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ヤマト宅急便運賃【2024年1月~】

弊社では、2024年1月出荷分よりヤマト運輸1個口の配送運賃を改定させていただくことになりましたのでお知らせいたします。

なお、サイズ・重量について厳正化を求められているため、ヤマト宅急便規定外のサイズや重量の1個口や複数個口の場合には、別運送会社の路線便(日時指定不可)を使用いたします。

お客様にはご迷惑をお掛けいたしますが、何卒ご理解のほどお願い申し上げます。

2024年1月出荷分より適用の『ヤマト宅急便運賃表』は下記をご確認ください。

ヤマト運賃表_2024年1月より

 

 株式会社 サンリュウ 
〒334-0073 埼玉県川口市赤井 1-10-7
Tel: 048-446-6786
http://www.sanryu.com

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    オーダーグッズビジネスショー2022 開催/出展中

    9/28(水)・9/29(木)の2日間、東京・池袋 「サンシャインシティ 展示ホールD(文化会館2F)で開催される、印刷、看板、レーザー加工、写真グッズまで広くカバーした加工ビジネス全般を対象にした見本市、オーダーグッズビジネスショー2022【OGBS2022】に出展中です。

    【株式会社サンリュウ/小間番号:67】になります。

    当社の主な出品物は、前回記事『オーダーグッズビジネスショー2022に出展』をご確認ください。

    なお、今回の展示会用にショート動画を作成しましたので、ぜひご覧いただき少しでもご興味ございましたらお立ち寄りいただけますと幸いです。

    ◆OGBS2022 出展します!

    ◆OGBS2022 出展物紹介


    株式会社 サンリュウ

    〒334-0073 埼玉県川口市赤井 1-10-7
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    (株)サンリュウ社内の新型コロナ対策等について

    社内の新型コロナ感染防止対策等について

    (株)サンリュウでは社員募集を随時行っています。入社希望者の検討用に社内の新型コロナ対策などの情報があった方がいいかと思い記事にしました。

     

    新型コロナウイルスは変異しつつ増減しながら流行を繰り返し猛威を振るっています。

    感染力が強いために不織布マスクが有効であり、それ以外のマスクは効果が薄く、換気の悪さが従来よりも響きやすく、結果として食品スーパーや学校、学習塾での感染、家庭内での親子感染の増加などを含めて、様々な場所や状況での感染が起きています。

     

    (株)サンリュウ社内の新型コロナ対策等について確認してみました。

     

    手指消毒について:
    タイムレコーダー付近に、手指消毒用アルコールを設置しています。

    その他、会議室や実験室など数か所に設置しています。

     

    マスク着用について:
    社内では全員が常にマスク着用しています(ワクチン接種済の人も)。
    マスクは、不織布マスク、サージカルマスクが推奨です。KN95やKF94マスクをしてる人もいるようです。(目が粗く呼吸のし易い、ポリエステルマスクやウレタンマスク、布マスクはデルタ株の感染を十分に防げないので、非推奨です)なお、高温下や重量物の入出荷作業等の呼吸困難時や熱中症の危険がある場合は、周囲に人がいない(密でない)ことを確認し、やむを得ずマスクを外したり不織布マスク以外を装着することもありえます。

    来客打ち合わせでの、お客様用の不織布マスクも常備しています。

    小中高等学校への文科省通達(2021.8.20)で不織布マスクの推奨が記載されました。このように、今後はどこの会社でも学校でも、不織布マスクの(針金部分を鼻にフィットさせ折り目を上下に広げあごまで覆うようにして)しっかりとした着用を徹底することが推奨されることになると思われます。他のマスクでは新型コロナ デルタ株の感染を防げないわけですから、誰もが早急に不織布マスクを着用する方がいいでしょう。自分が感染しないためにも、感染をこれ以上拡大させないためにも。

     

    テレワークについて:
    業務によっては自宅からのテレワークも実施しています。ただし、実験室勤務や出荷関係の業務関係者はテレワークは行っていません(物理的に難しいため)。客先に出向くセールスエンジニアや、機材の修理出張するエンジニアなどもテレワークではないです。

     

    食事について:
    昼食は各自のデスク等で黙って食べます(黙食の実施)。今はお昼に外食する人は基本的にいない、ようです。そのため、2人以上でランチ外食して会話するようなこともない、ということです。

     

    換気について:
    各部屋で随時換気を行っています。人が集まって打ち合わせをする場所にはCO2モニターを設置して換気の目安にしています(※低価格品なので本当に目安ですが)。

    打ち合わせはもちろん不織布マスクを装着して行います。マスクをしていない状態で声を出すことがないようにしています。(換気が十分でないと、ノーズフィッターを鼻の形に曲げてピッタリ付けた不織布マスクであっても感染を防ぐ効果が足りなくなることがあると聞きます)

     

    ワクチン接種について:
    新型コロナ蔓延防止のため、基本的に株式会社サンリュウでは新入社員を含めた社員全員に、新型コロナワクチンの接種を推奨しています。

    最近(※2021.9頃記事執筆時点)、ワクチン職域接種の案内が業務に来たそうです。年齢等の関係で既に病院や大規模接種センターなどで接種済の人以外で、希望者を募り準備を進めています。小さな会社なので対象は雇用関係にある社員だけとのことです。近所の他社?を含めて人数が集まった段階で何日かに分け指定の病院に行き2021年9月~10月末ぐらいにかけ2回の接種を行うようです。

    ワクチン2回接種し2週間以上経った後は重症化しにくくなり感染リスクも低下するものの(※2021.9頃記事執筆時点の情報)、それでも感染はありえるし感染した場合のウイルス排出量はワクチン未接種者と変わらず、感染後に長期的な後遺症(Long Covid)が起こることもあるとのことなので、当面は不織布マスク着用し、マスク無しで会話はしない、食事は無言で、換気にも注意する等が必要なようです。

    2022年3月時点で、順次3回目のワクチン追加接種も行っています。

     

     

    (担当者:高橋) 2022.3.25 更新

     

    【HANAE PX-H】ノーマルK・LLKの販売終了と今後の対応2

    【HANAE PX-H】ノーマルK・LLKの販売終了と今後の対応1』←クリックで『1』へ
    『【HANAE PX-H】ノーマルK・LLKの販売終了と今後の対応2』※本稿



    本稿では、弊社でEPSON PX-6550とErgosoft RIPを使用して、インクの違い(ノーマルKとコンクK)、7色(C,M,Y,K,LC,LM,LK)と4色(C,M,Y,K)での違いで、印刷し転写した結果を今後の方針検討のご参考までにご確認ください。

    ※各画像はクリックでポップアップして拡大してご確認いただけます


      4色(C,M,Y,K)のパターン  
    ノーマルK用プロファイルでノーマルKインク使用想定
    濃度ファイルのみで印刷
    ノーマルK

    コンクK


    ノーマルK

    コンクK




    コンクK用プロファイルでノーマルKインク使用想定
    プリンターファイル使用
    ノーマルK

    コンクK


    ノーマルK

    コンクK


    濃度ファイルのみで印刷
    ノーマルK

    コンクK


    ノーマルK

    コンクK





      7色(C,M,Y,K,LC,LM,LK)のパターン  
    ノーマルK用プロファイルでノーマルKインク使用想定
    プリンターファイル使用
    ノーマルK

    コンクK


    ノーマルK

    コンクK


    濃度ファイルのみで印刷
    ノーマルK

    コンクK


    ノーマルK

    コンクK




    コンクK用プロファイルでノーマルKインク使用想定
    プリンターファイル使用
    ノーマルK

    コンクK


    ノーマルK

    コンクK


    濃度ファイルのみで印刷
    ノーマルK

    コンクK


    ノーマルK

    コンクK





    株式会社 サンリュウ
    〒334-0073 埼玉県川口市赤井 1-10-7
    Tel: 048-446-6786
    www.sanryu.com

    【HANAE PX-H】ノーマルK・LLKの販売終了と今後の対応1

    『【HANAE PX-H】ノーマルK・LLKの販売終了と今後の対応1』※本稿
    【HANAE PX-H】ノーマルK・LLKの販売終了と今後の対応2』←クリックで『2』へ



    先般ご連絡の通り、発売以来ご愛顧をいただいておりました『昇華インクHANAE-PX-H』のノーマルブラック(ノーマルK)とライトグレー(LLK)インクがこの度メーカーでの製造が終了いたしました。

    これに伴いまして、弊社も在庫限りで販売を終了させていただきます。

    ノーマルKの切り替え商品として、『HANAE-PX-H コンクブラック(コンクK)』をご紹介いたします。ノーマルKとは発色が異なりますので、必ずテスト結果を確認のうえ、対応をご検討ください。

    なお、ライトグレー(LLK)の代替商品はございません。
    現在ライトグレー(LLK)を使用されているお客様は個別にご相談ください。

    以下は、ノーマルKインクを中心に対応方法を記載しておりますが、ライトグレーインクも同様です。

    お客様には、ご自身でインクを入れ替えて色差をご確認いただくようお願い申し上げます。洗浄方法がわからない場合は、弊社までお問い合わせください。

    入れ替え後、問題がないと判断された場合はそのままコンクKインクをご使用ください。

    問題がある場合は、次のような対応をご検討ください。
    ・インクを入れ替えて、画像を調整する
    ・インクを入れ替えて、プロファイルを調整する


    考えられるお客様の印刷環境は次の通りです。環境に合わせて今後の対応をご検討ください。

    ◆ErgosoftRIPを使用している
    【パターン1】

    ノーマルKインクを前提としたプロファイルをノーマルKインクで使用している

    【パターン2】
    コンクKインクを前提としたプロファイルをノーマルKインクで使用している

    【パターン3】
    専用プロファイル(色合わせサービス利用)でノーマルKインクを使用している


    ◆ErgosoftRIPを使用していない
    ※PhotoshopやIllustrator等から印刷されているお客様が対象になります

    【パターン4】
    ノーマルKのプロファイルでノーマルKインクを使用している(A4,A3プリンター)

    【パターン5】
    コンクKのプロファイルでノーマルKインクを使用している(A4,A3プリンター)

    【パターン6】
    プロファイルを使用せずノーマルKインクを使用している(A2プリンター)



    下記、詳細内容になりますのでご確認ください。


     基本的な対応方法 
    1)インクを入れ替えていただき、ノーマルブラックとコンクブラックの色差をご確認ください。(洗浄方法については、プリンタごとに異なりますのでお問い合わせください)

    2)コンクブラックでも問題ないとご判断された場合は、そのままご使用ください。

    3)問題があるとご判断された場合は、下記のいずれかのご対応方法をご検討ください。

    新規注文とリピート注文でご対応方法を別にすることもご検討ください。

    3)A 画像修正で対応できるかを検討する
    画像修正で対応可能な場合は、その他にご対応いただくことはございません。
    対応不可な場合、Bへお進みください。

    3)B 画像修正で対応できない場合の対応について
    印刷環境ごとに対応方法が異なります。

    なお、インクの色相が異なりますので、どの対応をとったとしても、ノーマルKを使用した場合とまったく同じ色を完全に再現することはできません。あらかじめご了承ください。

    まずは、ご自分の印刷環境が以下のどのパターンに当てはまるかをご確認ください。

    ↓ ↓ ↓ ↓ ↓ ↓ ↓ ↓ ↓ ↓

     Ergosoft RIPで印刷されているお客様 
    【パターン1】
    ノーマルKインクを前提としたプロファイルをノーマルKインクで使用している
    当社がご用意している、当社標準のコンクK用のプロファイルを1種のみ無償でご提供いたします。2種以上をご希望の場合は有償となります。
    ※プロファイルの適用方法は別途マニュアルをご用意いたします

    プロファイル適用後、色差をご確認ください。なお、色調整が必要と判断された場合は、ご自身で画像を調整されるか、有償の色合わせサービスをご検討ください。


    【パターン2】

    コンクKインクを前提としたプロファイルをノーマルKインクで使用している
    所有されているプロファイルは、本来ならコンクKのインクを使用することで一般的に正しいと言われている色に近い結果が得られます。

    当社はお勧めしておりませんが、お客様のご事情で、現在はノーマルKのインクを使用されているため、事前に画像を修正して色ずれに対応するか、色ずれしたまま生産されていることと思います。

    今後は、コンクKインクに切り替えることで、本来一般的に正しいと言われている色に近い結果が得られる環境になります。この場合は、事前の画像修正作業は省略できます。
    なお、ノーマルK使用時と近い結果を得たい場合は、画像修正が必要となります。


    【パターン3】

    専用プロファイル(色合わせサービス利用)でノーマルKインクを使用している
    お客様の専用プロファイル(色合わせサービス利用)でノーマルKインクを使用している一般的なプロファイルではなく、お客様向けに色合わせを行ったプロファイルを使用されている場合、有料の色合わせサービスをご検討ください。

    色合わせをおこなったとしても、インクの色相が異なりますので、ノーマルK使用時とまったく同じ色を再現することはできませんが、コンクKを使用した場合に貴社が望む色に近づける作業を行います。
    なお、インク切り替えによる色合わせの値引きサービス等は行っておりません。



     Ergosoft RIP以外で印刷されているお客様 
    ※PhotoshopやIllustrator等から印刷されているお客様が対象になります

    【パターン4】
    ノーマルKのプロファイルでノーマルKインクを使用している(A4,A3プリンター)
    古い機種に関しては、すでにプロファイルの提供および作成サービス対応は終了しております。可能であれば、新しい機種への変更をご検討ください。

    新機種は、コンクK用のプロファイルのみをご用意しております。
    引き続き古い機種を継続使用される場合は、お客様にて画像修正が必要になります。
    なお、インクの色相が異なるため、ノーマルK使用時とまったく同じ色を再現することは難しいです。


    【パターン5】
    コンクKのプロファイルでノーマルKインクを使用している(A4,A3プリンター)
    本来はコンクKのインクを使用することで一般的に正しいと言われている色に近い結果が得られます。

    当社はお勧めしておりませんが、お客様のご事情で、現在はノーマルKのインクを使用されているため、事前に画像を修正して色ずれに対応するか、色ずれしたまま生産されていることと思います。

    今後は、コンクKインクに切り替えることで、本来一般的に正しいと言われている色に近い結果が得られる環境になります。この場合は、事前の画像修正作業は省略できます。
    なお、ノーマルK使用時と近い結果を得たい場合は、画像修正が必要となります。


    【パターン6】
    プロファイルを使用せずノーマルKインクを使用している(A2プリンター)
    本来は、プロファイルを使用することで一般的に正しいと言われている色に近い結果が得られます。

    お客様のご事情で、現在はRIPソフトを含めて昇華向けの色調整プロファイルは使用せず、ノーマルKのインクを使用している状況です。そのため、事前に画像を修正して色ずれに対応するか、色ずれしたまま生産されていることと思います。

    今後とも同様に画像を修正していくただくか、弊社でご所有のプリンターに対応するプロファイルがあれば、リップソフトをご購入いただくことで一般的に正しいと言われている色に近い結果が得られます。




    【HANAE PX-H】ノーマルK・LLKの販売終了と今後の対応2』に続く・・・




    株式会社 サンリュウ
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    大型プレス機の仲介

    (株)サンリュウはこんなこともやっています!~印刷機材仲介~

    お客様から、使っていない大型プレス機を販売したいというご依頼があり、関西のお客様との仲介を行ないました。

    使用頻度が少なく綺麗な状態だったので、購入されたお客様にも大変喜んでいただけました。

    中古でもいいので欲しいという機械がありましたらご一報ください。仲介できる引き合いがあればご提案いたします。 

    濃色生地Tシャツ用転写紙SB-DARKのご案内【続編2】

     

    出ました、不良率ゼロ%!

    SB-DARK転写紙の不良率確認テストを終え、これをご報告する紹介記事【続編2】をまとめましたので掲載します。

     

    本稿に関連する過去に掲載した記事も、ぜひご覧ください!

    ◆本稿関連記事情報
    ・19/05/31 UP:濃色生地Tシャツ用転写紙SB-DARKのご案内https://sanryunews.com/2019/05/31/sb_dark_toner_transfer/

    ・19/08/08 UP:濃色地Tシャツ用転写紙SB DARKの1ご案内【続編1】
    https://sanryunews.com/2019/08/08/sb_dark_toner_transfer_sequel1/

     

    SB DARK転写紙は、抜ける転写紙、No-Cut転写紙、縁なし転写紙、カッティング不要転写紙など、さまざまな名称で呼ばれるAB両シートを用いた濃色生地への転写用セルフウィーディング型転写紙です。

    これまでご紹介してきたように、その品質と作業性は、各社各様です。しかし、お客様の声を総合すると、品質の他にも重要な三つのポイント、「不良率、作業性、価格」があるようです。今回はその中の不良率について社内確認テストを行いました。


    SB-DARK転写紙で作成したTシャツサンプル

     

    ※(注
    最初にお断りしておきます。ここに発表するデータと作業条件は、あくまでも今回の当社社内のテスト結果に拠るものであり、保証値ではありません。今後変更することもあり得ます。良否判定は、当社社内基準に拠ったものです。難易度は、転写する画像の形状にも影響を受けます。発表データは、皆様が商品を選択される際のご参考に提供するものとご理解ください。

     

    ◆難しいのはA3サイズ、画像はベタ

    工程の中で各社共通しての最大の難所は、白色接着層をBシートからAシート画像上にしっかりと転移させる工程でしょう。上手く行かないと、Bシート台紙が破れる、白色接着層が画像輪郭で切れずにはみ出してカス部として残る、画像輪郭部に白色接着層が付かない、画像が白色接着層側に移ってしまうなど、様々な問題を引き起こします。ご経験のお客様も多いのではないでしょうか。これらの結果には温度が大きく影響しています。ですから作業がより手間取る大きなサイズ、A4よりはA3サイズの転写の方が難しいのです。

    「A4サイズでお試しの上ご注文」と注意書きをしているメーカーサイトがある理由です。

    画像は、ベタ画像、極太文字画像が難しく、転写不良が出易いことも確かでしょう。AB両シートを熱プレス機で押し付ければエア溜りが出来易いことは前回の続編1に記しました。又、大きなベタ部は白色接着層の転移面積が大きいので、Bシートの剥離に力が要ります。これが、作業難易度を上げるのです。この力を最小限に抑えるには、白色接着層が柔らかくなる温度範囲で剥離作業をすることが必要になります。また、精細な画像の場合は、接着層のめくれや脱落が起こり易くなります。

     

    ◆当社テストは、過酷なA3サイズ、極太文字と精細画像

    さて、当社のテストには、難しいA3サイズで、Tシャツ画像としてよくありそうな極太文字画像と細い線のある精細な画像の二種を試しました。当社は、そんな会社です。マニアックで、難しいものに好んで挑戦します。取り組んだ分野では、日本一、世界一を目指します。ですから、世界特許まで取得します。

    話がそれますが、当社開発の食品用プリンタは海外輸出まではじめています。そんな当社ですから、目指したのは不良率ゼロです。ただし覚悟として、他社と同様な手作業で不良率ゼロを実現できなければ、何か補助治具を考案するという考えは持っていました。この補助治具無しに、不良率ゼロにはたどり着いたのですが、末尾にこの考案した補助治具もご紹介します。

     

    【使用した画像と作業条件】
    当社テストは、下記の条件で行いました。

    ◇プリンタ:白トナー搭載プリンタ・型式 Pro8432WT(CMY+Wの4色機)

    ◇転写紙:SB DARK転写紙(特許申請済)  サイズA3

    ◇プレス機:Insta社手動機、ShockLine社エア駆動機

    ◇転写条件:テーブルプレヒート10秒 AB両シート圧着・剥離
    ●Insta機使用 → 170℃×30秒(女子A)
    ●ShockLine機使用 → 170℃×20秒(女子B)

    ◇生地転写:150℃×2秒

    ◇再プレス:150℃×20秒

    ◇作業者:当社市場開発部 女子A10枚連続作業、女子B10枚連続作業

    ◇画像:画像①極太文字、及び画像②精細イラスト


    画像①極太文字


    画像②精細イラスト

     

    【作業詳細】
    AB両シートの熱圧着では、画像が長方形の大きな完全ベタではなかったので、ラミネータ―は使用しませんでした。他社の多くが熱圧着を120℃~155℃程度に設定していますが、これを170℃と高温に設定しました。理由は作業時間を短くしたかったからです。170℃程度の圧着なら、白色接着層がAシートの非画像面に接着することはないだろうという予測で、これはその通りでした。温度と時間を変えた作業条件もあり得ます。A4サイズなら、155℃程度でも十分でしょう。

    なお、生地へのプレスの際に170℃という高温を避けたいなら、設定温度を150℃に変えても構いません。当社取り扱いのシリコンスポンジシートを被せれば20℃程度下がるので、AB両シート熱圧着の設定温度170℃のまま生地プレス作業を継続も出来ます。

    AB両シートの剥離はホットピールです。プラテンを横へ移動した後、Bシートの縁を捲りあげて、Aシートの先端はテーブルからわずかに引き下ろして、作業者のお腹とテーブル手前側の間に挟みます。Aシートを動かないよう押さえたら、Bシートを両手で持って転写機奥側に向かって引き剥がして行きます。水平のテーブルに対してBシートを引き剥がす角度は0度が推奨です。これは各社共通のようです。角度が付くと、Aシートがテーブルから浮いて温度が下がってしまい、転写不良が多発します。テーブル奥側最後の方では移動後のプラテンに触って火傷しないよう注意は要ります。


    A・Bシートの剥離作業(作業者からテーブルを見下ろした写真)

     

    ◆不良率ゼロ%をPRするのではありません

    もちろん、不良率ゼロ%で商品を販売するメーカーは無いでしょう。これは当社も同じです。

    今回お伝えしたいのは、難しいと言われているA3サイズの連続転写に挑戦して、二人(市場開発部ベテラン女子社員、入社後半年の新人女子社員)が同じように10枚連続転写を失敗無しで終えられたことです。A3サイズ太文字転写、精細画像転写も恐れるものではなさそうです。A4サイズの転写や、画像のまばらなA3サイズ転写などの作業は非常に容易なものになるだろうということも、ここから想像できるのはないでしょうか。

     

    ◆秘密兵器のご紹介

    最後は秘密兵器の補助治具についてです。写真は、Insta社プレス機に取り付けたものです。

    Aシートをお腹で挟むのが難しかったり、テーブル奥までBシートを捲るのが難しいという場合は、このようなものを用意して確実にAシートをテーブル側に押し付け、Bシートを手前側に引っ張ろうと考えていました。このような冶具があれば体の小さなひ弱な作業者でも容易に作業できるはずです。上記のように、お腹を使った手作業(腹作業?)で不良率ゼロを達成してしまったので詳細の紹介は省きますが、これはなかなかの優れものです。この治具にご興味の方はお問い合わせ下さい。

     

    ◆最後に

    ここで、プレス機の温度について注意を記します。私どもが使用した二社(Insta社、ShockLine)のプレス機で170℃と同じ温度に設定しても、実際温度はShockLine社プレス機の方が5℃ほど低いようです。このように、各社の温度表示が必ずしも実際のプラテン温度と一致しているとは言えませんので、貴社の所有機での最適転写条件は、貴社にて必要なテストを行って確認して下さい。

     

    では、皆様のSB-DARK転写紙ご採用の時にも期待通りの成果が出ますよう願いながら本稿を終了させていただきます。

     

     

    「売らないシステム」のご紹介

    今回は「売らないシステム」のご紹介です

    写真のシステムが何か分かりますか?

    写っているプリントヘッドは固定型ラインヘッドです。そうです。これは当社が開発して、国内だけでなく米国輸出も開始した可食インクを搭載したフードプリンターです。

    フードプリンターは販売商品ですが、ご紹介する搬送システムは販売品ではありません。水平方向に細長くガイドが伸びているものが搬送システムです。これが、今回ご紹介する売らないシステムです。

    では、何のためのご紹介でしょうか?皆様にとってのメリットは何になるのでしょうか?このような疑問を持たれるのは当然です。答えはこのようになります。

    前回は、当社技術者による Monti Antonio社 M-76型転写機の出荷前確認作業やMonti Antonio社との歩み をご紹介しました。問題の無い確かなものをお客様にお届けしようとする当社、株式会社サンリュウの姿勢をお伝えするためでした。今回の搬送システムは、分速30m以上の高速プリントが安定して持続できるのかを実証するための社内テスト目的で開発したものです。

    今回も前回と同じく、当社の顧客本位の姿勢をお伝えしようとご紹介する記事です。

     海外へフードプリンターを販売する時には、各地域ごとに使用できる、承認された色素が異なります。当社の日本製インクは海外では販売できません。米国輸出時には、米国で承認された色素でインクを用意しなければなりません。インクメーカーとの共同開発になります。搭載するヘッドに合わせた吐出用波形を用意して、インク粘度も調整します。試作した新しいインクは、印刷適性をチェックしなければなりません。
    今回ご案内している搬送システムを活用して長時間の連続印刷を行い、インクの安定性を確認するのは当社の役割です。

     このように書き始めていたのですが、海外代理店に当社の様子を伝えた所、自分たちのデモ機でも同じような確認テストを出来るようにしたいと引き合いが入りました。この記事が載った頃には、海外への販売が決まっているかも知れません。「売らないシステム」は、「売ることもあるシステム」に訂正が必要になるのでしょうか。

    Windows Update後 Ergosoft RIP が起動しないお客様へ(続報)

    前回V15のご案内をしました。
    V14用のHotFixも公開されましたので、ご連絡いたします。

    Windows Update後に、プリントクライアントが見つからない、COMエラー等で、ErgoSoft RIPが起しない事態が発生することがあります。
    ※メーカーは、問題が発生するのはWindows10のみと表現しています。

    Ver.14もVer.15も、ErgoSoftからHotfixがリリースされました。
    通常のお客様は方法1のHotfixのインストールでご対応ください。

    バージョンに関わらず開発版を利用している場合など特別な場合は方法2でご対応ください。

    ご面倒をおかけしますが、何卒よろしくお願い申し上げます。

    ▼方法1:Hotfixのインストール

    この手順書にそって実施してください。
    手順の前半に記載されているバックアップ作業は必ず実施してください。
    事前にバックアップをしなかった場合の復旧調査、および復旧作業は、有償とさせていただきます。

    ▼方法2:windowsupdateの更新プログラムをアンインストール

    こちらなどを参考に、更新プログラムをアンインストールしてください。

    その後、こちらなどを参考に、WindowsUpdateの自動更新をOFFにしてください。
    ※自動更新が有効になっていると、次回更新時にアンインストールした更新プログラムが再インストールされることがあります。

    ※HotFixなど対応済みのバージョンに更新(再インストール)した場合、自動更新はONに戻すことをご検討ください。
    ONに戻す方法は、こちらに記載されています。

    対象となる更新プログラムは、KB4056892です。
    別の名称として次の場合があります。
    KB4056888, KB4056890, KB4056891, KB4056893, KB4056895, KB4056896, KB4056898, KB4056899