは低温転写ができるので、素材範囲を、ポリカーボネートや、PP、ABSなどのにまで拡大できます。ただし、耐熱性の低い樹脂は、グレードなどによって結果が異なることがあるので、事前確認が必要です。昇華用コーティングを施せれば、陶器、硝子、鋼材などにも転写可能です。形状は、ふくらみのある形状だけでなく、真空効果でくぼんだ形状にも転写できます。バキュームトレイは、サイズ的には、iPhone用ケースカバーなら同時に8個、iPad用ケースカバーなら2個を同時処理できる大きさです。

3d_system5 3d_sample4 3.システムの仕様   ※ 仕様は変更になることがあります。 ※

(1) D 6.3型 3D転写機

  • バキュームトレイ (w x d x h)   482mm x 400mm x 126mm
  • D4転写フィルムサイズ   482mm x 400mm
  • 電源   200V, 50Hz, 3相, 48A
  • 圧縮エア圧力   5 Bar 以上     – 1/4 BSP 継ぎ手径
  • エア消費量   0.17 cum/min (6 CFM)
  • 赤外線ランプ   6本 x 1.5 KW
  • エアヒータ   2本 x 4 KW
  • タッチスクリーンパネル     6インチ タッチスクリーン付きPLC制御。異なる種類の転写条件設定を、保存可能。
  • PC遠隔操作   PCでの診断機能 (イーサーネット接続経由)
  • サイクルタイム   3~30分 素材によって異なる
  • 最適作業環境   温度15℃~30℃、湿度 50% 以上
  • 寸法 (w x d x h)   940mm x 960mm x 1760mm
  • 重量   170kg
  • 梱包寸法 (w x d x h)   1050mm x 1020mm x 1980mm
  • 梱包重量   270kg

 

(2) D4 転写フィルム

  • ロールサイズ   400mm x 40m
  • 内径   75mm
  • 梱包形態   密封バッグに入って、段ボール箱入
  • 梱包寸法   155mm x 155mm x 534mm
  • 梱包重量   5.16kg
  • 保存条件   冷暗所に保存
  • 保存可能期間   未開封の状態で約1年 (開封後はお早めにご使用ください)

 

輸入総代理: 株式会社 サンリュウ

 

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3D作業工程(セット→真空→昇華転写→冷却、フィルム引き剥がし)

 

iPhone用ケース、カバー (ネコ)  三次曲面 サンプル

例えばペットのネコ画像を … ↓

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iPhoneカバーへ転写

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様々な用途への立体的な印刷が可能です!

携帯電話カバー(皮革表面)へ転写

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 3D金属塗装面へ転写

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 半球体ガラスへ模様を転写

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曲面付きの板、湾曲面アップ

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マスクへの転写バリエーション

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 iPadカバーやノートPC液晶背面パーツへ転写

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サンプル動画1(犬カバー)  サンプル動画2(うさぎカバー)

 

新聞発表等のニュース

 

弊社販売の三次曲面 昇華転写システムが、

日テレNEWS24 様に取材いただきTVで放映されました!

曲面や立体にも!次世代の印刷技術

↑ リンク先に動画(約10分)があります。↑ (※弊社システムは、6分35秒~ からの登場です)

 

株式会社サンリュウ 三次曲面 昇華転写システム 発売

サンリュウは2009.6から英国 IDT Systems社の製造する三次曲面昇華転写システムを発売する。画像をインクジェットプリンタで印刷した転写フィルムを被転写材上方にセットし、真空チャンバーの中で予熱変形させて転写材にフィルムを密着させてから、所定の昇華温度に引き上げて転写するしくみ。これまで不可能だったさまざまな形状の被転写材に画像を形成できることから、ノベルティなどの雑貨から、パソコンフレームや自動車部品を含めた工業製品にまで広がる大きな市場が期待されている。IDT 社は、世界で本システムの特許を申請しており、サンリュウは日本の総代理店として広報を開始した。

三次曲面(3D)転写では、これまで、水圧転写方式が知られていた。木目や大理石模様が様々な製品に転写できる日本発の技術。しかし、水面上に特殊フィルムを浮かべて、その上から被印刷物を押し込んで水圧転写する方式なので、工程が複雑になり、サイクルタイムが長く、設備は大掛かりで高価になり採用には限界があった。このような状況の中、水圧転写の代替システムとして登場したのが、IDT社の開発した三次曲面昇華転写システム。高い品質と高い加工効率、低い加工コストなどの特長から、幅広い用途への今後の展開が期待されている。

転写に必要な資機材は、型枠サイズ482mmx400mmの3D熱転写システムD6.3型、 400mm幅x40mロールで供給される熱転写フィルム、A2サイズの EPSONインクジェットプリンタ、推奨 リップ ソフトウェアシステムとD2.1昇華インク、インク補充システムなど。商品の脱着まで含めたサイクル時間は、 3~30分程度。携帯カバー程度の大きさなら10個を並べて同時に転写できる。

一般の昇華転写と異なり低温転写ができるので、ポリエステル、PBT,ナイロン、ポリカーボネートなどはもちろん、PPなどの耐熱性の低い樹脂製品にまで転写対象を拡大できた。耐熱性がある素材で、昇華用コーティングを施せれば陶器、硝子、鋼材にも転写可能。形状は、ふくらみのある形状だけでなく、真空効果でくぼんだ形状にも転写できる。

D6.3型転写システムだけでなく、型枠サイズ1143mmx400mmの大型機・D6.2型も用意できる。2009年6月からはデモ機を設置して、試作を受ける体制を作る。展示会には、2009年9月開催のサインディスプレイショー出品を予定している。

 

以上

 

 

 

3次曲面昇華転写システムの解説

3次曲面昇華転写システムの解説

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1. はじめに

「3D印刷」というと、コンピュータを使った立体形状物を造形するシステムを思い浮かべる方も多いと思います。ですから、初めに言葉を定義しておきます。本稿で採り上げる「3D印刷」は立体物造形でなく、正真正銘の印刷を意味します。「3D昇華転写印刷」とは、その中の、昇華印刷画像を転写する一手法を表すものです。そして、従来のアナログ方式の立体形状物加飾方法でなく、デジタル印刷技術を用いたものなので、今、最も注目を集めている新しい手法です。以下、関連技術を含めて紹介して行きます。

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2. 携帯カバー市場と加飾方法

10年間で2倍になるような携帯電話加入契約数の伸びと平行して、様々な携帯電話アクセサリー商品が現れています。携帯カバーはそのひとつで、これにも沢山の種類があります。ソフトケース、ハードケース、皮ケースなどです。これらへの加飾方法も様々です。平面加飾なら、「着せ替えシート」、「デコシート」「携帯シール」「携帯電話シール」などの名称で、顧客が自分で貼り付けるシールが、普及しています。本稿を読まれる加飾を担当する方は、三次元形状物への直接加飾方法への知見を高めようという方々と予想し、これらの平面印刷に関する情報は割愛します。

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三次元曲面への加飾方法として、従来から知られている方法は、携帯カバーの加飾にも採用できます。その一つが、プラスチック成型用の金型内に印刷済みフィルムを送り込み、溶かした樹脂を流し込んでフィルムと樹脂を一体成型する一体成型するインモールド成形手法です。この手法は成型時に画像を印刷したフィルムを金型に挿入して貼り合わせる手法で、成型後の携帯カバーへの加飾はできません。

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もう一つの普及したした手法は、水圧転写です。これは日本で開発された技術です。 (水圧転写は、多色曲面印刷、キュービックプリンティング、カールフィットなどとも言われます) 工程としては、画像印刷された水溶性フィルムが水に浮かべられます。上から製品を押し込むと、軟化したフィルム画像が水圧で製品に回り込み貼り付きます。画像の強度を得るために、透明オーバーコートされます。水圧による回り込みなので位置合わせが困難という問題があります。

水圧転写は、成型後の携帯カバーへの後加工はできますが、前のインモールド成形手法同様、画像形成はグラビア印刷などのアナログ手法に頼っていたので、大量発注が必要でした。最近はデジタル方式のインクジェット用水圧転写フィルムも出てきたようです。パッド(タンポ)印刷という、曲面転写手法もあります。凹版からシリコンパッドでインクを拾い上げ、製品へ押圧転写する手法です。これも成型後の後加工はできますが、凹版なのでアナログ手法です。

3. 三次曲面デジタル加飾方法

 

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UV-LEDインクジェットプリンター VersaUV LEF-20

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UV硬化フラットベッドインクジェットプリンタ UJF-3042

携帯カバーの加飾では、少量ロット需要への対応が必須で、デジタル加飾方法が求められます。最適な手法はインクジェットです。事業のスタート時には、UVインクジェットプリンタがお勧めです。上平面の加飾しかできませんが、そのような需要もあり、UVプリンタ数台を導入して商売を始められるところが少なくありません。当社は、Roland社、ミマキエンジニアリング社のUVプリンタを販売しています。

ただし、より美しい発色、広い色領域、側面に回りこむ曲面追随性などを求められる場合は対応できません。上にご紹介した水圧転写加工からUVプリンタまで、全て顔料インク印刷画像なので、染料インク印刷画像の鮮やかさは得られません。曲面対応もできません。ただし、最近では、曲面対応のために伸びるUVインクで真空転写という手法も紹介され始めたので、一考の価値はあります。

さらに、展示会などで盛んに見かける三次元フィルム転写手法にも触れて置きます。三次元転写フィルムは、下から、接着層、画像層、クリア層、キャリアフィルムから構成されたものです。フィルムを加熱してやわらかくした後、減圧した力で携帯カバーに巻きつける点は、3D昇華転写システムと類似しています。この後、紫外線を照射してクリア層を硬化させ、キャリアフィルを剥がします。デジタル印刷画像を三次曲面に転写できる点は同じです。長所は、表面にクリア層が来るので硬いクリア層にすれば摩擦に強くなる点。短所は、フィルムが巻きつくので、端面からめくれて汚くなりやすいこと。また、携帯カバーに望まれる「裏側端面も画像を回り込ませたい」という需要に対応できないことです。白い部分が残ってしまいます。回り込みが不足して白い部分が残る点は、インモールド成型でも同様です。

 

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三次元フィルム転写

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3D昇華転写

 

これまでご紹介した様々な手法の問題点の多くを解決する手法が、以下にご紹介する3D昇華転写システムです。

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4. 3D昇華転写システム

3D昇華転写システムの工程では、まず、昇華インクを用いて加熱変形の容易な転写フィルムに画像を印刷します。次に冶具に差し込んだ携帯カバーを載せたトレーをシステムの真空加熱炉に挿入します。この後、真空ポンプで減圧されることで熱軟化したフィルムが製品に巻き付き、プリセットされた転写条件で画像が製品素材の中に染み込んで行きます。

製品素材の表面に色料が付着する顔料印刷とは異なり、昇華転写画像には物理的な凹凸がありません。引っかきで画像が取れるのは、製品素材が削られた時だけです。ですから、顔料印刷面に後から必要になる強度アップのための透明オーバーコートは不要です。また、染料画像なので鮮やかな仕上がりになります。

位置合わせもできます。転写フィルムに画像を印刷する過程で、一緒に位置出し用のパンチ穴を印刷しておきます。 携帯カバーを載せるトレーには、この穴に差し込む位置出し用ピンが設けられており、画像は常に所定の位置に印刷されるのです。

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5. IDT社の3D昇華転写システム

3D昇華転写システムの理論は古くから知られていました。難しかったのは、転写画像品質の安定性、システムの高い生産性、様々な製品形状・素材に対応する汎用性などです。当社が総代理販売する英国のIDT社は、長年にわたる3D転写分野での経験を基に、小型から大型まで多くの種類の3D昇華転写システムを作り上げました。

携帯カバー転写の例で言えば、携帯カバー4個を1枚のトレイに並べて転写する最もコンパクトなシステムD10.1型、6個を2枚のトレイに並べて12個を同時に転写するシステムD10.2型、9個を3枚のトレイに並べて27個を同時に転写するシステムD10.3型、さらに高い生産性を求める顧客のためには、携帯カバー9個を7枚のトレイに並べて63個を同時に転写するシステムD10.4型まで用意されています。 位置出し用のパンチ穴は、比較的小さなD10.2型システムまでは手作業で開けます。D10.3型以上のシステムでは、エア駆動のパンチング機で開けるので、より容易に位置出しが可能になります。 ※その後さらに小型の NanoPress システムが追加になりました。

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6. サンリュウの提供する昇華転写ノウハウ

昇華転写印刷は、単純なインクジェット印刷と異なり、良い印刷品質を得るには、特殊なインク、特殊な印刷素材を用い、それらに合わせた色修正プロファイルを作製した RIPを必要とし、被転写素材毎に異なる適切な熱転写条件で転写を行わなければなりません。当社は、この分野における業界のパイオニアです。約15年間に及ぶノウハウを蓄積しています。このノウハウを基にした高い技術サービス力が、当社存立の基盤になっています。

平面でなく三次曲面へ転写する3D昇華転写システムなら、なおさら複雑な技術知識が求められますが、英国 IDT社と当社を合わせて提供する業界最高サポート力はその需要を満たすものと自負しています。

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7. これからの可能性

3D昇華転写システムの普及が始まっています。普及にしたがって、転写フィルムなどの資材価格は低下を続けており、生産コストの低下が更なる需要を生み出すと予想されます。 爆発的な需要拡大を示すiPhoneやAndroid携帯、blackberryなどの、いわゆるスマートフォン用携帯カバー用3D転写はもちろん、iPadやAndroid、WindowsタブレットPCなどのタブレットコンピュータ、他のガジェットやノート型PCのカバー様々な家電商品パネル、スポーツ用具、自動車部品、カメラ部品、眼鏡部品、記念品、同人向け市場グッズなどに広がりを見せています。素材材質も樹脂に留まらず、ガラス、金属セラミックなど、ある程度の耐熱性が確保できるものであれば素材を選びません。

需要が拡大すれば、転写に関連する解決すべき課題も増えます。3D昇華転写システムは新しいものであり、システムは改良が進み、用途別に種類が増えるでしょう。また、自動化レベルの上がった高い生産性のシステム登場も必至です。当社はお客様からの問題提供を歓迎し、これらを解決して新しい技術を生み出すことを目標として掲げました。

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→最新の3D転写機ラインアップはこちらです    →3D転写の動画