デュラ瓦版7:小学校に設置

デュララックス瓦版7:小学校に設置されたDuraluxe看板(使用事例報告)

デュララックス瓦版(NewsLetter)ではパウダーコーティング(粉体塗装)でデジタル印刷と建材の融合に新たな可能性を持つ、昇華転写用耐候建装材『Duraluxe(デュララックス)』の加飾物や技術をご紹介します。

施工パートナーの株式会社スミック 佐藤 様からデュララックスの使用事例報告をいただきました。

 


サンリュウ様の施工パートナーとしてお世話になります株式会社スミックの佐藤です。
息子の通う小学校のPTA会長をしてまして、校舎裏側に小学校のグリーンランドを設営しました。

 

 

 

グリーンランドでは、花の栽培や

池を作りメダカを育てたりします。

(※写真の構成はいただいた画像からのイメージです)

 

看板屋として何か小学校の力になれないかと、土堀りや塗装などをしました。

 

 

長く看板が持って欲しいために、屋外で長期間使用可能なデュララックス看板を使いました。

設置方法:看板正面から左右の木杭へビス留め

 

 

そして子供達と穴を掘って看板を建てました!

看板を取り付ける木の杭 2本

 

看板の出来栄えに子供達には喜んでいただき、柱への取り付けも手伝っていただきながら設置しました。

 

グリーンランド看板を前に皆で撮った記念写真

 

子供達は3月で卒業となります。

 

小学校の思い出になれば良いなと思います。

 


 

Duraluxeメモ

屋外設置が可能なデュララックスは光沢、マット、キャンバス、サテンの4種類です。光沢、マットはわかりやすいので残りの2つを解説します。

キャンバス: 麻布のような微細な凹凸を持ち、マットより低反射なシボ表面を有する表面仕上げです。

サテン: サテン生地のような上品な質感を持ち、光沢の反射性とマットの非反射性の2つの特徴を兼ね備えている表面仕上げです。

 

前回の記事ではアルミスタッドをデュララックスに直接溶接して金属外壁に設置した事例がありました。

デュララックス自体は強度の高いアルミ合金製なので加工が容易なのです。今回は木の杭へ取り付けしての設置ですね。取り付けは、看板正面から左右の木杭に2箇所ずつビス留め(合計で4箇所)して設置とのことでした。

 

 

DURALUXEシステムで金属に様々なタイプの表面加飾を施された建材や建築物が施工されています。ぜひお問い合わせください。

 

 

RIP V15/V16サポート終了のお知らせ

弊社より販売しておりました、ErgosoftRIPの下記対象製品のサポート終了についてご案内申し上げます。

このたび、長年にわたり販売してまいりました Ergosoft社製 RIPV15」「V16」 のサポートを、20253月をもちまして終了させていただくこととなりました。

サポート終了に伴い、ご利用中のお客様には大変ご迷惑をおかけいたしますが、何卒ご理解賜りますようお願い申し上げます。

V15」および「V16」につきましては、すでにメーカー側において販売およびサポートを終了しておりますが、弊社では可能な限り対応を継続してまいりました。

しかしながら、このたびメーカーより、販売店向けサポート用ライセンスの提供終了の通知があり、今後の対応が困難となることから、弊社におきましてもサポートを終了することを決定いたしました。

なお、弊社では現在、最新バージョン 「Ergosoft 17」 を販売しております。この機会にぜひ、最新版への移行をご検討いただけますと幸いです。

今後ともサービス向上に努めてまいりますので、変わらぬご支援を顧賜りますようお願い申し上げます。

 

1.サポート終了対象製品(ErgosoftRIP)
製品バージョン: V15V16

2.サポート終了期日
2025年3月31日(月)

3.後継製品について
最新OSWin11)に正式対応し、機能面も使い勝手も向上した最新版への移行をご検討いただければ幸いです。
Ergosoft17https://www.sanryu.com/rip.html

4.お問い合わせ・連絡先
本件に関するお問い合わせは下記までお願いいたします。

■担 当:飛田 泰樹(とびた やすき)
■メール:support-rip@sanryu.com(このメールアドレスへの特定電子メールの送信を拒否いたします)
■電話:048-446-6786

 

デュラ瓦版6:国内でのDuraluxe看板

デュララックス瓦版6:日本国内でのDuraluxe看板プレートの採用動向

今回は、日本国内でのDuraluxe看板プレートの採用事例というか動向を紹介します。

デュララックス瓦版(NewsLetter)ではパウダーコーティング(粉体塗装)でデジタル印刷と建材の融合に新たな可能性を持つ、昇華転写用耐候建装材『Duraluxe(デュララックス)』の加飾物や技術をご紹介します。

 

デジタル印刷システムのDuraluxeには写真や芸術品、金属銘板、屋内建材、屋外建材などの用途もありますが今回は屋外向けの看板用途についての記事です。

国内でも、看板用途に採用が進んでいます。事例をいくつか紹介します。

 

 

事例1: デュラ瓦版1にて詳細に紹介している「不動産管理会社案内板」

Duraluxeプレートでの作成

この画像だけだと分かりにくいですが、柔軟シートやラミネートを貼った市場の看板に対しDuraluxeプレートの方は”硬質アルミ材そのもの”で表面は平滑です。なめらかで高級感があります。

キャンバスやサテンを選択した場合、表面が上品なシボ状です。ちなみにDuraluxe印刷事業がスタートした時の初仕事ですね。

 

 

 

事例2: デュラ瓦版2にて詳細に紹介している、ビル入り口にある「テナント案内板」

細長いDuraluxeプレートでの作成

実際の設置場所での写真

印刷屋さんが、昇華染料画像の鮮やかな発色と、高級感のある微細な凹凸のあるシボ面に感心されていました。
また、Duraluxeプレートは耐光性が高く、プレート塗膜に浸み込んだ昇華染料画像が海外で屋外耐候性5~7年保証されているほどです。

 

 

 

事例3: アルミスタッドを溶接しての「医院の案内板」掲示

※画像中の名称部分等にはぼかしが入っています

 

案内板の設置引き合いの際に、アルミスタッドを直接溶接出来る看板が良いとのご希望でした。金属サイディング(縦貼り)の建物外壁にDuraluxeアルミ板を取り付けされたようです。

横から見た外壁との接続

 

一般に2mm以上のアルミ板であれば、スタッド溶接で板表面側への影響は無いと言われています。Duraluxeアルミ板は1.2mmと薄いので、わずかに表面が盛り上がりますが、ほとんど目立ちません。

 

この医院様では、フェンスに貼った案内看板にもDuraluxeプレートをご使用いただきました。こちらは穴開け加工+針金での取付ですね。

フェンス1での駐輪場案内看板

フェンス2での駐輪場案内看板

 

柔軟シートやラミネートを貼る必要のない、Duraluxeアルミ板はスタッド溶接しての看板設置に向いていますよね。

Duraluxe昇華転写後に折り曲げたり穴開け加工やカット加工が出来るほどの柔軟性や強靭性がここでも有利に働いている感じですね。

 

 

 

事例4: 宿泊施設にて各階に屋外設置の「階層案内板」

宿泊施設の「階層案内板」
Duraluxeの大型アルミプレート(600mm x 600mmぐらいでしょうか)を使った看板です。屋内用ではなく、屋外で(この看板は)2階フロアの案内をしています。
それぞれの階の屋外にDuraluxe製の看板を階層案内板としてご採用いただきました。

 

 

 

どのお客様も気に入っていただいたようで、シート張り看板の倍の価格でも良いとの評価をいただいております。

 

DURALUXEシステムで金属に様々なタイプの表面加飾を施された建材や建築物が施工されています。ぜひお問い合わせください。

 

 

 

 

デコラル瓦版20:船舶の内装

今回は船舶(クルーズ客船や大型ヨットなど)での採用事例の紹介です。

デコラル瓦版(NewsLetter)ではアルミなどの金属へ昇華転写と複雑な形状へのパウダーコーティング(粉体塗装)技術を合わせたシステムの製造を行うメーカーDecoral社の加飾物や技術をご紹介します。

船舶の内装関係の記事は、以前 デコラル瓦版10:照明と家具 にて、船舶の金属製ドア、仕切り、金属机を木目調にした事例を紹介したことがありますね。今回は全部船関係の記事です。認証規格にも触れています。

Decoral社は造船業界にも携わって長いため陸上での金属昇華転写だけでなく、特に船舶に特化したDecoralシステムの総合的な技術ノウハウを多く持っています。そのため木目調アルミをはじめとした加飾金属の、大型船舶やヨットへの内装採用事例が多くあります。

 

EU舶用機器指令 (MED) certificate

EU舶用機器指令(MED) に適合するべく開発した難燃性材料(粉体塗装と熱転写フィルムによる)が使用されています。EU舶用機器指令(MED) の、EC型式検査(モジュールB) RINAタイプ認証に適合しています。

 

レストラン船内装へのDecoral 木目調アルミ材の採用

昼間のレストラン船。夜とは大分雰囲気が違いますね

レストラン船に採用されたDecoral木目調アルミ材の表面加飾

 

豪華客船の内装はこんな感じなんですね

クルーズ客船 COSTA DIADEMA 内装へのDecoral 木目調アルミ材の採用

チーク材風の木目ですね

採用されたDecoral木目調アルミ材の表面加飾

 

クルーズ客船 ROYAL PRINCESS 内装へのDecoral 木目調アルミ材の採用

採用されたDecoral木目調アルミ材の表面加飾

 

クルーズ船や大型ヨットの内装に使われた場合でももちろん本物の木材よりもDecoral木目調アルミ材の方が長期間の使用に耐え、メンテナンス性も良さそうですよね

大型ヨット内装へ Decoral 木目調アルミ材を採用

採用されたDecoral木目調アルミ材の表面加飾

 

Decoral社の粉体塗装で昇華転写時に使用されるポリウレタンコーティングパウダーは、QUALICOAT(クオリコート)の認証規格に適合しています。(※QUALICOATは建築用アルミニウムの塗装品質を維持推進するための国際機関)前処理とコーティングはこれもQUALICOAT規格に適合したコーターで行われます。

 

Decoral社の昇華転写フィルムはQualideco規格適合品で、加飾機もライセンス品(Qualideco License IT-003F)です。
(※Qualidecoは熱転写技術を用いて装飾した塗膜に対しての品質規格。Qualideco規格の製品は屋外での使用に適しています)

 

 

Decoralシステムは多種多様な無数の木目調カラーをご用意しています。様々なタイプの表面加飾を施された船舶内装が施工されています。ぜひお問い合わせください。

 

 

デコラル瓦版19:木目仕上げ紹介

今回はDecoral社パウダーコーティング昇華転写システム金属建材用の多種多様な木目タイプから、アンティーク木目仕上げ8種類と淡色木目仕上げ8種類を紹介します。

粉体塗装で金属昇華転写アンティーク木目仕上げ

デコラル瓦版(NewsLetter)ではアルミなどの金属へ昇華転写と複雑な形状へのパウダーコーティング(粉体塗装)技術を合わせたシステムの製造を行うメーカーDecoral社の加飾物や技術をご紹介します。

 

アンティーク木目仕上げ8種類紹介

左:American Douglas   右:Cherry Half Flame

 

左:Chestnut   右:European Cherry

 

左:Walnut   右:Antique Oak

 

左:Oak   右:Cherry with Flame

 

 

粉体塗装で金属昇華転写 淡色木目仕上げ(※のイメージタイトルでしょうか)

※ 淡色木目仕上げシリーズは屋内専用となります。屋内でご使用ください。

淡色木目仕上げ8種類紹介

左:Light Elm   右:Light Knotty Pine

 

左:Light Table Beech   右:Acacia Light Fine Line

 

左:Light California Nut   右:Light Chestnut

 

左:Light Cherry   右:Oak Light Fine Line


2025.2.7 新規に アンティーク木目調とはまた違って古めかしく素朴に見えるラスティック木目調シリーズの画像を追加しました。

外壁にアルミ建材を使って新築した時点で、何十年も場合によっては何百年も経過したかのような古色蒼然と朽ち果てそうな感じの、古めかしい雰囲気のあるクラシックな家屋も作れそうですね。

 

左:Aged Natural Oak   右: Aged Chestnut

 

左:Aged Cherry   右:Aged California Nut

 

左:Aged Elm   右:Aged Striped Oak

 

左:Aged Antique Oak   右:Aged Colony Maple

 

 

Decoralシステムは多種多様な無数の木目調カラーをご用意しています。様々なタイプの表面加飾を施された屋外用及び屋内用の木目調金属建材が施工されています。ぜひお問い合わせください。

 

 

 

 

デコラル瓦版18:金属フェンス

今回は、木目調金属フェンスについてご紹介します。

木目調金属フェンスを次世代の美しさへ。Decoral社の粉体塗装仕上げで驚くほどリアルで頑強な建材を。

 

デコラル瓦版(NewsLetter)ではアルミなどの金属へ昇華転写と複雑な形状へのパウダーコーティング(粉体塗装)技術を合わせたシステムの製造を行うメーカーDecoral社の加飾物や技術をご紹介します。

 

木目調のアルミ製フェンスでしょうか。何となく強度はありつつも軽量な感じでしょうか

デコラル瓦版3 の時の、全体的にはずっしりとした重量感がある感じな木目調アルミ扉やガレージドアと比較すると、木目調フェンスは軽量に見えますね

 

 

蝶番が付いていてドアのように開く可動部がある木目調フェンス

家庭の庭か果樹園に設置された木目調アルミフェンスでしょうか

 

 

左右に動く可動部分のある木目調の軽量金属フェンス

車庫に使われる頑丈な木目調ガレージドアと比べるとやはり軽量な感じです。こちらの方が低コストで施工できそうですね

 

 

木目調の軽量金属フェンス(可動部分のないタイプ)

支柱でがっしり固定された木目調のフェンスですね

 

 

  • 海外で最大20年保証の耐UV性仕上げ。
  • 多種多様な無数の木目調カラーをご用意。
  • どのタイプの仕上げも耐スクラッチ性(ひっかき耐性)を付与。
  • 最大長さ24フィートまでの複雑な押し出し材を装飾可能。
  • リアルなデザインの光沢、マット、およびテキスチャー仕上げをご用意。
  • オプションで落書き防止仕上げも。

 

Decoralシステムで様々なタイプの表面加飾を施された木目調金属フェンスが施工されています。ぜひお問い合わせください。

 

デコラル瓦版18:金属フェンス の動画ができました。

 

 

 

デコラル瓦版17:木目調ファサード

今回は、木目調ファサード(外壁に使われる建築材、建物の外観部分)についてご紹介します。

窓以外の屋根付近の外観部分が木目調アルミ建材

Decoral社の昇華転写/粉体塗装技術で外壁材の外観を別レベルの美しさに。メンテナンスフリーなパウダーコーティングで建築材が驚くほど頑強でリアルに仕上がります。

デコラル瓦版(NewsLetter)ではアルミなどの金属へ昇華転写と複雑な形状へのパウダーコーティング(粉体塗装)技術を合わせたシステムの製造を行うメーカーDecoral社の加飾物や技術をご紹介します。

 

屋根部分の外壁にたくさん木目調アルミ建材が使われているようです

強度があり軽量な木目調アルミ材だからこそ、このようなファサードにできる感じでしょうか

 

 

玄関ドア周りの壁部分の外壁材が木目調アルミ材ですかね

木目調アルミ材なので本物の木材よりも当然ながら長持ちします

 

 

窓の上側全体と下側一部の細長い外壁材が木目調アルミ材でしょうか

木目調アルミ材でなく本物の木材だと、経年劣化でそりやゆがみなども考えられるので、このように縦に詰めてたくさん使うのは難しいのではないでしょうか

 

 

窓以外ほぼ全部の外壁が木目調アルミ材でしょうか。かなり多いですね。

もし外壁に木目調アルミ材ではなく木材を使用したら、コストをかけて何年かごとに交換するなど経年劣化に頻繁に対応しなければならないですね。

 

 

 

  • 海外で最大20年保証の耐UV性仕上げ。
  • 多種多様な無数の木目調カラーをご用意。
  • どのタイプの仕上げも耐スクラッチ性(ひっかき耐性)と衝撃耐性を付与。
  • 最大長さ24フィートまでの複雑な押し出し材を装飾可能。
  • リアルなデザインの光沢、マット、およびテキスチャー仕上げをご用意。
  • オプションで落書き防止仕上げも。

 

 

Decoralシステムで様々なタイプの表面加飾を施された木目調ファサードが施工されています。ぜひお問い合わせください。

 

 

 

デコラル瓦版16:木目調デッキやドック

今回は、木目調デッキや木目調ドックについてご紹介します。

Decoral powder coatings

木目調デッキや木目調ドック

デコラル瓦版(NewsLetter)ではアルミなどの金属へ昇華転写と複雑な形状へのパウダーコーティング(粉体塗装)技術を合わせたシステムの製造を行うメーカーDecoral社の加飾物や技術をご紹介します。

 

海の近くでも木目調ドックそのものが高耐久。船の木目調デッキにもDecoral粉体塗装が使われている、とのPR資料(※関連記事:デコラル瓦版20:船舶の内装)からDecoralの自信がうかがえます。ただ、この画像のベッドは海風ですぐべとべとになりそうなので、天蓋付きベッドは設置イメージ?でしょうか。

 

 

森や海の近くの木目調ドック

森の中の湖の家のドックを木目調アルミ板で設置したイメージでしょうか

 

森の木目調ドック

水面側は見えませんが普通に森近くの家のドックを木目調アルミ板で設置した感じでしょうか

 

 

こちらは船の木目調デッキ

海を航行中の写真でしょうか。船の木目調デッキですね。海水、日光、風雨、歩行の汚れ等全部に高耐久が求められますね

 

海の近くの木目調ドック

これも家のドックを木目調アルミ板で設置したイメージでしょうか

 

 

  • 海外で最大20年保証の耐UV性仕上げ。
  • 多種多様な無数の木目調カラーをご用意。
  • どのタイプの仕上げも耐スクラッチ性(ひっかき耐性)を付与。
  • 最大長さ24フィートまでの複雑な押し出し材を装飾可能。
  • リアルなデザインの光沢、マット、およびテキスチャー仕上げをご用意。
  • オプションで防滑表面仕上げも(滑り止め効果でスリップ転倒防止)。

 

Decoralシステムで様々なタイプの表面加飾を施された木目調デッキやドックが施工されています。ぜひお問い合わせください。

 

 

 

馬救出作戦の記念碑を昇華転写アルミ板で

作成事例:Coldenhove社の昇華転写紙を使用した屋外設置アルミ金属プレート

1m x 2mオーバーの屋外用昇華転写アルミ板22枚使用の大型モニュメント

 


はじめに:dobbepaarden ウマ救出作戦について

Rescue of 200 horses by 7 women in 2006 youtube動画より抜粋

2006.10.31 オランダ北部。大嵐による洪水が発生、小さな高台で150~200頭以上(※諸説あり)の馬が孤立。多くの人々が馬を心配し救出を願った。残念ながら衰弱や溺死により少なくとも19頭が死亡。

最初のボートによる救出作戦は仔馬を含む20頭の救出に成功するも、その後ボートが浅瀬に乗り上げ失敗。

ボートで餌を運ぶことには成功しつつも救出がうまくいかないまま日数が経過し状況は悪化。数日後、多少水が退いたことで浅瀬を使った別の救出手段を試すチャンスが到来した。

潜水服に身を包んだ消防士達が浅瀬を探り脱出ルートを決定。脱出ルートは水深1~2mの浅瀬を通るように設定された。

馬に乗った数人の娘が志願。海を渡って近付き、馬を陸地まで誘導する作戦が開始された。男達は海に入りそれぞれが浅瀬の誘導ポイントで待機。緊張しながら女達と馬が戻って来るのを待った。

誘導に失敗して深みにはまれば、溺死してしまうのだ。
そして……。

 

(※リンクした動画の最初は説明で、浅瀬救出作戦は1分25秒~です)

馬に乗った女性達をはじめ多くの人々の努力により、浅瀬を使った馬達の救助は成功した。

 


 

この栄誉を称えるため記念碑の作成が行われることに。

馬達が取り残された現場近くへの7kmの歩道が整備され、昇華転写用アルミ製パネルで記念碑が設置されることになりました。

記念碑施工を請け負った広告看板製作業界大手のA社は、当初は他社の転写紙で検討。しかし他社の転写紙では以下の問題に対応できず、Coldenhove社のDHS昇華転写紙に変更することになりました。

Coldenhove社

1.コックリングの問題
記念碑には濃い黒の発色が必要とされました。大量の黒インクを受け止めるためには転写紙の厚みや重さが重要です。

インクを大量に使うと転写紙の厚みが薄い場合はコックリングが発生し、プリントヘッドをこすってしまうからです。ヘッド位置を高めにすることでも対処は可能ですが、そうすると”ぼやけて”画質が低下してしまうのです。

広告看板製作業界大手のA社には画質低下は受け入れがたいことでした。ここでColdenhove社の厚手昇華転写紙を使用することでコックリングの問題はやっと解決しました。

 

2.ゴーストの問題
アルミ製パネルの昇華転写時には、熱転写機からの高熱でアルミが伸縮します。金属転写の場合、大型サイズの転写になるほど熱伸縮の影響が大きくなり、コーナー部分でのゴースト発生が問題となります。

金属の伸縮に追随できない転写紙だとどうしてもゴーストが大きくなります。伸縮性に優れているColdenhove社の厚手昇華転写紙を使うことで、ゴースト発生の問題が解決されました。

 

Coldenhove社 大型昇華転写紙の製造場面

 

A社が導入している大型ヒートプレス機。おおよそ122 x 244 cmサイズまでの転写紙を使用可能
これから昇華転写用アルミパネルへの転写を行う

転写済パネルを床で仮組みしながら、配置確認用の小型印刷を見てチェック中

22枚もの大型アルミ昇華転写パネルを組み合わせてゆく

アルミパネル転写後、土台も含めて作業は続き、そして現地へ

ラミネート処理も施された2tの重量にもなる記念プレートを施工

 

施工が完了。救出されてゆく馬がプレートに描かれています

左に見えるのは馬に乗った先導役の女性でしょうか

海を駆け抜ける馬達の勇姿がここに刻まれたのです

 

 


 

関連リンク

Artwork dobbepaarden has finally arrived after 13 years, presentation on Friday

https://www.omropfryslan.nl/nl/nieuws/904578/kunstwerk-dobbepaarden-is-er-na-13-jaar-toch-gekomen-vrijdag-presentatie

dobbepaarden ウマ救出作戦と記念碑作成/完成式典に関する2019年の記事。記念碑アップの画像が冒頭にあります。関連画像や動画なども。

 

 

デコラル番外編:古くなった木材を見て

デコラル瓦版(NewsLetter)ではアルミなどの金属へ複雑な形状へのパウダーコーティング(粉体塗装)と昇華転写技術を合わせたシステムの製造を行うメーカーDecoral社の加飾物や技術をご紹介します。

今回のデコラル瓦版は番外編です。

 

飲み会時にお世話になっている居酒屋さんがあります。お刺身がとても美味しいんですよね。たまたま朝に通りかかった時、外壁の木材が結構古くなっていることに気づきました。

夜の営業中は大きなメニューなどが掛かっていて全く気にならなかったのですが。考えてみるとオープンしてかれこれ10年以上なんですね。

 

木材は手入れが大変ですよね。手入れしないと割れたり白くなったり黒くなったりするんですよね。

昨今は、素材に多くの木材を使う著名な建築物で外装の木材に雨染み、腐食やカビ等が目立ち老朽化してしまったとか、木材に接続した金具部分にさびや塗装はがれが起こったというニュースも聞きます。

 

 

デコラルの木目調アルミ材なら手入れ不要で耐水性あり長く持つのですが。木材ならちょっと追加して壁や仕切りを作ったりもできます。どっちが良いんですかねえ。

 

 

  • どのタイプの仕上げも耐スクラッチ性(ひっかき耐性)を付与。
  • 最大24フィート長までの複雑な成形品も装飾可能。
  • 光沢、テクスチャー、マット仕上げにて、リアルなデザインを実現。
  • 落書きされたとしても容易に清掃できる落書き防止仕上げも用意。
  • アルミや鉄製の複雑な3次元形状にも昇華転写を適用可能。

Decoralシステムで木目調や大理石風他の様々なタイプの表面加飾を施された外壁用や内壁用の金属製製品が施工されています。ぜひお問い合わせください。