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【HANAE PX-H】インク価格について


ノズル詰まりが少なく安定した印刷ができる、黒色がはっきりした発色で画像にメリハリが出る、などのご評価をいただいております当社のベストセラー昇華インクになっております。ぜひお試しください。

◆商品名

HANAE PX-H

◆カラー
全7色(C , M , Y , K , LC , LM , LK)

◆容量、価格
・【  1 L ボトル  】 ¥9,240(税込)
・【500ccボトル】 ¥5,830(税込)
・【200ccボトル】 ¥3,190(税込)
・【100ccボトル】 ¥2,035(税込)

 

 

株式会社 サンリュウ
〒334-0073 埼玉県川口市赤井 1-10-7
Tel: 048-446-6786
www.sanryu.com

Duraluxeパネルを使った金属板記念盾の作成手順動画

Angie Holdenさんの、Duraluxeパネル金属板を使った記念盾の作成手順動画を紹介します。 動画は↓下の方にあります。

 

日本語字幕にした動画のスナップショット画像

完成済Duraluxeパネルの記念盾が沢山。記念盾は自立します。

印刷済み昇華転写紙などを用意します。

いよいよDuraluxeパネルの転写です。

自立させるため転写後に折り曲げます。

 

 

音声は英語ですが、再生中に画面右下の設定で、字幕を自動生成から自動翻訳にして、言語のリストから下の方にある日本語を選択すれば、日本語字幕が表示されます。(スナップショット画像が日本語字幕を表示させた状態です)Duraluxeパネルを使う時のノウハウや印刷済み転写紙の取扱い、熱プレス機での金属板への昇華転写の大体の手順はつかめると思います。

昇華転写関係の動画を沢山作られてますね → Angie Holdenさんのyoutubeチャンネル

 

 

 

 

 

オーダーグッズビジネスショー2022に出展

2022.9月 OGBS – オーダーグッズビジネスショー2022に出展します。

OGBS展示会は、2022年 9月28日(水)、29日(木)の二日間、東京・池袋 「サンシャインシティ 展示ホールD(文化会館2F)で開催される、印刷、看板、レーザー加工、写真グッズまで広くカバーした加工ビジネス全般を対象にした見本市です。

当社の今回のメインの出品物は、下記の通りです。

1.昇華転写用・超耐久硬質素材
2.昇華・UV・レーザー用・廉価版硬質素材
3.シンプリ円筒転写システム

1.昇華転写用・超耐久硬質素材」の代表商品として、まずはDecoral社のアルミ建装材をご紹介します。
アルミサッシ枠の高級品は、アルミ肌むき出しではなく。全面に木目印刷がされています。天然の木材に代わる、手入れの要らない建装材として、外壁のルーバーなどにも多く採用されています。Decoral社の木目画像転写品なら、屋外耐候性5年~15年保証まで得られるからです。

次にデジタル画像昇華転写用のDuraluxeアルミ板は、お手持ちのインクジェットプリンターを使って印刷したフルカラー画像を転写出来ます。Duraluxeアルミ板は広く世界で販売され、屋外耐候性5年保証されています。建装材用途だけでなく、長期使用の工業製品から、屋外看板、機械銘板、長期保存の写真パネル、などまで様々な用途にご利用いただけます。

なお、これらの超耐久硬質素材の販売のほか、木目を印刷した昇華転写フィルム、超耐久昇華転写用粉体塗料も販売します。又、お客様ご指定の画像をインクジェット印刷しての昇華転写加工もお請けします。

 

2.昇華・UV・レーザー用・廉価版硬質素材」は、屋内で使用される廉価な硬質素材で、アルミ板、鉄板、アクリル板、MDF板などがあります。
昇華インクで熱転写するか、UVプリンタで直接印刷するか、レーザー加工で塗膜を除去することで、画像を素材に形成できます。「メタルへのプリントは高価!」と敬遠されていらっしゃる方には驚きの価格設定になっています。2~3年のパネルの屋外使用を想定されている場合は、UV印刷、又はレーザー加工で画像を形成して下さい。

 

3.シンプリ円筒転写システム」は、当社の特許印刷技術を活用して円筒物へ画像転写するシステムです。UVプリンタなどのダイレクト印刷システムと異なり、非常に低コストでご導入頂けます。画像の接着強度は、某有名水筒メーカー様の採用基準をパスしています。システムは、白色トナープリンタ、接着剤印刷用インクジェットプリンタ、円筒転写システムから成ります。必要な投資額は100万円程度になりますが、白色トナープリンタをお持ちなら、半分程度になります。

以上の商品はいずれも他社にないユニークな商品です。是非ご来訪いただきご確認下さいますよう、ブースでお待ち申し上げます。

 

 

Duraluxe FAQよくある質問

Duraluxeパネル の FAQ: よくある質問集 です。

デュララックスの落書き耐性効果について教えてください。

汚れが付着したり油性マジックでの落書きなどをされると、内部まで汚れやしみが残ることがありますが、デュララックスパネルには、特殊なパウダーを使用しているため外部からの汚染物質が内部に入り込みません。これにより、デュララックスの落書き耐性・耐UV加工パネルは、汚れを残さず容易にふき取って清掃することができます。

 

亜熱帯で日差しの強い地方など、例えばオーストラリア、メルボルンの外壁サインに使用できますか?

はい、デュララックスは特殊な加工を施してありますので、日差しの強い場所を含めて、どのような場所でも高い耐候性があります。そのため、長期間にわたって美しい画像を保つことができます。米国で5年間屋外保証されるほどです。(光沢、メイト、サテン、キャンバスの4種類)

 

デュララックスは屋外に最適なパネルですか?

間違いなく、そうです。デュララックスパネルは究極の屋外耐候性を持つ、屋外用パネルです。当社のパウダーコーティングは、他のどの昇華型パネルよりも長持ちするように特別に形成されています。

4 “x24 “インチのパネルが欲しいのですが?

はい、そのサイズもカスタム対応が可能です。ただし、非標準的なサイズです。標準パネルは3 “x8 “の最低のサイズから、48 “x96 “まであります。多くの標準サイズを提供しており、必要に応じてサイズをカスタマイズすることも可能です。お問い合わせください。

 

仕上げはグロッシーだけですか?

いいえ、違います。各種取り揃えています。デュララックスでは、パネルの仕上げは最終的な作品の見え方の重要な部分であると考えています。そのため、標準的な仕上げとそうでない仕上げを多数用意しています。標準的な仕上げは以下の通りです。光沢仕上げ、マット仕上げ、キャンバス仕上げ(テクスチャー)。特別な仕上げは以下の通りです。ソルトレーク、蓄光性タイプ、ウォールスカイ、アイスタッチ、サテンです。

ラメパウダー入りプレートも

 

ソルトレーク仕上げとはどんな仕様の仕上げですか?

ソルトレークは独自のパウダーコーティングで、パネルの表面にランダムな波紋のような効果を生み出します。米国ユタ州のグレートソルトレイクを彷彿とさせるような仕上がり(水分が抜けて地面がひび割れたような、しわしわでパリパリとしたような模様が付く仕上げ)です。

 

アイスタッチとは何ですか?

アイスタッチは、パネルを手で触ったときに非常に滑らかに感じるようになる特殊な仕上げです。

 

デュララックスのパネルで撮った結婚式の写真の上に息子が落書きをしてしまったのですが、何を使えばきれいになりますか?

ご心配なく。デュララックスの良さの一つは落書き耐性です。エタゾールやMEK(シンナー)を使用してふき取ることで、写真を美しく蘇らせることができます。

デュララックスのパネルに付着したアクリルスプレーは落とせますか?

エチルアルコールでアクリルスプレーの跡を消すことができます。新品同様に復旧できます。

 

デュララックスのパネルに施されたデザインは、ディテールまで繊細ですか?

デュララックスのパネルに昇華した画像の鮮明さは、使用する画像によって異なります。デュララックスのパネルを4Kテレビに見立て、視聴している番組を昇華する映像として考えてみてください。伝送されている番組が4Kであれば4Kで、低画質であれば低画質で見ることになります。デュララックスは高精細パネルです。正しく使用すれば、その美しく繊細な画像、発色などに驚かされることでしょう。

 

デュララックスのパネルを使い、うちの会社で昇華転写させた映像に、斑点があるように見えます。原因は何ですか?

昇華は、粉体塗料にインクを転写するものです。このプロセスを成功させるためには、きれいで乾燥した表面が必要です。もし画像が斑点状に見える場合は、パネルの表面が清潔でなく、埃が原因であることがほとんどです。昇華の前に必ずパネル表面を綺麗にし完全に乾燥させてから使用してください。

 

デュララックスを加工する会社に、使用する画像を提供します。適切な最終効果を得るためには、どのようなファイルが必要ですか?

JPGやTIFF画像など、どのようなグラフィックフォーマットでも構いませんが、まずはデュララックスのパネルを加工する会社にも確認してください。高いクオリティのパネルを完成させるためには、使用する画像が非常に重要です。

 

解像度やDPIはどの程度が良いのでしょうか?

一般的には180DPIかそれ以上のDPIが適しています。

 

写真を印刷したいのですが、紙とデュララックスパネルのどちらを使えばいいですか?

良い質問ですね。紙は紙、デュララックスはデュララックスです。最終的には、あなたの好みの問題です。美しさ・見栄えの観点から両者を比較することは困難です。一方、技術的な面で、「耐久性」という観点から、ご質問にお答えすることができます。紙とデュララックスとでは、どちらが画像が長持ちするのでしょうか? 私たちは多くのテストを行い、どんな画像も紙よりもデュララックスのパネルの方が長持ちすると断言できます。長寿命な写真用紙も販売されていますが、デュララックスの耐久性とは比較になりません。デュララックスのパネルは長寿命な写真用紙の2倍どころではなく、もっともっと長持ちするはずです。

 

レストランを経営しているのですが、ロゴとメニューを入れた看板を作りたいです。デュララックスで作れますか?

もちろん可能です。非常にお勧めです。

 

私の店が入居している商業施設のビルには、看板の色やフォントについて特定のガイドラインがあります。デュララックスで看板を作ることはできますか?

もちろん可能です。画像編集ソフトを使い、看板の色やフォントを詳細に調整、変更、選択できます。

 

シャワールームの壁にデュララックスは使えますか?

はい。デュララックスのパネルはアルミ製で無吸水性なので使用可能です。また、軽量なので短時間で施工できます。さらに、アルミはカットが簡単です。施工には、シリコーンやエポキシ系の接着剤を使用します。コテで接着剤を塗布する場合は、スクエアノッチ 1/16″x 1/16″x 1/16″のコテを使用してください。拡張/可動用ジョイントの使用を推奨します。

オフィスの受付部門の壁面にタイルが使用されています。この部分をデュララックスパネルで加飾できますか?

もちろんです。タイルを剥がす必要はありませんが、表面が平らで水平であることを確認してください。デュララックスは、古いタイルの上に直接貼ることができます。もし、表面が平らでない場合は、タイル用接着剤で修正することができます。ただ、水平にするのはできるだけ薄くしてください。デュララックスの厚さは1.2mmですので、表面がスムーズで平らであることが必要です。

 

デュララックスパネルを床材として使用できますか?

はい、スリップ防止タイプのデュララックスパネルが床材として実績があり、使用されています。スリップ防止タイプをご使用ください。半永久的に使用する場合は、カーペットテープをご使用ください。

 

デュララックスパネルでファサードを作りました。建物に設置した何年か後に、事故でパネルが一部破損しました。破損部分だけ交換修理できますか?

もちろん可能です。作成時のデータを使用し、破損した部分の印刷をやり直すだけです。ただし、パネルの年数によっては色合わせが必要な場合もあります。最初に数種類のサンプルを用意して色合わせできるようにしておくとよいでしょう。

 

建物の外壁、ファサードにデュララックスパネルを使用できますか?

外壁に直接貼る場合は、凸凹していない、非常にきれいな平面が必要です。外壁通気工法等で施工された平坦な表面を持つ壁面等のファサードでの使用をお勧めします。

 

昇華転写後のデュララックススパネルは曲げられるのですか?

はい、常温で簡単に手で曲げることができます。

ホテル内の水泳プールに屋外設置のシャワー室があります。ホテルは海に面しています。デュララックスをシャワー室のパネルに使用しても塩害は大丈夫ですか?

他の昇華型パネルと異なり、デュララックスパネルは塩害試験を行っています。当社のパネルは、シーサイド&クオリマリン認定済(7段階クロムフリー前処理)です。4000時間以上の塩水噴霧試験で、10年以上の腐食環境にも耐えることができる結果を出しています。

 

私はデザイナーで、新しい病院の内装を準備しています。抗菌性のある素材を使用することを検討しています。デュララックスは抗菌性があるのでしょうか?

デュララックスは、お客様のプロジェクトのために多くの特殊な仕上げを提供しています。その中のひとつに抗菌加工があります。私たちのパウダーコーティングは日本の独立した研究所でテストされており、テストでは10年後でもブドウ球菌及び主要な微生物の繁殖を99.9%抑制することが示されています。

 

デュララックスパネルはどのような塗料で作られているのですか?また、VOCフリーですか?

デュララックスは環境に配慮しています。私たちは、あらゆる産業・製造業が与える影響を軽減することの重要性を理解しています。私たちは水性インキとパウダーのみを使用しています。すべての粉体塗料はVOCフリー、TGICフリーです。

 

今までいろいろな金属パネルを試してきました。デュララックスの特徴は何ですか?

デュララックスの特徴は、20年にわたる粉体塗装と加飾の経験から生まれたパネルであることです。他社の金属パネルとは違い、傷に強く、落書き耐性にもなり、曲げることも可能です。

 

私は写真家ですが、12ヶ月に及ぶ屋外展示にデュララックスを使いたいと思っています。デュララックスは使えますか?

はい、全く問題ありません。デュララックスは耐候性が高く、米国で5年以上屋外に置いておく保証をしているくらいです。

 

 

 

Duraluxeプレート事業のご提案

折り曲げ加工が可能な(Bendable)昇華転写アルミ板 Duraluxeプレート事業のご提案

 

■Duraluxeプレートのご紹介

Duraluxeプレート(デュララックス プレート)は、サンリュウが発売準備中の昇華転写用のアルミプレートです。米国Duraluxe社の商品で、長期屋外耐候性などが評価され、世界で販売が伸びています。

 

長期屋外耐候性(耐光性)以外にも様々な特徴があります。
その中の一つが、画像を形成した後で、外形切断や、パンチングなどの後加工が出来ることです。折り曲げ適性もあり、素材が曲がっても塗膜が脱落しません。ですから、画像の形に合わせた加工が出来る訳です。

フォトフレームは、下部を水平方向に折り曲げれば、自立スタンド式フレームに出来ます。

外形切断も:画像に沿って余白を切り落として造形することも出来ます。クリエーターの発想を、自由自在に形に出来ます。世界に一つだけのオリジナル商品を作ってみませんか?

 

 

■Duraluxeプレートの他の特長

外形切断等で複雑な形状に加工可能

 

他にも特徴があります。ラメパウダーを混入した塗膜のようにきらきらと光るプレートがあります。夜空の表現などには最適です。

ラメパウダー入りプレートの拡大図

 

蓄光性を持たせたプレートもあります。

周りが暗くなると光ります。非常用の案内板などに用いられます。発光は最長で約8時間持続します。

抗菌性を持たせたものは、細菌の繁殖を抑制します。病院や幼稚園などで、多くの人が触れるようなものにお勧めです。ティッシュボックスカバーなどにいかがでしょうか。

アルミ地肌を露出したように白地の無いプレートもあります。金属感表現に便利です。特注になりますが、示温性能を持たせたもの(特定の温度で色を変化させる)もご用意できます。

 

 

■最大の特長は長期屋外耐候性です

昇華転写画像は、屋外に掲示すれば、数か月で色が褪せてきます。対候性が高いといわれている顔料インクを使用した画像でも1年以上の耐候性を得るのは難しいものです。Duraluxeプレートなら、オーバーコートや、ラミネートフィルム加工無しに、屋外耐候性5年保証のものまであります。フィルム加工等の追加工程がないので複雑な構造にならず、フィルム剥がれ等の恐れもありません。

ペットハウスなど、屋外に設置して使用する実用的な商品も作れます。屋内設置ならもちろん、数十年の耐候性が予想されます。記念品にも最適です。

 

 

■不燃性も忘れてならない特徴です

日本での不燃性認定試験手配はこれからですが、世界ではすでに多くの国で認定され、使用が広がっています。ロンドンの繁華街ビル外壁を始めとした、人の大勢集まる欧州の各所、繁華街外壁や地下鉄駅外壁などに、又、毎年長期の火災が起きて不燃性向上に真剣な国・オーストラリアでは、ビルから一般家庭の家やフェンスまで、Duraluxeプレートの採用実績を上げればきりがありません。

取りあえずは、日本の家庭でのご使用に、キッチンに設置するバックスプラッシュはどうでしょうか。

シンプルなキッチンの壁面に、残新なデザインの大き目なパネルを貼るリフォームを行えば、相当の気分転換になるはずです。もちろん新築時に施工することも可能です。

 

 

■社内加工体制の構築

既に昇華転写をお仕事にされているなら、CNCルーターの導入で上記のような折り曲げ可能な昇華転写アルミ板Duraluxeプレートを使った様々な新商品の創造に挑戦できます。

CNCルーターは、外形切断、穴あけ加工、折り曲げ線の溝掘り、が出来ます。操作は、CAD/CAMソフトを習得すれば、どなたでも出来ます。

 

こちらの動画 ↓ もぜひごらんください

参考動画:昇華転写用耐候建装材「Duraluxe」、硬質素材への昇華転写印刷ビジネスについて

耐久材加飾グループ【Subli-凸-Group】

この動画は、Subli-凸(でこ)-Groupの、技術と商品をご紹介するものです。

Subli-凸-Groupは、まだ誕生していないグループです。丸まって眠っている胎児のような存在です。お母さんのおなかの中で羊水にくるまれ、生まれてからの肺呼吸の練習、準備をしています。 私たち、Subli-凸-Groupも、誕生後の準備をしています。

元気な赤ちゃんを産むためには、お母さんが健康的に過ごすことが大事と言われています。赤ちゃんにとって良いことだそうです。

Subli-凸-Groupにとっての羊水は、二つの会社、二つの商品になります。これらに力があれば、 私たちは元気に育つことが出来そうです。Subli-凸-Group誕生の母体となる、これらの二つの商品を使って、様々な加飾物を創造することが私たちグループの目的なのです。

ではこれから、この二つの会社、二つの商品と、 Subli-凸-Groupの加飾技術についてご説明させていただこうと思います。

■二つの会社と商品 Decoral system, Duraluxe Inc
二つの会社とは、イタリアのデコラルシステム社と、米国のデュララックス社のことです。二つの会社と言っても、デュララックス社は、米国デコラルシステム社の子会社ですから、親子の関係にあります。

ここでは簡単に、どちらの会社も、アルミ素材への加飾技術で世界をリードする会社とご理解ください。
加飾物の形で分けるなら、デコラル社の素材は立体で、デュララックス社の素材はフラットなプレートと分けるのが分かり易いです。
立体で想像頂きたいのは、例えばアルミサッシ枠です。入り組んだ複雑な形をしていますが、木目の全面印刷が出来ます。バキューム昇華転写方式ですから、模様が凹んだ溝の内側にまで入り込みます。
一方の、デュララックス社アルミプレートには、皆様がお持ちの昇華型インクジェットプリンタで印刷した画像を転写出来ます。

両社の加飾物の最大の特長は、耐候性にあります。画像を保護するオーバーコートや、ラミネート加工は要りません。画像を転写した後のそのままで、デコラルシステムでは、屋外耐候性15年保証のものまで製作できます。
デュララックス社のプレートでは、屋外耐候性5年保証のデジタル画像転写が出来ます。高耐候性だけが特長ではありません。

両社商品とも、不燃性、抗菌性、耐汚染性、耐擦過性を与えることが出来ます。折り曲げ適性もあるので、デュララックス社のプレートの場合、画像転写後に折り曲げて成型して立体化できます。アート造形物も作れます。

■Subli-凸(でこ)-Groupの構成と、その加飾技術
Subli-凸-Group、英語と漢字の混じった変なグループ名ですから、その命名理由からお知りになりたいですか?中央の漢字は“トツ”ではなく、“でこ”と読んでください。
デコラルシステムの「でこ」だけでなく、加飾物が設置される建物、ビルの形を表したつもりです。建物をアートで飾るプロ集団、こんなイメージを伝えたくて命名したのが Subli-凸-Group です。

<株式会社サンリュウ>
グループ設立の企画者は、株式会社サンリュウです。
ぼんやりとですが、定めているのは、デコラル社とデュララックス社の加飾物を製作して販売するという最低限の業務範囲と、【製作に必要な加工能力を持つ会社】+【加飾物を使用するユーザーへ販売する会社】の寄り合い所帯のようなグループということだけです。

サンリュウは、20年以上前にインクジェット昇華転写システム販売を開始しました。
現在もイタリアMontiAntonio社の熱転写機、オランダColdenhove社の昇華転写紙、スイスのErgoSoft社のプリンタ用ソフトRIP、など昇華転写印刷に必要な世界のトップ商品の輸入元です。
蓄積してきた高い技術ノウハウを持っています。
グループでは、デコラル社とデュララックス社商品への、昇華転写加工現場をサポートする役割を担います。
商社としての素材販売に留まらず、グループ内で、印刷加工まで自らも請ける考えです。

<有限会社テクノ>
アルミ素材に昇華転写するには、素材表面に塗装皮膜が形成されていなければなりません。
デコラル加飾物は、内装外装用の建材に多く採用されます。加飾物形状は建築現場によって様々です。ですから、標準形状素材の在庫でなく、物件毎に異なる形状のアルミ材への塗装加工が必要になります。
グループ構成員としてデコラル社の静電パウダーでの塗装加工の出来る会社が必要になる訳です。有限会社テクノは、デコラル社静電パウダー塗装から、木目画像のバキューム転写までの仕事を既に始めています。電解着色、切断・曲げ、溶接加工なども得意な会社です。

これに対して、デュララックスアルミプレートはフラットなプレートで標準サイズが決まっています。こちらは塗装済素材の在庫が可能です。
しかし、画像を転写してそのまま使用される用途ばかりではありません。建材用途であれば穴開けパンチング加工や、折り曲げ加工をした製品も必要なことがあります。
例えば、防音板、金属天井板、壁面板、フェンス等、です。このように多様な形状が求められることを考えれば、メタル加工が得意な会社のグループ参加も期待したいところです。

<参加企業を広く募集中>
もちろんフラットベッド熱プレス機を所有して昇華転写の仕事をしている印刷会社の参加も募る考えです。
すでに、特殊印刷で広く知られている有限会社エクセル・タム、有限会社リタネットなどから参加希望が寄せられています。また、素材加工まで行うアルミ素材問屋さん、バキューム転写機やMontiAntonio社のフラットベッド熱プレス機を所有している印刷業者さんなどからも説明を求められています。各社のご興味をお聞きしながらグループを育てて行こうと考えています。

お断りしておきますが、取り扱う素材はアルミに限定されません。デコラルシステム加飾物として、既にタイルやガラス、木質繊維を原料としたMDF成型板などまでが納入され始めています。
昇華転写技術に制約を受けることもありません。グループで知恵を出し合って、技術革新を進め、世の中に新しい価値を創造して行けたらと思います。皆様も力を貸してください。

ご一緒にアート造形物を創作して行きませんか?


株式会社 サンリュウ

〒334-0073 埼玉県川口市赤井 1-10-7
Tel: 048-446-6786
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Duraluxe~硬質素材への昇華転写印刷ビジネス~

昇華転写用耐候建装材「Duraluxe」、硬質素材への昇華転写印刷ビジネスについて

Duraluxe(デュララックス)は超耐候性サブリメーションパネルです。

1.テキスタイル印刷から硬質素材印刷へ

アルミなど硬質素材への昇華転写は、素材をやわらかい布から硬質素材へ換えるだけで、印刷~昇華転写という工程は変わりません。乗り換え投資や新たな学習は、それほどありません。投資は最小限で済むはずです。

まず、必要な機材についての確認をしましょう。
昇華型プリンターは、お持ちですね?
ご使用中の転写機は、輪転式でしょうか、それともプレス式でしょうか?
輪転式転写機ご使用の会社が多いと思いますが、プレス機をお使いでしたら、追加設備は必要ないかもしれません。輪転式転写機をご使用の場合は、プレス式転写機のご購入が必要です。

2.昇華転写印刷を新規で始められるなら

設備のご購入と、昇華転写技術の体得が必要です。

色素は染料ですから、表現できる色領域が顔料より広いです。ですから、色鮮やかな画像が得られることが昇華転写の特徴です。
ただし、どんな条件でも最高画質が得られるわけではありません。
信頼できる品質の設備を選んで、確かな条件で転写することが必要です。発色は素材によって異なります。確かな条件とは、この発色のずれを、理想的なプリンタプロファイルを作成して修正する、などのことを言っています。
プレス式転写機は、場所による圧力や温度のばらつきの少ない転写機でなければなりません。

プレス式転写機は設備の中では高価ですから、後でアップグレードすることなく、ご商売を発展させられるものを選択すると良いでしょう。
Duraluxeアルミパネルの最大サイズは48″x96″(1219mmx2438mm)です。
予算が少ない場合でも、硬質素材印刷ビジネスへの参入には、42″x62″(1067×1575)以上のサイズを転写できる熱プレス機購入をお勧めします。

3.硬質素材印刷ビジネスの展望

では、硬質素材印刷ビジネスは、どこに、どの程度のチャンスがあるのでしょうか?新たなデザイン表現を待っているインテリアとエクステリアに、答えがあります。
例えば、キッチンのバックスプラッシュです。聞き慣れない言葉かもしれませんが、コンロやシンクの奥に貼ってある壁材のことです。
水や油がはねて汚れやすい場所。そしてキッチンの顔とも呼べる場所です。「バックスプラッシュを変えるだけでこんなに印象が変わるか」?と驚かれる方が少なくありません。

Duraluxeパネル特性、耐水性・ 易洗浄性 ・耐擦過性・抗菌性・耐候性・不燃性など、のどれもがこの用途で有効に働きます。
画像も染料でなければ表現できない美しさが得られます。バックスプラッシュはほんの一例で、その他に、お風呂やシャワールームの壁、エレベーターの内装、など、挙げればきりがありません。リフォーム需要は旺盛です。

建築業界で「ファサード」とは、正面から見た建物外観のことです。
建築家それぞれの個性を感じ取れるものであり、時代が表現されるものです。地域環境への調和も求められます。ファサード表現でも、Duraluxeパネルは高い評価を得ています。
高い耐候性や色彩の鮮やかさだけでなく、塗膜仕上げ面を8種類を超える種類の中から自由に選択できる点も好評価の要因になっているようです。

硬質素材印刷ビジネスとして考えやすいのは、屋外看板への採用です。
看板印刷は、スクリーン印刷から、UVインクジェット印刷への移行が進んでいます。多品種少量にはデジタル印刷が向いているからでしょう。
昇華転写にチャンスはあるのでしょうか?あるとしたら、どのような長所が評価された時なのでしょうか?Duraluxeパネルの長期耐候性、昇華染料画像の美しさ、傷ついたり、はがれたりし難い高い強度、不燃性、蓄光性など、がどの程度評価されるかがにかかっていると思われます。

4.硬質昇華転写印刷物の販売先

印刷物はどのような顧客に販売されるのでしょうか?
答えは、前に挙げたインテリアやエクステリア用の印刷物なら、「キッチン、バスルームのデザイナーやリフォーム業者、建築設計事務所、さらには、エレベーターサービス会社や、看板販売会社などになります。
あるいは、誕生前の準備段階にありますが、
硬質素材への昇華転写印刷グループ、”Subli-凸-Group”(サブリ・でこ・グループ)が誕生しようとしているので、このグループも販売先対象になるかもしれません。
グループが著名になれば、ネットを通じて設計事務所などから様々な引き合いが入ってくるものと予想されています。貴社も、自ら「Subli-凸-Group」に参加して、積極的展開する道も検討されてはいかがでしょうか。

5.印刷用硬質素材における Duraluxeアルミパネルの競争力

■硬質素材、二つのオプション

今、市場には二つの硬質素材オプションがあります。塗膜が溶剤塗装によって形成された主に屋内で用いられるプレートと、屋外でも活用されるプレートです。
成長著しいのは、当然、用いられる範囲が広い後者です。塗膜を粉体塗装で形成したDuraluxeアルミパネルです。Duraluxeアルミパネルは、90年代初頭から、世界の建築用途、産業機器の装飾用途で業界をリードするようになりました。

市場に早くから出回ったのは、溶剤塗装プレートの方です。現在も、記念品盾への写真印刷などに用いられています。
また、屋内であれば、比較的大きなパネル印刷にも用いられることがあるようです。溶剤塗装の方が一回の塗膜が薄く、仕上がりは平滑になり、光沢が得られます。写真業界ではその表面光沢が評価されているようです。

ただし、塗膜の総合評価では、粉体塗装の塗膜が、溶剤塗装の塗膜よりも物理的に優れているといえます。詳しくご説明をして行きましょう。

■粉体塗装塗膜の特長

下記に、溶剤塗装塗膜と比較した粉体塗装塗膜の長所を挙げてします

1)VOCフリーでSDGsに貢献できる塗膜
2)塗膜が厚く、耐久力が高く、素材が錆び難い
3)塗膜が強靭で脱落し難く、柔軟性を有しているので後加工も出来る
4)色持ちが良い塗膜性能で、高い耐光性が得られる
5)塗膜に様々な機能性を付加できる


1)VOCフリーでSDGsに貢献できる手法

塗装方法は、VOC(揮発性有機化合物)規制に対応しています。光化学スモッグの原因となる揮発性有機化合物を使用しません。昇華転写に使用するインクは水性で、溶剤インクは使いません。硬質板に貼り付ける溶剤系粘着剤を塗布したフィルム類も使いません。転写には、森林資源を未来まで持続させようとするFSC認証を受けた転写紙を提供します。環境と身体を大事にします。「つくる責任」を自覚しながら、お客様には「つかう責任」へのご理解をお願いし、私たちもSDGs、「Sustainable Development Goals(持続可能な開発目標)」に取組みます。

2)塗膜が厚く、耐久力が高く、素材が錆び難い
塗膜は、厚く、柔軟で、高い強度を持ちます。厚い塗膜は、ピンホールや塗膜厚さむらを少なくしてくれます。結果、空気の透過が遮断され、素材の錆が発生しにくくなります。

3)塗膜が強靭で脱落し難く、柔軟性を有しているので後加工も出来る
塗膜が柔軟であれば、温度変化によって素材が伸縮を起こしても、それに追従ができるメリットが得られます。塗膜のひび割れや、剥がれも起き難くなります。溶剤塗膜はその追従ができません。ひび割れや剥がれが発生しやすいです。Duraluxeパネルなら、画像形成後に、折り曲げられます。CNCルーターなどを使えば、シャーリング、穴あけ、切断が可能です。

4)色持ちが良い塗膜性能で、高い耐光性が得られる
ピンホールやひび割れが無いということは、塗膜に入り込んだ染料色素が逃げにくい、つまり色持ちが良いという結果にも貢献しています。昇華画像に高い耐候性を与える一つの要因になっているのです。

5)塗膜に様々な機能性を付加できる
その他に、どのような機能性を与えられるかというと、不燃性、抗菌性、蓄光性、易洗浄性(落書き耐性)、ノンスリップ性、など様々なものが挙げられます。世界がパンデミックで混乱しているこの時期、抗菌性は有益な機能と思います。Duraluxeパネルなら、ホテルや病院、クルーズ船、エレベーターなどでも安心してご使用いただけるのではないでしょうか。

「硬質素材への昇華転写印刷ビジネス」はお役にたちましたでしょうか?ご不明の点は、Duraluxeパネルの日本代理店の当社、株式会社サンリュウまで、ぜひお問い合わせくださいますようお願い申し上げます。

Duraluxeパネル日本代理店
株式会社 サンリュウ

〒334-0073 埼玉県川口市赤井 1-10-7
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昇華転写用耐候建装材「Duraluxe」のご紹介

デジタル印刷と建材の融合に新たな可能性を持つ、昇華転写用耐候建装材「Duraluxe(デュララックス)」のご紹介です。

画像の屋外耐光性保証5年以上の、昇華転写用アルミプレート「Duraluxe」

◆Decoral社とDuraluxe社 

Decoral System社は、1973年にイタリアに誕生したグループ会社です。1990年代初頭にDecoral昇華転写システムを開発して特許を取得しました。
この技術を用いて、管状フレームや平板材から複雑な形状のオブジェクトまでの、様々な金属製品に木目模様などを形成できます。
建築業界でドアや窓の美観を高めただけでなく、森林保護にも貢献しているので、環境にも良い影響を与えています。

Decoral社は、昇華転写用耐熱素材と、熱転写システム製造においてパイオニアであり、現在は世界のリーダーです。
静電塗装パウダーや熱転写フィルムのような資材だけでなく、設備とノウハウも販売して、トータルで顧客サポートを行なっています。
VOCフリーの製造であり、環境と人の健康の保護にも力を注ぐ企業です。

装材への木目や大理石模様印刷で世界をリードしてきたDecoral社の自然な発展として、 2015年に米国で Duraluxe社が設立されました。

◆「Duraluxe」7つの特長 
1. 高い耐候性 
2. 引っ掻き強度 
3. 落書き耐性機能 
4. 曲げ加工ができる 
5. 抗菌性(銀イオン) 
6. 耐火性 
7. VOC(揮発性有機化合物)フリー 

Duraluxe社は、2017年に光沢やマットなど4種の表面を持つ昇華転写用アルミプレートを発売しました。
現在は、Glow(蓄光)などを追加した計8種類の商品があります。
これらのプレートは、画像形成後であっても、曲げ・せん断・穴あけ・パンチ・ウォータージェット・ルーター加工が可能な昇華転写素材です。屋外耐光性7年保証のものまであります。

◆施工例 
フォトグラフィー(写真画像用印刷パネル)

サイネージ

インテリアデザイン

建築材

折り曲げ加工製品

台所・水回りのバックスプラッシュ

お風呂場・シャワールーム等の壁パネル

天井パネル

外壁への印刷建築材

◆耐候性テストデータ 

◆(株)サンリュウはデジタル関連資機材の技術開発型総合商社です
主要な位置を占めてきた古参企業を相手にしてひるむことなく、生まれたての新しい企業が次々に参入してくるデジタル画像印刷の業界。

平成7年創立以来、営業を置かず、技術一筋の追求に邁進してきました。今後は、開発商品・商品・情報をお客様にお伝えすることを大きな役割として、市場開発、営業部門を強化し積極的に提案活動を行っていきます。
デジタル印刷革命が市場に浸透する中、技術的には常に業界最先端の場所にいられたと自負しています。川口市に本拠地を置き、取得した特許の実施権供与相手は世界のトップ企業です。

新しい技術を何処よりも早くキャッチして日本市場に紹介してまいりました。
インクジェットプリンターを使った昇華印刷システム及び昇華転写システムは、日本でも早くから取組み、20年以上の実績を築いてまいりました。

今回は、昇華転写用耐熱素材と、熱転写システム製造においてパイオニアであり、現在は世界のリーダーであるイタリアのDecoral System社とグループ会社であるアメリカのDuraluxe社の協力を得て、日本国内での販売展開を進めてまいります。

弊社が築き上げてきた昇華転写のノウハウを発揮できる商品と位置づけておりますが、商品のマーケットは弊社の経験してきた業界とは違っております。
この商品の可能性に興味のある業界の企業の方々のお力も借りながら、新たな市場への展開を進め
てまいります。

ご興味ございましたら、ぜひお問い合わせください。


株式会社 サンリュウ

〒334-0073 埼玉県川口市赤井 1-10-7
Tel: 048-446-6786
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続報!【トナー転写紙SB-DARK】マスクに転写してみた

 ウレタンマスクへ驚異の1秒圧着転写!

今回は、前回記事『【トナー転写紙SB-DARK】マスクに転写してみた』の続報記事になります。

前回記事で、ウレタンマスクへのロゴマーク転写で、再昇華現象による汚れ問題への対応策を記しました。採用した手法は、マスク素材への画像の熱圧着時間を1秒間に短縮するというものでした。再プレスも無しです。

他社の転写紙では通常、数十秒間熱圧着しているのに、SB-DARKでのマスク転写ではたったの1秒の熱圧着、加圧したらすぐさまプラテンを引き上げるという早業でした。
「1秒加圧で画像を転写できるの?」と半信半疑の方もいらっしゃると思います。SB-DARK転写なら、問題無く可能です。受像紙ベースシートの引き剥がしは不良率ゼロでできます。

さて、今回の続報は、「それなら、画像が落ち易いんじゃない?」と警戒を容易に解かない慎重な方のために記しました。


◆洗濯堅牢度は?

前の記事では、ウレタンマスクを洗濯ネットに入れて洗ったご報告をしました。10回の洗濯後に、光沢も全く落ちない高い堅牢度結果でした。正直、これは当社の試験担当者も驚かされました。「それなら」と、洗濯テストを継続することにしました。
11回目、12回目、全く変わりません。「え~い!」と次に敢行したのは、ネットから取り出して洗濯機へ放り込み、他の衣類とごちゃまぜの洗濯です。

◆洗濯ネット無しでの洗濯堅牢度
一回、二回と、続けるうちに10日目を迎えました。他の衣類とごちゃまぜの洗濯です。
まさかというか、期待通りというか、自分でも驚きました。全く変化無しです。光沢もそのまま残っています。テストはここで打ち止めにしました。
これは、Tシャツなどと違ってウレタンマスクの繊維密度が高く、表面平滑性が高いためと推測しました。転写画像層と繊維接触面積が大きくなっているのだろうと思います。

ともかく、再プレスもしないのに、高い洗濯堅牢度を確認できました。皆さんも、ぜひ試してみてください。

◆作業改善への努力を続けるサンリュウです
受像シートと接着層シートのAB二枚のシートを使って、カッティング無しに、画像部だけを転写する転写紙は、鋭角切り込み部にカスが残ったりしやすいものです。
当社のお客様からも、「上手く抜けない」、「割れが出る」などのご相談を頂くことは少なくありません。
当社の特長は、このような時に、お客様によって異なる条件、お持ちの機器や、転写の様々な条件などをお聞かせいただき、問題解決に向けてご一緒に取り組ませていただくことでしょうか。

結果的に、おかげさまでSB-DARK転写紙の転写条件も改善され、お困りの問題への対策を迅速にご提案出来るようになってきています。
他社品をお使いの皆様も、何か課題がございましたらご相談いただきたく、お待ち申し上げております。


『トナー転写紙SB-DARK』を使用したウレタンマスクへの転写にご興味ございましたら、ぜひ
お問い合わせください。


株式会社 サンリュウ

〒334-0073 埼玉県川口市赤井 1-10-7
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【トナー転写紙SB-DARK】マスクに転写してみた

新型コロナ新規感染者数の減少が続いています(※記事公開時点の2021.10月現在)が、まだまだマスクが手放せない日々が続きそうな2021年。当社にマスクへの転写でご相談があり、SB-DARK 転写紙を使ってテストしてみました。その結果をこちらの記事でご紹介いたします。

さっそく、今回のお悩みの概要です。詳細な条件は一部伏せさせていただいております。ご了承ください。

 

■転写対象物

濃色地(紺色)のウレタンマスク(ポリエステル95%、ポリウレタン5%)です。今回は、マスクの下の方に、背景色が白色のロゴマーク印刷をします。※この記事の添付画像はお客様のロゴマークそのものは省略し、正方形で背景色の白色をテスト印刷したものです。

(※記事公開時点の2021.10月現在では新型コロナに対する防御効果において、一般的なマスクでは不織布マスクが最も高い効果を持つとして各所から推奨されています)

(※オンデマンドでデジタルデータ画像を印刷するといった目的では、素材にポリエステルを含んだウレタンマスクが非常に有効で向いています。ですが、新型コロナ蔓延時においては、人がいる場所でウレタンマスク等を使用する場合は不織布マスク着用の上に重ねての使用が推奨されます)

 

■ご相談いただいたお悩み

<問題1> 転写後、生地に定着しづらい(転写面が剥がれやすい)
<問題2> 発色(転写翌日には変色したり、斑模様が出たり、色が沈む)

といったことが、他社のトナー転写紙を使用した転写で発生していたようです。そこで、当社のSB-DARK 転写紙で問題が解決できないか試してみました。SB-DARKは、他社転写紙とかなり違った特徴があるからです。

 

■解決しました!

結論から申し上げますと、無事、解決しました!

当社のSB-DARK 転写では、翌日の変色が起こりませんでした。5日間ほど放置しても問題は見られません。喜び過ぎて問題を見逃さないよう、さらに洗濯テストに進みました。こちらも合格しました!

どうやって解決できたのか。検証内容を簡単にご紹介します。

 

■手洗いと、洗濯テストを敢行

今どきですと、「ウレタンマスクの洗い方」などと、マスク洗濯に関する沢山の解説記事が見つかります。どうせなら、世間で広く行われている洗い方で試すのが良いと考え、二つの方法を採りました。

一つ目は、桶に水をはり、中性洗剤を溶かして 水、又はぬるま湯を入れ、マスクを浸し、押し洗いをする方法。こちらは、優しく洗えるからでしょうか、繰り返しても問題が起こりません。きついのは、もう一つの方でしょうか。

 

二つ目。洗濯ネットにマスクを入れて、口を締め、洗濯機に放り込みました。

使用した洗濯ネット

家で普通に使っていたネットです。

 

この二つ目の方は、ジーンズなんかと一緒に洗ったりしましたから、結構きついと思います。1日一回、10回の洗濯を終えて取り出して見て、うるうるでした。SB-DARK、お前頑張ったね。光沢仕上げをしておいた白色層も、ピッカピカのままではありませんか!

ここまでのテストで、お客様の環境における『<問題1> 転写後、生地に定着しづらい(転写面が剥がれやすい)』は、転写紙の問題であり、SB-DARK転写紙はクリアしている、と判断いたしました。

 

 

■解説です

1.過剰転写条件での検証

変色の原因が、生地を染めている染料の再昇華現象(*1)と仮定して、わざと再昇華を促進させるためのテストを行ってみました。

 

過剰条件転写

通常より長い時間の加熱圧着/白地がピンク色に変色

 

SB-DARK 転写紙を用いて用意した糊付画像を、180℃40秒の過剰条件でマスクへ転写しました。白地部分への再昇華現象が確認され、白地がピンク色になりました。

 

(*1)再昇華現象
マスク生地は、染料を生地の中に浸み込ませて染めています。染料は、生地に浸み込んだ後でも、加熱されると蒸発して再び動き出します。生地に転写シートを加熱圧着すれば、転写された画像の中にも染料が浸み込んでしまうのです。白色の画像でしたが、今回は紺色に染まってしまいました。

 

転写後の放置変化

10日程度で、シミのような変色が現れました。

 

ここまでのテストで、お客様の環境における『<問題2> 発色(転写翌日には変色したり、斑模様が出たり、色が沈む)』を、SB-DARK転写紙でも再現することができた、そしてその問題は再昇華現象である、と判断いたしました。後はこの問題さえクリアできれば、SB-DARK転写紙の使用でお客様のお悩みを解決できそうです。

 

 

2.再昇華を防止するための手法

ロゴマークだけなら、ホットスタンプと言う手法もあります。ただ、デジタル画像転写には、不向きです。トナー画像を転写したいものです。

再昇華問題を回避する対策としては、再昇華防止膜を画像の下に挟む方法があります。ただし、これは、手間もかかり、コストもアップしてしまいます。画像の部分だけに付着させるのも難しそうです。

SB-DARK 転写紙ならの奇策があるのでしょうか?はい、実はあるんです。

 

3.SB-DARK マスク転写法

SB-DARK 転写紙で、以下のようなサンプルを作成しました。

A. 1秒熱圧着サンプル
B. 2秒熱圧着サンプル
C. 3秒熱圧着サンプル

「え?」と驚かれたでしょうか? 再昇華を防ぐなら、熱をかけない事です。しかし、通常のABシート突合せ型のトナー転写紙では、この条件は不可能です。画像をマスクに転写出来ないからです。SB-DARK 転写紙ならOKです。1秒熱圧着後のベース紙剥離も、不良率ゼロで出来ます。

通常のTシャツ転写で転写後に必要とされる再プレスも、加熱を伴います。これも省略してしまいました。ですから、もっとも短い加熱時間のサンプルは、1秒加熱で作成しました。

 

1秒熱圧着

新品同様に驚くほどきれいです。光沢も完璧に残っています。

 

■洗濯テストの結果詳細

A. 1秒熱圧着サンプル
B. 2秒熱圧着サンプル
C. 3秒熱圧着サンプル

実は、再昇華現象は、洗濯しなくても進みます。転写後に10日程度放置すると、所々に浸みのような斑点が現れたりします。上記3種サンプルは、10日後も、真っ白のままでした。優秀です。そこで、10回の洗濯テストに入りました。3回、4回と繰り返すうちに、B,Cサンプルにはピンホールのように小さな斑点が数か所現れました。6回、7回…。Aサンプルは未だ真っ白のまま、ついに10回目が終わりました。

これ以上の洗濯は、使い捨て商品には意味がないと思ってのストップでした。Aサンプルには、画像の脱落も、浸みの発生も無く、光沢も変化無しでした! 熱圧着時間の短縮が効果的であることが、よくわかりました。また、洗濯ネットのおかげでしょうか、画像のマスクへの接着強度も全く問題ありませんでした。

 

■まとめ

問題のご相談を頂いたお客様には、その後SB-DARK 転写紙をご購入いただきました。

弊社ではこのように様々なご相談を請け、社内でも検証しています。今後も、お客様に共有したいと思った情報を発信してまいります。SB-DARKをすでにご使用中の方もそうでない方も、何かお困りのことがあればぜひお気軽にご相談ください。