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陶磁器やガラスへのデジタル印刷

1.はじめに

古代の洞窟や土器に残る絵模様は、無機顔料を用いて描かれたものです。無機顔料が、長期の耐光性を持っている証です。

oldagepic01古くは手描きで行われてきた陶磁器やガラスへの絵付けですが、近年の絵付けは、スクリーン印刷を用いて大量印刷が行われています。しかし、製版の必要なアナログ印刷方式では、少数の印刷需要には応えられません。世の中は、ある程度豊かになり、個々の自己表現に対する欲求が増大しています。陶磁器やガラスへの絵付けも、いよいよ、デジタル印刷方式への移行が始まっています。本稿では、レーザープリンタと、インクジェットを用いた低価格システムをご紹介します。

 

 

2.従来技術の学習

これまでのスクリーン印刷を用いた技術は、その全てが、まったく利用価値が無くなるわけではありません。印刷部分以外は、伝統技術をそのまま活用します。ですから、先ずここで、スクリーン印刷技法を学習します。

 

 スクリーン印刷

スクリーン版版の上にインクを乗せ、スキージ移動で、版のメッシュ開口部からインクを押し出す孔版印刷方式。色毎に製版が必要で、各色を重ね刷りして行く。

 

2-1 被印刷素材

高温の焼成温度に耐える陶磁器やガラスが被印刷素材になります。粘度、長石、珪石などを原料とする陶磁器は、成形乾燥後に焼成して製造されます。釉は、素焼き後の陶磁器に後からかけて本焼きする場合と、高温の締め焼き後に低温で釉焼きする場合があります。ガラスは珪砂にホウ砂やソーダ灰、石灰石などを加えて加熱溶融して作られます。 磁器と陶器の違いは、下記のウェブなどを参考にしてください。具体的な商品としては、建築用のタイルから、食器、花器、灰皿など、様々なものがあります。

磁器と陶器の違いは(土岐市サイトより)
http://www.city.toki.gifu.jp/wcore/hp/page000003500/hpg000003432.htm

 

食器への印刷

皿4

 

2-2 上絵具

上絵具は、金属酸化物や炭酸塩類などを用いた着色剤と、鉛ガラスを含んだフラックス(融剤 ) から成っています。スクリーン印刷のためには、スキージオイルと混合してインクとします。スキージオイルは、常温ではペースト状で、焼成時には炭化することなく気化し、着色剤とフラックスは被印刷素材と熔融します。

 

2-3 スキージオイル

上絵具との混合で、スクリーン印刷適性のあるインクが作られます。その多くがアクリル系樹脂から成る溶剤乾燥タイプです。高温焼き付けで気化する際に灰分を残さない樹脂が選ばれています。残留灰分が、発色に影響を与えることがあるからです。

上絵具とフラックスの混合は、十分に練り合わせる必要があります。粗い 絵具粒子は、均一に細かくしなければなりません。練り不足は、スクリーン版の目詰まりの原因になります。

 

2-4 水転写紙

水分の浸透性の良いベース紙に、水溶性の層を形成したものが水転写紙です。画像支持フィルム層を水溶性層の上にコーティングしたものと、フィルム層が無い水転写紙があります。水転写紙上にスクリーン印刷画像を形成した後、水中に沈めます。裏側から浸透してきた水が、水転写紙表側の水溶性層を溶かし、印刷画像がベース紙から離れます。この剥離した印刷画像が水中で分解するのを防ぐために、画像支持フィルムが付いています。フィルム層が無い水転写紙の場合は、何らかの方法で、印刷後に支持フィルム層を画像上側に形成する必要があります。

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2-5 画像支持フィルム

画像支持フィルムが付いている水転写紙では、フィルム層の上に画像が形成されます。フィルム層が無い水転写紙で、画像の水中分解を防ぐためには、画像上側にスクリーン印刷や、スプレー塗布などの方法で支持フィルム層を形成します。これらの画像支持フィルムは、焼成時に気化します。この画像支持フィルム形成用の樹脂にフラックスを加えれておけば焼成時に釉層が形成されます。

 

2-6 スクリーン印刷版

型枠に張ったポリエステルやナイロン紗に感光材 を塗布後に、露光現像処理して製版します。印刷時には、紗の上にインキを載せてスキージで押し引き、インキを紗のメッシュ穴から下に押し出し、水転写紙に付けます。作業終了時は、版面をきれいに清掃する必要があります。インクなどが残れば、乾燥硬化してメッシュの目詰まりなどが起こるからです。印刷色毎に版が必要です。

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2-7 スクリーン印刷機

手動のスクリーン印刷機であれば安価ですが、スキージングや紙送りなどの自動化機械は高価になります。自動機であっても、インキを用いるので熟練技術者が必要とされます。CMYK4色などの多色印刷の場合は、各色印刷毎に、位置合わせと乾燥工程が必要になります。未乾燥状態のインキの上に、次の色を重ねることはできません。

 

2-8 被印刷物への絵付け

印刷済水転写紙を水に浸します。水分が浸透した水転写紙を被印刷物上に載せます。支持フィルム層を押さえて、下側のベース紙を横に引き抜きます。被印刷物上に残った画像の付いた支持フィルム層の下の水と空気を、へらなどでしごいて押し出します。支持フィルム層が被印刷物上に密着したら、放置乾燥させます。ある程度乾燥後に焼成します。支持フィルム層の下に気泡が残っていた場合は、膨張して支持フィルム層にピンホール状の穴を開けることがあります。

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2-9 焼成

一気に最終焼成温度に引き上げるのでなく、段階的にプログラムを設定して温度を上昇させることで、膨張空気に支持フィルム層が破られる現象を押さえることができます。最終焼成温度での保持時間は20-30分程度です。焼成温度は、イングレーズ絵付けの場合は1100-1200℃、上絵付けの場合は750-850℃程度です。ガラスは、500℃程度です。

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3.スクリーン印刷に対する不満

上記のような手法で陶磁器やガラスへの絵付けが行われてきましたが、スクリーン印刷に問題が無いわけではありません、下記のような問題が挙げら、デジタル方式への移行が望まれています。

1)一色毎に製版が必要(多色印刷、少量ロットの印刷はコスト高になる)
2)乾燥性のインキを用いるので、熟練者が必要
3)インキから溶剤が蒸発するので、作業者の健康、及び環境汚染問題がある
4)各色毎の印刷作業を繰り返さなければならない
5)解像度が、スクリーン印刷版のメッシュで限定され 、精密印刷は不向き
6)リピートオーダーのためには、版を保管しなければならない(スペース要)

 

 

4.セラミックトナー印刷

4-1 開発者

ドイツのMediaKreativWerk-Groupは、 従来技術を用いて、20年以上陶磁器印刷を続けてきたグループ企業です。グループで経験を積んだのMichael Zimmer氏は、CMYK 4色トナー印刷手法を考案し、世界特許を取得しました。セラミックトナー印刷システムと関連資材を販売するMZ Toner Technologies社は、開発者の氏によって設立されました。現在は、陶器用、磁器用、ガラス用、イングレーズ絵付け用、安全性の高い食器用(鉛やカドミウム非含有)など、様々な種類のカラーセットをラインアップしています。当社はMZ社に出向して技術研修を受けて、同システムと資材の輸入販売を開始しました。

 

4-2 セラミックトナー印刷システムの概要

セラミックトナーは、微細なセラミック顔料粒子と、フラックスと、結合剤樹脂から作られます。下記のウェブにシステム概要をご紹介しています。スクリーン印刷方式でご紹介した利用可能な手法と、デジタル印刷方式の新しい手法を、ここで理解してください。プリンタは、レーザープリンタを使用します。
セラミックトナーシステム構成

lprt0001レーザープリントの採用で、スクリーン印刷に対する不満は、下記のように、ことごとく解消されます。

1)PC上の画像をプリンタに送るだけで済む、無製版方式です。多色印刷、少量ロットの印刷に最適です。
2)プリンタにトナーを搭載します。印刷後の後片づけは不要です。熟練者は要りません。
3)トナーを用いた乾式印刷なので、健康・環境汚染問題がありません。
4)CMYK4色同時印刷です。
5)1200x1200dpiの高解像度印刷も可能です
6)無製版方式なので、リピートオーダーの出力も容易です。版の保管スペースは不要です。

 

レーザープリンタによる印刷

PC作業者PC上の画像を画像プログラムからプリンタへ直接出力する。印刷用の製版は不要。提供されるiccプロファイルを適用すれば、作業者が代わっても同じ出力結果が得られる。

 

4-3 レーザープリンタで必要になるもの

レーザープリンタで必要になるものに、色修正用のプロファイルがあります。これは、 一般的なトナーの色材 である有機顔料と比較して、表現色領域がより狭く、CMYK各原色の色相がずれているセラミックトナーを用いて印刷した場合でも、可能な限り高い発色をさせよう、原稿の色合い近づかせようという目的のものです。

mztonera01印刷物の色のずれは、顔料の差によるものだけではありません。プリンタ個体間でも、出力画像品質が異なるのはめずらしくありません。ですから、当社は、プリンタを販売する毎に、そのプリンタ用の色修正プロファイルを作製してご提供しています。

このプロファイルの適用することで、誰でも最良の印刷結果が繰り返し得られるようになります。熟練者が要らない大きな理由です。

 

iccプロファイルを適用した結果

Redセットレッドセットを用いて印刷した時の色です。色領域の制限される無機顔料ですが、ここまでの、赤色表現が出来ます。

Magentaセットマゼンタセットを用いて印刷した時の色です。マゼンタセットは赤色や黄色の鮮やかさは劣りますが、人肌の微妙な表現に向いています。

 

4-4 MZ社の工夫

1)ラミネートフィルム

画像支持フィルム層の無い水転写紙を使用する場合は、スクリーン印刷やスプレー塗布で、画像印刷済の水転写紙上に樹脂層を形成します。MZ社は、この目的で、スクリーン印刷用のカバーコート液と、ラミネートフィルムを用意しています。フラックス無しタイプと、フラックスを練り込んだタイプに分類されます。 フラックスを練り込んだタイプは、焼成後に気化して消滅するのでなく、釉層として画像の上に残ります。画像以外の部分に釉層を形成したくない場合は、カッティングプロッタで、このラミネートフィルムの余分な部分を取り除いてからラミネート加工を行います。

mztonera02ラミネートフィルムは、小型ホットラミネータを用いて水転写紙上に貼り付け出来ます。スクリーン印刷やスプレー塗布などに求められる熟練は不要です。汚れるような作業は無く、オフィスのクリーンな環境を維持できます。

2)白ベース付き水転写紙

被印刷素材のひとつであるガラスは、透明な商品が多くあります。透明なガラスにCMYK画像を形成すると、濃度不足に感じることが多くあります。画像のバックに白色下地層があれば、この不満を軽減できます。この白色下地層付与目的で、白ベース付き水転写紙が用意されています。白ベース付き水転写紙の上にCMYK画像を印刷して転写すれば、ガラス素材の上に白色下地付き画像を形成できます。余白部の白地を除去するには、カッテティングプロッタが利用できます。

 

4-5 トナー転写システムでの限界

絵付けまでを含む陶磁器製の自分だけの作品を作る陶芸教室が全国規模で盛況になってきているようです。
これらの教室からの本システムへの引き合いが増えています。そのさまざまなご要望は、現状のシステムで対応ができる部分が多くあります。しかし、完全ではありません。その限界の一つが、 金色の表現です。トナー転写システムでの金色の表現は、CMYKの混色で作ります。グラデーションをうまく加えれば、金色の感じは出せます。
しかし、金色に見えるように色相を近づけるまでが限界です。セラミックトナーの金色は用意されていませんので、金雲母などを用いた、本物の金色表現はできません。

 

CMYKの混色の金色表現

CMYK金色表現金色の範囲の中にグラデーションを組み合わせて、擬似的に角度による濃度変化感を与えている。

 

5.当社が提案する金色デジタル印刷方法

同じ無製版のデジタル印刷方式に、レーザープリントがあります。当社は、インクジェットプリンタ用の接着剤インクをご用意しました。 金色に表現したい画像を、水転写紙の上に接着剤インクで印刷します。印刷後しばらく濡れて粘着力が保持されるので、柔らかな筆先に金雲母の粉を付け、画像の上に振り掛けます。画像の上以外の余白に落ちた粉は、エアスプレーなどで除去します。水転写の際の金雲母画像の保持を、スプレーなどで樹脂フィルム層を作るかラミネート貼りで行うのは、従来手法と同様です。プリンタは、2,3万円定価の市販のEPSONプリンタが利用できます。

 

金雲母粉による金色表現

金雲母を用いた表現2インクジェットプリンタ用接着剤インクを印刷した水転写紙画像上に、金雲母粉を付着させて、水転写した金色。

 

 

6.接着剤インクの可能性

金雲母の粉だけでなく、粉末であれば接着剤インクに付着させられます。目的にあった粉を選択すれば、いろいろな素材の膜を形成できるわけです。例えば、美しい青色で耐久性が大きいコバルトブルーや、特色の顔料粉です。企業の指定色の粉を用意すれば、印刷や焼成環境の変化による色相の微妙なずれを小さな範囲に抑えるのに役立ちます。釉層になるガラス層を、全面でなく模様の上だけ釉層になるガラス層を、全面でなく模様の上だけ付着させて、光沢差による模様を画像に加える手法も考えられます。

単なる画像表現のための色素付着だけでなく、耐摩耗性向上のための特殊な高硬度膜形成と言う目的も考えられます。砂塵などが無い屋内で使用する床用タイルなら、通常の釉層を被せるだけで十分な耐久性があります。しかし屋外用途となると異なります。砂塵などでこすり続ける過酷な条件下では、釉層を構成するガラス膜層は短期間で摩耗してしまいます。ダイヤモンド、炭化ケイ素の次に硬いアルミナ層を、印刷した画像が隠れない程度に表面に分散させて形成すれば、屋外の通路での使用も可能になります。

 

 

7.インクジェットプリンタを用いたセラミック顔料印刷

では、インクジェットプリンタを用いたセラミック顔料印刷の可能性はどうでしょうか?市場には既に、インクジェットプリンタを用いたセラミック顔料印刷システムも登場してます。転写でなく、直接印刷システムもあります。しかし、インクジェットシステムは、大型で高価になるようです。一千万円を超えるシステムも珍しくありません。経験的に言えば、重いセラミック顔料を、水のような粘度のインクに長期間浮遊させておくのは難しく思えます。安定性の面でも、少なくとも現在は、レーザープリンタシステムに分があると言えるのではないでしょうか。

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8.おわりに

二年以上前に展示会で紹介を始めた技術ですが、本システムに対する引き合いが、今年に入ってから急増しています。従来のデジタル印刷商品が非実用的な装飾品、短期の記念品レベルにとどまっていたのに対して、長期の耐久商品が出来るシステムだからでしょう。堰を切ったように、建築用タイル、床材、ポーセラーツ、陶板への複製絵画、表札、人工大理石、等々、広範囲な商品への検討が始まっています。表現色領域が限定される無機顔料ですが、当社の持つカラーマネジメント力を駆使して作成したプロファイルを活用した出力結果には、多くの驚きの声をいただいています。MZ社の保有する技術に頼るだけでなく、デジタル印刷業界での当社の豊富な経験を生かして、品質、コスト、作業手法の改善、開発を続けて行きます。

 


関連: 鉛有セラミックトナー溶出試験合格!   用途比較:ガラスインクとセラミックトナー動画へ

EP-4004用小型昇華印刷システム

EPSON A3サイズ EP-4004用 小型昇華印刷システム
ep4004昇華転写を小型・低価格で実現 (A3サイズ)

 

1.システム構成

1) EP-4004プリンタ(6色プリンタ(CMYK+LC/LM)
2) EP-4004用インク補充カートリッジ(6色、オートリセットチップ搭載)
3) 昇華転写用プロファイル
4) 昇華インク HANAE-PXH
5) 速乾厚手転写紙
6) Insta社小型転写機 M-138
7) マグカッププレス機 BLUE-1、マグクランプ

 

 

2.システム詳細

1) EPSON EP-4004プリンタ(6色プリンタ(CMYK+LC/LM))
実売価格 ¥35,000前後~ (※2014年5月 価格比較サイトの情報より)

最適な昇華用プリンタとして、数機種の候補の中から選びました。6色インク(CMYK+LC/LM)で、最大幅印刷面積はA3サイズです。プリンタ本体は、電気量販店等で直接ご購入ください。

 

2) EP-4004用 インク補充カートリッジ 6色セット
(オートリセットチップ搭載 インク補充用パーツ付き)
EP-4004用 インク補充式カートリッジ 6色セット ¥10,200 (税込¥11,016)

このカートリッジはオートリセットチップを搭載しています。インクをカートリッジに継ぎ足して使用することができ、経済的なシステムです。
※予告無く仕様変更をさせていただく場合があります。また、使用頻度によりますが、昇華インクの性能上6カ月ごとに新しいものに変更することを推奨しております。ep4004cartridges

 

3) 昇華転写用プロファイル
昇華転写用プロファイル ¥9,000 (税込¥9,720)

EPSON標準ドライバを使用した際、染料インクと昇華インクの発色の違いによる、色のズレが発生します。昇華転写用プロファイルを使用することで、ご自身で画像毎に色修正する手間が軽減されます。昇華インクの発色設定も付属しているので、昇華インクの鮮やかさを使った印刷も可能になります。
※弊社資材の昇華インクと自動補充システムをご購入していただいたお客様のみへの販売になります。

epcolorprofile

 

4) 昇華インク HANAE-PXH
100ccボトル ¥1,560(税込¥1,685) / 200ccボトル ¥2,400 (税込¥2,592)
EP-4004で使用する場合、弊社が販売している昇華インクの中で一番良いテスト結果が出たインクです。
※他社製インクから変更される場合は、洗浄液カートリッジでヘッド内のインクを洗い流す作業が必要になります。洗浄液カートリッジ1色 ¥1,600 (税込¥1,728)が6個必要になります。

 

5) 速乾厚手転写紙
A3相当 (30.5cm x 45cm) 100枚   ¥4,300(税抜)

A3シートタイプをご用意しています。A4サイズもございます。厚手転写紙の特長は、転写紙から素材への高いインク転移率、そのための高い発色再現、ベタ印刷時の波うちの少なさです。転写紙の代わりに、EPSON製スーパーファイン紙を使うこともできます。マグカップ転写にはスーパーファイン紙をお使いください。それぞれの用紙にメリットデメリットがあります。弊社までご相談下さい。

※EPSON製スーパーファイン紙で転写を行った場合、紙の裏側に昇華煙が抜ける現象が発生します。転写を行うと、昇華煙が裏へ抜けて転写機のプラテンを汚します。EPSON製スーパーファイン紙を転写紙として使う場合、紙の裏側に捨て紙や布を敷いて転写作業を行う必要があります。

 

※速乾厚手転写紙を使う場合、印刷した転写紙に、プリンタの排紙ローラー跡(白い点々とした跡)が付く場合があります。このプリンタの場合、一部の跡が大きな白点としてインクが抜けてしまいます。マグカップ等、表面が硬く再現性がいいものは、その跡がほとんど転写後にもわかってしまいます。布のような柔らかい素材であっても一部の跡は転写後にも見えてしまいます。
速乾厚手転写紙を使う場合は、排紙ローラーにある歯車を取り除いたり(10分ほどの作業)、歯車のクリーニングを行う必要があります。(この作業を行ってもマグカップ転写に使用するのは難しいです)

OLYMPUS DIGITAL CAMERA歯車跡 (クリックで拡大されます)

 

6) Insta社小型転写機 M-138 他
Insta M-138型 ¥158,000 (税込¥170,640)

ten138世界トップシェアを持つInsta社製M-138型で、Tシャツなどの薄物布転写は十分です。タイルなど厚物の転写をご検討されているのであれば、Insta社製M-204型になります。

 

7) マグプレス機
BLUE-1 ¥75,000(税込¥81,000)
マグクランプ ¥6,800(¥7,344) ※別途オーブンが必要です。

eptenmug02マグプレス機 BLUE-1

mugclampマグクランプ 11oz

昇華なら、今、何故、Rolandか?

1.はじめに

世界の昇華転写、あるいは分散染料直接印刷市場は拡大を続けているようです。海外の資機材関連業者は年率で20~40%の売上高の伸びを謳歌していると聞いています。では、日本市場はどうでしょうか? (画像はクリックで拡大されます。※あまり拡大されないものがあります)

xf640d当社が、インクジェット用分散染料インクを発売して、捺染印刷システムの紹介を始めたのが17年前。 (写真は当時のポリメリック熱処理機)

jn5_poriexd日本市場では、その3年後あたりから、昇華転写印刷需要が急拡大しました。市場は、その後順調に成長してきましたが、ここ数年は成熟期に達したように見えます。

世界の伸びは、イタリアメーカーなどが生産する超高速プリンタを用いて印刷するアパレル関係の需要に支えられているようです。しかし、ポリエステルなどの化学繊維の世界の生産拠点は70%以上が中国にあり、日本国内の生産シェアは1~2%に過ぎないと言われています。海外ほど、印刷需要が高まらないのもうなずけます。

又、電通発表の国内の屋外広告総費用は年率で2%台の低い伸びにとどまっており、これらが、私たちが世界の業界趨勢とのかい離を感じる理由になっていると思われます。

 

2.いまだからこそ

Rolandプリンタで昇華転写成熟期にあると思わえる国内業界の状況を記しました。このような時期に、何故、当社が、Rolandプリンタで昇華転写印刷をお勧めするかについてです。

成熟期であっても、その業界が無くなるわけではありません。納期や、品質などの制約から、国内に残る仕事は必ずあります。このような中、プリンタ増設を続ける会社があります。自社の競争力を意識して、差別化を図っている企業です。

差別化の鍵の一つは、品質差でしょう。出力物品質で他社に差をつける手法として、Rolandプリンタの導入をお勧めします。ただし、何処にでもあるRolandプリンタではなく、当社が販売するRolandプリンタです。

 

3.サンリュウが販売するRolandプリンタは特別か?

優れた出力物の品質は、プリンタや RIP、使用資材、あるいは転写機などの単品の優秀さによって決まるものではありません。逆に、劣悪な品質は、その中の最低レベルの単品に拠って決定されてしまいます。最良な品質を得るためには、これらすべてで最高品質レベルを発揮させなければなりません。サンリュウの技術サービス陣が、これを可能にします。サンリュウが販売するRolandプリンタは、特別なものになります。

事実、先行する他の同業者の情報を得て、「あそこと同等レベルの品質にしたい」というご要望を持って来訪されるお客様があります。先行する同業者も又、当社のお客様だったということが少なくありません。このようなお客様は、新規参入者ではなく、数年の出力経験を持たれていらっしゃいます。見る目を持たれた経験者の方々の、当社の実績へのご評価と受け止めています。

 

4.特別な品質をご提供できる理由

下記が、当社がご提供できる他社より優れているものです。

・Rolandプリンタ最新機種
・Ergo Soft社 RIP
・MontiAntonio社 転写機
・HANAE 昇華転写インク
・昇華転写紙
・技術サポート力

 

1) Rolandプリンタ最新機種

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Rolandプリンタ最新機種は、高速・高品質ヘッドを搭載しており、グラデーションも従来以上のなだらかな諧調表現が可能です。1.6m、1.9m幅の二機種がありますが、1.9m幅は、より当社の競争力を附加できます。

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プリンタ価格には、通常、付属 RIP価格が含まれています。当社が販売する場合は、この RIPを捨てていただき、Ergo Soft社 RIPを使用していただいていました。ですから、不経済でした。1.9m幅機種は、付属 RIPがありません。その分廉価で販売可能になります。この機種の巻き取り装置も当社が独自のご用意するものです。両機種のインク補充装置、乾燥装置も、当社でご用意できます。

 

2) Ergo Soft社RIPpp14screend

性能の高さで業界の二大 RIPと評価されている一方が、Ergo Soft社 RIPです。海外の展示会場を歩くと、多くの関係企業が同社RIPを紹介しています。カラーマネジメント能力の高い RIPであり、昇華インクのような特殊なインクを用いる時には、その機能がフルに活用されます。

ただし、RIPに機能があるだけで安心してはいけません。その性能を最大限に引き出せなければ意味がありません。実はこれが、当社のような技術サポート会社にとっても難しいのです。17年以上にわたる捺染印刷経験から、当社は現在、業界最高のカラーマネジメント技術サポート力を保有できていると自負しています。

一例を記します。プリンタやインクを当社のものに切り替えると、以前の色との差が「リピートオーダーを請ける際に問題になるのでは?」と心配されます。当社は最高品質の出力のためのプロファイルをご提供しますが、このようなご心配を解消するため、たとえそれが正しい発色でなかったとしても、以前の出力色にできるだけ近づけたプロファイルも作製したりしています。

3) MontiAntonio社 転写機 75ts転写機でナンバーワンと言われているのが、MontiAntonio社です。加熱面を±1℃の範囲に保つ同社特許のオイルヒータ方式、3.6m幅までの大型機種も用意できる高い剛性を持つ構造、直径1.5mなどの大型熱ドラムまでラインアップした高速度転写性能、40年以上にわたる昇華転写機製造で得た作業性と安全性への配慮、などが特長です。OLYMPUS DIGITAL CAMERA当社が輸入販売を開始してから10年以上が経過しています。価格は決して安価ではありませんが、当社が国内で納入したお客さまからの、ご不満が記憶に無いほど機械品質は優秀です。又、試運転~フェルト交換まで、イタリアからの技術者派遣を要請せず、当社技術者がこれまですべて対応して来れました。当社の習得サービス技術力対してもに、一定のご信頼をいただけるのではと考えています。

m901_2000s世界市場の拡大・多様化を受けて、MontiAntonio社は近年廉価な機種の開発にも力を入れてきています。小型低価格機についてもお問い合わせ下さい。

 

4) HANAE 昇華転写インクdbottle002製造設備を持たない当社は、昇華インク製造をスタート時から外部に委託してきました。輸出まで考えて、当社ブランド名に”華恵(HANAE)”という日本名を付けました。複数の製造会社への製造委託を経て、現在のインクは EPSON社最新ヘッドに対応したバージョンになっています。蛍光色もご用意しました。もちろんRolandプリンタ最新機種にも対応しています。

発色色領域の広さ、ノズル詰まりの少なさ、価格、ロット間の品質ばらつきの少ない製造品質の継続した安定性、などが特長です。

 

5) 昇華転写紙tensyapaper01d17年前に捺染印刷システムの紹介をしてから一貫した販売を続けているのが薄手転写紙です。インクがほとんど紙に残らないほどの業界最高の転写率を誇る転写紙です。転写画像には、最高の濃度が得られます。価格は値下げを続けてきました。

厚手転写紙は”波打ちし難い転写紙”として知られています。「プリントヘッドが紙に当たる!」というクレーム時には、最高の特効薬になります。紙厚の厚い転写紙を用いても、波打ちにはあまり効果がありません。当社厚手が特別なのは、耐水性ある層を含んだ多層構造になっているハイブリッド仕様の紙だからです。

現在最も販売量が多くなっている転写紙は、薄手よりさらに薄い”薄手ライト”です。最も安い価格、乾燥の速さ、薄いための熱伝導の速さ、などが評価される理由です。

 

6) 技術サポート力OLYMPUS DIGITAL CAMERA当社は、以上のような「世界最高の資機材」を取り扱っています。当社なら、これらを惜しみなく組み合わせてご提供できます。HP記載のように、当社には営業マンがいません。その経費節約分で、これらの販売価格を安く設定しています。大口のお客様には、営業代わりに、年数回の無償出向技術サービスも実行しています。

インクジェット業界で RIPの取り扱い20年、捺染印刷技術研究17年以上の経験を持っています。他に同様の歴史を持った会社は無いと思います。

 

5.おわりに

当社は、営業力が無く、売り込みをしませんので、売り上げが大きく伸びることはありません。これは会社の欠点ですが、お客様にとってはメリットにもなるのではと考えています。同業態のライバルを沢山作ることがないからです。投資して、高い品質提供能力を得たのに、短期間の内に、その品質が何処にでもあるものになっては落胆してしまいます。売り込みをしない当社の姿勢は、差別化を目指すお客様には、ご評価いただけるのではないいでしょうか。

 

磁性素材で道を開く

 

磁性(マグネット)シート素材で道を開く

■ はじめに

ここで言う POP(ポップ)とは、売上促進目的の商品PRのための広告媒体であり、店舗の雰囲気を作り挙げる媒体のことです。即興に手書きされたものから、ディスプレイ機材を利用して掲示する印刷物まであります。主に店舗内に施工されますが、店外もあり得ます。優れた POPは、その商品、あるいは店舗の売上を左右します。

サンリュウは、この目的の商品として、床広告のフロアウィンド、カウンターに使用するデスクウィンド、ガラス窓を飾るシースルーフィルム(ワンウェイビジョンとも呼ばれる)などを用意しています。本稿では、磁性シート素材をご紹介します。

■ POP出力素材に求められる要件

印刷後の POP素材は、何らかの形で掲示されなければなりません。吊るしたり、貼り付けたり、自立させたり、床に敷いたりと、様々な方法で、様々な場所に置かれます。

さて、この POP出力素材に求められる要件は何でしょうか?色の鮮やかさは、今どきのインクジェットでは皆クリアしているので、他に二つ挙げるとすれば、一つは、交換の容易さ、二つ目が、価格ではないでしょうか?何故なら、 POPが、売上促進目的で店員の業務を補助するもの、店内の雰囲気を演出するものである以上、新情報への交換が頻繁に行われているはずだからです。作業が煩わしかったり、価格が高ければ、交換を躊躇してしまいます。

今お使いの出力素材はいかがでしょうか?十分な安さですか?貼り付け施工では、しわになったりしませんか?糊残りの掃除が大変だったりしませんか?設置場所を簡単に移動できますか?部分修正できますか?

■ 貼り付け施工素材の現状

広く知られている糊付き合成紙、ビニル素材があります。比較的価格が安い点は良いのですが、貼り付け施工は大変です。特に大きな面積の場合は、しわが出来易く、店員自身ではできずに、プロに来てもらうことも少なくありません。貼り易くした微粘着糊付き素材、吸着層塗布素材などでは、改善はされていますが、決して貼り付け作業が容易とは言えません。又、長期掲示後に剥がした時には、残留物がベース側に残ることがあります。

本稿でご紹介する磁性素材なら、貼り付けは格段に簡単です。しわになる心配はまずありません。天井まで届くような POP画像でも、施工は店員自身で可能です。糊付き合成紙、ビニル素材と比較すると、価格は高めになります。頻繁な情報更新の必要な POP素材として、取扱上は最適な特徴を持っているのですが、コストの面から市場が制限されているのが現状ではないでしょうか?

■ 磁性素材仕様と価格

amazonを含めてインターネットで、インクジェット用マグネットシート関連を検索すると、複数の磁性素材ロールの仕様と価格情報が入手できます。いずれの商品も、m2単価は、2.5千~3千円と、インクジェット出力素材としては、高価な部類に入ります。当社の比較すべき磁性素材価格は、700~950円と、1/3以下の設定です。この価格帯なら、日々の販売情報更新にためらいは無くなるのではないでしょうか?

では、価格が安い分、品質に不安は無いでしょうか?インターネットの説明文には、次のようなものがありました。

「マグネットは厚みがあるほど磁力が増します。初心者マーク厚さは 0.6mm。厚さ0.8mmなので、車に貼って走行してもまったく問題の無いシートです」

当社のスチールPET、スチールPPシートは、総厚で0.18mm、あるいは0.3mmですから、問題になる品質です。しかし、これは車に貼って走行する場合の話です。POP素材という限定なら、0.4mm以下で十分と思います。厚ければ、高価になり、巻きにくくなり、重くなり、品質過剰どころか取扱上の問題になってしまいます。

■ おわりに

今回ご紹介する磁性素材ロールは、幅1.37m、長さ30mです。他の幅も、1070mm~1626mmの範囲でご用意できます。溶剤インク用の他に、水性インク、UVインク、ラテックスインク用があります。使用できるインクと、ロール幅種類が限定されていたこれまでと異なり、多くの店舗で POP素材としてご使用いただけるのではないかと考えています。貴方が出力素材の営業マンなら、取扱品目に加えていただけませんか?出力業者様なら、新たな顧客獲得を目指して、貴社エンドユーザーに提案していただけませんか?オランダの世界特許・床広告ツール「FloorWindo」、当社の世界特許・「内貼り用吸着シースルー」も合わせてご活用ください。
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サンリュウと他社3D転写の違い

サンリュウの3D転写システムと他社の3D昇華転写機/UVプリンタなどの違いについて

idt_3d_nanopressjpg3D熱転写フィルム使用。熱変形し真空中で曲面に追随。

 

1. 曲面への転写
直接印刷するUVプリンタや、「紙の転写紙」を使った昇華転写機で転写しても「平らな平面」へは問題なく画像を形成できます。つまり平たい形状のスマートフォン用スマホカバーの印刷面への転写などは問題なく転写できるわけです。しかし、曲面になるとそうはいきません。紙の転写紙は折り曲げることはできても、引き伸ばして曲面にきっちりあわせることはできない(3次元曲面に追随しない)からです。つまり、曲線状になっているスマートフォンカバーの端の方や、平たい形状のカバーでも、脇側になると難しくなります。そういった曲面への転写には、サンリュウのIDT Systems社製システムのように3D熱転写フィルムを使用しているシステムが必要です。
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2. リップソフトウェアと色合わせ
昇華インクは色の諧調が通常の染料や顔料インクと異なります。色を正確に合わせるためには高度なリップソフトと色合わせのノウハウが必要になります。特に3D昇華転写の場合は様々な要因が絡むので、単にリップ上だけで色合わせすればいいわけではありません。

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NanoPressの特徴解説

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イギリス、IDT社の3D昇華転写システムは三種ありましたが、いずれも多数個取り印刷が可能な量産型でした。新発売のNanoPressは、スマートフォンカバーを1個だけセットして転写する廉価で、最もコンパクトなシステムです。多くの地域に店舗を持って、現地で来訪客にオンディマンドの印刷サービスをするなら NanoPressです。位置合わせなど、印刷から転写までの作業も簡略化されています。

昇華転写なので、色再現領域が広く、色が鮮やかです。画像は素材に浸み込みます。耐摩耗性と光沢も自慢です。伸縮性ある転写フィルムを負圧で吸い付けるので、曲面に追随します。転写フィルム淵を固定するので、位置制御ができます。

→最新の3D転写機ラインアップはこちらです    →3D転写の動画

トナー転写紙 動作確認済プリンタ一覧

※動作保証ではありません。印刷テストを行い、自己責任でご使用ください。 (下の注意書きも参照のこと)

○:きちんと印刷できる  /  △:工夫が必要、もしくは一部がうまく印刷できない  /  ×:印刷不可  /  -:未確認

○:きちんと印刷できる  /  △:工夫が必要、もしくは一部がうまく印刷できない  /  ×:印刷不可  /  -:未確認

プリンタ メーカー
型番
用紙 最大 サイズ TC TS TB 水転 写紙
備 考
 リコー imagio Neo C245  A3  -  
imagio Neo C325  A3  -  
imagio MP C2500  A3  -  
imagio MP C3500  A3  - 印刷はできるが、特に濃いベタ画 像ではムラがでることがある。
IPSiO SP C710  A3 ×  - TBは一部定着せず印刷できない。 汎用Gは綺麗に印刷できる。
IPSiO CX7500  A3  -  
IPSiO Color 8100  A4  ○  
 Canon LBP5050(N)  A4 ×  -  
LBP-2410  A4  -  
LBP5200  A4  ○  サンリュウ使用機種
LBP5300  A4  -  
LBP5600  A3  -  
PIXEL CLC1130  A3  -  
PIXEL CLC1160  A3  -  
iR C3100  A3 ×  - TBはトナーがきちんと定着しない。
iR C3200  A3  -  
iR C3220  A3  -  
imagePRESS C1  A3  -  

 

プリンタ メーカー
型番
用紙 最大 サイズ TC TS TB 水転 写紙
備 考
 富士 ゼロックス C830  A3  - TBのみ、一部擦れてしまうこと がある。
C3050  A3  ○  
C3250  A3  -  
240 CP  A3  -  
Docucolor1250  A3  -  
 コニカ  ミノルタ bizhub c253  A3  -  
Pagemaster Pro  A3  -  
 セイコー  エプソン LP-8600  A3  - モノクロ機種
LP-8300C  A3  -  
LP-8800C  A3  -  
LP-S5500  A3  - 乾燥させ、上端にセロハンテープ を貼れば印刷可能。やらないと一 部擦れる。
LP-S7000  A3  -  
 京セラ KM-C2525E  A3 × × ×  ×  
 沖電気  工業 MICROLINE 9500PS  A3 ×  - TBは、淡く色褪せた感じになって しまい、印刷不可。

TC: トナー転写紙TC カットなしで画像部分のみが転写される転写紙 TS: トナー転写紙TS。薄いフィルムの低価格転写紙。全面転写タイプ。 TB: トナー転写フィルムTB。濃色地用白色フィルム。柔らかい風合い 水転写紙: 熱処理不要。自然硬化のみで陶器等に転写できる。

※ 掲載されているもののみが対応機種ではございません。ここに掲載されていない機種について は弊社まで直接お問い合わせ下さい。

ここに載っている機種であっても、販売終了していることがあります。プリンタご購入検討時には、今現在の販売状況を、価格.com 様 (←クリックでジャンプします) など、販売情報サイトで、ご確認ください。

ここに載っている機種であっても事前に印刷テストされることをお勧めします。(使用年数、環境により結果が異なる場合があります)。また、このデータはお客様からのフィードバックを元に作成された参考情報です。弊社が動作を保証するものではありません。

弊社では純正トナー搭載プリンタの使用を推奨しています。リサイクルトナーでは、同じ型のプリンタであっても上記表とは結果が異なることも考えられます。(弊社トナー転写紙の動作確認情報は、リサイクルトナーではなく、純正トナー搭載のプリンタを対象とした参考情報です。)

弊社の転写紙は、メーカー保証された普通紙ではありませんので、自己責任でご使用いただくことになります。 弊社はあらゆるクレームに対し、転写紙価格以上の責任を負いません。なお、お客様の不適切な使用の場合、弊社は転写紙価格に対しても責任を負いません。

濃色生地向け トナー転写システム

※文中の商品種類と価格は変更になっていることがあります。詳細は、お問い合わせください。

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低価格で高品質な 濃色生地向け トナー転写システム

Craft ROBO PRO とトナー転写フィルムを使用した、低価格高品質システムのご提案です。

 

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トナー転写フィルムを業務用カッターで自動カットした後は、写真のようにカット線に沿って手で剥がすことができます。 ※写真のカット線は、説明のためにわざと赤い色にしています。通常はカット線は、目に見えない位の淡い色にします。

 

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濃色地用転写フィルムは余白部分が不要な場合は、カッティングが必要不可欠になります。もちろん、簡単な形であればカッターやはさみを使ってカットすることも可能です。しかし、数字や文字のロゴ、複雑な輪郭のカットになると手作業では限界があります。 そこで登場するのが、カッティングプロッター(業務用カッター)になります。カットしたい線を画像データに加えて、機械操作にて指定した場所のみのカットを行なうことができます。 転写フィルムとカッティングプロッターの組み合わせで、多様な形の転写が可能になるのです! 以下に、そのシステムの一例をご紹介します。

 

1.システム構成

下記のようなものから構成されます。

(1) プリンタ ━ カラーレーザープリンタ、 もしくは、カラーコピー機

(2) グラフテック社 Craft ROBO Pro

(3) 濃色地対応 転写フィルム ━ トナー転写フィルムTB / トナー転写フィルムTL

(4) 剥離紙 ━ マット剥離紙 / 光沢剥離紙

(5) Insta社 小型転写機

※セット販売ではなく、個別販売もお受けします。

 

 

2.システム詳細

(1) プリンタ (価格例)

メーカー   型番   価格   実売価格
OKI COREFIDO C830dn  ¥268,000  ¥180,000前後
Canon LBP5610  ¥248,000  ¥100,000前後
EPSON LP-S7000  ¥228,000  ¥120,000前後

 

カラーレーザープリンタ、もしくはカラーコピー機が必要です。電気量販店等でご購入下さい。当社経由より安く入手できます。プリンタを検討される際は別ページの 動作確認済みプリンタ一覧 を参考にして下さい。トナー転写フィルムTBとTLはオイルレスプリンタとの相性がよい転写フィルムです。

 

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(2) カッティングプロッター

グラフテック社 Craft ROBO Pro CE5000-40-CRP 定価¥120,000 (本体価格(税抜))

低価格で高性能な、カッティングプロッターです。

厚い素材、柔らかな素材などのカットがしにくい素材に対応できるタンジェント機能※を搭載。(カットできない素材もあります)自動トンボ読み取り機能搭載で必要部分のみのカットが可能。専用ソフトROBO Master Proと、Illustrator用プラグイン付。9個のカット条件をメモリでき作業性も良いです。濃色地対応トナー転写フィルムTB,TLともカット可能なプロッターです。

 

※タンジェント機能 厚い素材、柔らかく伸びやすい素材などに有効な機能。指定したカット線よりもMAX0.2mmオーバーカットを行う。その上で一度刃を浮かせてから、続きのカットを行なう。鋭角部分などをカットをするときに、素材が持ち上がったりエッジが汚くなる現象を改善する。

 

(3) トナー転写フィルム

濃色地対応トナー転写フィルムTB   ¥14,910/ 50枚 (A3)

濃色地対応トナー転写フィルムTL   ¥12,600 /100枚 (A3)

 

どちらも白地のフィルムに画像を印刷し、フィルムごと生地へ転写するタイプになります。TBは柔らかな風合いで、業界最強の洗濯強度を持つ高性能転写フィルムになります。(社内テスト結果より→ 社員ブログ 09/04/17 参照 )TLは非常に低価格で、カット性能にすぐれた転写フィルムです。  プリンタで印刷後、カット、転写という少ない手順でフルカラー転写が可能です。版を必要としないので、小ロットにも低価格で素早く対応できます。

 

(4) 剥離紙

マット剥離紙   ¥3,035/ 100枚 (A3相当) ※ 繰り返し使用可能。

光沢剥離紙   ¥9,681/ 100枚 (A3)    ※ 繰り返し使用可能。

 

通常はマット剥離紙を使用します。転写フィルムと熱板を直接接触させると、フィルムが熱で溶けてしまったり、トナーが剥がれたりしてしまいます。それを防ぐために、シリコン加工(物をつきにくくする加工)された剥離紙をフィルムの上に乗せて転写をします。繰り返し使用可能です。

マグカップや、アルバム本の表紙など特殊な用途において光沢が必要な場合は光沢剥離紙を使用します。こちらを利用すると、高級感のある光沢が得られます。

 

 

(5) Insta 小型転写機

Model 101(プラテン 330mm×330mm)¥115,000 A4まで

Model 138 (プラテン 381mm×508mm)¥165,900  A3まで

Model 158(プラテン 381mm×508mm)¥207,900 A3まで

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Model 101

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Model 138

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Model 158

 

小型熱転写機のトップシェアを持つInsta社商品をご用意しております。特に衣類への転写の場合は、洗濯強度が重要になってきます。均等に、しっかりと圧力をかけることのできるプレス機をご使用になることをお勧めいたします。

Model 101は低価格モデル。転写サイズもA4までで機械も場所を取らず、これからトナー転写を始めるという方にお勧めです。

Model 138が弊社で一番実績のある機種になります。 Tシャツや綿バッグなど薄い物への転写にはこちらがお勧めです。

Model 158は、トナー転写用/水性顔料インクジェット転写用の転写機です。プラテン上昇機構の違い以外はModel 138と同じ機能を持っており、さらにプラテンを上げる作業が自動で出来るため、連続作業をする場合の作業者への 負担を軽減することができます。

 

 ☆カラーコピー機もしくは  レーザープリンタ用システムです☆

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(6) コスト計算例

《機械償却コスト》

Canon LBP5610 ¥100,000 / 熱処理機 Model 138 ¥165,900 = 計 ¥265,900

プリンタ印刷速度は A4で約20秒、転写時間が20秒、セット時間(Tシャツセット 転写フィルムを剥がす、転写フィルムをセット)は約4分  60分/4分=15着/時

機械償却を2年とすると ¥265,900 / 2年×12ヶ月×20日×7時間×15着 = ¥5

《ランニングコスト》

トナー転写フィルム TB 使用時 A4 1枚あたり: トナー代 ¥20 /転写紙(TB) ¥149 /剥離紙 ¥24※ /綿Tシャツ ¥300 = 計 ¥493 ※剥離紙は、繰り返し使用可能です。

トナー転写フィルム TL 使用時 A4 1枚あたり: トナー代 ¥20 /転写紙(TL) ¥63 /剥離紙 ¥24※ /綿Tシャツ ¥300 = 計 ¥407 ※剥離紙は、繰り返し使用可能です。

《人件費》

時給千円のパートを1人雇う場合 ¥1,000/15着 = ¥67×1.2%(管理費) = ¥80

 

☆このシステムは白を含めた淡色地  Tシャツにも使用可能です☆

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《Tシャツ1枚当たりのトータルコスト》

トナー転写フィルム TB: ¥5 + ¥493 + ¥80 = ¥578 トナー転写フィルム TL: ¥5 + ¥407 + ¥80 = ¥492

一着当たりの売値を、¥700という低価格に設定した場合でも、利益 がでることになります。

 

以上

 

必要な機材(簡単な説明) オリジナルTシャツ作成用

必要な機材(簡単な説明) オリジナルTシャツ作成用 ※詳細は他の技術解説をご確認ください

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Tシャツ  などの転写用機材(トナー/顔料インク用)

 

1.  コンピュータ が必要です →Mac や Windows機 など

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2.  プリンタは インクジェット でも可 →顔料インク対応の転写紙が使えます

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3.  レーザープリンタ が ベター です → いろいろな用途に使える転写紙が、たくさんあります

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4.  熱転写機 (熱プレス機) が必要です →転写機は薄物用/厚物対応、手動式/自動式、等あります

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5.  転写紙 が必要です 普通の綿Tシャツに転写可 →トナー用転写紙/染料・顔料、インク用転写紙など

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6.  カッティングマシン があると便利です →トンボを読み取り、転写紙を自動カットできます

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昇華転写に必要な機材(昇華染料インク用)

1.  コンピュータ が必要です Windows機 や Mac など →色合わせ用プロファイルや、Windows機用RIP使用を推奨

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2.  インクジェットで昇華インクを使います →昇華インク用補充システムを設置して使います

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3.  熱転写機 (熱プレス機) が必要です →転写機は薄物用/厚物対応手動式/自動式、等あります

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4.  昇華インク対応の転写紙 が必要です →ポリエステルTシャツに転写可。ポリエステル含有率が下がると発色が悪くなります。

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5.  マグカップ転写にはクランプ等を使用 →マグカップへの昇華転写にはマグカップ専用転写機やマグ カップ用クランプを使います

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6.  帽子にはキャップ用転写機を使用 →帽子のツバへの印刷には、キャップ用転写機使用します

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転写紙と転写手順の説明動画

 

 

 

3次曲面昇華転写システムの解説

3次曲面昇華転写システムの解説

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1. はじめに

「3D印刷」というと、コンピュータを使った立体形状物を造形するシステムを思い浮かべる方も多いと思います。ですから、初めに言葉を定義しておきます。本稿で採り上げる「3D印刷」は立体物造形でなく、正真正銘の印刷を意味します。「3D昇華転写印刷」とは、その中の、昇華印刷画像を転写する一手法を表すものです。そして、従来のアナログ方式の立体形状物加飾方法でなく、デジタル印刷技術を用いたものなので、今、最も注目を集めている新しい手法です。以下、関連技術を含めて紹介して行きます。

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2. 携帯カバー市場と加飾方法

10年間で2倍になるような携帯電話加入契約数の伸びと平行して、様々な携帯電話アクセサリー商品が現れています。携帯カバーはそのひとつで、これにも沢山の種類があります。ソフトケース、ハードケース、皮ケースなどです。これらへの加飾方法も様々です。平面加飾なら、「着せ替えシート」、「デコシート」「携帯シール」「携帯電話シール」などの名称で、顧客が自分で貼り付けるシールが、普及しています。本稿を読まれる加飾を担当する方は、三次元形状物への直接加飾方法への知見を高めようという方々と予想し、これらの平面印刷に関する情報は割愛します。

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三次元曲面への加飾方法として、従来から知られている方法は、携帯カバーの加飾にも採用できます。その一つが、プラスチック成型用の金型内に印刷済みフィルムを送り込み、溶かした樹脂を流し込んでフィルムと樹脂を一体成型する一体成型するインモールド成形手法です。この手法は成型時に画像を印刷したフィルムを金型に挿入して貼り合わせる手法で、成型後の携帯カバーへの加飾はできません。

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もう一つの普及したした手法は、水圧転写です。これは日本で開発された技術です。 (水圧転写は、多色曲面印刷、キュービックプリンティング、カールフィットなどとも言われます) 工程としては、画像印刷された水溶性フィルムが水に浮かべられます。上から製品を押し込むと、軟化したフィルム画像が水圧で製品に回り込み貼り付きます。画像の強度を得るために、透明オーバーコートされます。水圧による回り込みなので位置合わせが困難という問題があります。

水圧転写は、成型後の携帯カバーへの後加工はできますが、前のインモールド成形手法同様、画像形成はグラビア印刷などのアナログ手法に頼っていたので、大量発注が必要でした。最近はデジタル方式のインクジェット用水圧転写フィルムも出てきたようです。パッド(タンポ)印刷という、曲面転写手法もあります。凹版からシリコンパッドでインクを拾い上げ、製品へ押圧転写する手法です。これも成型後の後加工はできますが、凹版なのでアナログ手法です。

3. 三次曲面デジタル加飾方法

 

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UV-LEDインクジェットプリンター VersaUV LEF-20

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UV硬化フラットベッドインクジェットプリンタ UJF-3042

携帯カバーの加飾では、少量ロット需要への対応が必須で、デジタル加飾方法が求められます。最適な手法はインクジェットです。事業のスタート時には、UVインクジェットプリンタがお勧めです。上平面の加飾しかできませんが、そのような需要もあり、UVプリンタ数台を導入して商売を始められるところが少なくありません。当社は、Roland社、ミマキエンジニアリング社のUVプリンタを販売しています。

ただし、より美しい発色、広い色領域、側面に回りこむ曲面追随性などを求められる場合は対応できません。上にご紹介した水圧転写加工からUVプリンタまで、全て顔料インク印刷画像なので、染料インク印刷画像の鮮やかさは得られません。曲面対応もできません。ただし、最近では、曲面対応のために伸びるUVインクで真空転写という手法も紹介され始めたので、一考の価値はあります。

さらに、展示会などで盛んに見かける三次元フィルム転写手法にも触れて置きます。三次元転写フィルムは、下から、接着層、画像層、クリア層、キャリアフィルムから構成されたものです。フィルムを加熱してやわらかくした後、減圧した力で携帯カバーに巻きつける点は、3D昇華転写システムと類似しています。この後、紫外線を照射してクリア層を硬化させ、キャリアフィルを剥がします。デジタル印刷画像を三次曲面に転写できる点は同じです。長所は、表面にクリア層が来るので硬いクリア層にすれば摩擦に強くなる点。短所は、フィルムが巻きつくので、端面からめくれて汚くなりやすいこと。また、携帯カバーに望まれる「裏側端面も画像を回り込ませたい」という需要に対応できないことです。白い部分が残ってしまいます。回り込みが不足して白い部分が残る点は、インモールド成型でも同様です。

 

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三次元フィルム転写

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3D昇華転写

 

これまでご紹介した様々な手法の問題点の多くを解決する手法が、以下にご紹介する3D昇華転写システムです。

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4. 3D昇華転写システム

3D昇華転写システムの工程では、まず、昇華インクを用いて加熱変形の容易な転写フィルムに画像を印刷します。次に冶具に差し込んだ携帯カバーを載せたトレーをシステムの真空加熱炉に挿入します。この後、真空ポンプで減圧されることで熱軟化したフィルムが製品に巻き付き、プリセットされた転写条件で画像が製品素材の中に染み込んで行きます。

製品素材の表面に色料が付着する顔料印刷とは異なり、昇華転写画像には物理的な凹凸がありません。引っかきで画像が取れるのは、製品素材が削られた時だけです。ですから、顔料印刷面に後から必要になる強度アップのための透明オーバーコートは不要です。また、染料画像なので鮮やかな仕上がりになります。

位置合わせもできます。転写フィルムに画像を印刷する過程で、一緒に位置出し用のパンチ穴を印刷しておきます。 携帯カバーを載せるトレーには、この穴に差し込む位置出し用ピンが設けられており、画像は常に所定の位置に印刷されるのです。

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5. IDT社の3D昇華転写システム

3D昇華転写システムの理論は古くから知られていました。難しかったのは、転写画像品質の安定性、システムの高い生産性、様々な製品形状・素材に対応する汎用性などです。当社が総代理販売する英国のIDT社は、長年にわたる3D転写分野での経験を基に、小型から大型まで多くの種類の3D昇華転写システムを作り上げました。

携帯カバー転写の例で言えば、携帯カバー4個を1枚のトレイに並べて転写する最もコンパクトなシステムD10.1型、6個を2枚のトレイに並べて12個を同時に転写するシステムD10.2型、9個を3枚のトレイに並べて27個を同時に転写するシステムD10.3型、さらに高い生産性を求める顧客のためには、携帯カバー9個を7枚のトレイに並べて63個を同時に転写するシステムD10.4型まで用意されています。 位置出し用のパンチ穴は、比較的小さなD10.2型システムまでは手作業で開けます。D10.3型以上のシステムでは、エア駆動のパンチング機で開けるので、より容易に位置出しが可能になります。 ※その後さらに小型の NanoPress システムが追加になりました。

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6. サンリュウの提供する昇華転写ノウハウ

昇華転写印刷は、単純なインクジェット印刷と異なり、良い印刷品質を得るには、特殊なインク、特殊な印刷素材を用い、それらに合わせた色修正プロファイルを作製した RIPを必要とし、被転写素材毎に異なる適切な熱転写条件で転写を行わなければなりません。当社は、この分野における業界のパイオニアです。約15年間に及ぶノウハウを蓄積しています。このノウハウを基にした高い技術サービス力が、当社存立の基盤になっています。

平面でなく三次曲面へ転写する3D昇華転写システムなら、なおさら複雑な技術知識が求められますが、英国 IDT社と当社を合わせて提供する業界最高サポート力はその需要を満たすものと自負しています。

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7. これからの可能性

3D昇華転写システムの普及が始まっています。普及にしたがって、転写フィルムなどの資材価格は低下を続けており、生産コストの低下が更なる需要を生み出すと予想されます。 爆発的な需要拡大を示すiPhoneやAndroid携帯、blackberryなどの、いわゆるスマートフォン用携帯カバー用3D転写はもちろん、iPadやAndroid、WindowsタブレットPCなどのタブレットコンピュータ、他のガジェットやノート型PCのカバー様々な家電商品パネル、スポーツ用具、自動車部品、カメラ部品、眼鏡部品、記念品、同人向け市場グッズなどに広がりを見せています。素材材質も樹脂に留まらず、ガラス、金属セラミックなど、ある程度の耐熱性が確保できるものであれば素材を選びません。

需要が拡大すれば、転写に関連する解決すべき課題も増えます。3D昇華転写システムは新しいものであり、システムは改良が進み、用途別に種類が増えるでしょう。また、自動化レベルの上がった高い生産性のシステム登場も必至です。当社はお客様からの問題提供を歓迎し、これらを解決して新しい技術を生み出すことを目標として掲げました。

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→最新の3D転写機ラインアップはこちらです    →3D転写の動画